2009年04月25日
ダブル・ファンタジー と聞いて思い浮かべたのは ジョン・レノンの遺作となった オノ・ヨーコ とのアルバム あの名曲 スターティング・オーヴァーから始まって ジョンとヨーコの曲が交互に出てくるアルバムなのだけど 初めて聴いた ヨーコの曲には 度肝を抜かれた
この作品にも このアルバムが登場する ちらっとだけどね でも それがこの作品のテーマであるらしい 奇妙なアルバムだった。二人の作った曲が交互に入っているのだが、レノンが息子への愛情をせつせつと謳いあげたかと思えば、そのあとにヨーコが、男に対するあからさまな欲望を喘ぎ声混じりで歌いだすといった具合だ。 当時はあきれて二度と聴く気になれなかったが、今になってみると思う。 どれほど愛し合っていても男と女はじつはまったく別のものを見ているのだという真実を、あんなにもくっきりと浮き彫りにしてみせたアルバムはなかったのではないか――。 (423頁)
たしかに前半はこのテーマが生きている。 でも後半はねぇ..... あの後半にも このテーマは生きているのだろうか? 夫はセックスで妻を満足させられないコンプレックスを 妻の仕事を支配する事で解消しようとしたのだろうか 実際はそんな単純なものではないのだろうけど 後半の安っぽいストーリーを読まされると その程度だったのかな と思ってしまった
三大欲求というのがある 人間が生きていくために必要な 食欲 睡眠欲 性欲 のこと 食欲と睡眠欲は夫婦で異なっていても 大した問題にはならない 妻が大食漢で 夫が少食でも なんの不都合はないし 夫が寝不足なのに 妻が毎日8時間寝ていても 休日に一人で寝坊して 睡眠不足を解消すればすむ 夫は肉が大好きなのに 妻が苦手な場合 肉が食べたけらば 誰かと外で食べてきて というのはよくある話 ところが 性欲の場合 双方の欲望の量 性愛に対する考え方 セックスの好みが違うと 大問題 私はあまりセックスが好きではないから 適当に外で発散してきて という理解のある 夫 妻は 極めて少数派だろう 離婚原因が 性格の不一致という場合 その半数は 性の不一致なのではないのか と思うくらいだ