2007年05月28日
週末は野暮用で札幌を空けておりました。土曜日仙台IN→山形蔵王→日曜日仙台OUT。この絶好の機会に東北ダービーを見られなかったのが残念でなりません。しかも牛タンを喰い損ねた、無念…。が、まぁ、立派な温泉だったのでよしとしよう。 「なぜ仕事なのに温泉に入ってイイ思いをしているのか」ですって?それも仕事なんですよ、酒呑んでえらい人の話を聞いて…ってのも(苦笑)。ちなみに私、温泉学の学者とかではありませんから。
さて、見ていない試合のことは放っておくのは素晴らしい試合を見逃した悔しさをぶちまけて愚痴りたくなるからなわけですがとして、僕もこちらの課題を提出してみることにします。テーマは「いかにして札幌に嵌ったか?」ということなので、僕の体験を三つの段階に分けて振り返ってみたいと思います。 【初観戦に至るまで】 僕の場合、札幌よりもサッカーそのものに対する関心が先行していました。週末になると大学の構内でところ構わずボールを蹴っていました。その頃の関心の対象は専ら代表とセリエA。名番組「セリエAダイジェスト」が北海道でも放送されており、ユベントスファンだと名乗っていたのも、今となっては懐かしさと「なぜ縁もゆかりもない街のチームなどを応援していたのだろう」という気恥ずかしさが同居する良い思い出です。 はじめて見に行ったのはJFL時代・97年。大学の先輩に連れられて行ったわけですが、前提にはやっぱりW杯・フランス大会最終予選突破を目指す代表の存在と、それに対する世間の盛り上がりがありました。つまり「サッカーを見に行く」であって「札幌を見に行く」ではなかったわけです。 もう一つ、このあたりは記憶が曖昧なのですが、確か初観戦は研究室の仲間と大勢で行ったんだったと思います。サッカー仲間は半分ぐらい、のこりは「イベント」的なノリで参加。そのうちリピーターになったのは僕だけですね。 ここまでをまとめると、①僕自身にはサッカーに対する興味が強くあったにもかかわらず誘われるまで行かなかった、②他のサッカー仲間もリピーターにはならなかった、③サッカーそのものに全く興味のない人も同じくリピーターにならなかった、以上の三点です。なんか絶望的な事例だなヲイw この三つの点はそれぞれに重要な意味を持っているのですが、先生の目的は「既に嵌っているヤツ」の体験をもとにしたケーススタディのようなので、①について話を続けます。ちなみに②③については去年からちょっとずつやってるんですが…、まぁなかなか上手くいきませんね(苦笑 【ゴール裏に行くまで】 さて、本格的に見始めたのは98年です。この年最初の観戦も件の先輩に誘われて。7月29日、改修成った厚別でのナイトゲームでした。寒かったのとマニッチという選手に左サイドを蹂躙されていたのが記憶に残っています。その後は行ったり行かなかったり行かなかったり(笑)。イヤマジでこんなペースだったと思いますね。 ゴール裏に行ったのもその先輩と一緒。とても声を出して応援するタイプには見えなかった彼がなぜ僕をゴール裏に連れて行ってくれたのか、今思えば不思議ですが、これ以上彼のことを懐かしんでいると筆が進まなくなるので(笑)話を続けます。 初観戦から一年経っても自分ひとりで見に行くことのなかった奥ゆかしい行動力のない僕がなぜ翌年から一人でゴール裏に行くようになったか。それはやはり「参入戦」を見てしまったからなんだと思います。福岡戦ではなくて神戸戦ですが。悲劇を目の当たりにして感情移入してしまったわけです。雰囲気に流されやすい男ですから僕(笑)。ま、冗談は抜きにして「昇格などクラブにとって大きな転換点(「降格」も含む」をきっかけに常連になった、あるいは関わり方が変わった(「応援しなくなった」も含む)人ってのは結構多いんじゃないでしょうか。まぁ当たり前ですが。 ゴール裏に居た時期は応援そのものに対しても面白さを感じていましたね。そもそも初観戦の時から「あそこイイな」と思ってゴール裏を見ていたわけで。座って見ているようなライトな客層にも「応援の雰囲気が好き」という人が多いと思われます。が、そうした客層が次に書く時期に大量に離れていったわけです。 【観戦スタイルの変質と継続】 その後、僕のゴール裏生息期間は2002年途中まで。ご存じの通り降格、03年の豪華補強の失敗、と崩壊していくチームを直視できなくなり挫けてしまったわけです。