2010年02月27日
10シーズン幕開けを告げるカップ戦、やること満載なのにテレビ観戦しました。見応えのある試合だったと思います。 メンバー・コンディションともに劣勢かと言われていたG大阪が逆に支配する時間帯が多かったと思います。前半の平井をはじめとして決めきれなかったのが悔やまれます。まぁそれは鹿島も同じだったわけですが。 G大阪は攻守の切り替えの早さとショートパス、鹿島はFWの動き出しと一発で決定機を作り出す危険なパスと、双方が持ち味を出していたんじゃないでしょうか。両チームのDFラインもよい出来だったと思います、新井場を除いて。 フェリペ・ガブリエルはよく走る選手でいかにも鹿島好みといった感じの選手。前半途中で野沢とサイドを代えたのは、加地の押さえとして左サイドに野沢を持っていきたかったからなのかなぁ。失点の場面はフェリペが左サイドに回っていますが、意図的だったのかたまたまだったのか。後半はまたフェリペが左サイドに回っているし。よく分からん。 ミスが少ない点と、チームのスタイルが最後まで崩れない点。ウチにも必要とされるところですね。
2010年01月09日
今日は、高校サッカー選手権の準決勝第二試合をテレビ観戦しました。 当初は母校がこんな所まで来るなどとは思いもよらず、あまり注目していなかったのですが、さすがに国立まで来たとなると応援せずんばあらず。しかし、「女子がいる!」とか「佐野セン年取ってもコワい!」とか、ピッチ外のことも気にしながら見ていたのがいけなかったのでしょうか。PK戦の末、敗れてしまいました。 試合そのものについては青森山田の方が個々の力で優位に立っており、結果は妥当と言えるでしょう。3点目を取れていれば楽に勝てたでしょうが、外しすぎ。試合運び、時間帯を考えたプレーといったところに淡泊さを感じました。 ウチは、サイドで人数をかけて崩せなかったこと、一人で突破してもクロスが青森山田のニアサイドのDFをなかなか越えてこなかったことが攻撃停滞の原因だったと思います。最終盤に走り勝っていたことは評価したいですね。 先日の代表戦が見られなかったので、シーズンオフ中の良いリハビリになりました。ここまで来れば決勝まで行ってほしかった。けど、大健闘!ホントによく頑張った。
2010年01月01日
新年、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 さて、元日恒例、天皇杯の決勝が行われました。これまた恒例の一人越冬隊隊長として札幌の自宅でテレビ観戦。結果はG大阪の連覇となりました。 ゲームの流れとしては、立ち上がりからG大阪の守備意識と運動量が名古屋を上回り、前半30分過ぎから名古屋が息を吹き返し、後半も勢いを持続させたものの力及ばず、というものだったと思います。全体としては名古屋の時間帯の方が長かったようにも見えました。しかし結果は4-1。 名古屋は3トップを敷いたのですが、三人が広がる形だったため、真ん中(ケネディ)にボールが入ったときに中盤の選手がサポートに行かないと形にならないわけですが、前半はG大阪の中盤との力の差から、そこのサポートが上手くできていませんでした。後半、左サイドを使った攻めが何度か見られましたが、それでも中盤より後ろの選手がなかなかフィニッシュまで絡めなかったですね。 いつも思うのですが、G大阪は勘所を良く知っているな、という印象です。90分同じテンションで行くことはどんなチームにも無理なことで、それはG大阪も例外ではないのですが、じゃあどこで力を入れようか、どこでリスクを回避したプレーをしようか、という試合の運び方がとても上手いと思います。そして「行く」と判断したときのプレーには迷いがない。3点目に至る明神のプレーなんか鳥肌ものです。
で、札幌です。 試合を作る、という点で今のチームが全くもって未熟なのは言うに及ばず。これは場数を踏んで身につけるしかない。それよりも、こういうチームと今の札幌が戦うにはどうすれば良いか、ということを考えながら見ていました。 今シーズン、昇格するにあたっては経験のある大人のチームから勝ち点を取らなければならない。柏しかり、甲府しかり。G大阪ほどではないのはもちろんですが、高い完成度で開幕から来るんじゃないかと思います。 じゃあ札幌も真似してゲームをマネジメントして……っていうのができるかと言うと、さっき書いたとおり場数踏んでない今の段階ではあんまり期待できない。