2006年06月30日
明日は湘南戦。最近、金子・西嶋と、ようやくメンバーに入った選手が結果を残しており、チームが活性化されてきた感があります。一度機会を失った選手も再び這い上がってきて欲しい。そこで今節の注目ジョカトーレは、
「クロスボール小僧」#19・関隆倫
です。砂川の風邪(これはこれで一声吠えたい気分だが…)によって遠征帯同が見込まれる彼。サテライト・仙台戦でもトップ下でプレー。左サイドに流れてのクロスも健在。タメを作るボールキープで攻撃を仕切ってくれ。見せろお前の落ち着き~♪
札幌の6億分の1しか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:草津)
何だか天気があまり良くないようです。こういうときこそしっかりとした技術がものをいう。自信を持って崩しにかかれ。We are SAPPORO!
2006年06月27日
久しぶりにこっちでワールドカップ関連のことでも書いてみます。 代表のジーコ監督の退任会見が行われました。新聞などで内容をご存じの方も多いでしょうが、「体格」という言葉が問題となっています。「何をいまさら言っているんだ」と。「体の大きな選手にぶつかり合いでは勝てるわけがないから、それを敏捷性や戦術で補うのが日本の目指していたサッカーではないのか」。こういう論調だと思います。が、私が気になるのはこの「体格」という言葉の使い方です。 まず日本語の「体格」という言葉の辞書的な定義。
たい‐かく【体格】
骨組み・肉づき・太りぐあいなどから見た身体の形。からだつき。「―がいい」(『大辞泉』)
見た目、ですね要するに。我々が体格という言葉を聞いて連想するのもやはり身長・体重などでしょうか。 次にJ's GOALの会見全文から関係部分を引用。
またワールドカップでは、体格差を強く感じた。上背の問題は仕方ない面もあるが、90分耐えうるベースの問題、たとえば上半身・下半身の強さなどをどんどん鍛えていけば、自分たちの持っている力を発揮できると思う。この体格差の問題は、個々の選手の責任ではない。彼らは、もっと若いうちに技術だけでなくフィジカルの面でも鍛えるという環境になかった。ただ彼らが資質を持ちながら、もっとコンスタントに力を発揮するためには体格も必要な要素だったと思う。
この引用部分、テレビの映像でも見ました。ポルトガル語は全く分からないのですが、「体格差」という部分、それと「もっと若いうちに…」の部分ではいずれも「フィジカ」という音の言葉を使っていたように聞こえました。この単語の訳が「体格」で良いのか、もっと厳密にいえばポルトガル語のこの単語が指す内容と日本語の「体格」という単語の指す内容が100%一致するのか、という問題を考えてみなければならないと思います(ココ、ポルトガル語の知識が全くないので、誰かウリセスに聞いてくれないかなぁw)。 ジーコの言葉を見ると、「上背の問題は仕方ない面もある」と言っており、身長などの先天的な要素、もともと勝てるわけがない部分は「フィジカ」には含まれていないのではないでしょうか。で、その次の部分を読むと、どうやら「当たり負けしない強さ」のようなものを指していると思います。 ここでオーストラリア戦に関する部分を引用。
オーストラリア戦の後で、宮本と話したときに『いつもと違う部分の疲れがある』と言っていた。つまり、大きな選手に体を当て、バランスを崩させるために何度もジャンプを繰り返すことで、通常ではない疲れを感じたということだ。
