2014年10月21日
サッポロクラシック 富良野ヴィンテージは 本日発売です。 一部には 昨日から先走って販売していた店舗もあるようですが、 僕は 今日が職場の健康診断で、昨日は お酒は飲めなかったので、 今日の仕事帰りに 買って来ました。
ホップの香り薫る 爽やかなクラシック、 今年の富良野ヴィンテージも 美味しいです。
ところで、お酒には 酒税が課かっています。 ビールの場合、350ml缶換算で 77円、実に 価格の3分の1は税金です。 発泡酒は 47円、新ジャンルは 28円なので、ビールに比べると安いですが、 アルコール度数で比べると、1度1リットルに付き、 日本酒は 8円、焼酎やウイスキーは 10円に対し、新ジャンルは 16円、ビールは 44円と、新ジャンルでさえ高く、ビール類の税率が いかに高いかが判ります。 過去には ビールとウイスキーは ほぼ同じ税率だったのですが、平成2年の税率改正で 日本酒とウイスキーは 大幅に下げられたものの、ビールは 殆ど変っていません。 日本酒は 酒蔵の保護という国策、ウイスキーは 外圧によるものでしょう。 国際的には ウイスキー等のアルコール度数の高い 蒸留酒よりも 醸造酒である ビールの税率が低いのが一般的で、日本のように ビールの方が高いというのは 極めて珍しいそうです。 しかも、日本の場合は この税金分にも 8%の消費税が かかっており、二重課税となっています。 国税当局は ビールと発泡酒、新ジャンルの税率の見直しを考えているようですが、外圧も無い中で 見直しにより 税率が大幅に下がる可能性は 極めて少ない訳でしょう。 本来は 他の酒類とバランスの取れた税率まで引き下げて欲しいのですが、それが叶わないのなら、せめて 新ジャンルの税率は上げる代わりに ビールの税率を下げるなど、ビール類の中だけでも少しでもバランスの取れた 公平な税率となるよう 期待したいもの。 ビールはそのままで 発泡酒や新ジャンルの税率を上げるなどという結論は 言語道断です。 二重課税は すぐにでも廃止して欲しいと思いますし、消費税アップの中で 食料品等は非課税にすべきという議論がありますが、その中でも 是非議論して欲しいですね。 因みに、ガソリンや タバコにも ガソリン税、タバコ税が課せられており、酒税同様に 税金分を含めた値段全額に対して 消費税がかかります。 これらが 二重課税には当たらないという根拠を、国税庁は こう説明します。 1.ガソリン税、タバコ税、酒税は作った人が払う税金 2.消費税は消費した人が払う税金 以上により 二重課税ではない という理屈です。 一方で、軽油にも 軽油税が課かせられていますが、軽油税分には 消費税はかかりません。 1.軽油税は消費する人が払う税金 2.消費税は消費する人が払う税金 という理屈だそうです。 同じようなガソリン税と軽油税で扱いが違う理由に関しては、よく判りません。 多分、軽油は トラックやバスなどの大型車両に多く使われるため、少しでも安くするように 運送業界から強い圧力があったのでしょうね。 灯油には ガソリンや軽油にも課せられている石油税がかかるだけで、こうした税金はかかっていません。 暖房などで庶民の生活に密着しているものだからでしょうけれど、これは助かりますね。 それにしても、ビールにしても ガソリンにしても 取りやすいところから取ってやろうという魂胆が見え見えで、呆れてしまいます。 (10/22 一部修正)