2006年01月31日
hommage【オマージュ】 フランス語。芸術家などに対して捧げる敬意。 True Lefty!! Hiroki "Miharavic"! Bon voyage.
2006年01月30日
児玉社長のインタビュー記事がBun Bun(朝日新聞のタウン紙)に載っております。以下、要約。
最後のはともかくとして、他チーム分析については「個人的には」こう思う≒現場サイドの見解と解釈して、今シーズン序盤戦の楽観的シナリオと悲観的シナリオを描いてみました。
【注】『月刊コンサドーレ』の柳下のインタビューには「選手のレベルなど怖いのは東京V」とありますが、どうも他の発言を見るとかなり前のインタビューのようです。社長の発言が今の現場サイドの認識をある程度投影していると言っていいんじゃないでしょうか。
-条件-(【好】=好材料・【不】=不安材料・【?】=未知数・【阿呆】=文字通り)
神戸:【好】大部分の主力の残留。
【不】頼れるFWがいない
【阿呆】オーナーの「ナンバープレート発言」
仙台:【?】外国人監督・選手。
柏:【好】監督が石崎=J2を知っている。
(「が、残留の仕方も良く知っている(w」というのは含めず)
東京V:【好】森本を筆頭に若手が羨ましいほど多く供給されている。
【不】首脳陣が「ダイジョーブ?」なメンツ。
山形:【?】鈴木監督の下での三年間の蓄積と新監督のマッチング。
札幌:【好】補強の成功。三年目の監督。
【不】例年通りの序盤の「強行軍」
(キャンプ地鹿児島→鳥栖→鹿児島→札幌→山形→愛媛→室蘭…→函館→GWの連戦)
【楽観的シナリオ】
【悲観的シナリオ】
緑のところが同じ予想になっているのは間違いではありません。こんなモンでしょ、多分。そうでなければ沈没間際の船内のネズミよろしく主力が逃げ出したりしませんって。悲観的シナリオにおける柏の評価はちょっと過大評価しすぎかなとも思います。
結局、「イヤかも知れない」シリーズで言っているように、私も仙台・山形・神戸が当面のライバルとなり、中下位で気を付けるべきは鳥栖だろうな、と思います。異論・反論・Objection、大歓迎。
もう一つ。社長のインタビューの肝は「力の差がないゲームが多くなり、面白い試合を提供できる」というところにある、と私は思います。札幌サポである我々にとっては大変に厳しいシーズンになるでしょうが、「サッカー>札幌」な人たちをスタジアムに呼び込むには魅力ある試合を提供するのが一番。私の身近にも「去年の終盤、もっと(昇格争いで)競っていれば見に行こうと思っていたんですけどね」という人がちらほら。サッカー玄人さんに来ていただける良い試合をして欲しい。そしてホームで勝ち星を積み重ねれば客足も伸びるはず。
2006年01月29日
…「正直」の打ち間違いでもなければ見間違いでもありません。実は今日は旧暦の正月でして。こんなことになっているところもあります。13年ぶりだもんな、嬉しかったんだろう。思ったより少ないじゃないか>けが人
要するにですね、1月1日、キックオフイベント、そして今日と、こじつけですが「三度目の正月」なわけです。というわけで今日の練習試合は「蹴り初め」。6点取って勝ったみたいですが、ま、結果はともかく、内容ですね。現地でご覧になった方のレポートがupされているので皆さん「九州サポのひとりごと」さんをどーぞ。ついでに私もフットサルで「蹴り初め」。ヒドイ出来でした(w
今度こそちゃんとした初夢が見られるように、今夜は飲み会でしっかりアルコールを注入いたします。ちなみに昨日は「港に停泊中のフェリーに乗っているけれど、なぜか部室みたいな部屋でサッカーの準備をしている。そしてこのフェリーが時々信じられないような揺れ方をする、でもみんな冷静に対処している」という夢を見ました。何だろう?昨日も飲んだからか?
ま、問題は今日の夢なわけでして。皆さん、イイ夢見ろよ!
