2006年07月31日
さっきテレビを見ていたら、女子プロゴルファーのポーラ・クリーマーが出ていましてね。彼女、結構考え込むタイプで、勝てない時期には思い詰める癖があったんだそうです。でも「今は、確かに試合中にはプレーに全てを注ぎ込むけれど、試合を離れれば『たかがゲームなんだ』と思うようにしている」という意味のことを言っていました。 オンとオフの切り替えが上手い人と下手な人というのが世の中にはいて、自分は間違いなくど下手くそで、この「たかが」がなかなかできないわけです。それは多分「オン」の時に全力を尽くしていないことが理由の一つだと思うのですが、まあ私のことはどうでもよろしい。 昨日・今日とチームはオフだったようです。みんな思い思いの方法でリフレッシュしたことでしょう。確かに記憶から消してはならない敗戦でしたが、いったん「オフ」して、明日からあらゆるスイッチをバチンバチン入れて闘って欲しいものです。 たかがボールゲームだ。むしろそう言い切れるために心血注ごう。
2006年07月29日
世の中にあるまじきもの。走らぬサッカー選手。猪口才なプレーに終始し足下で受けてはボールを奪われる左WB。スピードを鼻にかけ軽い守備に終始する右ストッパー。前を向いてはボールを奪われるゲームキャプテン。闘わぬサッカー選手。クロスボールに高い確率で判断を誤るGK。パスやフィードに全く正確性がない左ストッパー。数少ない持ち味のカラ走りすらせぬ右WB。わけの分からぬPKを取る主審。大きなトラップですぐにボールを失う守備的中盤。ボールを引き出す動きを忘れたFW。居るのか居ないのかわからぬリベロ。仕方のない失点をなかったものと割り切れぬサッカー選手。アクシデントに意味不明の選手交代で対応し選手を混乱させるベンチ。各々がバラバラなプレーばかりするチーム。ボールを奪うことを忘れたチーム戦術。
ちょっと弁護含みでまともなことも書いておきたいと思います。湘南の出来が素晴らしかったことは認めなければならないでしょう。FWと前目の中盤があれだけしっかりボールにプレッシャーをかけてくれれば後ろは非常に楽だし、自分たちの攻撃のスタート位置も高くなる。今日の札幌はそこをかいくぐることが出来なかった。最終ラインからボランチが受けてサイドに捌いてやれば良かったのでしょうし実際金子あたりはそれをやろうとしていたのですが、上手く行かなかったですね。大塚に対するマークが厳しかったのも影響していたと思います。 つなげないんなら、ということで蹴ったロングボールも良くなかったですね。棒立ちの石井とフッキに高いボールが入ってもキープできるものではないですよ実際。当てるなら中山が出ているとき、そうでないなら守備ブロックを下げるべく背後に蹴る。この点でも今日のDFラインは良くない選択をしました。ただ受け手のFW・両サイドが動き出してやらなければ出せないよ。 最も腹が立つのは、わけの分からないPKを取られた後になぜ下を向く必要があるのか、ということです。PKとなったプレーは映像で見ると何もしちゃいないように見えます。非はないのだから事故だと思って切り替えればいいのに、ズルズルと行ってしまった。立ち上がりは無難にこなしていたのに悔やまれます。 とにかくこれ以上ないくらいみっともないサッカーでした。Shame on you.
2006年07月28日
明日は湘南戦。確かに5000ゴールを誰が達成するかも気になりますが、まずは勝利を。天気もくもりなので思いっきり走りまくって積極的なゲームを展開して欲しい。そこで今節の注目ジョカトーレは、
「小さな戦士」#21・金子勇樹
です。守備的な西嶋と違い大塚と組むことで、はっきりした役割分担を設けるのではなく臨機応変に前へ出ていくことが可能になった今、「縁の下」から檜舞台に上がるために狙っていいんじゃない?弾丸ミドル。その結果が5000ゴールになったらそれはそれでブラボー。見せろお前の右足~♪
札幌の6億分の1ぐらいしか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:愛媛)
いつだ?金子がミドル決めたのは。移籍してきた年だったか。とにかく金子に限らず先制点狙え。個人プレー厳禁!We are SAPPORO!