ちょっとサッカーをやったことのある人なら分かると思いますが、当たりの強さは体重には断じて比例しません。自分と同じくらいの身長・体重なのにぶつかり合いで勝てない相手は、私の周りにもたくさんいます。彼らは多くが小さい頃からの経験者で、私に比べればサッカーにおけるぶつかり合いに必要な筋肉の付き方をしているとともに、ぶつけ方のコツを知っているということでしょう。厳しい言い方になりますが、宮本には世界レベルで耐えられる筋肉・コツがなかったから「違う部分の疲れ」を感じた。ジーコはこのぶつけ方のコツや筋肉の付き方のことを言っているのではないでしょうか。見た目ではなくて、筋肉及び当たり方の問題だとすれば、これは鍛えて何とかなる部分です。 外国語を解釈することには「訳語が与えられていても微妙なニュアンスは異なる場合が多い」という困難が常につきまといます。最初の引用部分でも、私には同じ単語を使っているように聞こえた部分に「体格」「フィジカル」という二つの語が出ていますし。この記事(スポニチ)も体格を勝手に「身長」と言い換えた挙げ句、「解決できない」とか言っちゃっています。
そして日本への警鐘として問題点を並べ始めた。ただし内容は分かり切ったものばかりだった。まずはオーストラリア戦で露呈した身長差だ。
ジーコ監督「(相手が)上背があるのは当然分かっていた。そのために不必要なファウルをしないことを言ってきた。残念ながら体格差で踏みつぶすサッカーはこれからも続く。体格差を克服することが必要だ」
(中略)体格差という、恐らく解決できない懸案事項を残したまま指揮官は去っていく。
「体格差を克服する」とは、上背に上背で対抗するという意味ではないでしょう。そういうどうしようもないところを与件だからと諦めるのではなく、体の当て方や体幹の強さを養うことなどで克服する必要がありますよ、と言ってるんじゃないでしょうか。高さではなく平面の話になってしまいますが、今野泰幸はそんなに恵まれた体してませんよね?でも1対1でのボールの取り方はメチャクチャ上手いですよね。それはやはりジーコが言っているような「体格差を克服する」工夫をしているからだと思いますよ。高さの話もしましょうか?ファビオ・カンナバーロ(イタリア)、身長175㎝・体重72㎏。彼強いですよ、空中戦。 私も含めて、「フィジカル」とか「当たりの強さ」とかいった言葉を安易に使いすぎて、ハナから日本人にはそれらが欠けていると決めつけていたのかも知れません。でも最低限の強さ(ジーコが「90分耐えうるベースの問題」と言っている部分)は必要なのではないでしょうか。気持ちの問題も含めて、育成に携わる人にもそうした危機感を懐く人がいます。もしそうした最後のメッセージまでもが正確に伝わらないとしたら、本当に何も残らない4年間になってしまう。
【追記】 エントリーアップ後、最後に引用した"funSoccerコーチングナビ"に行ってみたらこういうエントリーが。引用したエントリーの続編のようなものですので、リンクを貼っておきます。
2006年06月26日
トップページ見られないの、私だけじゃないですよね? 昨日は思いのほか早く仕事が終わったので、「これなら前半30分ぐらいから見られそうだ」と思い、宮の沢へ。快晴、快勝、「上里」とまぁ最高の試合でした。で、結構日に当たって消耗していたのか、やや体が重いな、と思いつつ今週は夜だったフットサルの練習へ。 序盤は声もよく出て快調に飛ばしていたものの、疲労が来るのが早い。で、2時間ぐらい経ったころ右足ふくらはぎがつってしまいました。「何でだろう」と思っていたら同じようにつるヤツが続出。いつもより1時間長い練習だったとはいえ多すぎる。で、原因を考えてみたら…
みんな、ワールドカップの観すぎで寝不足じゃね?
皆さん、寝不足で4時間もサッカーをやってはいけません、札幌の選手も。つったら伸ばせ!