ライトな客層はこの時期に大量に離れていった。僕はゴール裏から座りへ、とワンクッションあったためサポをやめずに今に至るわけですが。 この時スタジアムに行くことをやめなかったのは「サッカーそのもの」が先にあったからかな、と思います。やがて座って見るようになってからは、ただ勝った負けただけではなくて内容も見るようになり、現在に至るわけです。 ただ「見ることの楽しさ」と「見ているサッカーから感じる楽しさ」は同時進行的に発生してきたのではないわけでして…。ちょっと話は逸れますが、今、サッカーを見るのが面白いと感じるのは、「とてつもなくつまんなかった2002・03年があるから」だと思っています。01年までは声を出すのに精一杯で内容なんか見ていなかった。座って見るようになってから、いかに02・03年のチームがダメだったか、よく見えるようになりました。04年のホーム開幕戦で、あの年間5勝しかできなかったチームを見て「あっ、今年はまともなサッカーが見られる」と思ったあの時が、二つの楽しさが一致するようになったきっかけだったかな。それだけ柳下のサッカーには内容があるように見えました。だからあの三年間は大事なわけですよ。閑話休題。 つまり、僕が02・03年にスタジアムから離れなかったのは「サッカーそのもの」が先にあったから、ということです。逆に言えば「札幌」から先に入ったファン層は、当たり前ですが負けが込むと離れてしまう可能性が高いわけで、かかる層を定着させるためには「サッカーそのもの」をも見るように促すことが大事なのではないでしょうか。それにはチームが展開するサッカーが「語るに足る」ものでなければダメで、僕が「内容」と連呼する理由もこの辺にあるわけです。 というわけで、僕の体験とそこから得られる手掛かりをまとめておくと以下の通り。
こっからはレポートの主題から外れる蛇足。「語る」主体はチームの外にあるわけで、ライトな客層にサッカーそのものを見る、サッカーを語るところまで行ってもらうためには、今いる僕達がさまざまな方法で「語る」ことが必要なんだと思います。こういうプレーが良いプレーなんだ、今は流れが来ている時なんだ。試合中にそういう細かい部分に反応することで、サッカーを見たことのなかった人もだんだん面白さが分かってくるのではないでしょうか。だから、自分がいる場所で可能な範囲で、プレーに対する反応を示すってのが、僕らにできる「語り方」の一つなのかも知れません。
2007年05月24日
準決勝を見た限りではもっと白熱した展開になると思ったのですが… 戦前に勝手に思っていたカギは、「リバプールの左サイドが機能するか」と「ジェラードをどこに配置するか」という、リバプールサイドに偏った要素でした。準決勝の素晴らしい出来を見るにつけミランが中盤の構成をいじってくる要素は皆無でしたからね。強いてミランサイドの策を想像すれば、右サイドでプレーすることが多かったジェラードに対しガットゥーゾを左に移す可能性もなくはないな、程度のもの。結局、ミランは形を崩さず、リバプールはジェラードを真ん中に持ってくることで失敗したかな、と思います。 立ち上がりはややリバプール優位という感じがしなくもなかったですが、ミランは「やらせている」と思っていたのかも知れませんね。リバプールはサイドに長いボールを入れてそこからチャンスを作るという狙いだったと思いますが、イマイチ攻撃に厚みが出ませんでした。9分、ミランの左SBヤンクロフスキのミスからペナントがシュート。対するミランも16分、中盤でゆっくりつないで最後はカカ。お互いチャンスらしいものは作るものの決定的に崩して、という場面はなかったように思います。そんな中、何度か遅れ気味のディフェンスでファールを犯していたシャビ・アロンソがカカを倒しミランのFK。ピルロが蹴ったボールがインザーギに当たりゴール。ハンドという意見もありますが、ハンドじゃないですね。ミランが先制して前半折り返し。 後半、真ん中にスペースがなくジェラードにボールが入らないリバプールは攻めの形が作れず。59分、ゼンデンOUT、キューウェルIN。これで左サイドを破れるようになりましたが、それでも真ん中にターゲットがないのでは点にならない。ただ、ガットゥーゾがサイドに引っ張られることで真ん中にスペースができてジェラードにボールが入るようにはなりましたが、最終ラインの固さは相変わらず。