2006年01月29日
サッカー関連グッズの収集癖など元来無い(というより手に入れる機会・つてがあまり無い)私ですが、最近、このレビューで紹介したオシム父さんのサインをもらい、また、シーズンチケット販売会では石井のサインを入手したりと、レアなアイテムがなぜか立て続けに手に入りました(#25最後のサインになったわけだから、それなりにレア>石井のサイン)。
「これで打ち止めだな」と思っていたら、何とも「アレ」なアイテムを、さる知り合いから頂戴したのです。
それがコレ。真っ赤なvodafoneのロゴ入りユニ→
「あん!?浦和かゴルァ!」と思った皆さん、及び「あん!?マンUかゴルァ!」と思ったガナーズファンの方。
まあまあ。チームエンブレム↓をご覧下さい。
「アル・アハリ」と書いてあるでしょ?…読めませんねアラビア語ですから。世界クラブ選手権2005に出場したエジプトのアル・アハリのユニフォームをもらったのです。2・3年前のモデルということですが、クラブ選手権を見ることの出来なかった私にはどこがどう違うのか分かりません。
その知り合いは現在エジプト滞在中。日本にいない彼のかわりにヤフオクで「とある黒い箱」を競り落とした御礼にと贈ってくれたものです。
もっとも、正月の一時帰国の際に持参してくれたはいいが、手渡してくれるでもなく、本業関係で私が出入りする部屋の分かりづらいところに放置、挙げ句にエジプトに帰った後に「置いときましたから」とメールで連絡よこしやがったのであわててピックアップしに行かされた(事情を知らない者が置いてあるものをアッサリ捨てる可能性があるのです、その部屋では)、という「渡し方までアレ」なアイテムとして長く記憶されるものとなりました。
「#11かぁ、これがシドニーだったらキングなのに…」という理不尽な願望も無くはないのですが、まぁそれなりに…、イヤ大切にします。ありがとう。でもやっぱりオーセンティックじゃなくレプリカだからゲームでは着られないよね、生地薄くて。だから評価は「キープ」。
2006年01月26日
監督。
補強と言うより、大半の主力選手が残ったことが恐ろしさを感じさせるこのチーム。最初の昇格を成し遂げた監督の就任は…、イヤだなぁ。
三浦アツなんて二部リーグにいちゃダメだって(w FK?見たくない見たくない、あの回転せず落ちるヤツなんて。札幌ではやらんでエエから、よそ行ってやってくれ。
とにかくエリア周辺でのファウル厳禁!
2006年01月26日
財前宣之。丁寧につなぐことを信条とするサッカーが今年も継承されるとすれば、こういうテクニックのある選手はいやらしい。運動量の面でどうなるか分かりませんし、一年間健康でいられるかという問題もありますが…。
大塚が抜けて監督も替わって、そんなに上積みがあるとは思えないものの、怖いことは間違いない。
【追記】
下の方のエントリーにもありますが、他チームについても書いていまして。
で、「そればどうだろう?」とか、「こういう選手も獲ったぞ」とか、なんかありましたらコメント付けていただけると嬉しいです。中にはアフォなエントリーもありますが御容赦(w
他チーム編へのリンク貼りますね
2006年01月23日
ベガルタヘタクソ仙台、熊林親吾を獲得。
…間違えた。本物の熊林はこちら。
(注)ここを見ているであろう仙サポ@知り合いに対する「おふざけ」なので、マジ切れした見ず知らず仙台サポ及び「こんな挑発良くないよ」的なコメントはお断りです。
去年、獲ろうとして獲れなかったという噂のあった彼ですか…。財前・シルビーニョの穴はこれで埋まるかな。前年同様元気なサイドアタッカー達が健在。ブラジル人が未知数。付け入る隙があるとすれば若干脆弱なCBか。いずれにせよ不気味ではある。
2006年01月22日
早朝、柳下がテレビに出ておりました。寝ぼけ眼で古新聞の片隅にメモを取りながら見ておったのですが、すでに「西方見聞録」さんに詳細なレポートがアップされており、メモは無駄に終わりました(笑)。大体このメモ、汚くて自分でも読めないところあるし。
で、書くことの一方が無くなってしまったので、柳下が語る様を見ながら考えていたもう一つのことを。インタビュアーはジャーナリスト・中村美彦さん。この方のことは知りません。が、サッカーに特別詳しい訳ではないということだけは分かりました。で、途中から、「サッカーの『常識』を持たない聞き手がどうインタビューを構成するのか」ということと、「サッカーの『常識』を持たない聞き手に対して柳下がどういう言葉で語るのか」ということに注目して見ておりました。
