移籍金撤廃

2009年03月04日

 今のところ(そしておそらくこれからも)選手を売ることでやりくりする札幌には大事な話。

来季から移籍金撤廃へ Jリーグが国際基準採用(スポナビ)

 Jリーグのクラブ間の移籍で、早ければ来季から国際サッカー連盟(FIFA)の基準に従い契約期間満了選手の移籍金が撤廃される。Jリーグの鬼武健二チェアマンは4日、「遅かれ早かれそうなる。FIFAのルールだから、やらなければならない」と話した。6月の日本サッカー協会評議員会で規約改正が検討される見込み。現行では30歳未満の選手がクラブを移籍する場合、契約満了後でも年齢を基に算出される移籍金が発生するが、FIFAのルールでは移籍金はない。Jリーグ選手協会は、国際基準を採用すれば、移籍の活性化や有力選手の年俸アップが見込めることから、早期実施を求めていた。

 移籍金の撤廃には基本的に賛成です。選手にとっても、選手を買う側にとってもメリットは大きい。
 が、導入時期は絶対に来年度にすべきではない。現行制度のもとで単年契約を結んでいる選手が今シーズンオフに移籍金なしでごっそり引き抜かれるという事態が生じる可能性があるからです。
 新制度を想定した契約を今シーズンオフに結び、移籍金撤廃は再来年に。将来の売却を考えている選手とは違約金を設定した複数年契約を結ぶといった準備の時間を、売る側に与えるべきです。


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