となると結局、最初から持っている力を100%出し切る、ということしかないんじゃないか、という、何とも陳腐なところに落ち着いてしまいましたw でもこれって、要するに「子供は子供らしく戦え」ってことなのかな、とも思います。G大阪が大人のチームらしく大人の戦い方をしたように、子供の札幌は元気よく(これも陳腐だw)戦うしかないんじゃないか、と。 昨シーズンの札幌も子供でしたが、子供の悪い面ばっかり出ていたような気がします、ミスしてしょんぼりしちゃうところとかw とりあえず、大人になるのはもう少し先で良いから、今年は良い意味での子供らしさをもっと見せてほしい。「リーグで最も年を取っている部類の一人なのに最も子供っぽい選手」も入ったわけですからw
2009年03月04日
今のところ(そしておそらくこれからも)選手を売ることでやりくりする札幌には大事な話。 来季から移籍金撤廃へ Jリーグが国際基準採用(スポナビ)
Jリーグのクラブ間の移籍で、早ければ来季から国際サッカー連盟(FIFA)の基準に従い契約期間満了選手の移籍金が撤廃される。Jリーグの鬼武健二チェアマンは4日、「遅かれ早かれそうなる。FIFAのルールだから、やらなければならない」と話した。6月の日本サッカー協会評議員会で規約改正が検討される見込み。現行では30歳未満の選手がクラブを移籍する場合、契約満了後でも年齢を基に算出される移籍金が発生するが、FIFAのルールでは移籍金はない。Jリーグ選手協会は、国際基準を採用すれば、移籍の活性化や有力選手の年俸アップが見込めることから、早期実施を求めていた。
移籍金の撤廃には基本的に賛成です。選手にとっても、選手を買う側にとってもメリットは大きい。 が、導入時期は絶対に来年度にすべきではない。現行制度のもとで単年契約を結んでいる選手が今シーズンオフに移籍金なしでごっそり引き抜かれるという事態が生じる可能性があるからです。 新制度を想定した契約を今シーズンオフに結び、移籍金撤廃は再来年に。将来の売却を考えている選手とは違約金を設定した複数年契約を結ぶといった準備の時間を、売る側に与えるべきです。
2009年02月11日
喰いそびれました、オージービーフw 立ち上がり、オーストラリアは予想通り守備的な戦い方を取ってきました。日本がハーフウェー付近でサイドにボールを入れてもそのあとが続かなかったのは、相手の中盤がかなり真ん中に人数を割いていたため。また、DFラインも思ったより高めで、15分ぐらいまでは自由にさせてもらえなかったなという印象です。 そうした中、20分ぐらいから田中(マ)が一発で裏へ蹴り出し、これがCKにつながったプレーが一つ二つあったと記憶していますが、もう少しこれを多めに使っても良かったんじゃないでしょうか。この時間帯以外にもスルーパスから裏を取ることは何度かできていたので、裏を狙うしつこさがもっとあったらな、と思います。 後半は、横パスのミスとセカンドボールへの集中力の欠如から立ち上がりにペースを握られましたが、そのあとはまずまず頑張って攻めたんじゃないかと思います。69分の遠藤、86分の長谷部のシュートはちょっとツキがなかった。 ただ、相変わらずサイドは崩せてもフィニッシュの所に人が少ない。クロスは入っても中の人数が足りず、「上げさせても良いから中を揃えておけ」というオーストラリアの守り方に上手く嵌ってしまいました。 対策の一つとしては、一対一になったらもう少し強引に勝負をしても良い、という戦術に変えることが考えられます。昨日の展望に書いた、松井あたりが危険なエリアでドリブルで突っかけて、という攻めはあまりなかった。そういうプレーを今よりもっと多くさせる、ということですね。 今の代表は、サイドで数的優位を作ってショートパスで突破するという攻め方を指向しているようですが、例えばFWがエリアの外まで落ちてきてくさびを受けてサイドの選手にはたくと、一対一の状況ができているにもかかわらずFWの選手は必ずサイドの選手の外を回って二対一を作ろうとします。確かにその局面では数的優位が出来てクロスは上がるのですが、FWの選手が外に出たということはゴール前は逆に人が足りず、一対二の状況ができていることになります。今日のように高さがありなおかつ守備的にやってくる相手にこれでは、ちょっと厳しい。でも、監督の言っていることを読んでいると、そういうやり方はやらなさそうです。そうすると後ろの方の選手にもう少しフィニッシュの場面に絡む意識を持たせる、今日のようにエンドラインに平行なクロスばかりでなくマイナスのボールやアーリークロスを多用する、という手が考えられますが、さて…。 守備に関しては、トップに入ったボールを挟み込んで奪う、というプランは、前半はあまり上手くいっていなかったとは思いますが、かといって危険なエリアでトップにボールを入れられるという場面もあまりなかったと思います。相手の守備的な戦い方もさることながら、供給元にプレッシャーをかけ続けた前線の選手は頑張ったと思います。あと、田中(マ)と内田はつなぎの横パスをもっと強く蹴れ。
