守備的と消極的は違う

2014年07月06日

「守備的な戦術というだけで、消極的な印象を与えるような報道をするメディアが日本には数多くあるが、
 それはサッカーの本質を理解することから遠ざけてしまう可能性がある。
 相手との力の差から受身にならざると得ないことはあるが、
 積極的で組織的な守備戦術を、消極的な戦術だという印象を与えるような指導をしてはいけない」
※collective という言葉を使っていたので、組織的というのは少し違うかも。

先ほど終わったオランダ0-0コスタリカ戦を見て、オランダ人指導者が言ってた言葉(要約)を思い出した。

スコアは0-0でPK戦決着で、オランダが押せ押せの展開。
シュート数(20対6)も
ポゼッション率(64&対36%)も
PA侵入数(18対5)も
パス成功回数(671対306)もオランダが圧倒。

でも、オフサイド引っ掛かった数は(13対2)!
1試合で13個もオフサイド取るって、すごいなコスタリカ。
FIFAの試合分析サイト(オランダ-コスタリカ戦)

しかし、コスタリカの戦いを「消極的」と思う人はいたのだろうか?
(いるんだとしたら、それはメディアに毒されてる証拠だと思う。)

押し込まれても、統率された最終ライン。
ペナルティエリアに侵入させない強い意志。
ミドルを打たれても二重三重のブロック。
延長になってもプレスをかける走力(序盤よりは落ちていたけど)。
カウンターでFWが球を受けたら、前を向いて一歩仕掛けて相手を少し押し込む姿勢。

コスタリカの選手達のプレーからにじみ出る「強い意志」がこの試合の面白さを際立たせた要因だろう。

さて、北九州戦以来今季2試合目となるコンサドーレ戦の録画観戦しようと思うのだけど、
同じような印象を持つことはできるだろうか?
なんだか自分の中でハードル上がっちゃった感があるからやめておくべきか・・・。


post by sca25

08:14

コメント(1)

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どさんこ

Re:守備的と消極的は違う

2014-07-06 16:25

みたらがっかりするよ( ´△`)

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