天皇杯決勝・G大阪1-0柏

2009年01月01日

 あけましておめでとうございます。本年も弊ブログを宜しくお願いいたします。


 さて、元日恒例、天皇杯の決勝が行われました。延長戦までもつれ込む、緊迫した好ゲームだったと思います。

 立ち上がり、G大阪に比べて明らかにフレッシュな柏が主導権を握り、厳しいプレスから奪ったボールをDFラインの裏に素早く送り込むという攻めでG大阪を押し込む展開。サイドの選手も思い切りの良いプレーをしていたと思います。
 藤ヶ谷に良いプレーが出てこの時間帯で失点しなかったG大阪は15分過ぎから落ち着きを取り戻し、ボールを持てるように。ただ、ごり押しをしてカウンターを食らうことを避け、慎重な試合運びに。プラン通りにいったかという点では、前半はG大阪の方に軍配、という感じでしょうか。

 後半開始から柏はフランサを投入。さらに58分、疲れの見えたポポに代えて李。この辺から柏に再びリズムが生まれ、サイド攻撃から何度かチャンスを作りました。しかしG大阪のCB二人が冷静に対処して、最後の所で良く防いでいたと思います。G大阪のDFラインは延長最後まで高いラインを保って中盤を助けていました。

 75分頃からG大阪が一方的に押し込む展開に。前半からセーブしていたのがここで効いてきました。中央の狭いところを割るパスワークはさすが。単にスピードがあれば良いというのではなく、緩急が大事なのだということを再認識させられました。得点のシーンはルーカスから出た遠藤へのパスが見事だったと思います。

 連戦でコンディションが悪いG大阪が、運動量を売りにしている柏に最後は走り勝っている。試合運びの上手さ、ベンチワークの巧みさに恐れ入りました。サッカーはやっぱり頭ですね。札幌には若い選手が多いですが、今年はしたたかさも身につけていって欲しいと思います。


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