『葉桜の季節に君を想うということ』  歌野晶午

2009年01月08日

やられたね!

すっかり騙されてしまいました。



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どう騙されたのかは ネタバレになるので 書けません

後から思えば 何ヶ所も違和感を感じるところがあったのだけど、それらは全て伏線だったわけで、先入観というか、思い込みというか、何事も決めてかかっては駄目だと反省させられました。

巷では このラストに賛否両論があるようですが、僕は好きです。
軽くハードボイルドな元探偵の主人公も悪くないです。

読み終えて初めて 『葉桜の季節に君を想うということ』 という どこか古風でロマンティックな書名にも 納得しました。まぁ、葉桜というよりは 紅葉した桜だと思いますけど。




第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞、2004年このミス1位 を受賞した作品です。
ただ、本格ミステリーというよりは エンターテイメント系の作品だと思うし、「必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本」という触れ込みはちょっとですね。



歌野晶午の作品は 今回初めて読みました。
もう1~2冊読んでみようかなと思いますが、これはという作品が見えてきません。
お薦めの作品ってありますかね?







post by aozora

21:42

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