またそれかよ

2007年09月27日

 これ↓。

 Jリーグは23日の柏戦で先発メンバー8人を入れ替えた川崎Fに対して近く、事情聴取を行う方針を固めた。犬飼専務理事は試合前、川崎Fの武田社長に「なぜ(主力)選手を使わなかったのか」と詰問。試合後には「ACLとJリーグの両方を頑張ってもらうためにチャーター機も飛ばしたが、通じなかった。説明を求めたい」と語った。鬼武チェアマンも「反省会をしないといけない」と不快感を示した。
 Jリーグにはベストメンバーで試合を戦うルールがあるが、柏戦での入れ替えは規定を満たしており、武田社長は戸惑いを隠せない。「最初から入れ替えるつもりだったわけじゃない。日本に戻って選手の疲労を見てから決めた」とJリーグ軽視ではないと訴えた。

 大きなお世話だ○○野郎。

 コイツ↓も何か言ってる。

 日本サッカー協会の川淵三郎会長は27日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第2戦を26日に控えたJリーグ1部(J1)の川崎が23日の柏とのリーグ戦で主力の多くを温存して大敗したことに「問題があると言わざるをえない」と苦言を呈した。
 Jリーグはアウエーの準々決勝第1戦後に速やかに帰国できるように、一部区間でチャーター機を飛ばした。川淵会長は「ACLでクラブに飛行機などの便宜を図るのは、リーグ戦でしっかり戦うのが前提」と注文をつけた。

 おお、昔を思い出しますなぁ。福岡の「ベストメンバー問題」を喚きだしたのも貴様だったっけ?まぁ、日本サッカー界を束ねるやんごとなきお方としては、物申さずにいられんだろうなぁ。天皇杯でメンバー落とすJ2のチームにもちゃんと物申せよ、札幌とか


第42節・札幌3-0山形

2007年09月26日

 やるべきことがだいぶできるようになったかな、という印象です。以下、雑感。
 
【どちらに転んでもおかしくなかった前半】
 立ち上がりから札幌ペース。前線からの追い込み、DFラインのシンプルなプレーで山形の攻撃は機能せず。特に中山は守備に加えてポストプレーにも冴えを見せ、チームを引っ張っていました。ただ、この時間帯で数多く訪れたセットプレーをものにできなかったため、30分頃から試合は膠着状態に。
 この時間帯で細かい連携ミスが連発していた点は前節から全く改善されていません。GKとDFライン、DFライン同士の「ボタンの掛け違い」は死を招きます。ベストの選択でなくても良いから意思表示をハッキリして積極的にプレーすべきです。「つなげるのに蹴った」なんてどうでもイイから、安全なプレーを心掛けよう。
 
【願ってもない時間帯の2得点】
 前半終了間際、後半開始直後。この2点で試合はほぼ決まり。素晴らしい時間帯に決めてくれました。1点目は右サイドのクロスにニアに詰めていたのは中山ですか?これが上手く潰れて中央のダヴィが押し込んでゴール(でイイんだよね?遠いサイドだったので良く見えなかったんですよ)。後半開始直後、CKからダヴィ。前節はクロスの精度がイマイチだった藤田がアシストしたというのも大きかったと思います。
 その後はサイドを崩され危ない場面もあったものの、中央の選手がしっかりはね返しました。CBの二人は2-0になってからは、クリアする時はクリアするといった具合にプレーがハッキリしてきて安定感がありました。また、前半から鄭容臺はファーストディフェンダーとしても、セカンドボールを拾うという面でも効いていたと思います。
 最後は砂川のアシストから藤田がゴール。遠いところが見えていた砂川も、力を抜いた正確なボレーを放った藤田も見事でした。
 


 
【今日のピカイチ君・イマイチ君】

  • ピカイチ君:ダヴィ
  • イマイチ君:なし

 
【今節の結果】[ ]内は出場記録・()内は通算得点

  • 注目ジョカトーレ・#25藤田:マルカトーレ[○]
  • 今節のマルカトーレ:#10ダヴィ(13)・#10ダヴィ(14)・#25藤田(7)

 


 
 戦術的に上手くいった時間帯が多かったのもさることながら、選手達が最後までボールに競りかけ、集中し、走り抜いた、このことが大きかったと思います。勝ち続けていた時のことを、これで少しは思い出したのではないでしょうか。ここからはミスの数を減らしていくことが大事。
 そして何より、開始前から良いテンションを保ち続けたゴール裏も、大事な試合に相応しいサポートだったと思います。


