経営状況で見るコンサの現在地(営業収益編)

2013年03月23日

コンサの有価証券報告書が出てくる時期に近付いてきた(?)ので、
今のうちに、Jリーグの各クラブの経営状態について復習。
現在地といいつつ、参考にしているのは2012年夏に開示された2011年データなので、
いまさら感はあるのだけれど・・・。

★2011年J1営業収益順(百万円)
浦和 5,382
名古屋4,196
鹿島 4,165
G大阪 3,817
木白 3,543
横浜FM3,463
川崎F 3,275
磐田 3,151
清水 3,118
大宮 2,775
広島 2,676
C大阪 2,527
新潟 2,227
仙台 2,097
神戸 2,059
甲府 1,465
福岡 1,246
山形 1,239
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平均 2,912
(札幌 1,297★J2)

様々な問題があり、少ない収益で残留するケースや、その逆もあり得るわけだが、
J1定着するには最低でも売上20億必要という証のようなデータ。
私が選手強化より財政強化が先決と思う根拠の1つでもある。

★2011年J2営業収益順(百万円)
	営業収益
F東京3,334
千葉 2,422
京都 2,140
札幌 1,297★
東京V1,075
横浜FC1,046
徳島   967
大分   960
岡山   797
栃木   748
鳥栖   689
湘南   670
熊本   631
鳥取   610
富山   574
草津   562
北九州  521
愛媛   499
岐阜   448
水戸   436
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平均 1,021
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町田 242(参考)
松本 391(参考)

F東京はJ1上がったが、収益だけ見ると千葉、京都もJ2にいてはいけない気がする。
それらを除けば、コンサの収益は優秀に見えてしまう。
同じ地域に競合するチームがある東京Vや横浜FCの収益が凄いのは、
大都市&首都圏の恩恵と捉えるべきか?
大分は、もっと規模が小さいと思っていたが、意外に大きい。
とんでもない経営状態だったが、一定の投資効果があったと言える?
(無理矢理感はあるが、それなりに定着しているようだ)
大分の歴史・・・というより、プロクラブ経営の厳しさと地方の現実とスポーツ界の経営者人材難について
木村元彦さんの「社長・溝畑宏の天国と地獄 "大分トリニータの15年"」を読むことを薦める。
こういった先人の足跡を1つの糧にして、岡山や栃木といった後発のクラブが育っていることがうかがえる。


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