「西方見聞録」さんを見ていただければ分かる通り、内容はこれまでの報道の域を出るものではありません。むしろ、バラバラに語られていた内容をまとめ、補強・チームコンセプトなど柳下が描くビジョンをわかりやすく伝えることに主眼があった、というべきでしょうか。その意味で30分番組としては必要最低限の内容は語らせていたし、柳下も過不足無く語っていたと思います。ヘンにサッカーを知っている聞き手でなくてよかったのかも知れません。
もし、「コアなサポにネタを提供するのではなく、より広い層に札幌を知って欲しい」という狙いの元にHFCがインタビュアーと打合せしているとすれば、なかなかの戦略です。って言うかそれくらいするだろ普通。
また、「組織と個の力」について水を向けられると、「確かに組織も大事だが、最終的にはサッカーは運動量と1対1の勝負」と語り、さらに戦術的な面では「今年は決まり事にこだわるのではなく、チャンスにはポジションを崩して前へ出ていくようなサッカーをする」と言っていました。オシム父さんや中田英寿の言葉と重なる気がするのは私だけでしょうか?当然ですが柳下もサッカー界の潮流(あるいはずっと変わらない大切なもの、と言うべきでしょうか)に乗り遅れていないことを確認すると共に、こうした事柄を「常識」を持たない聞き手に対して丁寧に語ることの出来る能力に感心した次第です。
ただ、やっぱりどこでもクソ真面目だなぁ、と(笑)。身近に接している人にはそういう印象はないのかも知れませんが、ブラウン管を通してのみだと、やっぱり、ねぇ。
余談。「昇格できなかったら?」との問いに対して、質問の意図を図りかねてか一瞬言葉に詰まった柳下ですが、「(自分でできないとクラブが判断すれば)できる人を呼べばいい。途中で投げ出すことはしない」と語っていました。同じ覚悟をHFCも共有していると願いたいし、信じたい。
余談その2。「ダメな時は叩いて欲しい。が、選手が一所懸命やっている姿をしっかり見て欲しい」だそうです。私には後半に力点が置かれているように聞こえましたよ>さーやさん
2006年01月21日
桂米朝『落語と私』(ポプラ社 ISBN:4591089673)
著者は戦後上方落語の復興に尽力した「四天王」の一人、人間国宝・三代目桂米朝。落語の技法や楽しみ方・歴史に、自らの落語に対する認識等を織り交ぜて綴った落語論。以前も書きましたが、中学生の頃から米朝さんが好きで、ラジオでこの人の落語をよく聞いていました。
最近秘かに落語がブームになっているようです。本書はもともと中高生向けに書かれたようですが、ちょっと聞いてからこの本を読むと、落語の奥の深さが理解できるのではないでしょうか。
落語はやはり寄席に行って鑑賞するのが一番、と米朝さんは言います。
落語のネタを収録した本はたくさんあり、私も持っています。しかし、「落語は文学とは違う」と米朝さん。それは演者の腕次第で名作とされている話がくだらないものに聞こえることもあれば、話としてはあまりうまくできていないものでも面白くできる。その意味で文学とは言えないのではないか、というのが米朝さんの考えです。
例えば落語の入りによくある、「こんにちは」「おう、こっちへおはいり」。これを文字だけで見るのと、噺家が「演じる」のとでは雲泥の差がある。「おはいり」を笑顔でやれば待ちわびていた客が来たことになるし、しかめ面でやれば「またヤなヤツがきよったで」ということになる。厳かに発声すれば説教の一つでも垂れてやろうと待ちかまえていたことになる。噺家の表情の作り方で全く異なった意味が付与されるのです。また、ここを見るだけでちゃんと稽古したかどうかが分かる、とも米朝さんは言います。(【独り言】…うーん、何だか報道の読み方に通ずるものがあるような気がします。)
こうした「表情と言葉の融合」なら講釈師や舞台俳優などでもできますが、噺家の特色は、扇子と手ぬぐいという限られた小道具を使って様々な所作を具現化してしまうところと、複数の人物を一人で演じきってしまうところにある、と米朝さんは続けます。
例えば扇子。仰々しく腰のあたりから引き抜けば刀になるし、ちょっと広げて立てて置けばお銚子。手ぬぐいは帳面にもなり、財布にもなり…拍子木をトンと鳴らすことで場面の転換・時間の経過を示す。こういう小道具と、それを用いた所作が現実味溢れる演出を生んでいるのです。
また、講談などは演者自身が話を語る形式をとっていますが、落語は噺家が複数の人物を演じわけるとともに場面説明にほとんど言葉を費やさない。基本的に「枕」と呼ばれる前置きが終われば噺家=語り部自身が顔を出すことは極度に少なくなる。
