前線の組み方

2009年11月24日

 岐阜戦、テレビ観戦でした。大量点の後の失点、ダメ押し後の失点と、試合運びという点ではちっとも進歩がないのはこの際目をつぶるとして、「来シーズンの前線の組み方」についてあらためて考えさせられる一戦だったと思います。

 試合前数日の報道では、ノブリンのキリノについての発言が大きく報じられていました。その内容は「得点力にはおおむね高評価を与えている一方で、ボールを受けて起点となる動きには不満足」というものだったと思います。
 これはシーズン途中からしょっちゅう言われている問題で、中盤を厚くしてショートパスを重視するスタイルの今のチームに必要なポスト役をつとめることにキリノが苦労している、というのは誰の目にも明らかでした。終盤になってチームが点を取れなくなった原因の一つはバイタルで縦にボールが入らなくなったことで、その原因は狭いエリアでキリノがボールを持てないからでしたしねぇ。
 で、昨日は個々の力の差もありましたが、ポスト役としてはキリノはまずまず機能していた。その結果、得点したのは中盤より後ろの選手。この結果を、チームが、そしてキリノがどう受け止めるか。

 私は、攻撃の中心としてキリノを活かすなら2トップでコンビはポストプレーが得意なタイプ、今シーズンのスタイルを継続するならキリノよりポストプレーが上手いFWを置かないと得点は増えないと思っています。どのみちFWは補強することになるのでしょうが、取る選手次第では来シーズン、キリノの使い方に頭を悩まし、「飼い殺し」という事態になりかねない。

 今のチームの中では、2トップの関係だけなら宮澤と組ませるのが一番かなと思うのですが、とにかくどういう選手を補強するのか、非常に気になるなぁ、と思わせる一戦でした。


曽田の引退

2009年11月17日

曽田の引退
 久しぶりに書く気になった話題がこういうものというのは、何とも悲しい気持ちです。

 両膝に相次いでメスを入れたということ、復帰時期がずれにずれていたこと、いったん合流したと聞いて以降のサテライト・練習試合のメンバーに名前が見えなかったことなど、こういうことになるかなと思わせる材料はたくさんあったのですが、それでも残念ですね。身体能力で勝負するタイプなだけに、怪我した部位が膝だったというのは致命的でした。

 人生の次のステップのことも考えての決断だったと思います。引退後の成功を祈ります。