最終予選はこれでやっと半分。悲観も楽観もない、まだまだこれから、という感じです。二位以内に入ればいいわけですから、上位二か国が下位三カ国のホームでの勝ち点を根こそぎ持って行っているという今の状況は日本にとってもオーストラリアにとっても願ってもない展開です。このあとウズベキスタン-バーレーンがありますが、どちらが勝っても勝ち点は4。直接対決で勝ち点を与えなければ逃げ切れそうです。問題はその直接対決なわけですが、それはまだ先の話なので、まずは代表選手は所属チームに帰って、怪我なくリーグ戦を過ごして三月末に備えて欲しいと思います。
2009年02月10日
明日はW杯アジア最終予選・オーストラリア戦です。 先週のフィンランド戦、あれだけ楽になった状況での試合運びに問題があったことから明らかなように、オフ明けである事に起因する「ゲーム感の欠如」が最大のネックになるかと思われます。競った展開になったときに、ゲームの流れを読んで効率的なペース配分ができるか、力の入れ所を押さえられるか、ファウルで止めていい地域・時間帯かといったところの判断ができるか。そうした感覚が個人レベル・チーム全体双方でどれほど戻っているでしょうか。難しい試合になりそうです。 相手は、現在首位、グループ最大の敵、アウェイということを考え、露骨に引き分け狙いの戦い方をしてくるのではないでしょうか。ボールはかなり持てそうな気がします。辛抱強くボールを動かして、守備ブロックをずらして平面での勝負に持ち込みたいところです。 日本が非公開練習を繰り返していてネタがないせいもあり、メディアはオーストラリア監督の挑発発言を大きく取りあげていますが、裏を返せばそれだけ相手も不安を抱えているということでしょう。一般論になりますが、監督がキャンキャン吠えているときというのはメディアの目が選手に行って欲しくないとき、チームに問題を抱えているときが多い。選手をプレッシャーから守るという意味合いもあるでしょう。別段気にすることではないですね。この人には火をつけてしまったようですが。彼が危険なエリアでどれだけ突っかけて崩せるかが攻めのカギを握りそうです。あとは都築がキレないか。熱さを上手くプレーに活かしてもらいたい。
2009年02月04日
この間のバーレーン戦が地上波放送なしということで、仕上がり具合が気になっていた代表ですが、今日の試合を見る限りでは、来週はかなり不安です。 スコアは5-1ですが、相手がアレでは何の意味もない。前半の最初の二失点は岡崎の動きだしが良かったとは言うものの、あんなに簡単に裏を取られては…。三点目に至ってはJ2でもあまりお目にかかれないトンデモパスミスから。五点目はGKがこれまた考えられないミス。これ以外で得点になりそうかな、という日本の攻めはあまりなかったように思います。 唯一、オーストラリア戦に向けて再現性がありそうなのがCKからの中澤のゴール。ショートコーナーに限らず、セットプレーでは何かやってくるのではないでしょうか。高さで分が悪い分、工夫で補って欲しいものです。 攻め以上に心配なのが試合運びの稚拙さ。この相手に、この試合展開で失点する、しかも後半立ち上がりに。地上波放送でもいっていましたが、CKを与えるに至るプレー、遡って後半の入り方は、甘いというか、何も考えていないというか…。 戦術や選手個人のテストなら後半も同じ様に攻めても良いでしょうが、予選前の試合なのだから、リードした状況で「ゲームを殺す」試合運びもテストすべきなんじゃないでしょうか。マイボールの時間を増やすとか、安全第一のプレーをするとか、誰かリーダーシップを取って話したヤツはいないのか。それともベンチの指示なのか。だとしたら悲劇的です。 コンディション云々ではなく、シーズン前で頭が試合に慣れていないことの方が心配です。間違いなく難しい展開の試合になるでしょうから、○○の一つ覚えの「接近・展開・連続」を繰り返すのではなく、的確な状況判断を下した上での勝ち点獲得を目指して欲しいと思います。引き分け上等。