2006年07月26日
勝ってしまいました。最近の星取り表には黒が目立ち、フッキはいない、林は外される、ミッドウィークのアウェイと、マイナス材料ばかりだったのに…。試合自体は見ていませんが、サマリーや会見を見るとラッキーな要素が多かったのかな、という印象です。それでもしっかり最後を締めたという点は前節の課題克服、といったところでしょうか。 それにしてもつくづく不可思議なチームです。あと4乗したら無敵(注)にでも…ならないかやっぱり。地道に"1"ずつ積み重ねていこう。
【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
(注)「あと4乗したら…」 不可思議:数量の単位。一般には10の64乗を指す。あと4乗すれば「無量大数」。
2006年07月25日
明日は東京V戦。正直言ってここ二試合の闘いぶりからは何のプラス材料も見出せない、極めて悪いチーム状態ながら、それでもライバルから勝ち点を奪わなければならない厳しい試合。今節の注目ジョカトーレは、 「札幌の魁星」・#16大塚真司 です。攻守の切り替えの悪さ、ゲームを読む能力の拙さから失点を繰り返しているチームにとって、今節最も心掛けるべきことは集中力。守備に入るときのファーストディフェンス、守備から攻撃へのボールのつなぎ、ゲームの流れに応じたプレーの選択。これらをこなすためにはチームの「へそ」がしっかりしていなければ話にならない。全員が心掛けるのはもちろんのこと、特にオマエが自信を持ってプレーすることが必要。ボールをつなぎ、味方の心もつなげ!見せろお前の統率~♪
札幌の6億分の1ぐらいしか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:草津)
厳しいだの、誰がいないだの、暑いだの言っている場合じゃない。流れは自分で引き寄せろ!自分の出来ることを100%!We are SAPPORO!
2006年07月24日
森本 カターニアと育成重視契約(スポーツニッポン)
J2東京Vは23日、U―19日本代表FW森本貴幸(18)のセリエAカターニアへの1年間の期限付き移籍が決定したと発表した。レンタル料2000万円、年俸1000万円(ともに推定)。24日に会見を行い、25日に渡欧する予定。契約ではトップチームからのスタートとなっているが、出場機会が少ない場合は、プリマベーラ(日本のユースに相当)の試合で試合勘を養えるように配慮を求める特別な条項が盛り込まれた。
日本人の欧州移籍の最年少記録を更新した森本の契約には育成を重視した条項が盛り込まれた。J2東京Vの加藤強化部長は「客観的に見て今の森本の力では厳しい。プリマベーラで積極的に試合に出られる契約にした」と説明。最初はトップチームからのスタートとなるが、森本がトップチームで定位置を獲得できなくても、実戦経験を積める環境を整えた。
ハッキリ言ってライバルチームの選手が移籍するわけですから嬉しくないはずがない。しかし、彼の才能を考えると「本当に今でないとダメなのか」と心配になります。 「6試合・196分・得点0」。今シーズンの彼の成績です。移籍先は今年1部に昇格するチーム。去年・一昨年から森本をちゃんと見ていたとは思えません。東京V側も「客観的に見て」実力的に厳しい選手をなぜ出すのか。ユースの試合に出られるようにする、って、15歳でトップデビューした逸材をいかにイタリアとは言えユースの試合に出すなんて意味があるのでしょうか。 レンタル料2000万円。完全移籍ではなくレンタルで、将来的には戻ってくるようにラモスも言っているようですが、その前に「客寄せパンダにヘンな笹喰わせたら腹こわした」なんてことにはなって欲しくないなあ。
2006年07月22日
最悪の内容、追いつかれての勝ち点1。 後数分、ロスタイムさえしのげば… まあ、ホームなので勝ち点3が欲しかったところです。 でも、深刻なのは今節も内容が良くなかったらしいこと。 あれだけの大量失点で負けた後だけに精神的に落ち込んでいたのでしょう。 が、せっかく終了間際に勝ち越すという幸運、活かさねば。 くるしい状況に自らを追い込んでしまっているのだから のり切るのも自分の責任。 ガックリとうなだれているヒマはない。 いち早く気持ちを切り替えて。 やるべきことは、次の試合に備えること。 なにが悪かったかを反省し、 らいしゅう、ミッドウィークのアウェイに備えよう。 サポーターにできることと言えば ポジティブに考えること。 やれ昇格ムリだの○○辞めろだの、 滅入ること言う前に、 チームが浮上できるように、 まえを向いて。 ええい、しばらく行けないのが忌々しい !