敵陣に入ったら裏返って欲しいあの男

2007年09月25日

 明日は山形戦。ここ二試合、主力を欠いた相手と当たったにもかかわらず結果を出せていないツケは当然のように回ってきました。順位・勝ち点においては厳しい状況ながらもここ数試合好調の山形と、ここで当たるとは…。メディアは対戦成績だけで「相性の良い相手」とか言っているけど、ちゃんと試合見てんのかよ、どう見ても相性悪いぞ。DFラインと中盤はコンパクト、サイドをきちんと崩して攻めてくる、合い口が良いはずがない明日の相手に立ち向かうには、こちらもサイドをつくことが必要。そこで今節の注目ジョカトーレはこの男、
 

「香車」#25・藤田征也

 
です。前節はカウンターから決定的なチャンスを外してしまった彼。左サイド一辺倒な攻めが上手くいっていない今、右サイドをどう使うかが大事。縦ばかりではなくて中へも切れ込むようなプレーが出てくれば、得点の機会もグッと増える。成り香車のように、もっと自由に、思い切りよく攻めていけ!行け藤田よ!仕掛けまくり、最後まで闘え~♪
 


 
 他会場のカードはこちら。(一回休み:草津)

  • 仙台-愛媛:またやらかした前節。足踏み仙台再び
  • 京都-東京V:激戦必至。ディエゴと金澤は警告もらっとけ!
  • C大阪-湘南:これまた好調同士。引き分けの予感
  • 徳島-鳥栖:崖っぷちの鳥栖。落とすと終戦
  • 福岡-水戸:これまた崖っぷちの福岡。これまた落とすと終戦

 


 
 余所がどうこうってのは今のところ考える余裕はないし、必要もない。まずは勝ち点90を目指して、目の前の試合を勝つだけ。ひとりひとりが、「チームを救うのはオレだ」ぐらいの気持ちを持って闘え!We are SAPPORO!


今日の言霊・9/23

2007年09月23日

 だからこそ、がまんにがまんを重ねながら働き、事件を起こし、指示どおり理不尽なことをやらかしているわけです。人間どもは、あれだけ文句なしの頭脳をもっていながら、こういったコメディを、なんだか深刻なものとして受けとめている。ここに連中の悲劇もあるってわけですよ。たしかに連中は苦しんでいます、もちろんですとも、でも……やっぱりそのかわり生きてるじゃないですか、現実離れした生き方じゃなくて、リアルに生きてるじゃないですか。なぜって、苦しみこそが人生だからですよ。苦しみのない人生に、どんな満足があるっていうんです。何もかもが、果てしないひとつの祈りと化してしまいますよ。そりゃあ神聖だろうけれど、ちょっと退屈でしょうね。

ドストエフスキー/亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』〈4〉


post by tottomi

21:57

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オレが!

2007年09月22日

 テレビ観戦でした。三浦の言う通り、「今シーズンで一番ひどいゲームだった」と思います。
 とにかく戦術云々ではなく、「精神的に非常にネガティブになっている」ことが影響しているのか、消極的なミスが多すぎました。つなぎのパス、こぼれ球の処理でイージーなミスが、まぁ出るわ出るわ。誰が、ってんじゃないね。誰かのミスに見えてもそれは周りが動いていないからだったりするし。そこんところは
テレビからは分かりません。
 先制点もこれまた残念なミス。ブルーノがGKに任せるつもりで歩みを緩めるも高木は出てこず、蹴り出そうとした曽田に外から絞ってきた西嶋が重なり…。この四名の誰か一人が「オレが!」と思っていれば防げた失点でした。ダチョウ倶楽部かオマエら。
 コーナーから直接決められたのは今季初めてじゃないでしょうか?違うかな?とにかく2点目は「いままで出来ていたプレーが出来なかった」典型例ですね。
 札幌に限らず先制点を与えてしまっては苦しくなるのがサッカーの常。後半にあれだけチャンスを作られてしまったのは、1点ビハインドの展開なので攻めに行かざるを得なかったため仕方のないことだとは思います。3点で終わってラッキーだったよ、本当に。
 
 目についたのはダヴィと上里です。ダヴィは今日のスタメンの中で「オレが!」を見せた数少ない選手の一人です。点が取れていない現状にあって、これから数試合のカギを握る選手になるでしょう。同時に彼のところにどのようなボールを入れるかも大事になってくるのですが、西谷だけでなく守備的中盤のところからもボールが入るようにならないと厳しい。その点、今日の上里はまずまずの出来だったと思います。彼の持ち味はキックの種類の豊富さとクロスのスピード。守備面でもう少しフィットすれば出場機会も増えそうです。ボールタッチ数が多かったのも、久しぶりの出場だった彼には良いリハビリとなったのではないでしょうか。
 
 不満をぶちまけたくなる気持ちはよく分かります。っていうかあの試合を見せられてポジティブに考えろ、というのは相当難しい。実際オレもこれ書くまでに心の中でいろんな悪態ついてるし(苦笑
 ただ大事なのは、ぶちまけるだけぶちまけたら次のゲームのことを考えろ、ってことです。みんなで「オレが!」という決意を持って厚別へ!


