『だれもが知ってる小さな国』 有川 浩 

2015年11月29日

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二十年近い前のことだから、もうむかしといっていいかもしれない。ぼくはまだ小学校の三年生だった。
というのは 佐藤さとるの『だれも知らない小さな国』という本の書き出しです。
コロボックル物語という元祖シリーズの最初のお話ですね。

昨年春に 有川浩が そのコロボックル物語を引き継いで再開する という事が発表されました。その時もブログに書きましたが (これ)、この『だれもが知ってる小さな国』は その新シリーズの最初のお話です。
どのように展開していくのか、佐藤さとるのコロボックルの世界を壊す事にならないのか、期待しつつも心配していたのですが、予想以上の出来でした。

タイトルも 書き出しも 原作に対するオマージュですが、せいたかさんのコロボックル小国を舞台にするのではなく、舞台も時代も変える事で スムーズな移行、展開を可能にしています。
何度も こう来たか と驚きつつ、読み終えてみれば 素直に納得。コロボックル世界のやさしい世界観と雰囲気をきちんと引き継ぎながらも 新しい物語の始まりを期待させるような展開で、さすが有川浩です。

詳しい事は書けませんが、急いで読み進めるのがもったいないように感じながらも、一気に読み終えました。
多くの人に読んでもらいたいお話ではありますが、元祖のコロボックル物語を知らない人には判らない事がたくさん出て来ますので、是非 元祖のシリーズを読んだ上で読んでいただければと思います。




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10:25

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『下町ロケット2 ガウディ計画』 池井戸 潤

2015年11月26日

下町ロケットに続く第2弾、
今回は 医療用の人工心臓、人工弁の開発がテーマです。
佃製作所の面々はもちろん、引き続き 帝国重工の財前部長や 陰険な富山主任も登場します。

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以下、多少のネタバレがあります。



前作同様、善悪がはっきりとした 勧善懲悪の 判りやすいストーリー展開で、疲れずに すんなり読めます。
佃製作所に勝つために データの偽装をするライバル会社、ドロドロとした医学界と厚生労働省の繋がりなど、旧くて新しいテーマも加えられ、面白かったですよ。
ただ、判りやすくするために 構造をシンプルにしているだけに 物足りなさがあるのも前作同様で、特に NASA品質を売り物にしているライバルのサヤマ製作所の中身が薄っぺらで 弱すぎます。

結末は予想通りで 特別な展開はないのですが、仕事をする理由は お金だけではないという事に気付き、自らのプライドを胸に、夢に向かって誠実に頑張るエンジニアたちを ついつい応援したくなります。ソニーも ホンダも トヨタも パナソニックも、最初は そんな中小企業だったはず。

コンサドーレの選手たちが頑張ってもなかなか勝てないように、何事にも相手がありますから、現実世界では 努力しても報われない事も多い訳ですが、それだけに この小説のような 「信じて頑張り続ければ 夢は叶う」 というシンプルな夢物語も たまにはいいものです。



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20:57

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今年も怪我人が多かった

2015年11月25日

櫛引選手と 荒野選手が 怪我の為に U-22日本代表のトレーニングキャンプを辞退したとのこと。
全国的に一気に寒さが厳しくなっている折、無理をする事はないと思いますが、来年のリオ五輪を前に 二人とも もどかしい思いでしょう。


札幌は 今年も怪我人が多かったですね。
オフィシャルHPで発表されたものだけでも 12人、14件。
残念ながら 札幌は既にシーズンオフとなりましたから、この間にしっかり身体を休め、きちんと体調を整えた上で自主トレをし、来シーズンを迎えて欲しいものです。
 
と言いつつ、一部マスコミで 古田や前田、菊岡、薗田、神田、ナザリト、ニウドが契約満了とのニュースが。
神田以外は 上記の怪我人に含まれており、特に 菊岡と薗田は2度。
いくら怪我はつきものとは言え、無事是名選手とも言いますし、選手層の薄い札幌にあっては チームへの影響が大きい訳で、その辺も影響しているのでしょうか?
痛がりパウロンも やばそうですね。



【HPでの発表分】
11/07 菊岡拓朗  右足関節遊離体除去(手術) 
11/01 前田俊介  左足関節軟骨損傷 (手術)
10/25 古田寛幸  左膝外側半月板損傷(手術)
10/25 パウロン  左大腿直筋腱損傷 (手術) 
9/12 薗田 淳  右足ふくらはぎ肉離れ 
8/15 都倉 賢  左足ハムスト肉離れ 
7/18 深井一希  右膝前十字靭帯損傷 
7/04 ナザリト  右足ふくらはぎ肉離れ 
6/06 ニウド   右膝外側半月板切除(手術) 
5/24 イルファン 右足ハムストリング肉離れ 
4/26 菊岡拓朗  左内転筋肉離れ 
3/29 薗田 淳  右膝内側側副靭帯 損傷
3/06 小野伸二  左膝半月板損傷  (手術)
2/24 砂川 誠  右足軟部腫瘍、軟部腫瘍摘出術(手術)