78分、クラウチIN。このへんからなりふり構わず放り込んでも良かったんでしょうが…。82分、ミランはカカのスルーパスに抜け出したインザーギがゴール!最初はオフサイドポジションにいてDFの意識から完全に消え、カカがボールを持つやDFラインを横に走って絶妙のタイミングで縦に抜け出しての得点。FWの理想的な動きとして教則本に載せたいようなプレーでした。 89分、CKからカイトのゴールで一点差に詰め寄るも遅すぎた。ロスタイムは3分あったはずなのにかなり早めにホイッスルが鳴って試合終了。前半のロスタイムも短かったように感じました。 カカ、セードルフ、ジェラード、シャビ・アロンソと、私が期待した中盤の選手はことごとく平凡なパフォーマンスに終始。スーパーなプレーもなく、ミランのしたたかさだけが印象に残った決勝でした。それにしても欲しいね、こういうしたたかさ。
2007年05月23日
【今節の結果】[ ]内は出場記録・()内は通算得点
家でラジオを聞いていました。どえらく大きな勝ち点3だったのではないでしょうか。 この勝ち点3が「財産」となるであろう所以をつらつらと書くとこんな感じでしょうか。 まず「上位からアウェイで奪った勝ち点である」ということ。5・6月はアウェイが続く週が二回あり、そのひとつ目である今日と日曜日は、当面のところの上位陣との試合。順位を争う直接の相手からホームゲーム(札幌から見たらアウェイね)の勝ち点を奪うというのはとても大きな意味を持ちます。湘南は勝ち点3を目論んでいたところを負けてしまい、なおかつ札幌に3点あげてしまったわけですから、都合6点の損失になるわけです。これで湘南との勝ち点差は12。当面のところ湘南は遠くに瞬くお星様になってしまったと言って良いでしょう、当面のところは。 次に「リードを許す展開からモノにした勝ち点3」であるということ。前半、比較的早い時間帯に失点。先制点を許す展開は開幕戦以来二度目(!)ですが、今日はしっかりとひっくり返しました。同点のPKは何が起きたか残念ながら分からなかった(笑)のですが、逆転した時間帯は押し込んでいるのかな、という印象でした。PK取ったのはどうやら石井、決勝点のアシストは砂川と、交代選手が結果を出したというのも好材料。シーズン開幕時には「ポジションをいじりにくいこのやり方で、リードされている展開でどのようなベンチワークを見せるか」が今年の課題だと思っていましたが、いまのところはバッチリはまっていますね。 第三に「メンバーが替わっても結果を残せた」という点。これが一番大きい。最終ラインはほぼ原形をとどめないほどに面子・ポジションが入れ替わり、今季初先発の吉瀬も入っている状況で、大きな破綻を見せずに一失点にとどめ最終的に勝利をものにできたことは大きいと思います。「誰が入っても同じ」とよく言うものの、実際それを実践できているチームってそんなにない。まぁ今のところは一試合だけなので、今後のことを考えてもこの面子でもう少しやってもイイかな、とか不謹慎なことを思ったりもしますゴメン西澤ブルーノw 次節の相手福岡は連敗中。しかも久永出場停止。好材料は揃っていますが、移動・日程と厳しいのは今日と同じ。今度こそ勝ち点1でも十分。っていうかそれだけ今日の勝ち点3は大きかったってことさ。さて、さっさと寝て早朝のアレに備えるとします。
2007年05月22日
明日は湘南戦。にわかに野戦病院と化したディフェンス陣。ここでしっかり結果を残せるかどうか、第2クールの山場を迎えてしまいました。今節の注目ジョカトーレはそんなディフェンス陣の数少ない生き残りであるこの男、
「北日本の壁」#4・曽田雄志
です。湘南といえば堅い守備と、奪ってから活動量の多い中盤を活かした攻めが持ち味。ある程度押し込まれる展開が予想されます。はなはだ遺憾ながら最後の所ではね返してしのぐ時間帯が多くなるでしょう。彼がミスなくプレーして、チームに落ち着きをもたらすことが必要です。引き分け上等、あわよくばセットプレーから頭でぶち込んでこい!行け曽田雄志!頭使い、最後まで闘え~♪
牛丼に添えられた紅生姜みたいな他会場のカードはこちら。(一回休み:草津)
タイトなスケジュール、長距離移動、タフな相手の「三重苦」に怪我人まで加わってしまった第2クール最初の山場。総合力で勝ち点13をもぎ取れ!We are SAPPORO!
