2017年06月03日
今日、札幌駅の上で 18時55分からの回を観て来ました。 残念ながら 4番スクリーンはガラガラ、観客は 10人くらいだったでしょうか。
昨年3月に公開された 「家族はつらいよ」 の続編です。 前作は熟年離婚がテーマでしたが、今作は 高齢者ドライバー、下流老人、身寄りのない独居老人の孤独死、介護問題など、様々な高齢者問題を扱っています。 いかにも山田洋次監督らしい人情派喜劇、ホームコメディで、前作同様 ちょっとベタ過ぎて 苦笑いというシーンもありますが、ホロッとくるシーンや ほのぼのするシーンも多く、全体としては安定した面白さです。 高齢者の悲哀、死までも笑いに繋げていくというのは、85歳の山田洋次監督だからこそ許される 力技なのでしょうね。 ただ、テーマがあまりにも身近過ぎて、特に 高齢の親に運転を止めさせるというのは まさに現在進行形で我が身にも降りかかっている問題で、橋爪功のセリフは 義父の言い分と全くと言っていいほどに重なるわけで、笑うに笑えないという・・・・・ 平田家の問題は まだ解決していませんし、家族会議で うな重も食べられていませんし、このままシリーズ化して欲しいところですが、今日の観客数を見てしまうと 難しいでしょうか?