2009年01月20日
代表が2009年の初戦を迎えました。ということはシーズンに向けた私の「リハビリ」も開始。内容は、まぁ初戦だし、メンバーも揃っていないのでこんなものでしょう。 決勝ゴールに象徴されるように、イエメンのDFは全く「首を振らない」選手ばかり。そのことを考えれば、もっと裏へ通すワンツーとか、視界から消える予備動作からボールを受けるようなプレーが必要だったと思います。DFの前で横にボールを動かしてもあまり怖くない。 サイドにボールが入った後に中へ向かうプレーが多かったのも気になりました。特に内田。後半は縦に行くプレーが増えましたが、中に密集するイエメン守備陣にアレはないと思います。 クロスに対して、フィニッシュの精度を欠いたためこのような結果になったわけですが、巻が入る前の時間帯、小さい選手ばかりなのに大きい選手向けの高めのクロスを多用するというプレーの選択の拙さも影響したのではないでしょうか。 個々の選手については、田中(達)と岡崎はコンディションが非常に良さそうです。中村(憲)は受け手のタイプが川崎Fと違うのでやりづらいのかも知れません。CBは無難でしたが、寺田は相手と並んだ状態から裏へ走られると危ない。 驚くような新発見はありませんでした。次戦、メンバーが揃い始めてから、ですね。
2009年01月01日
あけましておめでとうございます。本年も弊ブログを宜しくお願いいたします。
さて、元日恒例、天皇杯の決勝が行われました。延長戦までもつれ込む、緊迫した好ゲームだったと思います。 立ち上がり、G大阪に比べて明らかにフレッシュな柏が主導権を握り、厳しいプレスから奪ったボールをDFラインの裏に素早く送り込むという攻めでG大阪を押し込む展開。サイドの選手も思い切りの良いプレーをしていたと思います。 藤ヶ谷に良いプレーが出てこの時間帯で失点しなかったG大阪は15分過ぎから落ち着きを取り戻し、ボールを持てるように。ただ、ごり押しをしてカウンターを食らうことを避け、慎重な試合運びに。プラン通りにいったかという点では、前半はG大阪の方に軍配、という感じでしょうか。 後半開始から柏はフランサを投入。さらに58分、疲れの見えたポポに代えて李。この辺から柏に再びリズムが生まれ、サイド攻撃から何度かチャンスを作りました。しかしG大阪のCB二人が冷静に対処して、最後の所で良く防いでいたと思います。G大阪のDFラインは延長最後まで高いラインを保って中盤を助けていました。 75分頃からG大阪が一方的に押し込む展開に。前半からセーブしていたのがここで効いてきました。中央の狭いところを割るパスワークはさすが。単にスピードがあれば良いというのではなく、緩急が大事なのだということを再認識させられました。得点のシーンはルーカスから出た遠藤へのパスが見事だったと思います。 連戦でコンディションが悪いG大阪が、運動量を売りにしている柏に最後は走り勝っている。試合運びの上手さ、ベンチワークの巧みさに恐れ入りました。サッカーはやっぱり頭ですね。札幌には若い選手が多いですが、今年はしたたかさも身につけていって欲しいと思います。
2008年11月11日
パ・リーグは11日、来シーズンのペナントレースにおいて「ベストローテーション」に関する規定を導入することを発表した。この規定は、現在パ・リーグでのみ行われている予告先発を発展的に継承するもの。
開幕前に各チームに6名の先発投手の名前を記した「ローテーション投手リスト」を提出させ、リストに記載されていない投手が先発したら一試合ごとにリーグから制裁が科せられる。
事の発端は、Jリーグの「ベストメンバー問題」だ。Jリーグには「リーグ戦・ナビスコカップの先発メンバー11人は、直前のリーグ戦5試合の内、1試合以上先発メンバーとして出場した選手を6人以上含まなければならない」という内容の規定が存在する。規定には天皇杯は明記されていないが、もちろん天皇杯にもベストメンバーで望んだ方が怒られなくて良いに決まっている。そんな小学生でも分かりそうな常識を破るチームが現れ、これが犬飼基昭・日本サッカー協会会長-犬に喰われろ!の逆鱗に触れた。