2007年05月19日
勝ち点3、得点も3。試合内容は十点満点で…。以下、雑感。 【「間」に入られた守備陣】 水戸は3-4-3。守備時には両サイドハーフが下がって最終ラインが五人になっていましたが、問題は前の三人。4バックの間に三人が入り込んでくることでマークがズレて後手に回る、そんなシーンが何度か見られました。このことで最終ラインがやや深くなってしまう時間帯があり、そこで今度は中盤と最終ラインの間を使われ、危ない場面が何度か。またしても「ゾーンに対する意識」が強くなりすぎているのかも知れません。ボール保持者へのプレッシャーと人へのアプローチ、この二つをもう一度確認してもらいたいと思います。 【リズムが生まれなかった攻撃】 守備時にも言えることですが、全体的に動き出しが遅い。マイボールになってからひとつ目、二つ目のパスの際に受け手が止まってしまっているために、繋がらなかったり周りがノッキングを起こしてスムーズな攻めに繋がらなかったり…。水戸が極端に引いていたというのもありますが、もう少し自分たちから動いて相手を崩していく必要があります。ボール支配率はかなり高かったと思われますが、「ただ持っているだけ」という時間が長かったですね。まぁ、相手が相手だったので…。
【今日のピカイチ君・イマイチ君】
【今節の結果】[ ]内は出場記録・()内は通算得点
途中でメンバーが替わったこともありますが、最終ラインから追い越していくような攻めが少しずつ見られるようになったのも確か。相手次第で攻め方を変えるような柔軟性を発揮できるように、これからのトレーニングを頑張って欲しいと思います。
2007年05月16日
おかしなこと言っているものから、なるほどと感心させられるものまで、最近のサッカー関連記事をスクラップ。
なんだかなぁ…。報道に対するファンの反応が大人になった、ってのは分かる。そこは分かるんだけれど…監督に直接言わずにメディアを利用するってのは、やっぱり子どもっぽいだろう。どこに成長の跡がうかがえるのかさっぱり分からん。
丸山なんとかの話が出た後だったからてっきりこのカズだと思ったじゃねーか。誰だ誰だ「受けてくれるかも」などと思った頓珍漢は。どうせ最年長ゴールを報じるニュースでも見てひらめいちゃったんだろ。
なんじゃこりゃ(笑)。勝つためには何でもする「非情のリアリスト」がワンワンを逃がそうと必死になっている様を想像すると笑える。
劇的な幕切れだったエールディビジ。敗者となった両チームが再びまみえたカップ戦決勝の模様。「クライマックスとアンチクライマックスの交錯」、カップ戦の醍醐味。うーん、映像で見てみたい。 ちなみに記事にもありますがこの両チーム、プレーオフでも戦っている最中。
こういうのを読むとやっぱりサッカーって「頭」のスポーツだな、って思う。と同時に、ベテランの重要性も感じる。
2007年05月11日
明後日はC大阪戦。成績不振による監督交代で揺れているチームが相手なわけですが、こういう相手はかえって吹っ切れて良いプレーをしたりするものです。勢いに乗せないことが大事。そこで先制点を決めて欲しい今節の注目ジョカトーレはこの男、
「暴れ馬」#10・ダヴィ
です。前節、ここぞというときにチャンスをものにできなかった彼。前からの守備で貢献しているものの、それだけでは厳しい。これからのことを考えると確固たる得点パターンの構築が必要。当然彼にかかる期待は大きい。もうね、とにかくシュートを打て!どんどん打て!行けカバーロ!ゴール信じ、最後まで打て打て~♪
にぎり寿司(特上)に添えられたガリみたいな他会場のカードはこちら。(一回休み:水戸)
アカンゆうてんのに「Xデー」とか昇格の話をしやがって…。選手は一試合ずつ大事に闘っていこう。監督変わって何やってくるか分からないから「受けて」おくかなんてもってのほか。アグレッシブに行こう!We are SAPPORO!
