2013年04月07日
入場料収入。 興行単体での粗利についても触れておきたい。 試合関連経費だけを売上原価とすることがいまいちなのは承知の上。 公開情報から整理した目安ということで。 ★2011年J1入場料収入順(百万円) 入場料収入 試合経費 興行粗利 売上利益率 浦和 1918 615 1303 68% 名古屋 814 316 498 61% 横浜FM 795 322 473 59% 鹿島 754 360 394 52% 新潟 701 276 425 61% 仙台 689 117 572 83% G大阪 597 334 263 44% 川崎F 554 165 389 70% 清水 522 192 330 63% 木白 482 153 329 68% 広島 458 218 240 52% C大阪 449 348 101 22% 磐田 424 323 101 24% 甲府 421 84 337 80% 神戸 392 186 206 53% 大宮 325 313 12 4% 福岡 308 101 207 67% 山形 282 97 185 66% ============ 平均 605 251 354 59% (札幌 310 205 105 34%★J2/2011) (札幌 396 281 115 29%★J1/2012) ※2012札幌の試合経費は[決算報告書/興行原価]より抜粋したため、 Jの[試合関連経費]より20百万ほど多い見込み 浦和が大箱を見事に活かした興行でダントツ。 興行だけで13億もの粗利とは凄まじい。 粗利だけで札幌の営業収益(1,297)を超えている。 名古屋や鹿島も大きい専スタを持つ優位性を活かしている。 仙台も好成績なのだが、試合関連経費が低い要因を探らないと、正確な判断ができない。 新潟に至っては、陸上競技場でもこれだけの入場料収入を得ている。 逆に、神戸、大宮、福岡は専用スタジアムなのに低調。 専スタというだけではなく、チームのパフォーマンスや、試合前のイベントなど含めた 総合的な興行で楽しませないと辛いということか。 確かに大宮のピッチまでの近さは素晴らしいが、 外周が狭くてイベントをやろうにも辛そうだった記憶がある。 スタジアムはピッチ上だけでなく、外側でも稼がねばならないと気付かされる。 スタについては、Jの試合以外の日でどれだけ収入を得られるのか? その結論がドームなんでしょうねぇ。 ★2011年J2入場料収入順(百万円) 入場料収入 試合経費 興行粗利 売上利益率 F東京 551 305 246 45% 千葉 368 162 206 56% 大分 325 67 258 79% 札幌 310 205 105 34%★ 京都 199 174 25 13% 東京V 182 141 41 23% 湘南 168 62 106 63% 鳥栖 166 48 118 71% 横浜FC 147 75 72 49% 岡山 127 57 70 55% 栃木 113 81 32 28% 鳥取 97 53 44 45% 徳島 90 45 45 50% 熊本 84 50 34 40% 草津 78 52 26 33% 北九州 78 49 29 37% 水戸 60 34 26 43% 岐阜 59 43 16 27% 愛媛 53 18 35 66% 富山 49 55 -6 -12% ============== 平均 165 89 76 46% 町田 30 15 15 50%(参考) 松本 74 28 46 62%(参考) (札幌 396 281 115 29%★J1/2012) FC東京の粗利が思ったほど高くなくJ1の平均以下。どこで稼いでいるんだろう? 札幌は、J2では上位の入場料収入。 しかし、粗利1億、売上利益率34%では低調と言わざるを得ない。 ドーム効果が表れています。 大分の利益が高いのは、競技場利用料の減免が効いていると思われる。 スタジアム利用料については別途調べないと、このデータの真実が見えない。 鳥栖、湘南は、興行での高収益体質を確保している。どんな仕掛けなのだろう? 富山、がんばれ。
nakano
Re:経営状況で見るコンサの現在地5(入場料収入)
2013-04-07 15:27
こんにちは !(^^)! コンサの現在地1から5まで読ませて頂きました よくお調べになりましたね、感心しています コンサドーレの問題点は数多くあると思います 札幌の置かれている立場、メリットとデメリット 改善できる点とそれが難しい点 先ずは色分けをしてから出来るものからやっていく、チャレンジしていく そんな姿勢が求められる時だと思っています 何でもやれるとか、何とかなるというポジティブな考え方を排除することから始めなければ… 私はそう思っています。
sca
Re:経営状況で見るコンサの現在地5(入場料収入)
2013-04-08 09:14
>先ずは色分けをしてから出来るものからやっていく、チャレンジしていく この一言に集約されると思います。 では、何ができるの?何ができないの? 他でやってることで札幌流にアレンジして使えることはあるの? という辺りの疑問を明確にしたい思いが、今回の連載記事の目的です。 クラブはそこそこ取捨選択できてると思うで、 外にいる自分はなにができる?というところまで落とし込めるとよいのですが、まだそこまで至らず。
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