2008年04月29日
テレビ観戦でした。結果は結果として、内容は決して悲観すべきものではないように思えます。 立ち上がりは狙い通りの試合ができていたと思います。浦和がそれほど前から来なかったため札幌の中盤・最終ラインが余裕を持ってボールをさばくことができていました。そのため、最終ラインの裏のスペースを効果的に突くことができていたと思います。前から激しく追ってくるチームより、浦和のようにまず自陣に構えてよいうスタイルのチームの方が合い口は良いのかも知れません。 8分、ややラッキーな形で中盤を抜け出した芳賀が西にくさび、ダイレクトで戻ってきたボールをラインの裏に走る砂川へ。チームとしては「三人目の動き」から生まれたという意味で、砂川個人としては自分の持ち味を完璧な形で出したという意味で、非常によいゴールだったと思います。 こうなると浦和が出てくるのを待ってカウンター、という運び方に徹すればあるいは、と思わせましたが、24分、阿部のヘンなシュートが高木の手をすり抜け失点。何でもないシュートに見えましたが、まぁミスですよね。直後にセットプレーから勝ち越すも、再びセットプレーから失点。これは仕方ないでしょう。前半はタイスコアで終了。山田の所からチャンスを作られている場面が多かったと思います。 後半、入りは悪くないと思われた50分、早いパスワークについて行けず失点。左サイドからのクロスがファーに流れたのを拾われた後だったと思いますが、ちょっと足が止まってしまいました。そこからは浦和がボール保持率を高め堅い試合運びを見せ、時折中盤で引っ掛けて縦に速い攻撃を試みるものの、やっぱり終盤になると精度が落ちてきますね。それでも、2点差になってからも最後まで攻める姿勢は見せた、その点は評価して良いと思います。 選手個人の評価。西はだいぶファイトできるようになったと思います。落ち着きと力強さが出てきました。西谷は序盤は積極的なプレーが見られましたが、山田が攻撃的に来たため、途中から消えていました。もう少しかかるかな。柴田と吉弘は前でカットを狙う読みと積極性は二人ともなかなかのものです。苦しい時間にもう少しラインを上げてくれ。最後の一人を使わなかったベンチワークについては攻撃の選手が残っていないんだから仕方ないと思います。あの展開で宮澤を出したらかえって破綻していたでしょう、遺憾ながら。
【今節の結果】
繰り返し言っているように、やはりミスなんですね。最初の同点ゴール然り、後半立ち上がりという一番やってはいけない時間帯の失点然り。 4点目につながった坪内のプレーも厳しい言い方をすればミス。でもあれは、リードされている展開でできるだけつないでマイボールにしたいという、最後までゲームを諦めない姿勢が生んでしまったミスだと言ってあげたいと思います。すぐに10節です。アウェイが続く厳しい日程ですが、もう一度気持ちを奮い立たせて、次の試合では結果を残せるように闘ってもらいたいと思います。あと一つ頑張って、札幌に帰っておいで。
2008年04月28日
世間様はGWに突入。商売柄、私にはほとんど関係のない大型連休ですが、過密日程・大型連戦を迎える選手のことを思うと、文句も言っていられません。成績もさることながら、是非ともケガ人ゼロで乗り切ってもらいたい。 さて、その連戦の最初は浦和戦。劣勢が予想される今節の注目ジョカトーレはこの男、
「ハーレー」#29・ディビッドソン純マーカス
です。ここ数試合好調を維持している彼。開幕当初はファウルがやや多く、さながら大排気量を持て余してホイールスピンを繰り返すハーレーダビッドソンのように空回っていましたが、ようやくチームにフィットし、アメリカンサイズのダイナミックなプレーを見せ始めました。神戸戦、そして数的不利を強いられた新潟戦で、攻撃参加が何度も見られたのも彼に期待する理由です。クライトンが前線に入る形だと、彼が引いてボールを受けた後のスペースに中盤の選手が出て行くことで攻撃の形が作れる。芳賀共々そうした働きに期待です。爆音響かせ、俺達を揺らせ!
まだまだ勝ち点差ぎゅうぎゅう詰め状態で迎える他会場のカードはこちら。
お子ちゃまの出場停止は二試合に決定。とりあえずヤツには出場停止明けの試合で爆発してもらうとして、目下の課題はこの二試合をどういうメンバーで、何を狙いとして乗り切るか。対戦相手とこっちの構成を考えると、「酷い内容でも勝ち点獲った」というのが現実的な期待か。厳しい局面、みんなで乗り切ろう。We are SAPPORO!