しかしそこは深謀遠慮の人、犬飼会長。「こんな問題が起こるのは秋春制移行をジャマするヤツがいるからだ」と、天皇杯の権威失墜の要因となっている春秋制の廃止につなげたい意向だ。
パ・リーグにはJリーグのような開催時期の問題はないが、ファン重視というJリーグの美徳は是非とも学ばねばならない。この規定は「ファン本位」の規定なのだ。
この規定が適用されると、「肩が痛い」とか「妻が産気づいて…」などと先発登板を回避しようとする怠慢ピッチャーをリーグから駆逐することができる。リストに記載された投手は一年間先発を務め続けなければならず、そのためにキャンプからガンガン練習して6億球ぐらい投げ込んで強靱な体を作り上げようとするだろう。そんな選手が疲労とか故障を抱えるはずがない。
よしんばシーズン中に故障でまともな球を投げられなくなってもローテーションを守らなければならないわけだから、ファンもお目当ての投手の顔を必ず見ることができる。その結果ガンガン打ち込まれてチームが負けてもへっちゃらだ。疲労の蓄積などというショボい理由でローテーションを一回飛ばすことで、お目当ての投手の姿を見られないという耐え難い苦痛をファンに与えるわけにはいかない。
若手の出場機会が失われるなどというヘタレな意見は通らない。実力でレギュラーを勝ち取るのがプロというものだし、この規定が適用されれば投手の寿命は縮むのですぐにエースの座が回ってくるだろう、たぶん。
パ・リーグは来シーズンから、プロスポーツとしての原点に回帰する。「お客さんあってのプロ野球」という原点に。
2008年10月30日
日本サッカー協会のJリーグ将来構想委員会は、来年度の活動の一環として「温暖化促進プロジェクト」に着手することを発表した。これはリーグ戦・ナビスコカップなどの公式戦からユースレベルの大会、地域貢献活動にいたるJリーグの全ての活動において「化石燃料をガンガン使って地球の気温を上げてしまえ!」というもの。 事の発端は、犬飼基昭・日本サッカー協会会長-犬に喰われろ!が打ち出した「Jリーグ秋春制移行」だ。代表選手の体調管理を最優先に考え、川淵三郎・名誉会長-引っ込め老害!も賛同するこの計画に対し、札幌・新潟といった北国の弱小クラブが一斉に反発。「冬にアウェイが続くと選手がホームシックになる」「雪かきめんどくさい」「新しいおうち(室内練習場)建ててくれなきゃヤダ!」などとわがまま放題。札幌に至っては秋春制移行というこの希有の壮挙を妨害せんと対策チーム発足を計画中だという。 そこで、五月蠅い弱虫どもを黙らせるために編み出されたのが「温暖化促進プロジェクト」だ。 「秋春制移行を3分で考えついた」と言われる会長、今回も「地球規模で平均気温を上げて降雪をなくせば問題解決」と、これまた凡人にはないひらめきの良さを見せつけた格好だ。 2010年の移行へ、まさに「温暖化待ったなし」。今年・来年のうちに平均気温をガンガン上げなければ早期の移行はおぼつかない。さっそく会長は公用車を燃費の悪いアメ車に変更。協会幹部からバイトの姉ちゃんにまで自動車を支給。公用・私用を問わず運転しガソリンを消費せよ、というわけだ。「ターボ効かせてコンビニへ!」が協会での合い言葉となっている。 Jリーグも温暖化を全面アシスト。今後のリーグ戦は全てナイトマッチとし、照明をこれまでの3倍の明るさにすることを各クラブに指示。競技場内の売店では紙コップなど温暖化防止につながるものの使用を禁止し、プラッチック製品をガンガン使い捨てていく。ガソリン消費に貢献する車での来場者にはチェアマンのプロマイドを無料でプレゼント。もちろんアメ車だとサイン入りだ。 選手も温暖化に協力。試合中の給水は前後半それぞれコップ一杯に制限。選手の体温をガンガン上昇させて気温を上げようというのだ。秋春制で最も大きな恩恵を蒙る代表選手は試合中の水分補給は全面的に禁止される。「夏に試合をすることで暑熱対策になる」と薄っぺらい理屈を持ち出す鹿島・青木は代表から永久追放となる。 協会はすでに経済産業省に対し、原発を全て停止して火力発電に切り替え、化石燃料をもっとガンガン消費して欲しいと働きかけている。まさに官民挙げての大事業。「今は解散どころじゃない。株価と温度を上げないと」(犬飼会長)。 国家プロジェクトの様相を呈してきた秋春制移行。協会とJリーグには少数意見に動じない意志の強さが求められる。
2008年10月15日
