2013年12月23日
報道から三日経過し、さすがに水差してもよい空気になってきたようなので、 今回の報道と広告効果について分析します。 今回の小野獲得記事を見て、野々村社長はつくづくメディア戦略に長けた人だと思う半面、 海外じゃこんなの日常茶飯事だよなーと思いました。 半年(?)におよぶ本田-ミラン報道でどのくらいの広告効果を得たのか理解してる人は、 「J2の」札幌にしては、うまいことやるじゃん、と感じたはず。 さて、一月に小野獲得なんて99%ありえません。 (残りの1%は、私の想像を超えたレベルで事態が進んだとき。) 1)五月までシーズン中なので、移籍金発生(5000万円以上?)。 2)ウエスタンシドニーの、マーキープレーヤー(サラリーキャップ外選手)。 3)そんな状況を黙らせるくらいの札束を積んでも、費用対効果は低い。 とはいえ今回の件、社長含め関係者は誰もウソついてませんし、 誰も損していません。 (メディアの加筆修正はあるようですが) コンサ→メディアで大きく扱われる 小野→小野自身のメディア波及効果と市場価値の確認 WSW→日本への宣伝
今回の広告効果を、広告料に置き換えた場合いくらになるのか算出しました。 新聞 1)道内版スポーツ紙の一面を飾る 2)道内一般紙にも扱われる 3)スポーツ各紙に扱われる インターネット 1)Yahoo!、googleなどのスポーツトップニュース扱い 2)各サッカーメディアで扱われる。 3)上記を元に、SNSなどへ拡散 4)ご丁寧に現地からの否定報道もYahoo!トップに載る 細かく拾うとまだまだあるのですが、 これらをそのまま広告料をかけて掲載した場合、概算で1千万円を超えました。 つまり、広告制作費をかけずに、関係者によるタレコミと、 適切なタイミング(スポーツ開催がない金曜日)に報道したことで、 見事にインターネットメディアを通じた情報の拡散が発生。 それにより、世間に与えた「コンサドーレ札幌」の印象は上がったのか?下がったのか? 小野の話題で踊らせて、 無謀な予算編成とJ1昇格宣言をぼやかしてしまいました。 とはいえ、強烈な親会社クラブが2減1増の来季に勝負をかける気持ちは理解できますから、 露骨な無理はせず、今年の路線を続けてほしいと思います。
なんてことを20日(金)の昼に思ったのですが、水を差すので自重しておりました。 「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損」ですから。 契約切れて無料で夏に獲得するならアリかもしれませんが、争奪戦が発生。 年俸がつりあがることで、たとえ移籍金がかからなくても、 費用対効果の面で大きな利益には繋がらないでしょう。
以下、Aリーグきちんとを調べていなかったので備忘録として。 冠スポンサーがついてヒュンダイ・Aリーグになってる(韓国の現代自動車)。 4月中旬までレギュラーシーズン、以後5月頭までファイナルシリーズ。 サラリーキャップ制(210万A$)がある。 1人だけ枠を超えてよい「マーキープレーヤー(marquee player)」制度がある。 小野が所属するウェスタン・シドニー・ワンダラーズは昨年レギュラーシーズン1位。 ファイナル決勝で負けて準優勝。
加湿器
Re:一連の小野伸二報道で広告効果はどのくらい?
2013-12-23 05:26
34歳の選手にそんな違約金がかかると思ってるのがアホ そもそも小野の昨シーズンのパフォーマンスは素晴らしいけど今シーズンはそこまでは達してないからね 今はウエスタン・シドニー側は出す気はないって話だけどどつっかのロシアのクラブとは違って現実的に5月にタダで出られるよりは今少しでも違約金貰って出して5月で契約切れる選手よりもACLをフルで戦える新たな選手を補強する考えに至ってもおかしくない
sca
Re:一連の小野伸二報道で広告効果はどのくらい?
2013-12-23 10:20
本筋でないところにわざわざボケありがとうございます オーストラリアのメディアで「sapporo」がどの程度話題になってるかと検索したら出てきたのですが$500,000と書いた記者がアホだったんですね WSWが売り時を見計らうのは理解できますが契約切れ1年以上前までに移籍金収入得るならいざ知らず残り半年をン千万で売り飛ばすよりは使い倒す方がメリットが高いと思いますよ まあ、オーストラリアのメディアの信頼度なんて理解してないので話半分以下で受け止めてますが The Sydney Morning Heraldは豪の日刊紙1831年創刊南半球で最古の新聞でもある from wiki 小野獲得を一面で報じたメディアよりは信頼が持てそうです 今のレートが1AUD=93円という話はナシですよ
北空知かわうそ村
Re:一連の小野伸二報道で広告効果はどのくらい?
2013-12-23 19:16
この記事はなかなか的を得ていると私は思います。 やはりノノ社長はやり手です。このタイミング(年間シート案内発送)でまずサポに年間シートの検討要素に小野を加えることで財布の紐を緩める、また、私が思うに1番はスポンサー向けのPRだと思います。新規、既存の増額交渉時に来季は小野の可能性もあります、というPR効果はほんとに大きいと思います。これらを1円の金を使うことなく様々なマスコミがコンサを発信してくれるわけです。 実際に獲得にならなくても嘘は1つもなく「獲得したい」「小野にオファーをだした」という意思をクラブとしてだしただけで様々な効果がクラブにもたらすわけです。 しかし、これは何度も実績なく使うと「また飛ばしか、」ということになるので禁じ手になってしまいます。しかし、今年は実際にレコンビンも獲得したし様々な実績があるのでこの「小野騒動」も打ち手としては十分に価値あると思います。
sca
Re:一連の小野伸二報道で広告効果はどのくらい?
2013-12-24 21:53
コメントありがとうございます。 >1番はスポンサー向けのPRだと思います。 鋭いですね。ご指摘の通り、スポンサー営業でも十分な効果があります。 来季も厳しい云々より、前向きな話題を提供できます。 補強を進めて昇格云々では地味すぎますし、 たとえ空砲でもメディアプロモーションを駆使して新聞一面載ったとか、 Yahoo!トップに載ったという方が、企業相手だと食いつきはよいですね。
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