2006年06月24日
結果は上々。今日の厚別の空同様、チームの視界は良好!以下、雑感。 【ゲームの入り方と締め方】 地上波で平川さんが言っていましたが、立ち上がりもう少し積極的に言っても良かったのかなと思います。今日は早めにセットプレーで先制できましたが、ちょっと気になりました。曽田にいつもの癖が出たのもこの時間帯ですね。また、前半の終わらせ方、ゲームの締め方も、これから改善していくべき点だと思います。試合終了間際、鈴木が大きなサイドチェンジをミス→今度は縦へのパスミス、と二つ続けてボールを失っていました。最初のは柳下も手を叩いて褒めていたようですから、むしろ視野の広さを褒めてあげるべきなのかも知れませんが、二つ目は同じように右サイドで余っているのに無理に縦に入れようとした。ちょっといただけません。これから夏場にかけてゲーム終盤になると体力的にきつくなることが予想されるので、決めるべきところで決めておいた方が闘い方は楽になるかと思います。 驚きのセットプレー三連続得点!(前節から)流れからの得点もあり、攻めは万全という感じです。 【選手個人の評価】
前半、2点目が入って東京Vがガクッと来たときに3点目を取れなかったこと、DJブースが入場前の曲で失敗したことなど、細かい注文は色々ありますが、やはり「上々」と言って良いのではないでしょうか。思い出されるのが昨年の第2クールです。あの時は内容は悪かったのになぜか勝っちゃっていた。今年は、相手がいろいろ問題を抱えていたりラッキーだったりで勝てているものの、内容もなかなか良い。昨年とはちょっと違います。だから、もちろん勝ち続けるのが最高ですが、たとえ負けたとしても良い内容の試合を続けることも大事だと思います。
最後に、こういう素晴らしい試合の日に、こういう素晴らしいものを手に入れることが出来て、USには本当に感謝感謝です。それと後半の「バックパスに拍手」は痛快でした。
2006年06月23日
明日は第24節・東京V戦。3連勝と結果だけは文句のない状態で上位との対決三戦目を迎えます。前節は勝ちを拾ったに過ぎないので、明日は内容も伴った勝ちを期待。そこで今節の注目ジョカトーレは、
「業師」#29・西谷正也
です。砂川とともに好調の攻撃陣を引っ張る彼。守備・運動量で勝負できるわけではないので、そこらへんは最低限のことだけやって、自分のストロングポイント、攻撃でチームに貢献して欲しい。見せろお前の綺羅パス~♪
札幌の6億分の1しか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:湘南)
今回も日程は厳しいが、アウェイのチームに走り負けるような恥ずかしいマネだけはするな。We are SAPPORO!
2006年06月21日
思いの外良い試合になりそうだ。ああ!始まってしまう後半>ポルトガル-メキシコ 内容は良くなかったようですが、勝ち点を拾えたということはついているとともに、精神的にも良い影響を与えそうです。 次の相手の東京V、状態が良くないようです。大野もケガしたみたいだし。しかしもう負けられない状況で、必死に来ることが予想されます。慢心することなく、この流れを逃すことなく次節も勝ち点3を。
【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
2006年06月20日
まずは良い知らせ。サテライトv.s.仙台戦かぁ。チーム状態も上向き、ホームでの試合。タイミングとしてはこれ以上ないくらいイイですね、オレが野暮用で出場停止という点を除いては。
さて、水曜日は横浜FC戦。連日熱戦が繰り広げられるワールドカップに、やはり選手も影響を受けている様子。選手の6億倍世間の影響を受けやすいミーハーブログ管理人としては、「運動量とミドルシュート」がカギを握る今大会に影響を受けずにはいられません。献身的な働きで中盤を支え、時折見せるミドルシュートでゴールを狙う選手……、居た!今節の注目ジョカトーレはこの男、
「小さな戦士」#21・金子勇樹
です。昨年終盤、地味ながらも鈴木と共に中盤で走りまくっていた彼。ようやくチャンスを掴んだ今、周囲を納得させる結果が、そう、ゴールが欲しい。しかも会場はユース時代から馴染みの横浜。見せろお前の魂~♪
15節以来、管理人の余裕のなさからしばらくお休みだった、だけどやっぱり札幌の6億分の1しか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:徳島)
仙台戦に続き相手主力が出場停止という幸運に恵まれた札幌。運が回ってきたのは自分たちが努力していたから。でも努力を続けないと運はまた逃げていく。貪欲に勝ちを狙え!We are SAPPORO!
