2013年08月07日
リプレイ見たわけでもなく、見誤りが多数あると思いますが、たまにはピッチ上の話でも。 ★上原のスーパートラップ 58分頃だったかな。後方からの大きいボールを上原が左足でビタッ!と止めてた。 トップにいると後ろ向きのプレーが多く、 全速力で走り込んで来る選手に向かってパスして合わなかったり、 トラップが大きかったりと、上原は足元がイマイチという印象が強かったが、 サイドチェンジの球をワントラップ目で前に置く場面が増えるなど、 突進を始める前のプレーが覚醒しつつある(してる?)。 左サイドが三上+上原だと、フタする場面があって上原がやりずらそうに見えた。 左サイドが砂川+上原の方が、砂川が縦に行かない分スペースがあり、上原の仕事が増えて活きる。 広大な原っぱの方が、上原にはちょうどよいようだ。 ★荒野のおかげ。 荒野がマークをサボった結果、ソ・ヨンドクのスーパーゴールが見れた。 あのワンツーの場面、砂川が縦に入れた選手に吸い寄せられ、 上里はスペース埋めていて上がるに上がれず。 直前までマークしていた荒野がそのままつくべきだったが、 ボランチを信じたのかサボったのか知らんが、見事なの決定機演出でした。 90分毎試合完璧に思い通りのプレーにならないのは当然だが、 わずかな緩みが失点につながる、というプレー。 その後は緩む場面も無く、決定機も演出したことを考えると、帳尻合わせた印象。 いつだったか、セットプレーで荒野がダラダラしてるうちにフリーの選手作って失点して、 宮澤に怒られてたっけ。 ★完璧すぎた船津の得点 対面はカットインをさせない守備位置。 左サイドから左足でクロスしかない。 空いてるスペースは、GKの前のみ。 木本のクロスといい、船津のスピードとスペースへ入る動きといい、 2人の意志が見事にかみ合った素晴らしいゴール。 拍手拍手ですね。 ★フェホの使い方 相手を抑えつつ、後ろからの球をキープして、落とすor置く。 DFからの空中戦を制し、胸トラップ(!)しつつキープする。 キープするときの体の使い方が滅法うまく、前を向くこともできる。 これらはできていた。 しかし、蹴る動作が緩慢で大きく、とっさに出てきたボールをヒットできなかったり、 裏に抜けてシュート打っても相手に追い付かれるなど、前向いてシュート打つ場面では、イマイチ。 クイックに蹴る技術があると、化けそうだけどなあ。 レコンビンが入ってくる前に、先発で試すにはこの試合しかなかったこともあり、 メンバーに入れたことはあまり気にしてないし、 使い方が明確になったのでテストして得たものは大きかった。 ワントップ+二列目でレギュラーといえるのは、今のところ内村だけなんだなと思った次第。 ★守備ラインからの鋭い縦パスがない 昨年のJ1の後遺症なのか、富山戦ではCBから2列目やボランチへ縦に鋭くパスを出す場面が皆無。 富山の前3人がボランチとの間をうまいことフタしていたので、ボランチ上里も下がってこざるを得ず、 守備ラインと2列目との距離が遠くなり、出し所がサイドしかなくなる。 奈良はもう少しチャレンジすると思っていたが、富山戦において、そういう場面はなかった。 これだと、相手の思うつぼで、守備がしやすい。 この辺が、砂川ボランチの弊害で、宮澤や深井の方がよいという印象。 まあ、選手個人誰それが云々というより、全員の判断スピードとパススピードが遅いが故の問題。 速い球を受けてくれる人材がいないのか、出し手のチャレンジしない姿勢なのか、 チャレンジする程自信がないのか。 今年横浜FMの試合を見たとき「そんな狭いとこパス出すの? あっ、通って普通に繋いでる!」という 距離が短くてもパスのスピードも判断も早い場面を何度も見て、 J1は果てしなく遠い別世界と感じたわけで。 ただ、開幕の頃より、少しだけ近づいてる・・・成長してると実感できる場面が増えてきたのも事実。 裏をつかれて下がりながらのヘディングでも繋ごうとしている奈良には、 もっと強気でいってほしいなあ。 ★ベンチ5人 ・ベンチは5人 ・フェホを先発で使うよい機会(レコンビン来る前に) ・工藤を帯同せねばならない という制約の中で先発とベンチを考えると、納得できる部分はありました。 富山は行きづらくて、旅費がかかりますから、5人だったのはやむなし。 GK1人、CB+ボランチできる1人、ボランチ+SBできる1人、 2列目+トップできる1人、2列目+ボランチできる1人。 こういう構成にせざるを得ないんだろう。 