2006年07月21日
今節は注目ジョカトーレはなしです。前節の試合がひどかったので、今節は誰にと言うよりも出る選手みんなが100%の力を出して、良い内容の試合をしてくれること、それだけですね期待することは。いったんピッチに立ったら誰も助けてくれない。一人一人が責任を果たしてはじめてまともな試合が出来るんだってことをいい加減分かって欲しい。何となく勝って手痛いしっぺ返しを喰ってという足踏みを今年何度もしているのだから、もう終わりにしようや。そうでなきゃ足踏みが本当の無駄に終わってしまう。 こういうときに後押しをするのがサポーターってモンでしょうが、普段座って見ている上に明日は所用で行けず。不愉快。
2006年07月18日
川淵会長の再選が内定 日本サッカー協会(スポーツナビ)
川淵会長は2002年7月に就任。組織改革や財政確立に取り組み、全寮制の中高一貫教育でエリート選手育成を図る「アカデミー福島」創設や女子サッカーの普及と強化に力を入れた。
ブラジル人のジーコ氏に監督を委ねた日本代表はワールドカップ(W杯)1次リーグで敗退したが「結果責任を考えないわけではないが、代表チームがわたしの仕事のすべてではない」と続投に意欲を示し、責任論は大きな流れにはならなかった。
「代表チームが私の仕事の全てではない」ってのは、理屈としては分かるけれど、それを言う前に反省の弁なんかはないのか。そうかないのか。「財政確立に取り組」めたのも、スポンサー料も含めて代表人気に負うところが大きいだろうに。その代表が今後世界と勝負できなくなる可能性だってある大事なときに、責任論はなしですか、そうですかそうですか。
2006年07月17日
決して「終わったこと」で済ませてはならない諸々が詰まったワールドカップ2006・ドイツ大会を振り返るシリーズ、第2回は「ワールドカップの試合から考える札幌のサッカー」について書いてみたいと思います。テーマは「守備」。 今大会はイタリアの優勝で幕を閉じました。彼らに限らず組織的な守備が出来ていたチームがやはり強かったという印象です。翻って札幌。現在失点がリーグで4番目に多く(39点)、お世辞にも守備の堅いチームとは言えません。 被シュート数自体は鳥栖と並んでリーグで最も少ない(248)。これは、打たせない守備が出来ているというより「ボール支配率を高めて相手にチャンスを与えない」という当初の狙いが出来ている、と解釈すべきだと思います。一方でヒドイのが「被シュート数/失点」で、248/39=6.358となり、シュート6本につき一点献上という何とも言えない数字を残しています。「打たれるときは決定的なチャンスを与えている」というのが札幌の現状です。 逆に言えば比較的少ない相手のチャンスにきっちり応対できれば良いわけです。ここ一番の踏ん張りが必要だ、と。そこで「90分間ずっと『ここ一番』な守備をしている」イタリアです。 データがないので印象で語ってしまうことになりますが、今大会のみならずイタリアのチームの守備に対する私のイメージは「ゴール前を固める」というものではありません。自陣に引いてボールを網にかけるというより、中盤でプレッシャーをかけて苦しいパスを出させてそれをカットする、という守備が、決勝はおいておくとして今大会はとりわけ目立ったように思います。あんまり「受け身の守備」というイメージはないのですが、どうなんでしょうか。ガットゥーゾ・ペロッタあたりが常にプレッシャーをかけ続け相手のミスを誘う。カンナバーロが常に前でのカットを狙っている。自分が取れなくてもいいから周りが連動してボールに行くきっかけを作る、それに周りもきちんと呼応する。これには相互理解が必要で、もういい加減札幌も出来て欲しいのですが、この点はまだまだなようです。 そうは言ってもシュートを全く打たれない守備なんて不可能。実際、イタリアは結構たくさんシュートを打たれていた印象があります。これを防いで大会を2失点で終えたのはもちろんGKブフォンの活躍があってのことです。彼の27セーブは今大会最多です。