2007年05月06日
「負けた理由」と「勝てていた理由」を、この二日間できちんと整理できたようです。が、それ以上の上積みはさすがに無理だったか。以下、雑感。 【自分たちの「形」を崩さなかった守備】 早い時間に先制点が入ったので、試合運びとしてはそれほど難しいものにはなりませんでした。自分たちから組織を崩すことなく、必ず来るであろう逆襲のチャンスをうかがう。 仙台は登録上は4バックでしたが、マイボールの時にはジョニウソンが最終ラインに下がって、両SBが高い位置、ちょうど札幌のサイドハーフとSBの中間あたりにポジションを取り、3-5-2のような形を取っていました。札幌のゾーンを横に引っ張る形で間延びさせ、中を割っていこうという意図があったのかも知れませんが、結果的にこれが仙台の首を絞める格好になったかも知れませんね。高く構えたSBに押される形で中に入った梁・永井のプレーエリアが狭くなり、却ってボールが前に動かなくなってしまいました。監督は最終ラインと前線のコミュニケーションの問題と言っていますが、ボールを引き出す動き出しが少なかったというのもあると思います。 逆に言えば札幌の守備がスペースを与えなかった、つまり両サイドに引っ張られることなく自分たちのゾーンを保ったということで、この点は非常に上手く行っていたと思います。 【自分たちの「形」を作りきれない攻撃】 またしても1点だけ、それもセットプレーだったわけですが、それでもチームとしての攻め方は少しずつ出てきていると思います。カウエは頑張ってゴール前に顔を出していると思いますし、中山も真ん中で受けて捌いたりサイドに顔を出したり、色々な役割を果たしていると思います。 問題はフィニッシュの場面での各選手の「形」です。ダヴィは未だに「これが得点パターンだ」という得意なプレーが見えてきません。カウエも、エリア付近まで上がってきてさぁどうする?って段になって一つ二つタッチが多くなる。西谷もシュートに行けばいいのにちょっとやりすぎるところがある。縦へ大きく持ち出して抜ききらないうちにクロスっていう藤田のパターンもだいぶ研究されてきている。 10本ですか。まぁそれよりも仙台の5本ってのに吃驚してしまったわけですが、それにしても少ないですよね、シュートが。チームとしての攻め方も大事ですが、まずは「自分の形」というものをもう少し出せるように、個人レベルでの奮起を願いたいものです。
【今日のピカイチ君・イマイチ君】
【今節の結果】[ ]内は出場記録・()内は通算得点
連敗しなかったことと昨年11月26日以来のマルカトーレは素直に喜ぶとして、ロペス・白井・キン抜き、他にもコンディションが理由でスタメンを変えてきた仙台の力が本来のものではなかったことも事実。ただしさっきも書いたように自分たちの「形」をもう一度しっかり作れたことは大きい。これからもこういう厳しい試合ばかりでしょうが、しっかり力を出し切ってもらいたいと思います。それにしても寒かった。ちょっと風邪気味かもしれん。
2007年05月05日
明日は仙台戦。今年初の厚別。天気も何とか明日までは保ってくれるようです。ドームで日ハム戦がある上に「田中幸雄があと3本」という悪条件が重なっていますが、何とかたくさん入ってもらいたいものです。今節の注目ジョカトーレはこの男、
「北日本の壁」#4・曽田雄志
です。「日本の壁」とか言いたいところですが、いくらなんでもそりゃ言い過ぎ。ま、仙台・山形のDFには勝ってるかな、と。 さて、厚別といえば風。ハイボールの処理にはこれまで以上に慎重さが必要。ここまで持ち前の空中戦の強さでディフェンスを支えてきた彼の役割は重要。また、仙台は攻撃的なサッカーが持ち味。必ず押し込まれる時間帯がくるはず。最後の砦として落ち着いてプレーしてもらいたい。さらに厳しい展開でのセットプレーにも期待大。明日も得点を狙え!行け曽田雄志!頭使い、最後まで闘え~♪
ハンバーグステーキに添えられたパセリみたいな他会場のカードはこちら。(一回休み:福岡)
何はなくとも厚別。前節のような無様な試合は厳禁!闘う気持ちを見せて、仙台には「厚別の呪い」を存分に味わってもらって、きっちり勝ち点3を。We are SAPPORO!
