2011年10月04日
土曜日。 北見から美幌峠を経由して 根室に向かいました。 美幌峠から見下ろす 屈斜路湖。
屈斜路湖に突き出た和琴半島の根元に 露天風呂があります。 もう20年程も前の事なのだけど、1月に そのすぐ横でキャンプをした事があって、焼き肉をしたのだけれど、テーブルに肉を置いておくと 凍ってしまうような冷え込み。冬山用の重装備で行ったのだけれど、それでも寒くて、寒くなると温泉に入って暖まる という繰り返し。大変だったけれど、今となっては 懐かしい。 別海町を走っていると 開陽台の案内標識。 開陽台は 視界330度の地平線が見渡せる展望台で、一度行ってみたい所。しかし、28㎞という距離を見て あっさり断念。どうでしょうチームなら寄るかもしれないけれど、僕には 無理。 根室半島。
知床半島は山が連なっていて、そこから続く 国後島、択捉島も高い山のある島だけれど、根室半島は 台地の半島というイメージ。 結構起伏の激しい台地と湿地帯が続いていて、一種独特な雰囲気があります。 納沙布岬から望む歯舞群島も やはり 台地の島。高い山は無く平坦で、遠くから見ると 大きな防波堤のように見え、あれが本当に島なのか という気がします。 根室半島と歯舞群島の形状、雰囲気はよく似ていて、多分 大昔は繋がっていたのが 侵食されたり 沈下して このような姿になったのだろうな という事が容易に想像できます。 納沙布岬。
納沙布岬灯台。
北緯43度23分07秒、東経145度49分01秒、日本の本土最東端です。 北方領土に一番近い土地という事で、四島のかけ橋、希望の鐘、平和の塔、北方館など、返還運動に関わる施設がたくさん並んでいます。 北方領土。
納沙布岬から歯舞群島の水晶島まで 7.0㎞。 その手前にある貝殻島までは 3.7㎞。 貝殻島の灯台は 想像よりもずっと近く、その更に手前に国境となる中間ラインがあるという事に 改めて驚きました。 北方領土は 国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島の四島で、国後や択捉と比べると色丹や歯舞なんてとても小さく、これだけ返してもらってもしょうがない という気がずっとしていましたが、歯舞群島の志発島にしても 色丹島にしても 根室市に匹敵する大きさがあり、これだけでも早く返してもらっておけば良かったのに という気がしました。 四島一括返還、全千島返還というのは今となっては 相当困難な話で、二島で我慢できないのだったら、国後を含めた三島返還では駄目だったのだろうか とも思います。 駄目なのでしょうね。 今回は納沙布岬だけで、根室半島の付け根にある温根沼や春国岱、花咲の方にある根室車石などは見る事が出来ませんでした。 やっぱり北海道は広い。 今度は一泊か二泊して、ゆっくり楽しんで来たいものです。