はじめての文学 ~ 全12巻 完結

2007年10月28日

著者自身が 小説初心者向けに 自分の作品から選ぶ アンソロジー 
文藝春秋社発行 「はじめての文学」シリーズも 
今回の 林 真理子 で 全12巻完結しました  


12人の作家と それぞれの帯に書かれたコピーは 次のとおり

村上春樹           世界のハルキと出会う。
村上龍       龍から生きる勇気をもらう。
よしもとばなな   ばななのやさしい気持ち。
宮本輝       少年の輝きと青春の哀歓を描く。
宮部みゆき     物語の迷宮にさまよう楽しさ。
浅田次郎      心をひらく。小説のふしぎな力。
川上弘美      小さな物語の大きな楽しみ。
小川洋子      静けさをたたえた世界の美しさ。
重松清       何度でもくりかえし読みたい。
桐生夏生      キリノの毒にしびれてみる。
山田詠美      こわくて愛しい、少年少女たち。
林真理子      女の子だったら、きっとわかる。



このシリーズの収穫は 

これまで読んだ事の無かった作家の作品や 
以前のイメージだけで 久しく離れていた作家の作品に 触れる事が出来たこと 

昔の大作家の文学全集ではなく いま現在活躍している作家が 自ら選んだ作品集で 
彼 彼女は どの作品を選んだのだろう? という発見の楽しみがあったこと
 
やっぱり こんなもんか という作家もいれば 
ほう こんな作品を こんな作品も 書くんだ という作家もいて
なかなか 面白く 楽しいシリーズでした 


個人的には 川上弘美 と 山田詠美 が収穫だったな 
川上弘美も 山田詠美も 別な作品を読みたくて すぐに 本屋さんへ走ったもの


活字は大きめで 難しい漢字にはルビがふってあります 
短編中心の構成も 読みやすい 
中高生向けには 絶好のシリーズです




さてさて この12冊をどうしようかな? 
もちろん このまま 本棚に並べておいても良いのだが 
ただ 寝かせておくのは もったいない
近くの中学校の図書室にでも 寄贈しようかな 

 


post by aozora

07:33

本の話 コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

ブラコン2号

Re:はじめての文学 ~ 全12巻 完結

2007-10-28 08:23

おぉ、それはいい考え!! 昨日、竹中と青空さんから借りた本を交換しました。 「誰か」これから読みます。 青空さんに返す本と貸す本を紙バッグに入れたら 結構、多かった。 そこで質問です。 山本一力「蒼龍」「はぐれ牡丹」「草笛の音次郎」「あかね空」を ご用意しましたが、どれも読んでませんか? あとは恩田陸をお持ちします。 青空さんが読んだら、ご近所の元歌さんに貸してあげてください。 あと「海ちゃん、おはよう」も入れときますね。 次にお会いするのは 京都戦だと思います。CVSです。

青空

山本一力

2007-10-28 22:00

「あかね空」は読みましたが 他はまだ読んでいません  ありがたく お借りしたいと思います    残り2戦は 僕もCVSですが  都合の良いときに お宅まで 取りに行ってもいいですよ

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