2009年11月12日
「企業は人なり」「人は財(たから)」とは 以前からよく言われるが、いろいろ 新しい文言を考える人がいるようで、ちょっと調べてみたら ジンザイの当て字が増えていた。 「人財」 企業や組織に利をもたらし、発展と成功に導く有能なリーダー。 「人材」 人財になる素質がある、そうなろうとする向上心のある人。 「人在」 そこにただ居るだけの存在。言われた事をするだけで、やる気も工夫も無い人。 「人罪」 会社を喰い物にしたり、周囲に迷惑をかけたり 悪影響を与える存在。 この4つは 比較的以前からあった当て字で、入社式の挨拶などで よく引用されるから 知っている人は多いだろう。 今日 見つけたのは 「人才」 人財とまでは行かないが、一芸の才に秀でた人。 「人済」 人在より もう少し 用済みな存在。 の2つ。 「人在」を 「良い人在 (いるだけで場の雰囲気を良くする人)」 と 「悪い人在 (人畜無害のようで、実は経費の無駄遣い)」に 分けている例もあった。 多分、講演などのために いろいろ頭をひねって考え出すのだろうけど、ここまで来ると 単なる言葉遊びになってしまっているようで、最初の4つのようなインパクトは無い。 いずれにしても、これは 一般的には会社から見た評価であって、会社では人在・人済であっても、他所では人財 という人はたくさんいるだろう。 今は多様な生き方、価値観が 評価される時代であり、会社や仕事だけの人間にはなりたくないと いう人も少なくないのだから、そういう人が多くて当然。 さて、自分はどうか と考える。 どこかで誰かの役に立てているのかな?