「県庁おもてなし課」  有川 浩

2013年10月13日

2020年オリンピックの開催地が東京に決定したIOC総会、そのプレゼンで滝川クリステルが口にしたのは「お・も・て・な・し 💛」。
ずいぶん話題になりましたね。
ならば、これを読まないと・・・と思い、読みました。

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高知県出身の作者が 地元の高知新聞に連載したのは 平成21年9月から 翌年5月。
そこから遡って 平成19年4月には 実際に 高知県庁おもてなし課が発足していました。
観光大使などは もっと以前から 様々な地方自治体で誕生していた訳で、今読むと なんとなく使い古されたような、どこかで聞いたことがあるような ストーリーに感じますが、後追いですから 仕方ないですね。

前例主義で 創意も工夫も無い お役所仕事の公務員 vs アイデアと意欲満載の 民間業者。
あまりにもステレオタイプな対立の構図に 呆れつつの 苦笑い。

町おこしに 恋愛を絡めるも、中学生のような純情さ。
それでも 一生懸命な掛水君を応援したくなり、ラストでは 本当に良かったね と思わずホロリ。

単純化しているだけに ストレートで判りやすく、面白い。
ライトノベル感 満載ですが、これが 有川浩の世界ですよね。



映画化されているようですが、映画を観たい とまでは思わないかな。


post by aozora

17:35

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