セカンドボールを拾う男

2007年09月21日

 明日は湘南戦。カギはセカンドボール。今節の注目ジョカトーレは、これを拾いまくるタスクを担ったこの男、
 

「闘う坊主」#16・大塚真司

 
です。相手は中盤の主力が三人も出場停止。こんな相手に勝たせたら波に乗っちゃって手が付けられなくなる。ここは絶対に叩いておくべき。こっちの曽田、あっちのジャーンがはね返したボールをどれだけたくさん拾えるかが勝敗を決めると思います。行け大塚!拾いまくり、最後まで闘え~♪
 


 
 他会場のカードはこちら。(一回休み:京都)

  • 水戸-東京V:誰がフッキを見るか?小椋出場停止
  • 鳥栖-C大阪:絶好調C大阪。鳥栖は走り負けてはいけない
  • 山形-徳島:ともに前節完封勝ち。一点勝負
  • 草津-仙台:調子の良いうちに勝ち点を稼いでおきたい
  • 愛媛-福岡:負け癖を引きずると終戦モードに>福岡

 


 
 一つ負けたぐらいでオタオタすんな。個人的に今日はハードな一日だったから、その疲れを吹き飛ばしてくれる試合を期待。We are SAPPORO!


空いてて良かった札幌ドーム

2007年09月18日

 若干複雑な心境ではありますが、ま、朗報と言って良いのではないでしょうか。

 10月下旬の厚別は確かに寒い。まだ若者の部類に入ると自認している私はともかく、年配の方・小さな子供にあの寒さはちょっと堪えるでしょう。大事な時期だし、動員のことを考えても良い選択だと思います。
 厚別・ナイター・徳島戦と言えば、「日ハムの試合と重なり観客動員最低だった去年の試合の再現か?」と思っていたんですが、今年は日程的にも日ハムさんのポストシーズンゲームにも悩まされることはなく、またこの会場変更により、動員減の要因であった雨の心配がなくなりました。というわけで選手は結果だけ再現してくれれば良いよw
 厚別の試合が一つ減るのは残念ですが、選手も闘いやすい環境になり存分に力を出してくれるでしょう。


第40節・札幌0-1仙台

2007年09月17日

 問題点は多いが、どん底からは脱した感はある。以下、雑感。
 
【まだまだ本調子ではない守備】
 この試合、最初の焦点は仙台がどのような入り方をしてくるかという点でした。最近の仙台は従来よりリスクを避けた戦い方をしているようで、そのことはスコアにも現れていました。アウェイということでひょっとすると立ち上がりからは前目に来ないのではないか、という想定もしていたのですが、そうではなくて積極的にサイドを崩しにかかってきました。特に梁のところからショートパスをつないで札幌の右サイドを崩す攻めと、中島がCBの間に入り込んでラインの裏を狙う攻めが効果的でした。
 が、ここんところでやられてしまうのは想定の範囲内。バイタルエリアに持ち込まれてしまったら最後の所ではね返す苦しい守りになるのは織り込み済み。この試合で問題だったのはその前の段階です。
 今年の札幌を支えている守備の基本をもう一度思い出してみると、その生命線は①フォアチェック、②連動性、③ハードワークの三つ。イタカレがスタメンということで開始当初は①が若干疎かではありましたが、それでも前半の30分過ぎからはバランスもよくなり、また後半も中山が戻ってボールを奪う場面もあり、この点はまあ良いでしょう。問題は②と③です。前から追うものの後ろが準備できていない、攻守の切り替えが遅いなど、チーム全体でのディフェンスという点はまだまだです。さらに歯がゆかったのがリスクを恐れないボールへのチャレンジがあまりにも少なかったことです。一対一でボール奪取できていたのは大塚だけ。もう少しボールへのプレッシャーをきつくしないと。相手に余裕を与えすぎです。これと似た感覚は開幕戦の京都戦の時に感じました。あの時は次以降、しっかり修正できたのですから、次節はボールへ行くという点をもっと意識して欲しいと思います。
 ただ、光明が見えなかったわけではありません。前節、「CBが競り負けてちゃ勝てるわけがない」という意味のことを三浦がいっていましたが、その点に関しては曽田は及第点でした。ゴールキックに対処する役割の西嶋も然り。それがリズムを生まなかったのはセカンドボールを拾えなかったからで、その辺は攻撃における問題点にも関わってきます。
 