2006年06月17日
フッキの2ゴールを最後まで守りきり、連勝しました。試合全体は見ていませんが、得点の時間帯がよいと思います。15分・フッキ、77分・フッキ。2点目は前がかりになっている相手に対してカウンター一閃!な得点。先制すればこういう試合がきちんと出来るようになった。チーム状態が上向いている証拠だと思います。 無失点でしのいだ。これが一番大きいのではないでしょうか。最後の無失点試合は10節・徳島戦(0-0)以来。連勝は7~9節以来。アウェーでの勝ちは8節・神戸戦(2-1)以来。どれも4月ってところが泣けてきます。何やったんや5月。 ただ相手の攻撃陣は飛車落ち、DF急造ラインと、本来の仙台でなかったのも事実。次節の相手は横浜FC。鄭容臺が警告累積で出場停止ですが、真価を問われる試合になると思います。厳しい日程・手強い相手、ここを乗り切れば(引き分け上等!)少し安心して見ていられるのではないでしょうか。次で本当の力が試されます。
【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
2006年06月15日
大雨を降らせるとかいう意味ではありませんから>前線を刺激 さて、土曜日は仙台戦。相手はCB二人にロペスをケガ・出場停止で欠く苦しい布陣。リスクを押さえて慎重な試合運び…でくるはずがない。そんな単純な監督じゃないでしょう、あの「親方」は。前節休みということもあり、開始から一気に主導権を握りに来るはず。こちらも受けて立ってはいけない。最初から闘え!というわけで攻撃的に行ってほしい明後日の注目ジョカトーレはそうあの男、
「攻撃のコンダクター」#8・砂川誠
です。ここのところ抜群のキレを見せる砂川。ボランチからボールを引き出し、サイドを助け、FWを追い越しゴール前のシーンを演出する、間違いなく札幌の攻撃の核となっている。明後日は雨が予想されるので、確かな技術を持つオマエに見せ場は必ず来る!見せろお前の飛び出し~♪ 前節ようやくの勝ちを収め、ここから続く上位との対戦に弾みを付けた。明後日もチャレンジャーのつもりで泥臭く行け。ブラジル人を押さえればたいしたことないチームだということを早く気付かせてやれ、あいつ等勘違いしてるから。We are SAPPORO!
2006年06月13日
札幌情報から。GKをレンタルで獲得したようです。すぐに出番の回ってくるポジションではありませんが、林・高原を刺激してお互いを高めあって欲しいと思います。
今回のNHKの中継では、J1の監督の何人かが解説をしています。横浜M・岡田、川崎F・関塚、山本昌邦は本来ジュビロの監督として行くはずだったのでしょう。当たり前のことですが我々以上に指導者にとっても刺激を受けるところがあるでしょう。これを活かして日本のサッカーのレベル向上に役立てていただきたい。 その意味で、強豪が順当な結果を残している今大会は決勝トーナメントでもハイレベルな戦いが予想され、魅力的な大会になりそうな予感がします。格好の教材と言えるのではないでしょうか。
日本の初戦は残念な結果に終わりました。レビューなどは別荘でアップしています。 始まる前は「感情移入できない」ことに戸惑いを感じていた私ですが、やはり大会が始まるとしっかりテンションが上がってきました。それだけに昨夜の試合は悔しいの一言です。しかし結果以上に、代表を小馬鹿にしたようなエントリーを目にすると、何というか、寂しさを禁じ得ません。 私はまずサッカーそのものを見ることから始めて、やがて札幌のサポーターになったクチです。ですからまず札幌のファンになり、それから他チーム・代表のサッカーを見るようになった方々とは感覚が違うのかも知れません。それを承知で敢えて書きますが、自分たちの代表を貶して、腐して、愚弄してそんなに面白いのでしょうか。少なくとも大会が始まった今、「どーせジーコじゃダメだから」という空気を蔓延させることに何の意味があるのでしょう? どのような人間が監督をしているとか、どのような過程を経てチームが形成されてきたかとか、そういうことについて私が不満を持っていないわけではありません。しかし、好むと好まざるとに関わらず彼らは「日本サッカーの代表」であることは事実です。我々もそれに連なっていると信じていますし、その感覚があるからこその「徳島戦後の『ニッポン』コール」だと思ったので、あれは正直ものすごく嬉しかった。まあしなかった人もいたんでしょうが。 「代表にのめり込めないのは札幌愛が強いから」という言い方も、かつては私もしていましたが、やはり違う気がします。「ただ札幌にのめり込んでいる自分を確認して満足したいだけ」でしたね、少なくとも私は。 競技としてのサッカーが盛り上がるためには代表の活躍が不可欠です。だからこそ厳しい目で見るのは分かります。でも、札幌に対してはあきらめないスタンスを持ち続けることができる一方で、代表には大会が始まっているにもかかわらずのこの醒めっぷり。悲しいね。