だからこそ、寄席で見ることで、表情の作り方・間の取り方が伝わり面白味がますのだ、と言うのには、なるほどの一言です。
一方で、数ある古典芸能と落語は本来肩を並べるべきものではない、とも言っています。落語に登場するのは平凡な人々で、別に何か教訓めいたものを示すわけでもない。「これは嘘ですよ、おどけばなしなんです。だまされたでしょう。アッハッハッハ」…。これが落語本来の姿勢だ、と。私なんかはこうした姿勢にこそ大きな魅力を感じます。
この本によって、「落語は今で言うところのマルチメディアだ」という自分の考えが明確に整理出来ました。言葉と所作と小道具と。お囃子という音楽による演出もある。歌舞伎・浄瑠璃・狂言といった既存の芸能のいいところをとって登場してきた、江戸期における「最先端」の話芸。現代まで生き残っている理由がよく分かりました。
2006年01月20日
オシム父さん、シャア専用アシスホナウジーニョをぶった切っています。
また物騒なことを言っていますが、騙されては(?)いけません。オシムの言いたいことは後半部分。
バルサの分析は納得。チェルシーは、今年はまだ見ていないので分かりません。
2006年01月17日
今日は本来ならば新聞の一面に載るべき重要なニュースが、管見の限りでは四件もありました。「1月17日」だというのに…。
以下、雑感及び回想。
中学生か高校生だった頃の事件。忘れかけていたけれど、蘇ってきました。
世間で騒がれている数多の事件のみならず、私の身近なところでも「不審者」がうろついています。許せねぇ。
株やネットビジネス、ライブドアという会社については語るべき知識を持ち合わせていません。以前は「新しいことに挑戦する時には常にコンサバティブな人々からの反発がつきもの、だが、『金』>『人』という彼の言動・手法にはいつかしっぺ返しが来るだろう」と、同情三割・反感七割(ええ、私も保守的ですから)の見方を取っていたのですが、やはり「金」の問題で足下すくわれましたか。
腹が立ったのは、午前7時頃の会見でのメディアの質問。「今、どんな心境ですか?」「今回の事態は社長にとって『想定外』ですか?」…
聞くべきものを持たない人間には、人にものを聞く資格はない。恥を知れ。
最も腹立たしいのがこのニュース。「自分の保身しか考えない人」は、最も醜い人種の一つだなぁ、と。
少々うがった見方。「ライブドア」は、証人喚問から世間の耳目を逸らすため、わざと16・17日にぶつけてきたのではないか。
自民党の判断:安倍晋三>>>>>元国土庁長官及び親族>ホリエモン
小泉や自民党幹部は「困惑している」「遺憾だ」などとすっとぼけているが。
さらにうがった見方。証人喚問を「1月17日」に持ってくることの意味に議員先生方が無頓着だとしたらこれまた腹立たしい。もし意図的に持ってきたとしたら…
私の実家は西宮にあります。近所には祖母・伯母夫婦も住んでいます。震災では、壊れても構わないものばかりが壊れて、親族の命は壊れませんでした。弟は、とても大事にしていたラジカセが真っ先に胸の上に落ちてきてくれて、その後三方から倒れてきた家具に押しつぶされずに済みました。長らく寝たきりであった祖父が前年のうちに逝っていたことも天佑だったのかも知れません。
このような日に「くだらない(誓って言いますが、一連の事件の被害者の皆さんを軽んじての言葉ではありません)」ニュースばかり…。
以下、私事と戯れ言。
今でも鮮明に蘇ってくるのは、地震が起きたことを知った瞬間です。私はある異国での長い滞在を終えようとしており、「滞在の締めくくりに」と考えた旅の最中にありました。
その日、街をぶらついて夕方に宿に帰ってきて、何気なくテレビを付けたところ、「ある街が炎上する映像」が目に飛び込んできて、アナウンサーが何を言っているのか聞き取ろうとした次の瞬間、ニュースは終わってしまいました。
現地のテレビ映像とは画質が異なること、左上に見えた字幕の二文字目が「戸」に見えたことから、何となく日本でのことかも知れないという予感があったものの、すぐに故郷には結びつきませんでした。前年の12月に青森・「八戸」で地震が起こっていたことを知っており、今回もそこでのことかも知れない、と思ったからです。「でも、一文字目は『神』に見えた気もする…」。楽観と動揺を抱えたまま一時間が過ぎ、19時のニュースで事態を知ることになりました。