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21:21

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代表チームの愛称 

2015年11月25日

某所でハンドボールの女子日本代表の愛称が「おりひめジャパン」という事を知りました。
7人制の競技という事から、以前には「レインボウジャパン」と称していたのを、2年前に変更したそうです。
女子が「おりひめ」なら男子は「ひこぼし」か、と言うとそうではなく、男子は「むささびジャパン」なのだとか。ジャンプしてシュートする姿からのイメージなのでしょう。宮崎大輔選手を思い出します。



他の競技の代表チームの愛称は、 

サッカーは 「サムライブルー」と 「なでしこジャパン」だけど、男子は ハリルジャパンのように 監督名+ジャパンの方が馴染みがあります。
野球は 「侍ジャパン」、ソフトボールは何でしたっけ? 
バレーボールは、男子は「龍神NIPPON」、女子は昔は「東洋の魔女」、今は「火の鳥NIPPON」。
バスケットボールは 男女ともに「隼ジャパン」だったのだけれど、女子は近々変更されるらしいです。
ラグビーの場合、海外メディアで「ブレイブ・ブロッサムズ」と称される事が多く、女子は「サクラフィフティーン」。
水泳は 男女合わせて「トビウオジャパン」。
シンクロは 「マーメイドジャパン」。
新体操は 「フェアリージャパン」。
卓球は 「卓球NIPPON」。
カーリングは 「カーリング娘」じゃなくて 「クリスタルジャパン」
 
ここまでは何となく聞いたことがありますが、他にも「さくらジャパン」や 「ポセイドンジャパン」 「翼ジャパン」 「知恵の和ジャパン」などがあるそうです。この辺になると全く知りません。


日本代表は 愛称も ユニフォームの色やデザインも 競技別にバラバラすぎますよね。
男子は「侍」、女子は「なでしこ」、ナショナルカラーは「赤と白」で統一するとダメなのでしょうか?
いろいろな利権が絡んでいるのかな。
フランスの トリコロール、ドイツの 赤黒金、オランダの オレンジ、アルゼンチンの スカイブルーなど、ナショナルカラーが浸透している国が羨ましい時があります。



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17:52

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下位チームに弱いというけれど・・・

2015年11月24日

CVS冬の交流会と 二次会、
ただいま 参加申し込み受付中です。



さて、今季の各チームとの対戦結果ですが、

大宮   △●
磐田   ○●
福岡   ○●
C大阪  △●
愛媛   △●
長崎   ●△
北九州  △△
東京V  △○
千葉   △○
(札幌)
岡山   ○△
金沢   △○
熊本   ●△
徳島   ○○
横浜FC △○
讃岐   △●
京都   ●●
群馬   ○△ 
水戸   ○●  
岐阜   ○●
大分   △●
栃木   ○○

こうしてみたら、下位チームに弱いけれど、上位チームにも弱い訳で、
特に 後半戦は上位チームに全然勝てていません。
トップの3チームは終盤の5試合はいずれも負け無しなのに、札幌は3勝2敗。
(大宮は5試合だけど、自動昇格圏内の2位を争っていた磐田は 13試合、福岡も 12試合 負け無し!)
これでは 上位進出は望めませんよね。

最終的に PO圏内の6位長崎との勝ち点差は 3でしたが、
3位福岡との勝ち点差は 25もある訳で、力と勢いの差は歴然。
残念ながら J2残留は妥当な結果だったのでしょう。
 

最終戦が終わった途端に雪が降り、これから札幌はストーブリーグ。
昨日の社長の挨拶で 四方田監督の続投が発表されましたが、決定している訳ではないようです。
一部マスコミでは 既に一部選手の動向が報道されているようですが、
しばらくは ソワソワと落ち着かない時間が続きますね。


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22:03

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CVS冬の交流会&二次会 

2015年11月18日

今季も最終戦を待たずしてJ1昇格の可能性が無くなり、終戦。
実際は 数字上の可能性が残っていただけで、事実上とっくに終戦だった訳ですが、
少しは夢を見続けたかった訳で、残念です。
 
札幌のJ2残留が決まったからという訳ではありませんが、
前節終了時点で 3位福岡と 4位C大阪の勝ち点差は 15点もある訳で、
これだけの差があってもPOをやるのは ちょっと違うのではないかと思います。
今年は 大宮、磐田、福岡が昇格で良いですよね。 
 
チーム名と会社名の変更が正式に発表されました。
「北海道コンサドーレ札幌」というチーム名の 会場MCのコール、”北海道”は抑え目に、”コンサドーレ札幌”は今まで通り華やかに、という雰囲気でしょうか?
「株式会社コンサドーレ」、サッカー以外のスポーツをサポートするという意味では良いですよね。スキー選手の板に、カーリング選手の胸に、「コンサドーレ」のロゴやエンブレムが付いた姿を見てみたいです。
 

さて、
12月12日12時から、今年もCVS冬の交流会が開催され、
引き続き 15時半から 二次会を用意しています。
詳しい事は CVS通信に同封された案内をご覧ください。