2006年06月12日
はてなにある別荘でワールドカップについて書くとやはりアクセスが増えるみたいなので、ワールドカップについては別荘で書くことにします。といっても普段はヨーロッパのリーグを見られないので予備知識がない上に、札幌の試合ほど真剣に見ているわけではないので、しょせん寸評程度ですが。でも何かの弾みでこっち(オフィシャルブログ)にも来てくれればクラブの収入アップ!というわけでしばらくあっちに力を入れて客引き(笑)してきます。
2006年06月10日
2006J2第21節・"西谷ビールサンクスマッチ"、チームはようやくの勝利を収めました。以下、雑感。 【やっと来た運】 イヤイヤ、ラッキーでした。前半のO・G、後半にはFKの壁のハンド、PK失敗をやり直しさせてくれたうえにウチの微妙なプレーは流してくれるという審判のナイスアシストで勝つことが出来ました。今まで全くもってツキがありませんでしたが、これでイーブンなんじゃないですか?ただこんなこといつまでも続くわけはないので、次は一層気を引き締めてもらいたいものです。 ただ、間違いなく言えることはこの運は自分たちで引き寄せたということ。O・Gだって立ち上がりから押していたから、フッキが思い切りの良い突破を見せたから生まれたもの。FKとった時間帯もかなりボールを支配しており、あのまま続けていれば早晩同点ゴールは生まれていたように思います。やるべきことをしっかりやっていたからこそ、のラッキーですね。 やるべきことと言えば、今日は特に守備面でアグレッシブさが目立ちました。石井があんだけスライディングするのを今まで見たことがあっただろうかイヤない。前半からイーブンのボールに激しく競っていって足を痛める選手が続出するチームを今年は見たことがあっただろうかイヤない。ボールを奪わずして支配率を高めることが出来るだろうかイヤ出来ない。ここのところの大切さがよく分かりました。そしてそれが出来たことは選手に良いイメージを与えるでしょう。 【「せっかく勝ったんだから言うのはよせばいいのに」な課題】 前半、追いつかれてから逆転されるまでは、ここのところいわれ続けている「DFラインが下がる→ボランチも一緒に下がりラインに近づきすぎる→プレッシャーが掛からなくなる」パターンに陥り、結局前半終了まで改善されず。ただ、ここで良かったのは選手がコミュニケーションを図って修正を試みていたこと。曽田・大塚・金子・西谷らが身振りを交えて、バランスを取り戻そうと必死になって話し合っていました。 もう一つ問題なのは押し込まれている時の前線ですね。特にフッキ。歩いていないで前から追って、動いてボールを引き出し、キープしてやれ。苦しい時こそ。何度も決定機を外したのもいただけない。リラ~ックス。 【個人の評価】
ようやくスタートラインに立った感じです。ボールに厳しく行く、労を惜しまず走るってのは必要条件であって、十分条件ではない。試合終了後に喜びをあらわにすることのなかった彼らは分かっているはず。「たかが一勝」。やっとベースが出来ただけ。もう崩すなよ。
【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
2006年06月09日
気になっていた点、ボランチのポジションとプレッシャーの掛けどころについて。
今日のスポニチ「札幌、11戦ぶり勝利へ連係強化」
当然のことながらチームでも問題になっていたようです。ボランチ自身もさることながらDFラインが高い位置を保ってあげることも大事です。ボランチが前で守備できないことには話にならない。明日は思い切りの良いディフェンスを心掛けて欲しい。 出場停止などでDF・MFの構成が大きく変わることが予想されますが、お互い声を掛け合って、誰かが苦しい時はみんなでサポートすることが大切。前節ついに「イヤな言葉」が聞こえてきた選手間の関係を、これ以上悪化させないで欲しい。もしそうなったら… これはサポーターにも言えることだと思います。「勝つのを見たいだけ」な人には辛い状況で、選手に文句を言いたくなるのは分かります。しかし試合中にそれをやってもムダ。応援している仲間を苛立たせて勝ちゲームの雰囲気が出来るわけがない。何が優先されるべきなのか考えて欲しい。もう百歩譲って「見たいだけ」でもイイから、95分間ヤジるのはやめて。第一、選手に聞こえているわけないし。声を出す人、見つめる人、みんなが試合に集中しましょう。 注目ジョカトーレ。
#4・曽田雄志
周りが何と言おうと、そこはオマエがやるしかない。今は自分のことで精一杯かも知れないが、周りも見て、声な。頼む。We are SAPPORO!