曳地:GK1人 宮澤:CB+ボランチできる1人 堀米:ボランチ+SBできる1人 宮澤:2列目+ボランチできる1人 前田:2列目+トップできる1人 工藤:? 宮澤は外せませんね。2人必要なくらい。 もしフェホをベンチに入れるとすると、前田or三上ワントップ? 砂川ベンチにしてボランチは宮澤? そうすると、ベンチにいろいろできる選手が限られてしまって、かえって交代しづらくなるような? 工藤縛りがあるのはやむなしですが、ベンチ5人のときに工藤入れても使い道がない。 でも9月11日から関西学生リーグが再開されるのでそれまでは入れねばならない。 活かされるタイプであろう工藤は、いまの戦術では、活きるポジションがないなあ。 練習で見てると良く見えるんだろうなあ。 もし、曳地、堀米、砂川、工藤、フェホがベンチだったとすると、CBがいないので櫛引と入れ替える? そうすると、砂川orフェホは札幌居残り? と考えてると、やはりフェホ+砂川先発で、前田+宮澤をベンチに置いた方がよかったのかなと思ったり。 うわわわ 結論「ベンチ5人」というのは私には整理付かないくらい、キツイ選択なんだと理解。 ★今年って 今年は実戦経験積ませて選手の底上げをするシーズンですから、 色気出さずに試行錯誤を繰り返してほしい。 主力CBが高卒2年目、 2列目に高卒2年目3年目がレギュラー争い、 ボランチにも高卒1年目がA契約。 こんなチーム、めったにないです。 一長二短くらいの選手が多いですから、ミスもガッカリプレーも散見されますが、 J2基準で見る限りは、面白いチームに仕上がってきてると、ここ最近思います。 「温かく成長を見守る人」にとってはたまらないでしょう。 「勝ちと昇格を欲する人」には物足りないでしょう。 どちらにもあてはまらない私にとっては、とても面白い試合でした。 シュート数が増えてきていることも面白いと思う要因の1つですが、 枠内にいって「うおっ!」と唸ってしまう見ごたえあるシーンが増えてきました。 昨日の試合でいうと、三上の2本の弾丸ミドル、上原の打点の高いヘディングなどなど。 現実路線で、打たれ続けて守備を粘りに粘って稀にショートカウンターというのも、 別に構わないのですが、よっぽどのドMな方でないと、飽きてしまいます。 開幕の千葉線は見ててぐったり疲れた上に、試合中うたた寝してしまう展開でした。 そんなこともあって今年はチャレンジをしつつ、 見せ場も増えつつあって見てる分には実に健全なサッカーをしてると思うわけで、 最近は勝っても負けても「おもしろかったなー」と感じます。 昨日の富山戦は、特にそうでした。
パパコロ
Re:上原の神トラップ!(富山戦の雑感)
2013-08-07 03:15
いつも興味深く読ませて頂いております。私、コンサ愛のみでチームを追いかけておりますので、sca25さんのブログで私の視野も拡がったと感謝しております。今日は私でもコメントできるような内容でしたので(笑)、一言だけ。 私、今年のコンサの成長を日々楽しんでいるのですが、当たり前ながらボランチの影響力の大きさを再認識しております。今年のチームでは、河合、上里、深井、宮澤、堀米と砂川選手がボランチを務めていますが、どの組み合わせになるかによって試合内容が大きく変わっています。最近の私の注目株は堀米君です。彼がボランチで出た時のチームの縦への推進力が大好きです。今日のエントリーでもコメントがありましたが、チームをJ1に定着させるには彼の成長が鍵になるとひそかに思っています。 少し長くなりましたね。 これからも色々と教えて下さい(^.^)
sca
Re:上原の神トラップ!(富山戦の雑感)
2013-08-07 08:32
コメントありがとうございます。 ボランチをやる選手毎の特徴がバラバラで、 出る選手によってチームがガラリと変わるのは実におもしろいです。 堀米をきちんと評価できるほど彼のプレーを見てないのですが、 プレー範囲の広さや積極性で光るものがあるという印象です。 あと、なぜかいつもそこにいるのがわかる存在感。 横浜で深井を見たとき「ものが違う」「U17で世界行った」という外の評価に納得しました。 刈り取るうまさ、プレー範囲の広さ、プレスされても倒れない奪われない。 上里や河合と違った特徴を持つ堀米や深井の活躍をみると、 J2いいなーってのが正直なところ。
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