ただ、彼一人で守ったのではなく、シュートを打たれる時にDFが体を寄せて上手くコースを限定していたと思います。「このコースを切っておけばキーパーがキャッチ(セーブ)できる」という守り方も時には必要です。これも組織的な守備の一つです。 ボールを取れないけれどそこに走ること自体がとてつもなく大きな意味を持つファーストディフェンダー、派手に見えるビッグセーブの影にあるDFの「一歩」…。イタリアの選手を貫いているのは「自分が犠牲になることでチームを助ける」という姿勢だったと思います。札幌の選手にそれが全くないとは言いませんが、もっともっと意識してもらいたい。
2006年07月16日
第2クールの神戸戦以来の大敗を喫しました。鳥栖はメンバーが揃ってきて調子も上げていたのでイヤだな、とは思っていたのですが、見事にやられました。ラジオで聞いていただけなので内容までは分かりませんが、まあチンチンにやられたみたいですな。持っている力を100%出せた鳥栖と、何%か知らないけれど力を絞り出せなかった札幌、と言ったところでしょうか。 でもね、いくら鳥栖のサッカーの質が高いとは言ってもこの順位にいるには相応の理由があって、そういうチームは蹴落としていかないと上位には行けないと思うんですよ。相手に確実に勝ち点を奪って(=引き分けて)帰ってこられる力ってモンが…そろそろつかんかオマエら。また振り出しかよ、厳しいなあ。 それはそれとして、今節のゲームサマリーを見て気になるのは選手交代の早さです。前半に代えています、しかも二人も。普通、ケガもないのに前半の内に代えるのには、①ポジション・やり方を変える②著しく低調なパフォーマンスの選手を外す、の二つがあると思うのですが、同じポジションの選手同士の交代のため、②なのではないかと勝手に推測しています。この辺は明日以降の報道を見てみないと分からないのですが、だとすれば最近好調が伝えられている金子・西谷が今日はトンデモな出来だったということになり、両名を推していた私としてはちょっとショックです。チーム全体のパフォーマンスが猫の目なのはクラブとしての確かな伝統なので仕方ないとしてこう試合ごとにコロコロと出来が変わってしまうようでは困ります。ボク個人としてはたまに目立った活躍を見せるよりもいつも堅実なプレーを見せる選手が好みで、西谷はともかく金子はそういう選手だと思っていたので残念でなりません。次節は是非汚名を返上する活躍を期待します。金子だけではないな、全員だよ全員。
【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
2006年07月15日
明日は鳥栖戦。ホームで上位に勝つのと同じくらいに重要なのがアウェイで下位に取りこぼさないこと。今のところ鳥栖は札幌とさほど勝ち点差がついているわけではないが、ハッキリ言ってこれぐらいの相手ならばきっちり勝ち点を奪ってこなければならない。なめるとかそういうのではなくて、今後の厳しい闘いに臨む為の必須条件。たとえベストメンバーを組めないとしても。そこで今節の注目ジョカトーレはこの男、
「札幌の頭技」#13・中山元気
です。6月から7月の好調の要因の一つに「出てくる選手が自分の持ち味を発揮している」という点があると思います。鈴木・大塚のかわりに出てきた金子・西嶋は、彼らのプレーを真似るのではなくて自分たちの持ち味を活かしてポジションを奪いつつあるように思えます。さすれば中山、彼自身が言っているように「フッキのかわり」ではなくて自分の持ち味をだして存在感をアピールすることが求められます。マイボールになった時に真っ先に体を張ってボールをキープし、味方の押し上げを助けることが彼の持ち味。目立たないがその献身的な働きで「フッキイラネ」とまで言わせてくれ。見せろお前の献身~♪
札幌の6億分の1ぐらいしか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:横浜FC)