【停滞してしまった攻撃】
 ボールを持っても一向に前へ出さない…。こんな場面が何度もありましたが、出さないのもさることながら「出せない」というのが正直なところでしょう。この日の2トップは良くなかった。特に中山は味方が出したいタイミングに一歩遅れるというのを何度繰り返したか。普段なら後半厳しい時間帯にそういうことは起こりますが、この日は前半からキレがなかったように見えました。
 出し手にも問題がありました。西谷は判断が悪いしボールに正確性もないし、縦一辺倒の選択でリズムを崩していました。大塚はせっかく出てきた展開力が出せずじまい。それどころかまた「近くしか見えず、つなぎのパスが弱い」という弱点を露呈。彼も含めてつまらないパスミスが時間を追うごとに増えていきました。あれではリズムは出ない。
 早急に手を付けるべきは「動いてボールをもらう」という意識の再徹底です。FWは相手ディフェンスに狙い所を絞らせず動いてくさびを受け、中盤はFWにボールが入ったらすぐにサポートできるように動いてやる。DFラインも単なるつなぎではなくて攻めへの展開を考えてポジションを取ってつなぐ。みんながあと少しずつ足を動かすことが必要です。さっきの「セカンドボールを拾えない」というのもここに原因があると思います。
 


 
【今日のピカイチ君・イマイチ君】

  • ピカイチ君:なし
  • イマイチ君:ダヴィ

 イタカレについて。私は以前「今年の出番はない」と書きましたが、それは彼自身の能力云々よりも、「合流して間もない、日本のサッカー未体験の選手を、こんな大事な時期に多用するようなリスクの大きいことをして良いのか?」という考えからでした。で、自己管理がなっていないダヴィが直前にダメになったため先発ということになったのですが、やはり周囲とのコンビネーションがなっておらず、前半で交代となってしまいました。今の起用法では、持ち味を出す前に日本のサッカー、札幌のサッカーにフィットせず使い物にならなくなってしまうのではないかと危惧しています。それでもチームの構成上、ダヴィや中山に何かあれば使わなければならないわけですが…。というわけで彼を先発させざるを得なくしてしまったダヴィも悪い。あと#11、ホント何やってんだテメェは。
 
【今節の結果】

  • 注目ジョカトーレ・#13中山:バツカトーレ
  • 今節のマルカトーレ:なし

 


 
 これだけ書いておいて「実はあんまり悲観していない」などというと怒られますかね?でも後半がああなってしまったのは仙台が先制点を取って楽に試合を進められるようになったからだし、そしてそれは普段なら起こらないような信じられないミスから生じた失点だったわけです。全く歯が立たずにこてんぱんにやられたというなら暗~い気分になりますが、問題点はハッキリしているし、シーズン中にこうした問題が出た時もそれを解決してきたというのもあります。勝ち点の計算上は大きな負けでしたが、これを受けて次にどうするかが大事です。


9.15 4万人結集

2007年09月15日

9.15 4万人結集プロジェクト
 本ブログは上記企画に賛同しています。  さしあたってここには私の活動の進捗状況でもメモしておくこととします。

  1. 8/26:本ブログおよび別荘(はてな)にプロジェクト賛同のエントリーをアップ。はてなからプロジェクト実行委員会ブログにTB送信。
  2. 9/3:動員をかける面々はサッカー素人のため、解説の予習のために湯浅健二『ボールのないところでサッカーは決まる -サッカーQ&A-』を読み始める。
  3. 9/4:観戦会告知ポスターを掲示

 

  • 現在の動員数:3名


引き絞った弓を放て!

2007年09月14日

 明日は仙台戦。第4クール初戦、上位との闘い、悪い流れの中でやっと迎えたホームゲーム、観客動員作戦、歌、サンクスマッチと、これでもかと言うほど様々な要素が詰まった一戦。おまけに社長がブログでポロリしちゃってますが、何らかのコレオグラフィーが用意されているらしい。ボク達観客はそれぞれの立場でできることをやって、最高の雰囲気を作りましょう。そしてあとは選手が力を発揮してくれることを願うばかり。そんな今節の注目ジョカトーレはこの男、
 