2008年04月26日
腹立たしいやら悔しいやら。以下、雑感。 【試合を壊した愚行】 上手く行っていた前半に試合をぶち壊したダヴィの暴力行為。あれが試合の流れを大きく左右してしまいました。さほど激しい競り合いには見えなかったのでその前から引っ張られたり色々やられていたのが爆発したのでしょう。と、冷静にふり返ってみたところであの愚行を許す気には全くなれませんね。何一つ同情すべき要素のない、弁護に値しない、恥ずべき最低の行為だったと思います。猛省してもらいたい。 戦術的にはあれでかなり厳しくなりました。前線にボールの収まりどころがなく、DF陣とボランチはビルドアップに相当苦労していました。それでもマーカスが大きく外に開いてボールを受けたり前に絡んだりと走り回る、砂川がクライトンに近い中央にポジションを移してショートパスをつないで運ぶ、ディフェンスを収縮させたところで逆サイドの坪内がスペースを狙う、という残された各選手の涙ぐましい努力のおかげでどうにかボールを運べていたと思います。リードされてから、特に最後の5分ぐらいは、まぁ仕方ないですね、あれだけ引かれたら。 【「強いて挙げないとやってられない」収穫】 というほど内容には悲観してはいないんですが。いくつか良かった点を挙げておきます。 同人数でやれていた時間帯は明らかに札幌ペースでした。新潟の攻めはバランスが悪く、複数のプレーヤーが同じスペースを狙う、いわゆる「重なる」場面が多く、そうすると必然的にボールを奪われた時にバランスの悪い状態で守備に入らなければならないわけですが、そこを活かして主に右サイドのコンビネーションでチャンスを作っていました。 前半、もう一つ目についたのは両サイドバックの位置ですね。15分あたり、CBが大きく開き、ボランチの一人が落ちてきてボール回しをしている場面ですが、両サイドバックの位置が非常に高くなっています。このプレー自体は結局ヘンな縦パスで終わっているのですが、スタートの段階でこの位置を保てているという展開は、今年は見たことがありませんね。新潟が良くなかったのもありますが、今日のようにボールを持つ時間を増やしていってもらいたいですね。 砂川とクライトンは一緒にプレーする時間が増え、互いの意図が分かってきていると思います。やはり実戦で合わせないと見えてこないところもあるわけで、その点からも早く西谷に出てきてもらいたいと思っているのですが。 交替選手はさほど目立った活躍はできませんでした。石井についてはこれもさっきの「実戦で合わせる」の話になりますが、周りの選手と彼の意図が少しずれているのかなと思います。DFラインの裏を狙って動き出したいんだけれど後ろの選手が蹴るタイミングが分からない、動き出しているんだけど後ろの選手が見えていない、こんなのが多かった。もう少しですね。西谷が出なかったのは10人だから、平岡→鄭は疲労が理由でしょう。攻撃参加のタイミングがもう一つだな平岡。逆に坪内は思い切りの良いプレーが増えてきました。
【今節の結果】
星勘定の上からも痛いですが、悪いゲーム内容ではなかったにもかかわらず勝ち点が取れなかったのも痛い。選手はとても頑張っていたと思います。とにかく一人の愚か者がゲームを壊しただけなのですから、自信を失わずに、次の試合も100%の力で闘って欲しいと思います。次の二試合、連敗だけはしてくれるな。正直、正念場が来たな、という感じです。
2008年04月25日
明日は新潟戦。前半戦のかなり重要な試合になりそうな今節の注目ジョカトーレはこの男、
「暴れ馬」#10・ダヴィ
です。ライスダービーなんぞ眼中にない彼。理由はコイツ。パチもんは許さへんで。一対一は外すけどキープ力と馬力と予測不可能な動きでダーヴィーに勝とう!ヘンテコシュートで、俺達を揺らせ!