かの国では、19時のニュースは国家の要人の動静を伝えることを第一義としており、先に流れたのは「元首が日本の村山富市首相に、今回の神戸での地震について弔電を送った」というものでした。「確かに『神戸』と言った…」。長期滞在で身につけた語学力は日常生活に支障を来さないレベルに達していましたが、この時ばかりは聞き間違いであって欲しいと願わずにはいられませんでした。しかし、ニュースの終盤に流れた、NHKのものを借りてきたと思しき映像に映っていたのは、やはり変わり果てた神戸の街でした。
「家族の誰かは確実に死んでいる…」、そう思わずにいられない程の衝撃でした。宿のロビーに駆け降り国際電話を掛けたところ、奇跡的に10回に満たないトライで実家につながりました。普段は安宿に泊まるのですが、長旅の疲れから大きなホテルで、しかもドミトリー(大部屋)ではなく個室を取っていたことで、ニュースを早く知ることができ、すぐに国際電話を掛けることができました。親族全員の無事を確認し受話器を置いた瞬間、私は大声を上げて泣き出し、「無事だった!ええと、地震があって…無事だった!」と電話係に向かって繰り返していました。ビックリしたでしょうね、彼ら(笑
私の震災体験はこのように間接的なもので、実際に亡くなられた方・親しい人を亡くした方に比べれば何も起こっていないに等しいのですが、それでも言わずにはいられません。オマエら(偽装事件の関係者)はあの震災から一体何を学んだのだ、と。国が「地震の巣」に位置していることの意味を分かっているのか、と。
地震が襲ってくるという危険性は、日本という国にとって「与件」です。その余儀なく迫られたリスクを織り込んだ上でものを作る・利益を上げる努力をする「覚悟」が、彼らにはないのでしょうか。それとも、社会がそうした努力ではどうにもならないようになってしまっているのでしょうか。
北海道だって同じ。本州から帰ってきた人は言います。「雪に経済力を奪われているよなぁ」と。除雪・雪による交通障害等によって、北海道のGDPはかなりの部分を奪われているはず。道経済が本州よりも冷え込んでいるのは、全てとは言いませんがそうしたことが大きな要因となっていると思います。でも、与件として受け入れるしかないですもんね。都合の悪い条件に文句言っているだけではなくて、打開する方法を探さなければ。
何だか最後はよく分からないことになっていますが、とにかく色々考えなければいけない一日が…、もうすぐ終わりそうだ(汗
2006年01月16日
やはり、「都合の悪いことには目をつぶる」という姿勢ではいけないようです。昨日のエントリーに書いた「初夢」、とんでもない間違いであることが判明しました。
昨日のエントリーでは、チームの新年にあたって、「新ユニ発表前だからか違う色のシャツを着た選手達がゴールを決めるめでたい夢を見た」と書きましたが、実は色は覚えていたのです。水色でした。
そして今日、KappaのHPでホーム開幕戦の相手がなぜか発表されているのを見て愕然としてしまいました。
「…水戸ぢゃねえか」
というわけで、チームにとっての大晦日に見た夢は「初夢」に非ずということで…。
余談。「夢の内容を人に話したら、初夢は実現しない」。コレ、周りに聞いたら「…知りません」のオンパレード。自分自身も「ハテ、逆だったか?」と分からなくなってきました。
2006年01月15日
キックオフイベントに行って来ました。初の参加です。フットサルの練習があったのですが、すっぽかしました。チームの規律を乱した罪で来週の練習参加を禁じられました。代表@仙サポの陰謀です(ウソ有り)。
会場ではボールと戯れ、人工芝の感触にはしゃぐ子供の姿が目に付きました。クラブ創設10年…。次の10年を担うサポーターになってくれることを期待しています。
ファンクラブポイントとの交換で「パスケース」ゲット・マフラー衝動買い・新入団選手のトークショー・やっと決まったフッキの突然の登場・金子の不参加(「家庭の事情」ということですが、心配)、そしてもちろん新ユニフォームのお披露目と、話題・見所満載だったわけですが、何人かの選手が「明けましておめでとうございます」と言っていたのが印象に残りました。
彼らにとって今日が新しい年の始まり…。そんな意識から出た「明けまして…」だったのでしょう。
そんなことを考えていると、ふと今朝のことが頭に浮かんだのです。「そうか、あれは『初夢』と解釈して良いのか…」
本来「初夢」とは元日の夜、つまりこの場合は今夜見る夢のことを指すはずですが、まぁかたいことを言わずに。開幕戦での先制点の夢を見たのです。
確かこんな展開でした。
と、まぁそれはそれは美しい展開だったのです、私の表現力では十分には表せないぐらいの。なぜか選手達は違う色の練習着みたいなモノを着ていましたが(ユニお披露目前だからでしょうか)。