7~9月は地味~な闘いで勝ち点を拾う試合が続く予感。その中で各選手は自分の持ち味を発揮して首脳陣にアピールする必要がある。個人プレーに走るという意味ではなくて。成績と同じくらい重要なのが第4クールで闘える選手の選定。闘える選手は多いにこしたことはない。一人一人がチームの一員であることを忘れずに闘え!"You" are SAPPORO!
2006年07月12日
首位柏を相手に魂のこもったゲームを見せた札幌がこの写真の背景に映っている美しい夕日のように"レイソル"を沈めました。以下、雑感。 【見事な試合運び】 札幌・柏ともおそらく現時点でのベストメンバーで臨んだ一戦。前線からの厳しい守備でペースをつかみ、7分、これまで「持ちすぎ君」呼ばわりされていたフッキが石井に絶妙のタイミングで「出来杉君」なスルーパス。これを石井がきっちり決め札幌が先制。その後も柏のFWに入ったボールに対し挟み込むディフェンスがしっかりできていました。攻撃面では石井がいつにもまして体を張ったボールキープでチームを助けていました。しかし21分、柳下のコメントにあるように気をつけなければならない西谷の裏をつかれて失点。あの場面、柏の左サイドでのプレッシャーがややルーズになり大きなサイドチェンジをされてしまったこと、西谷が準備できていなかったことが失点を生んでしまいました。 その後、柏がリカルジーニョを中心にボールを支配し、札幌はかろうじてしのぐという展開に。この苦しい時間帯を切り抜けたのが今日の一つ目のポイントだったと思います。そして40分、砂川のスルーパスに抜け出したフッキがエリア内で倒されPKを獲得。これをフッキ自らが決めて札幌が再びリード。終了間際に続いたセットプレーをしのいで前半終了。 後半、立ち上がりから15分間は札幌が押せ押せ。この時間帯に3点目が入らなかったことは今後の課題ですね。68分、フッキが2枚目のイエローで退場。前半から接触プレーに立て続けに警告を出していたので、退場者が出るかな、と危惧していたのですが現実になってしまいました。ただあれがイエローなら芳賀を倒した平山も2枚目だよな。 一人少なくなった札幌は、少し前に入っていた和波を左SBにして、さらに砂川に代えて上里を投入。中盤をフラットな形にして守備固めに。この布陣が功を奏したのが二つ目のポイントだと思います。運動量の足りない柏は引きこもった札幌を崩せず。札幌DF陣の頑張りもありリードを守りきりました。 【選手個人の評価】
前半の失点はともかく、後半は最後まで集中を切らさないで頑張れた(除く林のポロリ)のではないでしょうか。前節見たかったのはこれなんだよ!次は酷暑の九州。しっかりリカバーして次節に備えてもらいたい。
【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
2006年07月11日
明日は第3クール初戦。相手は「快調に首位を飛ばしているだけでなく何だかサポーターと和気藹々と楽しんじゃっている様子が不愉快でたまらない」柏。彼らにとってはミッドウィークのアウェーゲームという厳しい日程。うちは先週末からホームに居たまま。この優位を活かして勝たずしていつ勝つ!開始から攻撃的に行け!そこで今節の注目ジョカトーレは最近攻撃面ではやや影の薄いあの男、
「右サイドのバランサー」#18・芳賀博信
です。シーズン序盤、打ってはポスト、また打ってはバーと、その匠の技を遺憾なく披露した彼。最近は左サイドの攻めが多く本来のバランサーとしての役割でチームを支えています。おかげでそろそろ匠の技もすっかり錆び付いたことでしょう。明日は打ったら外れるはず、そうゴールの内側に。見せろお前の鬼シュー♪
札幌の6億分の1ぐらいしか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:徳島)
別にワールドカップを真似てとか、エリック・ナントカという人のCMをパクったとかいうわけではなく、今降っている雨が長引くとピッチが濡れた状態で試合をすることになり、ミドルシュートが効果的になるな、と。芳賀に限らず「打て!」。林はいつも以上に集中!We are SAPPORO!