いろんなチーム事情を抱えた皆さんによる他会場のカードはこちら。
いくつかの理由からこの相手は絶対に叩いておかなければならない相手です。 まず、順位。新潟は現在、札幌より下。シーズン前はもう少し上にいると思っていたのですが、ここまで下位に低迷しています。残留争いに引きずり降ろすためにも、ここは勝ちが必要です。 次に、相手のチーム状態。この順位にいるということは状態が良いわけないのは当たり前ですが、前節の結果を見ると相当重傷のようです。前節、相手に三人の退場者が出たにもかかわらず1-0の辛勝。三人目の退場者が出てからの時間帯をYouTubeで見ましたが、完全に自信を失っている状態です。 最後はこっちの事情ですが、次節からアウェイが二つ続くこと。しかも厳しい相手。勝ち点計算を考えるとホームでは勝ち点3を確保しておきたいところ。 というわけで明日もテンション高く行こう!We are SAPPORO!
2008年04月19日
昨日は飲み会でプレビュー書けず。ミッドウィークは野暮用で余裕が無くナビスコにも触れられず、すっかり更新頻度が落ちていますね。新年度の始まりってやっぱり忙しい。 さて、第7節・神戸戦、テレビ観戦でした。あれだけ攻められてのドローは納得の結果です。 前半は神戸にあまり勢いがなかったせいもあり、どちらかというと静かな展開。その中にあって、大久保の動き出しとポジショニングの良さは目を引きました。前半終了間際のPKストップは大きかったですね。 後半、そのPK失敗の影響か落ち着きのない立ち上がりの神戸。そこをついて開始早々に先制。ダヴィのシュートはいやらしいタイミングでした。ああいうタイミングの外し方を前半の一対一でもできんかw その後、神戸が攻勢を強め、危ない場面が…何度あったかな?それでも最後の所で体を張って防げた点は大いに評価して良いと思います。同点にされたあのシュートは仕方ないですね。この最終ラインはなかなか良い組み合わせかも知れません、攻撃のビルドアップにはてんで期待できない点を除けばw 頑張りが目についたのはマーカス。この守り方だと中盤の真ん中の二人はスペースを空けるのが怖くてなかなか出て行けないと思うのですが、今日は良いタイミングでマーカスが高い位置でプレッシャーをかけることができていました。危なっかしいファウルもなく、高木とともにMOMに推したいと思います。 終了間際にいくつか惜しい場面がありましたし、先制した後の時間にもう少し攻撃的に行って二点目を取れていれば勝てたかな、と思います。が、PKストップや後半の被シュート数を考えると引き分け上等。今週はアウェイ連戦だったので、まずはコンディションを戻して、次の試合に備えて欲しいと思います。
2008年04月14日
いまさらになってしまいましたが、光明と課題、両方が見えた試合でした。以下、雑感。 【機能した守備】 セットプレーからの失点は全くもっていただけないものの、守備はまずまず安定していたと思います。磐田の前線は高さの万代、テクニックのジウシーニョという組み合わせでしたが、こと高さに関する限り、この試合の最終ラインは完全に勝っていたと思います。 で、はね返した後のボールをいかにマイボールにするかが次の課題。連敗中はこれができずに「はね返してもはね返しても攻められる」という状態でした。この試合は前半途中で中山が負傷交代しマーカスが真ん中に入ったことで、セカンドボールの奪取率が上がった気がします。 キープ力とビジョンが評価されているクライトンですが、こと守備に関しては、私は「すごく効いている」とまでは思えません。芳賀と比べると運動量は足りないし、相互理解の問題でしょうが、前線に入った時には彼のチェイシングと周りが連動するタイミングがずれていてカラ追いになることもしばしば。もちろん攻撃に移った時のためにエネルギーを残しておいてもらわないと困りますが、もう少し守備時の活動範囲を広くしてもらわないと、と思います。 【多様性が垣間見えた攻撃】 開始から自らのポジションを崩して真ん中・左サイドへと顔を出した砂川。クライトンと彼が絡むとボール保持により時間が生まれ、厚い攻めが出せていました。最初はタイミングが取りづらそうだった平岡も、後半にはうまくオーバーラップできていたと思います。 相手が3-5-2でサイドにスペースがあったということもありますが、大きなサイドチェンジが何度か入ったり、ピッチを広く使えていたと思います。前半40分頃でしょうか、左サイドを速い展開で破って右でどフリーになった砂川に渡った場面はとても良かった。が、アレをふかすなよw 砂川のもそうだし、後半に一対一をダヴィが外したのもそうだし、相変わらず得点機を逸しているところは課題ですね。
【今節の結果】
またしても怪我人、しかも手薄なFW、しかも大事な(って大事でない選手はいないのですが)中山。今後の布陣とともに水曜日の試合をどう位置付けるか、頭の痛いところではないでしょうか。しかし、万全でないチーム状態にあって勝ち星という良薬を得たのですから、まずは土曜日の結果を喜びたいと思います。
2008年04月11日
明日は磐田戦。チームは結果が出ない上に怪我人が多く、苦しい状態が続きますが、こういう時こそホームの利というものを発揮しなければ。ピリピリとまではいきませんが、引き締まった雰囲気にしたいですね。今節の注目ジョカトーレはこの男、
「船長」#18・芳賀博信
です。今のチームには「魂」が必要。彼自身も故障を抱えており万全ではありませんが、それでもピッチを駆け回り、身を粉にして闘うその姿を見て心を動かされない者はいない。男の背中で、俺達を揺らせ!