2006年06月08日
こっちが重かったので別荘に書いていたのですが、転載します。 引き分けました。しかも内容最悪だったみたいです。 山形戦で相当消耗していたので正直内容は悪いだろうなとは思っていましたが、シュートを打たないFW、相手にボールを献上するDF、勝負しないサイド、つなげない中盤と、どこをとっても悪い要素ばかり。「勝てなくてもそこそこの内容の試合をしていた」という救いまでもがなくなってしまいました。 それにしてもミッドウィークのアウェーでこれだけ弱いというのは考え物です。最初から「コンディションが悪い」ことを言い訳にしようとしているんじゃないかと思ってしまうほど、「走れなかった」のオンパレード。陳腐な物言いになりますが、代表がマルタ相手にクソゲームをやらかしたのはケガへの恐れや気の弛みから運動量と激しさを欠いたから。同じことをやるな、というのが一昨日のエントリーの心だったのですが、まあ見事に裏切ってくれました。確かに結果も必要ですが、労力を惜しまず走ること・厳しい守備でボールをものにすること、この二つの方が優先順位が上です。 今日の内容で勝っていたらそれはそれで大問題でした。「走らないで勝ち」より「走らないで引き分け」という今日の結果の方がマシですが、どうせなら「ぶっ倒れるまで走って負け」てこいよ。「勝つ気がないんじゃないのか?」「○○ダメ!」「監督クビ」…。不愉快な物言いだが、これじゃ何を言われても反論できないじゃないか。 誰が悪いというより「自分が悪い」と思って欲しい、選手には。戦犯探しは我々無責任なサポに任せて、選手は一人一人がチームのためにプレーするしかない。「良いサッカーをしている」などという自尊心はもう要らない。必要なのは勝ちだけ。狂ったように走れ! 次節は加賀・鈴木が出場停止(警告累積)、千葉が捻挫と苦しい状況が続きます。それ以外にも外されておかしくないプレーをしていた選手がいたようです。情けない。が、それに取って代わる選手の名前がすぐ出てこないことも嘆かわしい。出番が来る選手はこの悲観的な見方を見事に裏切って欲しい。
2006年06月06日
梟は、どんな獲物相手でも、狩りに全力を尽くすものですよね。 明日は草津戦です。選手の能力・層の厚さ・サッカーの質、相対的にウチの方が上なのは間違いないと思います。普通にやれば勝てる相手です。ああ「なめるな!」とか怒るの待ってください最後まで読んで。 最近気になってきたのは、「自分たちもどこのチームにも負けないという自信があるので結果を出したい」(関・スポニチより)といった類の言葉です。そう、自分達の持っている力を出し切れば負けないという自信、結構です。やっている本人達が言っているんだからよそより質の高いサッカーをやっているのは間違いないのでしょう。問題は敵と相対した時ですよね。 梟だって獲物を捕らえる眼・飛ぶスピード・爪の力、どれをとってもリスに負けているとは思っていないでしょう。でもいざ狩りに入ると「これくらいの力の入れ方で大丈夫だろう」とは考えないんじゃないでしょうか。いまさらですがそこんところをもう一度肝に銘じてもらいたいな、と思いましてね。それは見る方も一緒でして。「草津・徳島だから連勝するでしょう」と思うなとは言いませんが、間違ってもスタジアムでそういう空気を生まないように>all まあこんなことは前から言われていることですが、でも狩りに全力を尽くさない梟なんて生きていけないですよね、どこの森でも。
2006年06月04日