「鉄人」#13・中山元気

 
です。2試合の出場停止で、連戦の最後を忸怩たる思いで見ていたに違いない彼。この時点で累積8枚というその数が、今年の彼の貢献度を物語っている。得点とは違って数字に残らないけれども、チームを助けるその運動量はチームの生命線だ。そんな彼だが最優先の役割はあくまで得点。「ヤツに点を取らせたい」、この言葉がこれほど当てはまる男もいまい。行け中山!走りまくり、最後には決めろよ~♪
 


 
 最後の一巡にどのチームも燃えている他会場のカードはこちら。(一回休み:鳥栖)

  • 京都-水戸:鴨池開催。実質ホームじゃない状況がどう影響する?
  • 山形-草津:ここで負けるようなことがあると気持ち的に切れちゃう>山形
  • 徳島-湘南:ジャーン不在。相手を勢いに乗せたくない>湘南
  • 東京V-福岡:崖っぷち福岡。しかし相手も土屋・戸川抜き
  • C大阪-愛媛:ハイペースで追い上げてきたC大阪。一気に追いつくか

 


 
 繰り返しになるけど数字ほど楽な状況ではない。流れなんて一気に変わってしまうもの。だからこそ一回掴むと大きなアドバンテージになる。相手はロペス不在。次のことも言うとアジエル不在。カルチョの神は「用意」はしてくれている。あとはしっかり掴むだけ。みんなで掴もう!We are SAPPORO!


補強

2007年09月13日

 いやー、移籍市場はまだ閉まっていなかったのですね。8月17日に閉まっていたのは海外からの移籍選手の登録期間(ウインドー)でした。スンマセン。
 
 というわけで二人の選手を補強したわけですが、いずれも怪我人で手薄になったポジションの選手。レギュラーを入れ替えるのではなくて選手層を厚くすることを目的とした補強と思われます。
 
 GK:富永康博
 MF:鄭容臺
 
 鄭は、カウエがしばらく戻って来られない(っていうか今年は絶望という報道もある)ようなのでその代わりということになるでしょう。厳しい守備を持ち味とする選手と聞いているので、守備的に闘う時には彼を投入して4-1-4-1、ということもできそうです。
 欲を言えばFWが欲しかったところですが仕方がない。あとは今いる選手を信じて、まずはロペス抜きの仙台を返り討ちに。登録、間に合うのか?>富永・鄭


最後は全ての人の力が問われる-第3クール総括&第4クール展望

2007年09月10日

 今日、ジョージの大暴れ(笑)を以て第3クールが終わりました。いよいよラストスパート。第3クールの総括と第4クールの展望を書いてみます。
 
【数字上は及第点だが…-成績】
 第3クールの成績は6勝3分3敗・勝ち点21。各クールの目標として設定された勝ち点22~23をクリアできませんでした。もともと8月半ばから9月はじめの日程が厳しいことは分かっていましたから、私はまずまずの結果ではないかと思っていますが、後述のように負け方が悪い。
 星勘定の上で救いとなったのが上位チームの勝ち点を削ったこと。第2クール終了時、2位京都との勝ち点差は6、3位仙台とは同7。これが第3クール終了時には京都とは6のまま、仙台とは10に広がっています。アウェイで仙台・京都から削った勝ち点3は非常に大きかったと思います。
 しかし、ホームで湘南に破れて勢いづかせてしまったことに加え、下位から思うように勝ち点を取れていないことは問題です。現時点での勝ち点差は上位陣も同様に取りこぼしをしているからであって、第4クールにそんなことを期待できるはずもなし。同じような取りこぼしをしているとあっという間に危機的状況が訪れるでしょう。
 
【個々の弱点が顕在化しているのが心配-守備】
 第3クールの失点は14。完封は4。総失点の半分近くをこの12試合で喫したということになります。
 特に最後の5試合はあまりよい守備ではありませんでした。チーム全体で守れていない、つまりFWと中盤のところで上手くプレッシャーがかからず、DF陣が一対一の局面を作られる、という場面が目立ちました。この一対一の局面で、各々のDFが弱点を露呈する形で破られているのが気がかりです。
 相変わらずDFラインの裏に蹴られると全体が下がってしまうという悪癖は直らず。っていうかそうならない方がおかしいのであって、やはり前からのプレッシャーがしっかりかからないと今後も苦しいと思います。つまり、最終的な失点の場面では弱さが出ているもののそれは仕方のないことなので、そういう局面を作らせないように全体で守ることが必要、ということです。
 