確かに痛い星を落としましたが、それ以上に内容の低調ぶりが心配です。 前半、攻めでは足元でボールをもらうばかりでスペースへ出て行く動き、三人目の動きがほとんど見られませんでした。サイドチェンジも上手く行ったのは18分頃の一本だけじゃないでしょうか。ズベキスタンの2ラインの堅さに手こずったという印象です。MFがサイドに張りすぎて、SBの上がるスペースを消していたようにも思えました。 後半は、最初のパスをスペースに入れることのできていた立ち上がりはペースを握りましたが、あとは焦ってミスを繰り返すばかり。徐々に中盤にスペースができはじめていたので、落ち着いて横にボールを動かして、ブロックがずれたところで縦にボールを入れるという攻めが欲しかったところです。急ぎすぎ。 気になったのは、足を取られたり何でもないショートパスがミスになる場面が多かったこと。全体的に選手の動きが重そうでした。コンディションが悪かったのでしょうか? さらに深刻なのは、プレーが重なることが多かった点。CKで重なるのはまぁいいとして、ハイボールに対してCB同士、CBと周囲の選手の連係が上手く行っていないように見えました。チャレンジとカバーの関係ができておらず、競りに行った選手に対して取るべきカバーのポジションが取れていなかったり、二人で一緒に行ったり。コーチングの欠如が原因だと思いますが、こんな大事な試合で基本的な所ができていないのは大いに問題アリ、です。 まだ3節しか終わっていない段階なので、勝ち点についてあれこれ言うのはちょっと早いと思います。確かに拙い結果ではありますが、0よりましだし、2位を狙うチームであるバフラインからアウェイで勝ち点3をすでにとっているわけですから。ただ、これでウズベキスタンが首の皮一枚つながってやる気を取り戻してしまったのは面倒です。できれば3連敗で「ドアマット」にしておきたかった。 とにかく、これを糧にして、次の試合に向けて良い準備をしてもらいたいと思います。
2008年10月09日
「ながらテレビ観戦」だったので、ディテールについてはサッパリ覚えていません。15日も厳しい戦いになりそうです。 相手がかなり引いていたこともありますが、なかなかフィニッシュに持って行けない。ウズベキスタン戦も同じような展開になるのではないでしょうか。今日はあまりなかったセットプレーが大事になりそうです。 失点の形はいただけません。リードしていたのだから、中盤の選手はもう少しバランスを考えてプレーして欲しかったところです。最終ラインがああいう形で勝負されたら、ああいう一発が決まってしまうことは大いにあり得る。展開・時間帯を考えた試合運びを…って第2節もそうだったじゃん。
2008年08月13日
北京五輪男子サッカー、残念ながら三戦全敗で終わってしまいました。 相手のオランダは、ここまでの戦績もさもありなん、という出来の悪さ。ピッチの悪さとスタミナの問題からか、後半開始からはロングボールを多用して高さにモノを言わせた攻めに。これに対して冷静に守れていたので、間延びした中盤を制しいていた日本としてはこの時間帯に点が欲しかった。PKを取られたプレーは確かに微妙ですが、先制点を取れずにいるとああいうことが起こるのはサッカーの常。起こるべくして起こった事態と言えるでしょう。 今日の試合に限らず、「勝負所をことごとく逃した」というのが今回のチームの印象です。良い時間帯にはあのピッチでもまずまずのボール回しはできていたし、守備も思ったよりも頑張っていたように思います。しかし、立ち上がりの気をつけねばならない時間帯、上手く行かない時間帯に耐えることができなかった。良い時間帯に点を取るしたたかさ、決めきる力がなかった。 この辺はOA不在の影響は確かにあると思いますが、フル代表とて同じ問題を抱えているわけですから、日本サッカー共通の課題と言って良い。まずはリーグに戻って、この悔しさをぶつけ、9月のW杯予選メンバーに割って入るぐらいの活躍を見せて欲しいと思います。 彼らの敗北は日本サッカーの敗北。もっと逞しく、もっと貪欲に、もっと激しく。観る方ももっとレベルの高いモノを選手に求めていきましょう。特に札幌(切実
プロフィール
性別:男 年齢:30歳代半ば 出身:兵庫県西宮市甲子園 現住地:北海道札幌市 サッカー歴:素人。たまにフットサルをやる程度 ポジション:アウェイ側B自由席 2007/12:加齢に伴い年齢を実態に即した形に書き換えました
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