2007年05月04日
第1クールが終了しました。すぐに仙台戦があるので「一区切り」という感じはしませんが、それでも開幕から二ヶ月が経過したわけですから、ここいらでチームの現状・課題及び今後の展望を自分なりに整理してメモしておこうと思います。 【期待以上の勝ち点-成績】 第13節終了時点での勝ち点は24、成績は7勝3分2敗。開幕戦を目撃してしまった者としては、正直予想外の結果です。 ここまでで評価できるのはしぶとく勝ち点を拾えた試合が多かったこと。負けて帰ってきた直後でしかもしょっぱいゲームだった鳥栖戦、拮抗した展開だったC大阪戦、内容的には良くなかったらしい水戸戦、3点差を追いつかれるという最悪の展開から勝ちをモノにした東京V戦と、どちらに転んでもおかしくない試合でいずれも勝ち点3を取れている。今後は湘南戦のような日程的に有利な状況での取りこぼしをなくすとともに、上位の勝ち点を削ることが大事になってくるでしょう。 「これ以降は、○○の話はしないでほしい」そうなので「上位争い」と言い換えることにしますが、上位争いに参加するための、まずは最初の必要条件をクリアしたと言えるでしょう。次の目標は「勝ち点45」ということですが、次の12試合を2勝1分1敗ペースでいくと45に到達。イメージとしては「ホームでは勝ち点3、アウェイで取りこぼすのはやむなし」という感じでしょうか。相手との兼ね合い、日程なども関係してきますが、少なくともこれくらいかかっちゃうと思います。ヘタしたら第2クール中には届かないかも知れません。 【ベースとなる闘い方は見えた-戦術】 「極力ポジションを崩さず、しかしアグレッシブにボールを奪いにいく」。主に、というかほぼ全てを守備の構築に費やしてチーム作りを行ってきた第1クール。ここまでは一定の成果を上げていると言って良いでしょう。ただ、それもあくまで「アグレッシブに」ができているからこそ。これができなかった京都戦・草津戦は無惨に敗れ去っています。 「組織的な守備」という言葉が先行していますが、実はこのやり方の肝は「一対一で負けない」ことにあると僕は見ています。まぁどんなやり方でも最後はここに帰着するわけですが。 練習では(といっても一回しか見ていませんが)、中盤の選手がDFラインまで下がって守備をするということをほとんどしません。それは全体のバランスを崩さないことためであるとともに「自分のエリア・マッチアップする選手は責任を持って止める」ことを意識させるためと見ました。つまり、自分の受け持ちを突破させれば即ピンチになるよ、と。 もちろん実際の試合ではさまざまな局面が生じますのでポジションを崩すこともあるでしょうが、基本は練習でやっているような方針で試合にも臨んでいるはずです。だから三浦はいつも「アグレッシブに」という点を強調するわけです。最後に奪い取るところは一人一人の責任だよ、と。 システム(=戦術)ありきではない、まず一つ一つの局面での個人の頑張りがあってこそのシステムであることを、やる側も見る側も肝に銘じておく必要があると思います。覇気のないプレーには容赦のない批判の声を。 【そろそろ構成をいじりたい-攻撃】 さて、最大の関心事は「今後得点力はアップするか?」というところだと思います。今のところ上位の勝ち点は拮抗しています。このまま競ったまま終盤戦に向かう、というのが近年のJ2の傾向です。得失点差のことを考えてもできるだけ得点は取っておきたいところです。 順位のことだけでなくこれからの闘い方を考えても、現時点での攻撃には不満です。第1クールに関しては「新監督・新しいシステム・昨年のトラウマ・ダヴィが未知数」と、慎重な闘いを選択せざるを得ない事情が山積みでしたから、ここまでの闘い方には至極納得です。が、そろそろ新しいことに着手して良い頃合いです。何より相手も札幌のやり方を知ってくるわけですから、何かプラスアルファの要素を入れてこないと厳しいと思います。 そこで攻撃へのてこ入れとなるわけです。方法はいくつか考えられますが、これが一長一短。 まず「後ろからの攻撃参加を積極的に行わせる」という方法。これはなかなか難しい。中盤真ん中の二人は今のところ守備のバランスを考えつつ良く攻撃参加していると思います。これにDFラインからの攻撃参加を加えるとなると、まず逆襲が怖い。さらに現状では西澤が入っている右サイドに別な選手を入れるとなると…見あたらないんだなこれが。紅白戦でもあれあれ?な組み方をしていますからね、Bチームの両サイド。 次に「FWの組み合わせを変える」という方法。今年のやり方だと「ボールを収められるFW」を必ず一人、という組み合わせにせざるを得ない。で、今は守備のことも考えてダヴィと中山という組み合わせになっているわけですが、攻撃のことだけを考えるとこの組み合わせを変えたい。ダヴィと相川、相川と石井というのが上手くいきそうなんですが、相川のコンディションが良くなさそう。加えてどちらかを変えるとなるとこの守備が継続できるか心許ない。 「中盤の構成をいじる」という方法もあります。問題は砂川の使い方。できれば中でプレーしやすいポジションで使いたいところです。中盤を3-1にして右から芳賀-大塚-カウエの並びの前に砂川、あるいはFW込みで構成を変えて2-3-1(4-1-1)、3の真ん中(あるいは1トップの下)に砂川。1トップの下は湘南戦かなんかでやってるんじゃないでしょうか。