上位・下位が開きはじめた他会場のカードはこちら。
落ち着いて、でも大胆に。思い切りの良い、攻撃的な姿勢が見たい。フワフワしたプレーはカンベンだ。観る者に伝わる試合を。加賀は接近戦に持ち込めば弱いぞ!We are SAPPORO!
2008年04月10日
全くもってついていないとしか言いようがありません。
コンサドーレ札幌西嶋弘之選手の負傷について
昨年ケガしたところと同じですね。8日にも同じ箇所を痛めたという情報がありましたから、ムリをしてしまったのでしょうか。ついてない。「これから」と決意も新たにしていたというのに… 個人的にもやっと長袖・#6のレプリカを手にしたところだったので、ショック倍増です。#6は自分がつけている番号だからというのもありますが、西嶋のように目立たないけれど堅実な選手が好みだというのも、#6を選んだ理由です。 まずはしっかり治して、心配のない状態にしてから戻ってきて欲しいと思います。大事な戦力なのだから、三度離脱ということにならないように。
2008年04月07日
週末のF東京戦、テレビで観戦しました。 何とも歯がゆいな、というのが見終わった時の感想です。 前節の川崎F戦と違い、後半はそれなりにチャンスも作っていました。その点は明るい材料として良いと思うのですが、一方で「リードされてからそれをやっても遅いんだよ」とも思ってしまいます。 失点は個人のミスですが、それよりも、あれだけ積極的な立ち上がりを見せたにもかかわらずすぐにその勢いを失うのはどういうわけだ、と。技術で劣っているチームが集中力とテンションで相手を下回っていて勝てるわけがない。 こう言っては何ですがF東京はそんなに質の高いチームには見えませんでした。鹿島なんかと違ってスキはいくらでもあったはずです。現に後半は押し込んでいたわけですから、あの積極性を最初から出せよ、と言いたくなります。 戦術的な部分や個々の選手のプレーについて言いたいことは色々ありますが、まずは前提の部分でしょう。高い集中力と積極性。まずはこの二つを何とかしないことには話にならない。消極的になって良い事なんて一つもない。 川崎F戦は「仕方ないな」と思える部分もあったのですが、今週末は悔しさしか残らない、脱力しきってしまうような敗戦でした。クライトンが怒るのもムリありません。でも、傍観者のボクでさえこれだけ悔しいのだから選手は推して知るべし。必ず立て直してくれると信じています。おんなじだったらさすがに怒るよ。
2008年04月02日
力の差がもろに出た試合でした。以下、雑感。 【集中力を欠いたDFライン】 たった二度、二度だけなんですが、それが致命傷となってしまいました。 どちらも同じようなミスからの失点でした。ハイボールの競り合いからDFラインの裏にこぼれてきたボールを拾われて失点。周囲がボールウォッチャーになってしまい、こぼれ球への対応が遅れました。一点目は反対サイドなのでよくわからなかったのですが、足が止まったのはオフサイドだと思ったからでしょうか。 前半・後半ともにミスで、しかも早い時間帯に失点していてはゲームプランもあったモンじゃない。自分たちから厳しいゲームにしてしまったな、という感じです。 【ボールの収まりどころと最終局面での精度】 ダヴィの欠場の理由はよくわかりませんが、クライトンが持った時の前の動き出しが少なく、最初のパスがなかなか効果的なものになりませんでした。相手は3バックなのだから、まず前に収めてディフェンスを収縮させてからサイドに持っていかないと厳しい。両サイドが窮屈そうだったのはこの辺に理由があるかと思います。 チャンスがなかったわけではないんですが、川崎FのCB陣に上手く押さえ込まれました。井川が意外に効いていたと思います。それを差し引いてももう少しクロスの精度を上げることと、中は飛び込むタイミングを合わせてやる必要があります。
【今節の結果】