2006年07月10日
ワールドカップ2006・ドイツ大会は、イタリアの優勝で幕を閉じました。グループリーグ・決勝トーナメントともに大きな波乱はなく、準々決勝以降はいずれも力のある国同士の見応えのある試合でした。 正直、大会を総括するのはおこがましいほど見ている試合は少ない(衛星を見られないため。ガッデム!)ので、これまで書いていた断片的な感想をもとに、札幌と関係のありそうなことを中心に無理矢理つなげて書いてみたいと思います。 ワールドカップを見るにあたって、自国の代表が出ているのといないのとでは気持ちの入れようが違います。大会前は盛り上がっていなかったのですが、やはり代表の戦いぶりには注目せざるを得ませんでした。結果はまさに惨敗。選手達が言っているように自分たちの持ち味を出すことができず、ほとんど印象を残すことなく大会を去りました。以前も言ったように彼らが現時点での日本サッカー界の頂点ですから、彼らが敗れたということは、我々も敗れたということだと思っています、私は。 代表とJリーグ。マジョリティとマイノリティみたいに比較されることの多い両者ですが、Jリーグが代表への最も大きな選手供給源であることは間違いないのですから、リーグの底上げが代表強化につながると信じて、各クラブのサポーターはより一層自分のチームを力強くサポートしていく必要があると思います。 しかし、次期代表監督人事をめぐる騒動を見るにつけ、肝心の当事者、つまり協会関係者の間にどれだけそうした意識が共有されているのか、甚だ疑問です。会長の失言はトップの人間にあるまじき失態だし、何より今大会の責任問題がこの失言で、いや、それ以前の情報リーク(注:オシムが代表監督候補であるという情報は失言よりも前に報じられていたはずです。)でうやむやにされてしまったことには納得いきません。現在、ネット上ではJリーグ各クラブのサポーターを中心に会長辞任要求運動が展開されているようです。どれほどの規模になるかは分かりませんが、協会とクラブの関係を再考するきっかけになることを期待しています。 もう一つ、監督問題に関係して。千葉を愚弄するような経緯はひとまず措くとして、「Jリーグクラブの監督(経験者)から代表監督を選ぶ」という流れは今後継続していって欲しいと思います。やはり日本のサッカーをある程度知っている人間の方が務めやすいという面はある。いつの大会でもそうですが、強豪国は自国の優秀な監督を何人も持っています。ブラジルはパヘイラに自国の代表を任せる一方、ポルトガルにフェリペを輸出するなど、人材は豊富です。まだまだ遠いですが、日本もそうなって欲しいと願ってやみません。 その点からも、五輪代表監督に就任する予定の反町康治氏には大いに期待しています。今大会ではNHKの解説を務めていましたが、しばしば各国の23歳以下の選手に言及しており、言外に「日本もこの年代がフル代表に食い込んでくるようでないとダメだ」という認識が込められているように感じられました。選手もさることながら、私は指導者も世界レベルになっていって欲しいという考えを持っており、反町氏をはじめとした若手がこれからどこで働き、どういうチームを作っていくか非常に興味深いものがあります。もちろん柳下もそうした興味の対象です。いずれ彼とは別れなければならない時が来るのですから、その時には「チーム共々より大きな舞台にステップアップして行く」という形での別れになって欲しいな、と思います。
