2014年12月28日
J2コンサドーレ札幌のCB奈良竜樹がFC東京への移籍が決定的との報道が。 東京、J2札幌奈良を獲得 http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141228-1414588.html 【札幌】U21代表のDF奈良、F東京に期限付き移籍へ http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20141227-OHT1T50215.html J2コンサドーレ札幌DF奈良竜樹(21)が、J1のF東京へ期限付き移籍することが27日、分かった。 クラブ幹部が「移籍することになる」と同日、明かした。 背景にあるのは、五輪代表を争うライバル達が、 全員J1で結果を残し始めていること。 来年は遠藤航(湘南)がJ1復帰ということで、 五輪代表CB争いの最重要年度で1人遅れを取ることになる。 U19から三浦弦太(清水)も選出され、 高身長タイプのCBにもう1人加わった格好。 植田(鹿島)に至っては、2015年1月開催のアジア杯のA代表予備登録にまで 食い込んできた。 奈良さんだけ、J2で遅れを取るわけにいかない。 というわけで、奈良さんも含めた、CB争いのライバル達の 過去3年の成績を並べてみよう。 奈良竜樹(札幌) 180cm/70kg 1993年9月19日生 2014年(J2) 39試合 3,510分 0ゴール 2013年(J2) 35試合 3,093分 1ゴール 2012年(J1) 22試合 1,893分 1ゴール 遠藤 航(湘南) 178cm 75kg 1993年2月9日生 2014年(J2) 38試合 3,364分 7ゴール 2013年(J1) 17試合 1,530分 3ゴール 2012年(J2) 32試合 2,694分 7ゴール 岩波拓也(神戸) 186cm 72kg 1994年6月18日生 2014年(J1) 23試合 1,770分 1ゴール 2013年(J2) 37試合 3,223分 2ゴール 2012年(J1) 2試合 127分 0ゴール 植田直通(鹿島) 186cm 77kg 1994年10月24日生 2014年(J1) 19試合 1,452分 0ゴール 2013年(J1) 0試合 0分 0ゴール 西野貴治(G大阪) 187cm 73kg 1993年9月14日生 2014年(J1) 12試合 991分 1ゴール 2013年(J2) 29試合 2,602分 3ゴール 2012年(J1) 0試合 0分 0ゴール 三浦弦太(清水) 182cm 77kg 1995年3月1日 2014年(J1) 6試合 451分 0ゴール 2013年(J1) 2試合 30分 0ゴール 岩波、植田、西野、デカイぜ。 この3人+遠藤航+三浦との争いは、ハイレベルですね。 協会(JFA)は岩波、植田を推してますし。 J1で結果を残し、J1のアタッカーを止める力があるか、試される。 成長の度合いを考えれば、J2にいるより、J1で戦うべきですね。 本当に残念なことではあるけれど、五輪代表になることを優先するならば、 いまのJ2札幌に引き止める手立てはない。 (移籍先のチームがイマイチの場合はともかく、FC東京ならCB吉本との2番手争いになる) なお五輪代表の予定は以下の通り ▼U-22日本代表の2015年予定 [海外遠征](2.11-15、シンガポール) [国際親善試合]3.11vsミャンマー(フクアリ) [AFC U-23選手権予選(兼AFC U23選手権予選)](マレーシア)★重要★ 3.27vsマカオ 3.29vsベトナム 3.31vsマレーシア [国際親善試合]7.1 vs未定(ユアスタ) 2月の海外遠征→3月のAFC U23予選兼五輪一次予選が本番ですね。 リオ五輪アジア予選(AFC U23本大会)は2016年初めに開催されます。 最終予選に選ばれるためにJ1を選んだともいえるでしょう。 そこに入っていなければ、本大会での選出は遠のきます。
奈良さんは、下部組織から直接昇格しているので、 トレーニングコンペンセーションは、 高1~3+トップ1~3年の計6年に、J1係数800万円を掛けた、 4800万円が、移籍金に問わず請求できる。 (一般的にいわゆる移籍金に含まれる) ※トレーニングコンペンセーションの早見表はこちら おそらくFC東京はこれを嫌って、レンタルにしたのではないか。 それでもレンタルフィーは支払われるし(設定額は不明)、 金銭的に完全移籍でなくても幾分のプラスにはなる。 そして何より、期限付き移籍ということは2016年に札幌がJ1昇格していれば、 札幌へ奈良さんを呼び戻すという選択もアリだろう。 (本人がさらなる成長を遂げるために戻らないと言うかもしれないし) (J2だとさすがに戻らないだろうなあ) ただし、2015年いっぱいで契約が満了するとのことで、 移籍金を獲得するなら今年の方が高く売れるけれど、 トレーニングコンペンセーションから見ると、 今年移籍しようが、来年移籍しようが、4800万円であることには変わりない。 2015年の奈良の活躍次第で、 売れるか売れないか、札幌に戻るか戻らないかが決まるとみてよいだろう。 まあ、いずれにせよ、五輪代表という今の奈良さんの最大目標を 阻害してはならないなあ、と思う。 移籍したらしたで、温かく見守るだけです。 といった感じで自分は結構前から整理してました。
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