何だか楽に試合をさせてしまったな、という印象です。ボールの取りどころがなかったですね。芳賀の足の具合が気になります。高木の退場はよくわかりませんでした。次、すぐ試合があるので、しっかりとコンディションを整えて臨んでもらいたいと思います。
2008年04月01日
これを強請(ゆすり)と言わずして何と言おうか―J1札幌・三浦俊也監督に、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボーフムから来シーズンの監督就任要請が届いていることが分かった。 ボーフム(VfLボーフム1848)は前・浦和の小野伸二が所属。1848年創設で、国内タイトル獲得はなし。最近では、01-02シーズンにリーガ1部に昇格。翌02-03シーズンには9位、翌シーズンは5位と好成績を残したが04-05シーズンに2部に降格。一年で復帰した後、06-07シーズンは8位、今年は現在11位と安定した成績を残せていない。 一方、今季6シーズンぶりのJ1復帰を果たした札幌は、3月は公式戦2勝1分2敗も、最後2試合は連勝で締めくくった。その札幌の監督を務める三浦氏は、大学卒業後に教員になったものの指導者の夢を捨てきれずドイツに単身留学、ドイツでプロコーチA級ライセンスを取得した。語学はもちろん、ドイツサッカーの特徴、ドイツ人の気質などにも通じており、外国人であることによるデメリットは少ない。2004年には大宮を、そして昨年、戦力的に充実していたとは言えない札幌をJ1昇格に導いた手腕も高く評価された格好だ。 しかし、日本人である三浦氏に白羽の矢が立った理由はこれだけではない。それは「ある日本企業」の存在だ。
ホームタウン・ボーフムが位置するノルトライン=ヴェストファーレン州の州都・デュッセルドルフは、ルール工業地帯の中核となる都市であり、日本企業も多くこの都市に進出している。そのうちの一つ、ある日本の自動車メーカーがボーフムの買収を計画しているというのだ。 その自動車メーカーはJ1のあるクラブと非常に密接な関係があるという。「将来的には若手選手の武者修行の場としてボーフムを位置付けたい」(クラブ幹部)との構想があり、三浦氏招聘は今年一月に成立した小野の移籍に続く第二の布石というわけだ。 現地メディアは、「ミツビシは札幌に違約金を支払う用意があり、それは札幌の財政難を救うに十分な金額だ。札幌はそれを受け取る道を選ぶだろう。あるいはミツビシのクラブに対し若く才能にあふれているが出場機会のない何人かの選手を人的補償として譲渡するよう求めるかもしれない」(3月31日付Dusseldorf Sportarten)と報じている。 HFCの児玉社長は、「オファーがあったかどうかも含めて現段階ではコメントできない」としているが、今年初めに北海道・札幌市からの融資についての問題を報道された札幌にとっても、「確かに監督の流出は痛手だが、この違約金は魅力的」(HFC幹部)だ。 ボーフム行きを認めるとなればシーズン途中での監督交代を余儀なくされる。すでに後任のリストアップは始まっているという情報もあり、早野宏・前横浜監督、松木安太郎・元C大阪監督、解説者のセルジオ越後氏などの名が取りざたされているが、「日ハムに続いて北海道はまたダジャレ監督か」との誹りは免れまい。 財政難にあえぐ足元を見られて監督を買い取られる屈辱―サポーターはこのまま手をこまねいていて良いのか。札幌に大きな試練がおとずれた。【2008年4月1日 Gasenetta dello Sport】
プロフィール
性別:男 年齢:30歳代半ば 出身:兵庫県西宮市甲子園 現住地:北海道札幌市 サッカー歴:素人。たまにフットサルをやる程度 ポジション:アウェイ側B自由席 2007/12:加齢に伴い年齢を実態に即した形に書き換えました
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