選手に()で但し書きがついているのはですね…、スタンドから見ているという設定だったため、絡んだ選手が全員坊主・短髪系だったことしか覚えていないからです(笑
えっ、「人に話すと正夢にならない」ですって?ご心配なく。どうせ私はホーム開幕戦は出場停止、運がよくて遅刻ですから。アウェイ側に突き刺さった(つまり前半)あのゴールを見られるわけがない(笑)。皆さんはきっと開幕戦にはもっと美しいゴールを見られることでしょう。
ともあれ今年の札幌がスタートしました。
2006年01月14日
まだまだ予断を許さないようですが、まずは良かったです、彩花ちゃん。ご両親からのメッセージ(ブログ)にある、自宅生活一日目の写真、微笑ましい。
一方、あやかちゃんを救う会のページにこのようなところへのリンクが貼られていることに気付きました。
目にとまったのも何かの縁かな、と思ったので、ココに書いておきます。ただ、ウチのような「いろもん」ブログでは効果の程は知れているので、よろしければ皆さんの所にも。
2006年01月10日
昨年のことを言うと誰が笑うのかわかりませんが、金子達仁氏がこんなことを書いています。
「オイオイ、リングの外でのファンサービスと、試合中のそれをいっしょにすんなや」というツッコミは置いといて、後半の亀田興毅のくだりはなかなかに共感できます。別にあのような話し方が好きというわけではありませんが、「見られんことにはしゃあないやろ」という心構えは立派だと思います。さて、問題は前半の「J1最終節における試合経過のアナウンス」ですが、意見の分かれるところでしょうね。
まず、「チャイムが鳴って…」云々という意味がわからない方に説明しますと(と言っておきながら実際に居合わせた経験なんて私にはありませんが)、イタリアあたりでは試合中に「ピンポーン」という音が場内に流れ、オーロラビジョンにライバルの試合経過が映し出されることがあるようです。勝ち点で並んでいる相手とか、あのチームが負ければ残留が決まるとか。
私が以前テレビで見たユベントスのホームゲームでは、チャイムが鳴るたびにサポーターが「オーーーー…」と声を上げ、おそらく経過が映し出された瞬間だと思いますが、「ウワァー!!!」と雄叫びを上げたり爆竹を鳴らしたりしていました。選手にメッセージを伝える意味合いもあるのだと思います。
確かに見る側にとっては、気になる他会場の経過がほぼリアルタイムで分かるということで、それなりのメリットはあります。「今どきケータイを持たない主義」の私には有益なサービスです(笑)。がしかし、ちょっと待てよ、とも思うわけです。
金子さんは試合経過を知ること・知らされることに対してベンチや選手がどう思っているか、を主要な論点にしていません。というか、ベンチや選手の考えを一般化するのはムリですし。知りたいという選手・チームもあれば、そうでないチームもあるでしょう。「現場の声に流されていては…」なんて表現で一般化できる問題じゃあない。紙幅の都合上できなかった、と、まぁ好意的に解釈してあげましょうか。
ファンサービスのみを追究するという観点ではなく、あくまでピッチで闘っているチームの意向を尊重するという前提であれば認めても良い、という意見も出てくるでしょう。そして現場の意見を尊重するのであればおそらく札幌ではやらないだろうな、とも思います、「ロスタイムまで走りきる」ことを目標に掲げざるを得ない今のチームの成長度合い、監督の頑固でクソ真面目(笑。けなしているのではありませんよ、私もクソ頑固ですから)な性格などを勘案すると。
それに私は目の前の試合に集中して観戦したいので、やはり流して欲しくないな、というのが現時点での結論です。
ここまで書いて思ったのですが、アウェイサポの皆さんはさておき、他のスタジアムでの観戦経験って、皆さんどれくらいあるんでしょうかね。遠征に行けない方も大勢いらっしゃるでしょうし。他のスタジアムの演出も気になるところです。
去年三月、開幕時の長居では、キックオフ直前にスタジアムに「セレッソ~…」というアナウンスが流れ、それに続いて「オオサカ~!」とゴール裏が応える、というのを三回繰り返していましたが…、あんまり上手くいっていませんでした。雨降っていて、ゴール裏の入りイマイチでしたし。こういうのはシャイな日本人には難しいんですかね。でも最終戦はテレビ通じても結構聞こえていたなあ。
2006年01月09日
こちらでダッフルコートに関するあれこれが書かれています。
私もダッフルコートを愛用しています。親族には「子供っぽいのでやめろ」といわれますが、それでも何だか着てしまうのですね。思えば中学の時だったか、はじめて買ったコートも、「別なのにしろ」という親の薦めを押し切ってダッフルにしたと記憶しています。