【2点目を取りに行く姿勢を貫け-攻撃】
 両SBがかなり高い位置を取る場面が多かった第3クール。もちろんリスクマネージメントは大事ですが、「取れるときに取りに行く」という姿勢は今後も必要になってくると思います。徳島戦では裏目に出てしまいましたが、西谷がポジションを崩して中でプレーし、空いたスペースを西嶋が使うといった攻めですね。言い方は悪いですが、「ゲームを荒らしにかかる」という闘い方で勝てる試合を確実に勝っていけば良いのではないでしょうか。
 攻め方についてもう一つ言うと、第3クールは守備的中盤、芳賀と大塚が攻撃に絡む場面が少し増えてきた気がします。開幕当初からこのフォーメーションでは中盤がいかに攻めに絡めるかが大事だと思っていたのですが、好調時にはだいぶ分厚い攻めができていました。
 ところがこうした厚みがここ数試合では見られません。原因は、もちろん中盤の選手の運動量にもあるのですが、FWにきちんとボールが収まっていないところにある。前で時間を作ってくれないとなかなか押し上げられない。中盤だけではなくDFラインの設定にも影響します。中山・ダヴィには体を張って起点を作ることを期待します。
 
【球際の強さと闘争心-ピカイチ君 of the 3rd cours】
 大塚。全体として低調な出来に終わってしまったチームにあって、ここ数試合の孤軍奮闘ぶりに。ボールを奪った後、サイドを変えるボールは蹴られているので、今後は一気にチャンスにつながるような配球を。
 
【選手・スタッフ、そしてボク等も試される-展望】
 さて、第4クールです。移籍市場は閉まり、ここからメンバー・闘い方を大きく変えるということはほぼ不可能です(駆け込みでまたブラジル人を獲得したチームはありますがw)。これまで蓄積してきたもの、貫いてきた闘い方を信じて遂行していくしかありません。幸いなことに札幌は、上手くいっているときにはきちんと結果を残してきたチームです。だから首位にいるのです。
 これが「これまでは上手くいっていなかったけれど第4クールでは何とかしなければならない」という状況だったら、無用のプレッシャーがかかっているところです。そうではない。さっき三浦もNHKで言っていましたが、勝ち点で有利な立場にいるのだから、余計なストレッサーなしに闘える。だから、今まで通りの闘い方を貫けば良いのです。選手には自分たちの力に関して雑念を抱かないでもらいたいものです。


 とは言いながら、「休みが入るから内容も良くなるさ」という楽観的な見方には反対です。こないだまでの6連戦なんか目じゃないぐらいに辛い場面は絶対に来ます。そこでスタンドまでが狼狽してしまったらどうなるか。ボク等も気持ちの準備をして臨まなければなりません。
 まず具体的に心配しているのは、いつもより観客数が多くなるであろう仙台戦です。動員をかけるのはもちろん素晴らしいことですが、「物見遊山」で来る人もいつもより多くなるはずです(そういうスタイルを批判しているわけではありません、念のため)。数が増えても濃度が薄まってしまえば何にもならない。だから、ゴール裏にはとんでもないテンションで観客を引っ張ってもらいたいし、ボクのような座り客も締まった空気を醸成していければ、と思います。
 残念ながら様々な事情でスタジアムに来られない人も多くいると思います。そういう人たちの間では「念」って言葉が常用されるようですが、そういう「見えない力」も含めて全てが「クラブの力」。物理的に参戦が不可能な皆さんは、物理法則を超越した能力を存分に発揮してくださいw
 
 ここからが本当の修羅場。まだ何も終わっていないし、まだ何も始まっていない。


サテライト見てきた

2007年09月09日

 サテライトリーグ・千葉戦に行ってきました。
 
 練習再開が前日ということもあって、コンディションが悪いのではないかと心配しながら行ったのですが、特におかしな選手はいなかったですね。いつも通り90分プレーできていました。
 札幌のスタメンは佐藤/岡田・池内・吉瀬・川崎/岡本・金子・上里・砂川/イタカレ・石井。ベンチは曳地・岩沼・鈴木・関・西。相川はいませんでした。
 
 試合は前半、自陣での中途半端なボール処理を拾われ左サイドから失点。その後、縦パスに抜け出した石井が千葉DF池田に倒され、これが一発退場。座っていたところから遠いサイドのゴール前で、しかもちょっと見にくい角度だったのでよく分からないのですが、これはちょっと可哀想なカードでした。石井は完全に抜け出したわけではなく、また池田の方が先にコースに体を入れたようにも見えましたし。確かにケツで石井を吹っ飛ばしていますが、レッドかなぁ…。しかもそのヒップアタックはエリア内でやったように見えたのになぜかPアークやや内側からのFKで再開。これを砂川が決めて同点。ラッキーじゃったねぇ。
 
