『邪魅の雫』  京極夏彦

2009年10月30日

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ストーリーに起伏が無いのに 文章が難解で冗長。
なかなか読み進まず、3分の2を読み終えるのに 2週間以上かかってしまった。
京極作品は どれも大長編な訳だが、こんなにかかったのは 初めて。
正直、途中で読むのを止めようか とさえ思った。
京極だから きっと最後は楽しませてくれるだろうと思って読み続け、それでも最後は結構一気に読み進んだのだけど、今回のラストは 残念ながら満足できる出来ではなかった。

シリーズも8作目を迎え、新しい試みにチャレンジしたのかもしれないけど、う~んだな。
こんなに長い作品にする必要があったのだろうか?
他の作品とのバランスを取る為に 無理に長くしている訳ではないよね。
半分くらいの量に纏めたなら 探偵榎木津礼二郎の なかなか面白いサイドストーリー (榎木津礼二郎外伝) になった と思うのだが......



post by aozora

00:14

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