ただこれだと中盤の守備を一からやり直さなければならず、このことがどう出るかというネックがありますね。 結論として、フォーメーションはいじらずに、中盤を中心として選手の組み合わせを変えるという方法をまずは取ってくるのではないでしょうか。コンディションの問題などもあるので、6月頃には中盤から前の方の構成はがらりと変わっているのではないか、というのが私の予想です。さて、どうなっているか…。上手く当たっていればお慰み。 【まさにダイナモ-ピカイチ君 of the 1st cours】 芳賀。どのチームでも中盤の真ん中というのは大事なポジションなのですが、とりわけこのシステムだと、ボール奪取、最終ラインがはね返したボールを拾う、攻撃参加と、全ての局面においてここの選手がカギを握っています。ここまではこの選手にずいぶん助けられています。彼のベストゲームは愛媛戦。去年同様、一年を通して働いてもらわないと困る選手です。 【勝てない時期は必ず来る-展望】 さて、今後の展望です。まず、5・6月は日程が結構キツイ。5月はホーム・アウェイの数が2:4。5月末には23日(湘南)-27日(福岡)、6月半ばには10日(鳥栖)-13日(愛媛)という、タイトなスケジュールに長距離移動・タフな相手という三重苦が待っています。ここでチーム全体がコンディションを落とすようなことがあればそのあとも苦しくなってくるでしょう。体調管理は万全に。 このようにピッチ上以外の問題も出てくるわけですから、今後は中長期的な視点からの闘い方を選択することになるのではないでしょうか。つまりコンディションに問題を抱えている選手はしばらく外す、(ハナからというわけではないが)展開次第では勝ち点1を拾えば御の字という戦術を取る、などなど。攻撃面も含めて柔軟性を持たせた闘い方をしていかなければ苦しいかな、というのが第2クールの展望です。おそらく順位を下げることになるでしょうが、チームが次の段階に行くための通過儀礼だと思って、この二ヶ月は辛抱の時期だと腹をくくりましょう。もちろんこの予想が外れてくれるのが一番良いわけですが。
2007年05月03日
午前中に仕事があったため前半15分ぐらいからのテレビ観戦でした。だから試合の入り方が分からないわけですが、多分マイボールをつなげずにリズムを失って、というところなのでしょう。 見始めてからですが、一つ一つのプレーがバラバラで次に繋がらない、という感じ。例えばハイボールをはね返してもそれを拾えない、ファーストディフェンダーがボールにアタックして足に掛けても周りの選手がルーズボールにいけない。草津の選手の出足が素晴らしかったのもありますが、ウチはグループで闘えていませんでした。最後まで連動性は見られずじまい。審判の笛にナーバスになっていたというのもマイナスに働きました。 戦術的な面については、最終ラインと中盤の間を使われはじめたというのが気になります。原因はそこにパスが簡単に入ってしまうからですが、前から追えなくなっているのかも知れません。もう一つは、練習見学の時に感じた懸念材料の一つですが、セットプレーの守備ですね。ショートコーナーに誰も出ていかず簡単に上げさせ、中央でも選手をフリーにしてしまい失点。紅白戦の後のセットプレーの練習、コーナーじゃないんですがあの辺からのFKに何度も危ない守備をしていたんですよ。どうも自分のゾーンを守ることに意識が行きすぎてボールに対して競ることが疎かになっている感じがしたんですが…。これは次節までの課題ですね。 次に攻め。「一回ぐらいはリードされる展開を見ておきたいな」と思っていた矢先にこの展開。まぁ予想通り崩せませんでした。砂川あたりは左サイドからポジションを崩して何とかしようとしていましたが上手くいかなかったですね。ダヴィは周りがよく見えていなかったし、中山はだいぶ疲労が来ているようです。もう少し中を使って攻めて、その上でサイドを、というのもアリだと思いますが、どんなもんでしょうね。
【今節の結果】[ ]内は出場記録・()内は通算得点
「オレなら次節は外す」という選手が二名。すぐメンバーをいじることにはいろんな考え方があると思いますが、ともかくいろんな課題が見えた試合だったと思います。このタイミングで良かったんじゃないでしょうか。次節まで時間は少ないですが、しっかり詰めて次の試合に臨んで欲しいと思います。
2007年05月02日
明日は草津戦。これで対戦が一巡することになりますが、最後に来て何ともイヤな相手とやることになりました。今年の草津は連勝もしなければ連敗もせず、ここまで健闘しています。でまぁ…前節は負けたわけですよ、C大阪に。そうすると…ま、あくまでデータですからね、いつまでも、ってわけではないでしょうから。明日はアウェイとはいえ、攻めの気持ちを忘れずに。今節の注目ジョカトーレはこの男、
「香車」#25・藤田征也
です。前節は交代出場の砂川に右サイドの主役を奪われてしまった感のある彼。左サイドに偏った攻めを幅広いモノにするためにも、ここはひとつ思い切りの良いプレーを期待。行け藤田よ!仕掛けまくり、最後まで闘え~♪
今節ばかりは「大事な一勝」を求めてしのぎを削る好カード目白押しの他会場のカードはこちら。(一回休み:愛媛)
一巡目終わりとともに、厳しい5・6月の幕開け。上手く乗り切れるか非常に心配です。ここを結果オーライではなくて内容も伴った闘いで乗り切れれば本物。下との差なんかどうでもいいから、まずは良いゲームをしてこい。We are SAPPORO!