そもそもダッフルコートは北欧の漁師の上着として使われていたようです。分厚い生地は寒さに耐えるためのものなのですが、もう一つ、トッグルという浮き型ボタンをロープに掛ける形である「トッグル・フロント」が、実は漁師にとっての防寒のための工夫だったのだそうです。
漁師は船の上では長時間同じ向きで作業をします。よって、ずっと同じ向きからの風にさらされるわけです。普通のボタンタイプ・左前の上着では、右からの風を受けるとフロントの隙間から風が上着の中に入ってきますね。ところがトッグルフロントだと、すかさず右前合わせにすることで風の進入を防ぐことができたんだそうです。左からの風の時は左前に。こうして漁師は苛酷な環境での作業に従事していたんですね。今はジッパータイプの上着を着れば問題はないんでしょうが。
ガキの頃は「前がしっかり閉まらないのが難点だなあ」などと思っていたのですが、こうした理由があることを知り、感心して愛用するに至った次第です。
というわけで、1/15(日)のキックオフイベントには愛用のグレーのダッフルコートを、着ていきません(笑)。だって赤黒のマフラーがあんまり似合わないんですもん。
2006年01月07日
結局行って来ました。トークショーは17時からの回しか聞けず、写真も上手く撮れていませんが(暗い。暗すぎる)。
シーズンチケットを購入(クレジットカードOKでした)して、本屋で時間をつぶして会場へ。開始5分前の様子。
司会はGUCCIさん。予定通り鈴木・石井両選手が参加。石井選手の黒いジャケット、イイですね。
トークはプライベートに関するものを中心に、20分程行われました。
以下、印象に残っている内容を列挙。
最後に個人的な目標を語っていました。以下意訳。
それにしてもスゴイ雪でした。昼は吹雪いていたので14時からの回は断念。夕方になっても降り止まず、雪まみれになって帰ってきました。ハイ、歩いていったもので(笑
山野井泰史のギャチュンカン登頂の6億分の1ぐらい大変な思いをした闘いの戦利品がこれら。
2006シーズンチケット。
アイヌの文様をモチーフに、一番下の水色の部分は"B"という文字を線対称にデザインしたもの。
リストバンド・黒。
石井選手のサイン。
#25での最後のサインになるかも。
あっ、エントリー投稿時に書き忘れましたが、銀座ライオンさんが割引券くれました。スポンサー万歳!これで「練習」できるぞ(w
2006年01月06日
堀井の甲府移籍が決まったみたいで。まだ老け込むには早すぎる、というか、たまたまチームと彼の進む道が分かれただけ。力はあると信じている。レベルの高いJ1で、とにかく頑張って欲しい。
また、千葉貴仁選手の加入が発表されました。「またDF?」という声が聞こえてきそうですが、ま、考えあってのことでしょう。GK、どうしますかね?
他チームの補強動向について。仙台、外国人枠3人が決まったみたいですね。元々日本人のレベルは高いだけに、はまると強そうだなぁ。はまらないんじゃないかと勝手に思ってますが。神戸は普通に強そうだ。日本を良く知っている監督だし。
また、こんな人が柏に戻ってくるみたいです。ホント、どうしちゃったんでしょう、この人。
さて、明日はこの時期にしては奇跡的に一日空いたので、トークショー見に行くつもりです。シーズンチケット販売会は…黒リストバンド欲しいが、クレジット払いでもイイんだろうか?サイン会の整理券は…、早くから並べるかなぁ。
2006年01月02日
『皇帝ペンギン』(2005年フランス/監督リュック・ジャケ/ 86分)
皇帝ペンギンの暮らしを、南極の美しくも厳しい自然の映像と共にドキュメンタリータッチに綴った作品。日本語吹き替え版もあるようですが、蠍座で掛かっていたのは字幕版。やはり愛を囁くにはフランス語が一番だなぁ、と(笑
ひょっとしたら外れているかもしれませんが、移動する生き物としての「皇帝ペンギン」を描くというのが監督の意図の一つだったのではないでしょうか。
ご存じの通り、皇帝ペンギンは冬の始まりに冬営地=子育ての場に集まり、パートナーを見つけ、産まれた卵をオスが暖める間にメスは餌を求めて海に潜り、孵化した後はメスがその餌で子供を育て、オスは弱った体を回復させることと子供のさらなる成長のために餌を求めに行く、というサイクルで子孫を増やします。ここまでは知っていたのですが、今回この映画では、一連の行動を「行進」という語で綴っています。
