2009年02月24日
モントリオール映画祭 グランプリ 日本アカデミー賞 10冠 米国アカデミー賞 外国語映画賞 いやはや 各賞総なめといった雰囲気ですね。 底の見えない世界不況、泥沼の地域紛争、殺伐とした国際情勢の中で 死と対比する形で 生を 人生を 愛を暖かく描いている作品に癒されているのでしょうか。 西洋人が憧れそうな 東洋の様式美、日本の四季も 美しいですしね。 いずれにしても 嬉しい事です。 それにしても先日のエントリーで 北海道には無い仕事だなんて書いてしまいましたが、認識不足も はなはだしかったです。すいません。 なんと、納棺師は 北海道が発祥の地で、55年前の洞爺丸台風の時、海岸に打ち上げられた犠牲者の遺体を 少しでもきれいにして弔ってあげたいと思い、傷んだ遺体を整え 化粧して 納棺した時が 始まりだったのだとか。 昔からある仕事ではなかったのですね。いや、多分 昔は昔で似たような仕事はあったのでしょうが、それこそ 表に出られる仕事ではなかったのでしょう。 ㈱札幌納棺協会(英語名:NKコーポレーション、映画ではNKエージェント)が全国でも大手で 全国展開しているのだそうです。 恥ずかしながら 全く知りませんでした。 事故の犠牲者の遺体を弔うといえば 御巣鷹山の日航機墜落事故。 あの時の遺体も 非常に損傷が激しく、身体の一部しか見つからない遺体も多かったため、看護婦さんたちが 包帯や 三角布で せめて遺体があるかように 人の形に姿を整え 棺に納めたそうです。(『墜落遺体』) これも 納棺師に通ずる仕事だったのでしょう。 先日は 妻を誘っても来なかったので 一人で観に行ったのですが、今になって 「一緒に観に行っておけば良かった」 って言われてもねぇ、、、、、