 数的優位にもかかわらず攻めあぐねた前半。ハーフタイムで岡田OUT・鈴木IN。鈴木が守備的中盤に入り、金子が一つ落ちてCB、池内が右SBに。退場者が出てから3バックを2バック(両アウトサイドが下がるので実質4バック)に変えて戦ってきた千葉は徐々にガス欠。札幌はCKから池内がヘッド、最後はゴールラインギリギリのボールを千葉DF結城がクリアし損ねて逆転。
 その後はプレッシャーもルーズになり札幌がやりたい放題。上里が30m強のループシュート。前半にも一本、そしてこの後にも一本狙っていました。前半のは「そこから蹴るか?」というどえらい距離から。最後はイタカレがスルーパスから抜け出し2ゴール。ま、これはごっつぁんゴールでした。
 
 そのイタカレ、確かに2ゴールと結果だけは残しましたが、前半は中途半端なプレーが多く、周囲とのコンビネーションもいまひとつ。中山のような運動量もなければダヴィのような突破力もありません。スピードがないのが一番気になるなぁ。あんまり私の評価は上がりませんでした。
 目立ったのは上里ですね。上述のロングシュート以外にも、長いパスに光るものがありました。周りが良く見えているんじゃないでしょうか。プレーに余裕が感じられました。短・中距離のパスを持ち味とする西谷・砂川に加え、彼がベンチに入ると攻撃のオプションが増えそうです。
 もう一人良かったのは吉瀬。細かいミスはありましたが、今日はハイボールの処理が非常に力強かったです。しばらく見ていなかったのですが、体も少し大きくなりましたかね?まるで佐藤尽でも中に入ってるんじゃないかと思わせるプレーぶりでした。


代表v.s.オーストリア戦

2007年09月08日

 何だかアジアカップのリプレーを見ているようでした。立ち上がりこそオーストリアのフォアチェックにボールの出しどころがなくロングボールを蹴らざるを得ないという苦しい展開でしたが、15分過ぎから徐々にポゼッションができるようになり日本ペースに。
 オーストリアが元気だったのは前半だけで、後半はほぼ自陣に釘付けだったにも関わらず、相変わらずシュートが少ない。FWが新しい組み合わせということもありコンビネーションに問題があったのは確かですが、もう少し攻撃をスピードアップして、いけるところは個人で突破を図るといった工夫が必要です。
 いつの間にかボールだけが動くサッカーになっている。「引かれるとボールは回るが…」というのはもう見飽きた。そろそろ次のステップへ行かねば。
 
 選手個人については、稲本はまずまずの出来だったと思います。彼の持ち味である人への強さが見られました。ほかに目立った選手はいないなぁ。ホントに印象に残るプレーの少ない試合でした。


悪いところが全部出た

2007年09月05日

 いっぱいいっぱいだったな、というのが正直な感想です。戦術以前の問題もありますが…。とりあえず今後に向けて、今年の守備を支えた二つの要素に破綻が見られた失点の場面についてメモをしておきます。
 
 まず一点目ですが、攻めに入ったところに西谷がプレッシャーを受けてボールを失い、中盤みんなが前がかりになっていたためノープレッシャーになっていた選手からスルーパスが出て、DFラインの間を割られて失点。
 やはりあそこは誰か一人がDFラインの前に残ってバランスを取るべきだったと思います。今日の守備的中盤の二人は個々のプレーではよく頑張っていましたが、二人あるいはアウトサイドの選手との関係が上手くいっていませんでした。好調を支えた中盤のバランスに問題が生じた結果でした。
 今日は西谷を中でプレーさせてできたスペースに西嶋が使うというやり方だったみたいですが、これが守備時のバランスを崩してしまいました。もっとも失点後は取りにいっているのだから仕方ないのですがね。
 
 次に二点目・三点目ですが、残念ながら二つとも曽田のミスを指摘せざるを得ません。二点目は石田と競争して、いったんは前に入っているにもかかわらずヘタにボールを残そうとしてスライディングをした結果かっさらわれて失点。右SBが上がった後でフォローがいないあそこの場面はセーフティーに蹴り出すべきでした。三点目もハイボールを石田と競った曽田がその後にボールウォッチャーとなり、つながれたボールがどフリーの石田の前に。
 好調時の曽田からは信じられないミスです。これまた今年の守備を支えてきたのは彼のシンプルかつ力強いプレーであることは衆目の一致するところ。一刻も早い復調を期待します。
 


 
【今節の結果】[ ]内は出場記録・()内は通算得点

  • 注目ジョカトーレ・#10ダヴィ:バツカトーレ[○]
  • 今節のマルカトーレ:なし

 