最終戦の控え室でも受け付けます。
名簿に〇印を付けるだけの簡単なものですので、
試合の前や後に ちょっと お立ち寄りください。
既に 数名の方からお申し込みをいただいております。
多くの皆様のお申し込みをお待ちしています。


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23:13

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『霧 ウラル』 桜木紫乃

2015年11月08日

昭和30年代後半の国境の町、根室を舞台に、地元の有力水産会社の家に生まれた三姉妹の、愛憎渦巻く三者三様の生き方を描いています。
主人公は母親に反発して花街に飛び込み、芸者からヤクザの妻となった次女なのだけれど、お家の事情もあって政治的野心を持った運送会社の長男に嫁いだ長女のキャラクター、変貌ぶりが際立っていて、作品の良いアクセントとなっています。
利権と野心、陰謀が渦巻く中で、三姉妹それぞれが自らの運命を受け止める潔さを持っており、ドロドロしていながら ベタベタしていないのが 作者らしくないと言えばそうなのですが、良いですね。
最後は腹を括った次女が組の二代目、極道の妻となる事を選んだシーンで終わりますが、この後はどうなって行くのか。たぶん続編は出ないでしょうけれど、展開が気になります。

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15:17

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12月12日12時に何かが始まる。

2015年11月08日

CVSの皆さん、近日中に正式発表があると思いますので、詳細はもうしばらくお待ちください。
例年通り、二次会もあります。


昨日の徳島戦、
前半終了間際の宮澤のゴール、後半開始早々の都倉のゴールで 2-0の快勝。
地上波でテレビ中継がある試合で勝てたのは良かったですね。
前半の途中までは どうなる事かと思いましたが、河合キャプテンの活が入ってからは 見違えるようになりました。
ただ、昨日は 都倉、石井、荒野、宮澤のヘディングシュート、都倉のポスト直撃など、惜しいシュートが何本もありましたから、得失点差を考えると もう少し点を取りたかったな。
それでも やっと都倉が点を取りましたから、残り2試合、完全復活しての大量得点&連勝を期待しましょう。



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15:15

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実家の荷物整理...

2015年11月04日

先日の千葉戦、
終了間際の劇的逆転勝利は 嬉しかったですね。
疑惑のPK、疑惑のノーゴールなど、いろいろな伏線があっての結果でしたが、終了間際は サポーターの応援も熱かったし、選手、チーム、サポーター、全員が一丸となっての勝利は 本当に良かった。
19970525の川崎フロンターレ戦で 僕をはじめ 多くの人がサポーターとなったように、あの試合でコンサのサポーターになってくれる人もいるのではないか、と期待してしまいます。
20151101のジェフ千葉戦も いつか伝説の試合と呼ばれる日が来るのかな?


さて、数年前に “断捨離“ が話題となりましたが、
最近は 親が亡くなって空き家となった実家の建物の処分や 遺品整理、親が健在の場合でも 実家にあふれている物の整理のことが 話題となっています。

僕の場合は後者で、足が弱くなって階段の上り下りが不安な母親が 2階へ行かずに済むように、2階の部屋の片付けをしています。元々は僕たち子供が使っていた部屋で、僕の本や荷物なども 多少はあるのですが、実家を離れて以降は 親の趣味の部屋となり、親の物がどんどん増えて占領しているという状態です。父親が亡くなった時に ある程度は処分したのですが、まだまだたくさん残っています。
2階の2部屋にある物を選り分け、必要な物は1階に下ろし、不要な物を処分するだけなのですが、タンスや衣装ケース、本棚などの家具もあるし、1階は1階で物があふれているために、まず1階の物を整理して処分し、その後 2階の整理となるので、予想外に時間がかかっています。
僕から見れば不要に思えるものでも 母には思い出があるようですし、お決まりの 「まだ使えるのにもったいない」 が始まりますから。タンスの引き出しの1段全部がタオル、もう1段はバスタオルなんてことも ザラ。押入れの中には 何かのお返しのタオルケットや 食器などが、ほぼ未開封のまま山積み状態です。

確かに、当時は高額だった ジャポニカやブリタニカなどの百科事典や、殆ど読んでいない新品同様の「資本論」などは もったいないと言えばもったいないのですが、今となっては不用品以外の何物でもありませんよね。古本屋でも引き取ってくれないし・・・・・
高校時代に購入した「ユークリッド原論」(昭和48年刊、6800円)だけ、これから時間が出来た時に再読してみようと思い 自宅に持ち帰りましたが、よく 乏しい小遣いの中で こんなに高い本を買ったものだと 驚きです。

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雪が降る前に 済ませてしまいたいのですが、間に合うかな?



伝説の試合と言えば、
雪の室蘭入江、J1第3参入チーム決定戦に敗れた 19981205のアビスパ福岡戦、
ロスタイムの3失点で逆転負けを喫した 20051123のヴァンフォーレ甲府戦なども そうなのかもしれませんが、
あんな悪夢は 2度と御免です。


post by aozora

23:11

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