2009年02月11日
喰いそびれました、オージービーフw 立ち上がり、オーストラリアは予想通り守備的な戦い方を取ってきました。日本がハーフウェー付近でサイドにボールを入れてもそのあとが続かなかったのは、相手の中盤がかなり真ん中に人数を割いていたため。また、DFラインも思ったより高めで、15分ぐらいまでは自由にさせてもらえなかったなという印象です。 そうした中、20分ぐらいから田中(マ)が一発で裏へ蹴り出し、これがCKにつながったプレーが一つ二つあったと記憶していますが、もう少しこれを多めに使っても良かったんじゃないでしょうか。この時間帯以外にもスルーパスから裏を取ることは何度かできていたので、裏を狙うしつこさがもっとあったらな、と思います。 後半は、横パスのミスとセカンドボールへの集中力の欠如から立ち上がりにペースを握られましたが、そのあとはまずまず頑張って攻めたんじゃないかと思います。69分の遠藤、86分の長谷部のシュートはちょっとツキがなかった。 ただ、相変わらずサイドは崩せてもフィニッシュの所に人が少ない。クロスは入っても中の人数が足りず、「上げさせても良いから中を揃えておけ」というオーストラリアの守り方に上手く嵌ってしまいました。 対策の一つとしては、一対一になったらもう少し強引に勝負をしても良い、という戦術に変えることが考えられます。昨日の展望に書いた、松井あたりが危険なエリアでドリブルで突っかけて、という攻めはあまりなかった。そういうプレーを今よりもっと多くさせる、ということですね。 今の代表は、サイドで数的優位を作ってショートパスで突破するという攻め方を指向しているようですが、例えばFWがエリアの外まで落ちてきてくさびを受けてサイドの選手にはたくと、一対一の状況ができているにもかかわらずFWの選手は必ずサイドの選手の外を回って二対一を作ろうとします。確かにその局面では数的優位が出来てクロスは上がるのですが、FWの選手が外に出たということはゴール前は逆に人が足りず、一対二の状況ができていることになります。今日のように高さがありなおかつ守備的にやってくる相手にこれでは、ちょっと厳しい。でも、監督の言っていることを読んでいると、そういうやり方はやらなさそうです。そうすると後ろの方の選手にもう少しフィニッシュの場面に絡む意識を持たせる、今日のようにエンドラインに平行なクロスばかりでなくマイナスのボールやアーリークロスを多用する、という手が考えられますが、さて…。 守備に関しては、トップに入ったボールを挟み込んで奪う、というプランは、前半はあまり上手くいっていなかったとは思いますが、かといって危険なエリアでトップにボールを入れられるという場面もあまりなかったと思います。相手の守備的な戦い方もさることながら、供給元にプレッシャーをかけ続けた前線の選手は頑張ったと思います。あと、田中(マ)と内田はつなぎの横パスをもっと強く蹴れ。
最終予選はこれでやっと半分。悲観も楽観もない、まだまだこれから、という感じです。二位以内に入ればいいわけですから、上位二か国が下位三カ国のホームでの勝ち点を根こそぎ持って行っているという今の状況は日本にとってもオーストラリアにとっても願ってもない展開です。このあとウズベキスタン-バーレーンがありますが、どちらが勝っても勝ち点は4。直接対決で勝ち点を与えなければ逃げ切れそうです。問題はその直接対決なわけですが、それはまだ先の話なので、まずは代表選手は所属チームに帰って、怪我なくリーグ戦を過ごして三月末に備えて欲しいと思います。
プロフィール
性別:男 年齢:30歳代半ば 出身:兵庫県西宮市甲子園 現住地:北海道札幌市 サッカー歴:素人。たまにフットサルをやる程度 ポジション:アウェイ側B自由席 2007/12:加齢に伴い年齢を実態に即した形に書き換えました
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