 
 三失点は前がかりに行った結果なので仕方ないとして、気になるのは前半の単調な攻めです。あまりにもロングボールが多すぎる。コンディションに問題のある中盤ではセカンドボールをなかなか拾いに行けない。もう少しゆっくり回すことも必要だったのではないでしょうか。全体的に攻め急ぎの印象を受けました。単なる焦りによるものだと思いたいのですが、やり方を見失っているとすればこの休みの間にもう一度問題点を整理してもらいたい。残念ながらイタカレは今年の出番はもうないと思います。


チームを牽引するあの男

2007年09月04日

 明日は徳島戦。台風で順延となっていた試合が、よりによって厳しい連戦の最後に組まれてしまいました。こればかりは文句を言っても仕方ないので、選手には残った力を振り絞って闘ってもらいたいと思います。今節の注目ジョカトーレはその中でも比較的力が残っているであろうこの男、
 

「暴れ馬」#10・ダヴィ

 
です。最終ラインでしっかり守れていないのは事実ですが、守備は何も最終ラインだけでやるものではない。前の選手の協力が必要です。徳島は中盤でボールを回す力を持ったチーム。まずはいい形でボールを奪えるように頑張って追いかけて欲しい。それが自分自身の得点機会を増やすことになるのだから。馬車馬のようにチームを引っ張れ!行けカバーロ!ゴール信じ、最後まで打て打て~♪
 


 
 中盤をどういうメンバーで組むかも気になるところです。軽い故障を抱えている西谷が出られるのか、中盤の真ん中は大塚・芳賀でいくのでしょう。大塚は8月に入ってボクが見た試合ではかなり調子が上がっているように見えたので、彼には大いに期待しています。
 苦しいのは誰が見ても明らか。この試合を取れればそれは大きな財産になる。今の順位など何の意味も持たない。望む結果を最後に手にするために、まずは目の前の試合を闘い抜け!We are SAPPORO!


少しでも積めたことは収穫だ

2007年09月02日

 
【今節の結果】[ ]内は出場記録・()内は通算得点

  • 注目ジョカトーレ・#5池内:マルカトーレ[○]

 


 
 愛媛戦、引き分けたようです。函館に行けなかった上にテレビ観戦も叶わなかったわけですが、せっかく前半終了間際・セットプレー・池内(!)というオイシイ先制点をあげておきながら後半開始直後というこれまた愛媛にとってオイシイ時間帯に失点するなど、なんか前節からちぐはぐな印象をぬぐえません。
 このように上手く行かない時期というのはどのチームにも起こりうることであって、こういう時期に成績上のダメージを最小限にくい止めるのが強いチーム。その意味で悪い内容ながら引き分けで終わらせたのだからよしとすべきではないでしょうか。下も転けたり審判にやられたりしたみたいですし。
 再び中2日で試合が待っているわけですが、コンディションが厳しいのは相手も一緒。移動が伴う分こちらが不利ですが、そこをはねのけるぐらいの気持ちを見せて欲しいと思います。あと少し。できればしっかり勝ち点を稼いで戻ってきてくれ。


一発放り込んで欲しいあの男

2007年09月01日

 遅くなってしまったけれど、愛媛戦のレビューを。日程がタイトな四連戦、札幌を離れてから数えると六連戦のまっただ中。ついにスタメンを入れ替えるようです。「比較的」フレッシュ(彼らも試合に出ていないわけではないからね)な選手達の活躍に期待しましょう。今節の注目ジョカトーレはこの男、
 

「点取りDF」#5・池内友彦

 
です。前節は最終ラインが低くなったため水戸の良いようにやられました。それだけが原因というわけではありませんが、ラインを高く保ち、またコーチングで中盤をしっかり動かすには池内の力が必要。加えてセットプレー。そろそろファーサイドに蹴って曽田、というパターンも研究されているでしょうから、もう一つ池内というターゲットができるのは大きい。攻撃・守備に存分に力を発揮してくれ。行け友彦!マコを信じ、ゴールへたたき込め~♪
 


 
 余裕こいて見ている場合ではない他会場のカードはこちら。(一回休み:仙台)

  • 京都-徳島:前節の痛い負けを引きずりたくない>京都
  • C大阪-水戸:積極的な試合運びを>水戸
  • 鳥栖-福岡:ダービーである上に浮上をかけた大事な試合>福岡
  • 東京V-草津:休養明け。優位は動かない>東京V
  • 湘南-山形:いま一番ノッている。一気に抜け出すか?>湘南

 


 
 年一回の函館開催。参戦叶わないのは残念ですが、たくさん駆けつける・集まるであろうサポのためにも、苦しいだろうけれど最後まで闘え!We are SAPPORO!