2007年05月01日
5月になりました。 開幕戦を見たときには「今年はどうなってしまうのか?」と暗澹たる気持ちになりましたが、とりあえずここまでは何とか闘えているという感じです。勝ち点・順位は予想外に高くなっていますが、何か一つが悪い方に転がっていれば下位に沈んでいてもおかしくない、そんな展開だと思います。昨日も書いた通りこのまま順風満帆でゴールできるなどとはとても思えないので、取れるときに勝ち点・得点を積み重ねておくことが大事だと思います。 さて、今日はたまたまオフになったので、宮の沢に行って午前練習を見学してきました。実は日曜日に近くまで行く用事があったので練習試合の後半だけ見てきたのですが、練習の見学は今年はじめてです。というわけで感想を。 …。 ……。 ………。 …かっ、書けない(笑)。件の箝口令を遵守するとなると、選手個人や練習内容に関してはやっぱりメディアに出てからじゃないと書きづらいですね。 何とか知恵を絞って差し障りのない部分だけ書いてみますと、まずチームの雰囲気は非常によいです。練習の最中もまずまず声が出ていて、雰囲気に乗り切れていないという選手は見あたらなかったですね。強いて言えば林の声がちょっと小さかったことぐらいですか。練習序盤のサーキットの最中にも笑いが出るなど和気藹々としていて、それでいて適度の緊張は保たれているな、という感じです。ちなみに今日はカウエの誕生日で、練習終了後に案の定挙行されました、卵&小麦粉(笑)。しかし関係ないヤツまで何人も小麦粉まみれになっているってどういうことよw 怪我人が少ないというのも好材料です。長期療養中の和波を除けば別メニューは一人だけ。これから何が起こるか分かりませんから、試合に出られる選手は多いにこしたことはない。 で、練習メニューです。サーキットの後は5対5+4のパスゲーム。次にグラウンド半分程度を使い、ポジションごとにプレーゾーンを限定した9対9(サブは5対5)・13対13のゲーム。最後はグラウンド4分の3を使った紅白戦にセットプレーの練習で終了。試合を控えているということもあってあまり負荷をかけたトレーニングはしていませんでした。うーん、もう少し戦術的なことをやるときに見たかったのですが致し方ありません。またの機会にするとしましょう。 練習を見ていて感じたことはこれ以上は書けませんので悪しからず。懸念材料は、直近の数試合で現れないか心配なモノが3つ、長期的に見て大丈夫かなと思えるのが2つ。もちろん動きの良い選手が何人かいるなど明るい材料も多々ありますから、その辺はご心配なく。 去年もそうでしたが、私が宮の沢に見学に行くと大体天気が悪くなる。今回は昨日までとはうって変わってこの寒さorz もっとも風が非常に強かったおかげで上里のFKがえらくいい角度で曲がっていたのは嬉しかったですがw
プロフィール
性別:男 年齢:30歳代半ば 出身:兵庫県西宮市甲子園 現住地:北海道札幌市 サッカー歴:素人。たまにフットサルをやる程度 ポジション:アウェイ側B自由席 2007/12:加齢に伴い年齢を実態に即した形に書き換えました
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