2015年07月27日
2015年J2所属クラブのチーム人件費(いわゆる強化費)をランキングにしてみました。 どのくらいの位置にいるか現状を正しく理解するために、作成しています。 ただし、 Jリーグ経営情報開示資料2014年度版 が数字の元なので、2015年の予算ではありません。 2014年の数字から劇的に増減した(例えば5億円くらい変動した)クラブはないでしょうから、 あくまで、どのくらいの位置なのか基準を知るためと認識してください。 Jリーグ経営情報開示資料2014年度版が公表されたので、更新しました。 ★これから挙げる数字を見て、クラブの目標をどこに設定すべきか考えてみてください。★ ★私なら「○○を今季の目標とする」というのをコメントでいただけると刺激になります★ ※チーム人件費は、主に以下の要素で構成されます。 「トップチーム選手・監督・スタッフ基本報酬、ユース監督・コーチ報酬、勝利給、支度金」 ※移籍金、レンタル料は、その他収入に含まれます。 順 親 チーム 人件費 営業収益 人件費率 1Docomo大宮 1,720 3,422 50% 2ヤンマC大阪1,680 3,771 45% === J1平均1,506 3,294 48%(2014年J1平均) 3ヤマハ磐田 1,352 3,027 45% 4JEF千葉 1,065 2,300 46% 5大塚 徳島 927 2,104 44% 6京セラ京都 695 1,761 39% === J2平均 582 1,371 42%(2015年J2所属クラブ平均(数値は2014))=== (- 札幌 567 1,435 32%★J2/2015予算※1) ★←← 7-- 岐阜 503 831 61% 8-- 岡山 499 1,103 45% 9-- 横浜FC 493 1,042 47% ( -- 山形 463 1,399 33% ※参考2014年J1昇格クラブ) ( -- 湘南 452 1,121 40% ※参考2014年J1昇格クラブ) === J2平均 447 1,117 40%(2014年J2平均)=== ( -- 松本 443 1,185 37% ※参考2014年J1昇格クラブ) 10-- 札幌 430 1,328 32%★←← 11-- 福岡 417 947 44% 12-- 大分 349 1,006 35% 13-- 東京V 346 1,220 28% 14-- 長崎 335 894 37% 15-- 富山 299 735 41% 16-- 栃木 292 941 31% 17-- 北九州 284 747 38% 18-- 熊本 276 750 37% 19-- 愛媛 257 576 45% 20-- 水戸 235 518 45% 21-- 讃岐 180 584 31% 22-- 群馬 168 555 30% =============== (- 札幌 513 1,297 39% 3位★J2/2011) (- 札幌 495 1,347 37% 18位★J1/2012) (- 札幌 359 1,071 33% 8位★J2/2013) (-- 札幌 430 1,328 32% 9位★J2/2014) ★↑の数字を見て、クラブの目標をどこに設定すべきか考えてみてください。★ ★私なら「○○を今季の目標とする」というのをコメントでいただけると刺激になります★ ★雑感 札幌の2015年度の予算をもってしても、J2平均以下なんです。 おそるべし、ビッグな親会社クラブ。 選手や監督や現場スタッフが昨年の評価を超える働きをすれば、プレーオフに届くかもっていうのが、札幌の実力なのでしょう。 徳島はおそらくJ2予算に下げていますが、それでも札幌を、上回るチーム人件費でしょう。 2014年に昇格した湘南、松本、山形は、チーム人件費4億円台で昇格したんですね。 これは、驚異的なことです。 その要因分析は私が行わずとも、サポーターはご存知でしょうから避けます。 しかし、J1での戦いを意識した湘南は今年善戦し、昇格をターゲットとした松本、山形は降格争いしてます。 プロモーションやわかりやすい目標として「昇格」という言葉を使わざるを得ないというのは理解していますから、表向きは何を言おうが受け流していますが、 腹の中ではJ1定着を目標としているはずで、パートナーはクラブを大きくする活動をせにゃならんと解釈しています。
※1 2015予算を、リーグ発表の「チーム人件費」に合わせるには、 コンサ予算実績の「トップチーム人件費」+「ユースチーム人件費」が リーグ発表の「チーム人件費」を数千万上回った値になります。 コンサ予算実績の「トップチーム人件費」には「選手移籍金、レンタル料等」も含まれているので、 この金額を差し引くとより精度があがりますが、有価証券報告書が今年度からないので、 そこは2013年の「選手移籍金、レンタル料等」=10,300千円を差し引き、 「トップチーム人件費:515百万円」 + 「ユースチーム人件費:62百万円」 -「選手移籍金、レンタル料等:10百万円 =567百万円 とします。
野々村社長語録より いや僕はそこに関して言うと(J1昇格について)明確に「こうします」ということは一言も言っていないで すよ。 ただ今シーズン言ったのは先ほどのメッセージで戦力のお話もありましたが、だいたい考えると、選手や監督に使われているお金はJ2で7番目か8番目なんです。 「そのくらいのポジションからプレーオフ行って上を目指すということは可能だよね」という事は言いましたけどね。「J1に!!」というのは僕が選手であったら言っています。 今のクラブの大きさ・かけられるお金の金額が8番目なのに「1番を目指します」と いうのは選手は言っても良いけどクラブとしては「その使えるお金を1番に持って行く」のがクラブの役目な ので。それをやった上で「これだったらいける」「これを目標にする」というのは言っても良いですけど。 僕も言いたいですけどね。 野々村芳和語録より
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