札幌の試合において味方のプレーに「ヤジ」を飛ばす人が多く、このことで不快な思いをされている方が多いようです。これはサテライトですら同様で、この間の川崎F戦でフットサル仲間がかなりイヤな思いをしたそうです。そこで、実際に人がヤジを飛ばす・声を荒げる時の動機を推測し、ヤジを三つに分類してみました。
とまあざっとこんな感じだと思うのですが、辞書的には「ヤジ」ってどういう意味なのだろうと思い、見てみました。
やじ-る【弥次る】人の言動をひやかし嘲弄して妨げる。一方を応援するために他方の人の言動を嘲笑して妨害する。(『広辞苑』第一版・岩波書店)
この定義に合致するのは1.「敵対的ヤジ」だけです。でも、いくら文句たれていても根本のところでは札幌サポなのですから、「敵対的ヤジ」を飛ばしている人はいないということになります。 2.「友好的ヤジ」は、そもそも辞書の定義から言うとそんなもの存在しないんですね(汗)。つまりチームに対して「しっかりやれ!」という意味で発せられる言葉が飛ぶことは多いものの、辞書的にはそれは「ヤジ」ではない。そもそも心底奮起を促す意図を持った言葉であれば、そこに人を不快にさせる要素は少ないと思うんです。実際、アウェイ側で見ていると「何やってんだ!」「しっかりやれ!」という言葉が飛びますが、「ホントそうだよな」と思うタイミングで飛ぶことだって少なくありません。だから「不快に聞こえるヤジ」はこれではない。 そうすると3.「自己発散的ヤジ」が不快さの原因か、ということになります。ここでさっき触れたフットサル仲間Kの言葉。
「とにかくずっと言ってるんですよ、試合中。プレーもろくに見ないで、ダメだダメだばっかり」
ポイントは「ずっと」「ろくに見ないで」というところですね。「自己発散的ヤジ」は、チームのプレーぶりよりも「自分の思う通りの光景が展開されていない」ということに対して自動的に発動するという特性を持っているんじゃないでしょうか。札幌オフィシャルブログでも「とにかく試合の最初から終わりまでネガティブなことしか言わない」という意見を目にしますが、それはリードしているところだけを見て、勝ち試合だけを見たいという考えを持っているからであって、だからこそ「試合開始」から早速発動するわけです。 こういう「自己発散的ヤジ」の主の気持ちはよく分かりません。別に一言もヤジを飛ばすなとは言いませんが、まず応援ありきで、そして試合を「見て」いれば四六時中ヤジることはないと思いますけどね。そこら辺も平川さんの言う「試合を見る力」につながると思うんですが。また、周りの方々も「自己表現の仕方が他人と違うんだ」と思って目の前の試合に集中…できないから困るんだよなああいうの。
2006年06月03日
もどかしい。これが力がなくてのトンネルであればあきらめもつきますが、持っている力を出し切れていないのだから、これほどもどかしいことはありません。しかも今日はおそらく体力的に相当消耗したにもかかわらずの勝ち点1。次節のフィジカルが心配です、がそんなこと言っていられないのも事実。以下、雑感。 【ゲームの入り方】 前半の立ち上がりと終了間際、後半開始直後の時間帯、ここで1点も取れなかったことがゲームの趨勢を決めた気がします。特に前半立ち上がり、休養十分で体にキレがあったフッキがエンジン全開。左右両サイドで一度ずつチャンスを作ったにもかかわらずわずかなズレで得点に至らず。これが痛かった。しかもその後もう少し押せば良かったのにあっという間にゲームが落ち着いてしまいました。勝負所を感じて一気呵成に攻める、「ゲームを読む力」はまだまだまだまだです。 【守備】 失点は反対サイドだったのでよく見えなかったのですが、1点目は加賀ですか?間違っていたらどなたか指摘して下さい、なんせ録画失敗したもので(汗)。