『ぶどうのなみだ』  三島有紀子

2014年10月08日

皆既月食の赤黒い月、なんとも妖艶で きれいでしたね。
晴れて良かったです。

青色発光ダイオードによる ノーベル物理学賞の受賞、いつかは受賞するだろうと予想はされていましたが、実際に受賞すると やはり嬉しいです。
ただ、おめでたく 喜ばしい事ではありますが、NHKの昨日からのニュースでの取り上げ方は ちょっと異常なほど。昨夜の19時のニュースでは冒頭から45分ほど、今朝の7時のニュースでも25分くらいを割いていました。
いくら平和な日本とはいえ、もっと取り上げるべきニュースがあったと思います。



さて、『ぶどうのなみだ』

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北海道では先日より先行上映され、全国的には今週末に封切られる映画の 小説版です。



基本的に映画のストーリーに準ずる形で エリカの物語が語られます。
あぁ あれはそういう事だったのか、あれにはそんな背景があったのか など、いろいろ納得できる部分はありましたが、逆に言えば 映画を観ただけでは なかなか伝わらなかったですね。
僕の見方が甘かっただけと言えば そうなのかもしれませんが・・・・・
ネタバレになるので細かい事は書きませんが、ひとつだけ挙げると 時間の長さ。
あのシーンから あのシーンまでは こんなに時間を経ていたのかという事が一番驚きでした。


もくじと、その章の語り役だけ書きます。

運命の樹      (エリカ)
旅のはじまり    (エリカ)
碧と緑の園ソラチ  (エリカ)
Gift        (エリカ)
葡萄の涙      (エリカ)
カヴァレリア・ルスティカーノとピノ・ノワール (アオ)
灰色の空      (エリカ)
荒れ地に咲く花   (エリカ)
エリカさんの手紙  (ロク)
碧空ヲ知ル     (ムスブ)
運命の樹の下で   (エリカ)
エピローグ ぶどうのなみだ (アオ)

いくつかの章の合い間に ロクのモノローグが挟まれます。


もう一度 観ようかな、という気分になりました。




post by aozora

23:55

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