2007年08月28日
昨日アップした 「秋の気配」 は 文字で見るよりも オフコースの曲で聴いた方が ストレートに心に届く 小田さんの歌声の魅力もあるのだろうけど やはり 詩ではなく 歌詞なのだろう 三代目魚武濱田成夫 は詩人だけど やはり 文字で読むより 本人の朗読を聞いた方が 断然良い 題名は忘れたけど アメリカへ出発する濱田を見送る おかん の詩なんて (飛行機に遅れそうになる濱田のために タクシーを連れてくるやつ) 思わず 涙が出そうになったもん CDも出てるよね いい声してるわ 濱田くん 僕が一番好きな詩は 谷川俊太郎のこの詩 『二十億光年の孤独』 (前略) 万有引力とは ひき合う孤独の力である 宇宙はひずんでいる それ故みんなはもとめ合う 宇宙はどんどん膨らんでゆく それ故みんなは不安である 二十億光年の孤独に 僕は思わずくしゃみをした 今読んでも 素晴らしい詩だと思う 55年も前の詩集だけど 機会があったら 手にとって読んでみて下さい
ブラコン2号
Re:二十億光年の孤独
2007-08-28 21:35
二十億光年の孤独 は 確か教科書に載っていたような気がします。 記憶にあるということは、そんな気がする。 谷川俊太郎の詩集、持ってます。 「詩を贈ろうとすることは」 ブラコン2号の1番好きな詩は中原中也の 「海にいるのは あれは人魚ではないのです」 で、始まる詩。 床の間の収納場所にしまってるから 全文は定かではない。
青空
北の海
2007-08-28 22:10
海にゐるのは、 あれは人魚ではないのです。 海にゐるのは、 あれは、浪ばかり。 曇った北海の空の下、 浪はところどころ歯をむいて、 空を呪ってゐるのです。 いつはてるとも知れない呪。 海にゐるのは、 あれは人魚ではないのです。 海にゐるのは、 あれは、浪ばかり。 (中原中也 「在りし日の歌」より)