2013年02月06日
日本国内の移籍の場合、以下の2つがあります。 ・アマ⇒プロ移籍時に適用される「トレーニング費用」 ・プロ⇒プロ移籍時に適用される「トレーニングコンペンセーション」 これらは、JFAの規約に書いてあるので、簡単にまとめます。 ■「トレーニング費用」 ■発生する条件 アマチュア選手がプロ選手として移籍する場合 ■計算方法 ・「トレーニング費用」の上限は、選手が在籍したチームにおける満15歳の3月31日翌日の4月1日から 満22歳の3月31日までの在籍期間1年につき、次に定める金額とする。 __________|4年まで|5年以降 ――――――――――┼――――┼―――― 直前の在籍団体___| 30万円 |15万円 ――――――――――┼――――┼―――― 2つ前以前の在籍団体|15万円 |15万円 ■「トレーニングコンペンセーション」 ■発生する条件 ・プロ選手がプロ選手として移籍した場合に直前のクラブに対してのみ支払われるものとする。 ・当該選手の満23歳の1月31日の直前の1月1日までに移籍が行われる場合に限り、 移籍元クラブは、移籍先クラブに対し、請求することができる。 ■計算方法 ・当該選手の初めてのプロ契約の有効期間開始日を含む年度の2月1日から当該選手の満21歳の1月31日までの期間 ・当該クラブにおける選手の所属年数を乗じた額として算出される 移籍先がJ1:800万円 移籍先がJ2:400万円 移籍先がJFL:100万円 制度の狙いは似ていますが、FIFAルールとJFAルールでは、 適用される範囲と金額の規模が違いますね。 FIFAルールを読み込んだ後で、JFAルールを読むと、 国内移籍による若手育成市場が小さく見えます。 ただ、金額を抑えることで、流動性を持たせているとも捉えられますね。 次回は、それぞれの比較に踏み込んでみます。
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