レアンドロの逃げ方・シュートともに上手かったが、いつもやられているパターンだろうが。あとやはり気になるのはサイドでの守備です。今日も前半、サイドで挟み込んでも取れないケースが多発。 後半は山形が死に体だったというのもありますが、それでも良い守備をしていたと思います。相手を待っての守備ではなく、積極的にボールにアプローチしていたと思います。まああれをずっとやるというのは無理なので、前述のサイドでの組織的な守備でしのぐ時間と使い分けることが必要なんですが… 【攻撃】 前半、ちっともボールを運べずにイライラした方が多いでしょう。早い時間帯に失点して、低い位置に守備ゾーンを構える山形にしてやられた感じ…ではいつまで経ってもおんなじ。あえて厳しく言うとFW二人!もう少し動きだしを早くしてボールを引き出せ。中で一回受けてやらないとサイドにボールが入らない。曽田が持つと悲鳴が上がる一因はオマエらにもある。 目立ったのはフッキ。光ったところとヲイヲイなところが半々。光ったのは突破力。何度も厳しいところを突破して数的優位を作っていました。「ヲイヲイ」は、やはり周りを使えよ!と思う場面が少々と、後半ちょっと引き気味だったこと。もう少しゴールに近い場所でプレーして欲しい。 もどかしい。今日はミスをした選手が自分で必死になって取り返しに行っていた。サボっている選手はいないように見えました。それだけにもどかしい。相川もいつもより体を張っていただけに、加賀だって故障を押して出場したのに、大塚も開幕時のフォームを取り戻しつつあるのに、芳賀も調子を落としているなりに頑張っているのに、もどかしい…。次節はアウェーで厳しい戦いが予想されますが、何とか勝って帰ってきてくれ。あ、あれだけ不安定なジャッジで選手から文句言われてカードが3枚の審判もある意味頑張りました(猛毒
【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
2006年06月02日
イヤ長かった、5月17日以来の生観戦。本当に長かった。スピカで見たとは言え生とは違いますよ生とは。なまじ代表の試合なんかを見せられたもんで余計に長かった。このもやもやを吹き飛ばす勝利を期待!そこで今節の注目ジョカトーレは、
「超人」#10・フッキ
です。良い練習ができたと自信を覗かせる彼。わけの分からんイエローでの一回休みを上手く活かしてリフレッシュしたはず。己のみならず結果が出なくてもどかしい思いをしているであろうチームメイトも一緒に波に乗れ!見せろお前の足技~♪
明日、カギを握るのはチームの連動性だと思います。開幕から4月の連勝あたりまではチームの連動性は素晴らしかったが、守備の面でオン・ザ・ボールの強さが足りなかった。これが災いして4月後半からの停滞を招きました。今、この強さは取り戻しつつあるものの、それに力点を置くあまり連動性を失っては困ります。悪い流れを止めるのは誰?「オレ」ではありません、「オレ達」です。こういう時こそチームメイトを信じ、チームのためのプレーが求められる。気持ちを強く、しかし入れ込むことなく。個々の局面で負けず、しかし周りを活かし自分も活かされる。そんな勝負を期待。We are SAPPORO!
プロフィール
性別:男 年齢:30歳代半ば 出身:兵庫県西宮市甲子園 現住地:北海道札幌市 サッカー歴:素人。たまにフットサルをやる程度 ポジション:アウェイ側B自由席 2007/12:加齢に伴い年齢を実態に即した形に書き換えました
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