北海道の幸せ度

2011年11月17日

今日の北見、網走は風も無く穏やかな天気でしたが、低気圧が近くにあるのか、海は荒れ模様。
道の駅 流氷街道網走から見たオホーツク海は 堤防に波が砕け散っていました。
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今日は、行きは 奈井江-深川間、帰りは 美唄-江別東間が通行止めで、結局 行きも帰りもプラス1時間くらい。
札幌では雪は降っていませんが、江別を過ぎて 岩見沢辺りからは 既に冬本番という雰囲気。
このまま根雪にはならないでしょうけど、明日も大変だろうな。



今日の道新夕刊、一面トップは 北海道の魅力度と幸せ度のギャップについて。

北海道の魅力は 広い大地や豊かな自然、山の幸、海の幸。
社会資本や経済力ではない。

対して、幸せ度には 経済的な指標が多い。
景気が悪いから 赤字企業や失業者が多く、就職しても非正規雇用が多い。給料が安いから、離職率が高く、経済的に安定しないから 結婚に踏み切れず、子供もつくれない。生活がギリギリだから 家庭の貯蓄は少なく、借金は多く、家も持てない。

遊びに来るには良いが、生活するのは大変な 北海道。
経済的な豊かさ=幸せ とは思わないけれど、今の日本、経済的な裏付けがないと 幸せを実感するのは困難。

現在、ブータン国王が来日していますが、ブータンの国民総幸福量という政策、思想を参考に、北海道民の幸せ度を 改めて考えてみてもよいのかもしれない。
国民総幸福量の4つの柱とは、①持続可能で公平な社会経済開発、②自然環境の保護、③有形、無形文化財の保護、④良い統治。
経済開発一辺倒になって、自然環境が破壊されたり、伝統文化が失われてしまっては何の意味のない、というのがこの政策の精神だそうだ。

さて、北海道はどうだろう?


post by aozora

00:16

日記 コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

GO ON!母

Re:北海道の幸せ度

2011-11-18 10:33

>オホーツク海は 堤防に波が砕け散っていました ああ、実家を思い出して遠い目になってしまいました。 今年、いや来年か、 流氷はまた、岸辺までやってくるのでしょうか…。 (昨今は観光の関係で来てくれないと困るみたいですが) 脱線しますが、小学校であった『冬休みのきまり』で、 『流氷に乗って遊んではいけない』 というのがあった、道東出身者です。 私は、生まれも育ちも北海道で、 小さい頃から「不景気、不景気」と言われ、 バブルの恩恵も大して受けずに来ましたが、 北海道で暮らす、ということに絞れば、 ここで良かった、と思うことの方が多くなりました。 他の土地を知らないから、そう思うのかもしれないけれど、 この札幌でさえ、郊外に行けば、澄んだ空に星が瞬き、 一斉に咲く花に、喜びを覚える、 それは、心底嬉しいことだと思います。 経済的なことで言えば、確かに (特に娘たちには)不安が募りますけれど、 生きていられること、ただそれだけでも、 ありがたい、と思うのは、甘い…でしょうかね。

青空

Re:北海道の幸せ度

2011-11-18 23:47

>GO ON!母さん  北海道は良いですよね。 僕は金沢で生まれて、生後11ヵ月から北海道で生活していますが、北海道が大好きで、北海道で過ごせて幸せだと思っています。 給料は安くて 贅沢は出来ないですが、そこそこには飲みに行けるし、コンサドーレもあるし、大切な仲間もいます。スキーでも キャンプでも カヌーでも 行きたい時に行けるし、海岸で流木を集めて焚き火も出来るし、楽しいですよね。 ただ、贅沢はできないまでも 生活の基盤が出来ていればこそ楽しめるのであり、生活が安定しないと そうした楽しみさえ 味わう余裕が出来ないのでは、と思うのです。 若い人達が安定した生活を出来る職場を確保し、好きな人と結婚して 子供を作れる環境を整える事は 我々大人の責任だと思いますが、実現はなかなか難しく、本当に申し訳ないと思います。 結婚しない若者が多いのは 経済的な問題だけではないとも思いますけどね。

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