2012年11月23日
元々は2004年に上演された『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』という後藤ひろひとさんによる舞台作品で、それを2008年に映画化したものが中島哲也監督の『パコと魔法の絵本』、幻冬舎文庫版『パコと魔法の絵本』は、この映画を関口尚さんが小説化したものだそうです。
映画の方は 以前 enuさんが絶賛していたのですが、勝手に子供向けだと思っていた事もあって、まだ観ていませんでした。 この本は いつものように古本屋さんで見つけて買ってきたのですが、これがなかなか素敵なお話しで、なるほどenuさんが絶賛する訳だと納得。 もともと舞台の作品だけあって登場人物は過剰なくらいに個性的で、ストーリーはシンプル且つ劇的で判りやすい展開。しかし、なかなか現実的なシーンもあり、スッと心に入って来て、何度か泣かされました。 ハートフルなファンタジーというだけでは括れない、大人の作品だと思います。 これもDVDを借りてきて 早く観ないといけないな。