2007年10月04日
両性具有者をモチーフにした お伽噺 です 両性具有の主人公 自分が両性具有である と気付いた瞬間からの 苦悩 自分の中にある2つの性の 身体 と 心 の微妙なバランス そして 恋愛 後半に それはどうなんだろうと思ってしまったシーンもあるけど 全体を通して面白く 読みごたえはあります 両性具有者..... 男性器と 女性器を 併せ持つ人は 本当にいるらしい ネットで探すと 画像も含めて 多数ヒットする この本の中でも ヘロマフロディトス ( 乳房と男根を持つ 両性具有のギリシヤ神話の女神 ) アルドハナリィ ( ヒンドゥー教の半女性神 ) などが紹介されるが 今の日本で一番有名な両性具有者は あの 貞子 だよね 『リング』 は そこから始まったんだ 両性具有者にもいろいろあって 単にクリトリスが肥大して ペニスのように見える 擬似両性具有者から 男性器と 女性器があっても どちらかは (どちらも) 不完全な人など さまざま 両方を完全な形で有している両性具有者は 極めて 稀らしい ( 貞子は 完全な両性具有者だったはずだ ) この小説に出てくる両性具有者は..... おっと 危ない これ以上は言えない 言えない レインボーマーチ札幌 などでも提起される ゲイ レズ バイセクシュアル など 性的少数者の問題 性同一性障害など 性別にまつわる様々な 難しい問題 男と女 どちらが良いとか 悪いとかいう問題ではないが 男性から 女性への 進化 この小説の中では 女性を優位に 置いている 作家というのは 本当に面白いことを考えるものだ
この小説も 舞台化され 映画化 されている この頃は 面白い と思った小説は 殆ど映画化されているな やっぱり 原作が面白くないと 映画化したってねぇ 原作は面白いのに 映画のほうは... という作品も多いけど.....
ブラコン2号
Re:『樹の上の草魚』 薄井ゆうじ
2007-10-05 06:14
あれ?「樹の上の草魚」はそういう話だったか…。 う~ん… じゃあ、巨人がでてくる話はなんていうタイトルだったんだろう??? 今度、調べます。