各々が冬営地に向かう「行進」。卵を産んだ後のメスが餌を求め、厚い氷に閉ざされた地帯を乗り越え、海に戻れる場所を目指す「行進」。子供がはじめて氷を踏みしめる「行進」。そして夫婦の別れと子供の独り立ちに向けた「行進」…。
ある種のペンギンは何千キロもの距離を移動するということを『渡り鳥』という別の映画で知ったのですが、皇帝ペンギンにおいても移動は生きることと不可分なものだったのです。
歩く姿がユーモラスと人気を集めるペンギンですが、この映画での歩く姿はまるで「求道者」のよう。陽炎の彼方を歩く彼らの姿は、まさに何かを求めて一心に歩く「求道者」のそれに思えてなりませんでした。
一方で忘れがちですが、彼らは「鳥」であり、他の鳥にとっての飛ぶことに相当するのが「泳ぐ」という行為。餌を求め、また独り立ちしてはじめて海に入った時の彼らの何と素早く、活き活きとして、そして優雅なことか。
自然の厳しさ、美しさを描いた、とても良い映画だったと思います。
余談その1。ブログ設立当初から「映画」というカテゴリーを設け、映画好きを装っていた私ですが、実は今回が蠍座デビューでした。何となく敷居が高い感じがしたので、今まで行くことができませんでした。実際行ってみると、エントランスが広く、喫茶スペースが十分にあり、映画の前に集中・予習するにはうってつけの環境。
狭いスペースに人がひしめくシアターキノでは、「見ず知らずの人だけど間違いなく映画好きの人々」と空間を共有できている実感を得ることができますが、それとは違う良さがあるなぁ、と感じた次第です。
余談その2。人間もアフリカ大陸を起源とする種であり、移動を繰り返すことでこの地球を覆い尽くす生息地域を持つ生き物になりました(とされています、現在最も有力な説では)。移動する先の無くなった人類が次にどこへ向かうのかはわかりませんが、少なくとも個人レベルでは移動に対するモチベーションが遺伝子レベルで根付いているように思います。そして他の動物と決定的に違うのは、人間は移動することで自らの知る世界を広げることができるという点です。どこか知らない世界へ行くことで、知らないことが見えてくる、そして気づかなかった自分も見えてくるのではないか…
つまり何がいいたいかというと、ハイ、旅がしたくなってきたのです。時間も金もないくせにw
2006年01月01日
明けましておめでとうございます。本年も本ブログをご愛顧の程、よろしくお願い致します。
【プレビュー】
さて、元日といえば天皇杯決勝。今年は浦和-清水という対戦になりました。準決勝を見てのプレビューを書いてから、映画を見に行きたいと思います。
対戦カードですが、普通にやればやはり力の差があるだろうな、という2チームの対戦となりました。今シーズンを闘う札幌にとってのヒントが落ちているかもしれません。
清水は、降格争いの最中、大胆な若手起用でチームを蘇らせてきたようです。その勢い、若さ故の恐れのなさがいい方に作用すれば勝機は見えると思います。課題はマルキーニョス不在で極端に落ちた決定力。準決勝でも「ここで決めていれば」という場面が何度あったか。
一方、浦和は守備意識の高い相手をどう崩すか。スペースを上手に消してくる清水に対して、選手個々の能力を発揮できる1対1の場面を如何に多く作るかが鍵となるのではないでしょうか。
個々の能力で優位に立つ浦和と組織で戦う清水。今シーズンを見る上で非常に参考になる試合になると思います。が、気掛かりはコンディショニング。中2日での試合、シーズンの最後ですから、これが足かせとなって凡戦にならないことを祈ります。
【レビュー】(1/1 21:10up)
結局地力に勝る浦和の勝利に終わりました。以下、やや清水寄りの視点からの雑感。
レベルは違うけれども、札幌も清水もチームとして同じような時期にさしかかっているという印象です。若手の積極的な起用・監督の考えの浸透度が増してきたこと・限りある戦力でのやりくり、「あとは点を取るだけ」という「最も困難な問題」…。
見習うべきは、若い枝村・ベテラン伊東の両ボランチをはじめ全員が浦和の選手より走って、個人の技量の差を埋めていたこと、つなぎのパスのシンプルさと正確さ、この二点だと思います。非常に参考になる、良いゲームでした。
プロフィール
性別:男 年齢:30歳代半ば 出身:兵庫県西宮市甲子園 現住地:北海道札幌市 サッカー歴:素人。たまにフットサルをやる程度 ポジション:アウェイ側B自由席 2007/12:加齢に伴い年齢を実態に即した形に書き換えました
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