代表の力とは、選手だけで決まるのではなく、協会・自国のリーグの総合力(競技レベルのみならず人気・社会への浸透度・サポーターの熱意など)・ユース年代からの一貫したビジョンを持った指導力などが全て反映されたものだと思います。今大会で見えた「日本代表とJリーグの関係」。リーグの底上げを通じて代表を強化し、一方でまず代表ありきという協会の姿勢の是非を問い、また長期的視野に立った指導及び指導者の育成が必要だというのが、とりあえず私が思いついた「今大会の教訓その1」です。 「ワールドカップ2006閉幕に思う諸々」、第二回はワールドカップの試合から考える札幌のサッカーについて、第三回はスポンサー・マスコミについて、第四回は印象に残った選手について書くかも知れないし書かないかも知れません。いずれにせよすぐには書けません。水曜日は柏戦だし。
2006年07月08日
出先から帰る途中、ラジオで結果を知って、ビデオを見るのを楽しみに帰宅したら…。勝ち点は変えなくていいから負けたことにしてくれないかな、勘違いしてしまうから。以下、雑感。 【呆れた試合運び】 前半1分、フッキが突破から右足でニアサイドを抜いて先制。GKのミスに助けられた面もあるとは言え、シュート自体は悪くなかったし早い時間帯に思い切って狙っていくという判断も良いものだったと思います。しかし得点後なぜか単調な攻めと球際での軽いプレーを繰り返す札幌。先制点を取って弛みが生じたように見えました。案の定相手のショートコーナーに集中を欠き失点。20分過ぎからちょっと良くなったかなと思うとまたバタバタ。中盤が止まったままボールをつなごうとするなんて相手をなめているとしか思えません。流動性のある攻めを見せたのは33分の右サイドを突破した場面ぐらいで、あとは縦にドカ~ン、ごりごりドリブルで行ってステ~ン…。 前半終了間際、地上波では1点欲しいと言うアナウンサーに野々村が「このまま失点しないで追われるかの方が心配」と返した途端に石井のゴールで野々村のメンツ丸つぶれ。砂川の左サイドからの丁寧なマイナスの折り返しを石井がインサイドでゴール遠いサイドの天井へたたき込むいいシュートでした。 後半もボールへのアプローチとねばり強さで完全に上回る愛媛が押せ押せ。52分、右サイドからのアーリークロスにオフサイドをアピールして手ェ上げたのは誰だ!ファーの選手めがけたクロスに決まってるじゃねーか。なんで真ん中の選手がオフサイドだからってプレーやめるんだ! 直後の53分、千葉が退場。今日の審判は厳しかったとは言え、2枚目のプレーも遅れてディフェンスに行っているからああいうことになる。9分後、愛媛の関根も退場。これが数あるラッキーの中で最も大きかったかも知れません。リードされている愛媛は前がかりにならざるを得ず、砂川が持ち味の飛び出しをまたもや見せ芳賀からのパスをゴール。絶妙のタイミングでした。しかししかし、ロスタイムになってもエリア近くでボールをバウンドさせた挙げ句に危険なバックパスを林に送るわ、コーナーのマークはボケボケになるわ…。で、終了。これでイイのか?と思わずにいられない勝利…。 とても褒められた試合運びではありませんでした。え、得点の時間帯がイイ?まぐれ。愛媛が勝手に崩れただけです。ずっと懸念材料となっている「中盤での囲い込みとボール奪取」が、連勝前のレベルに戻ってしまいました。なんであんなにボールへのアプローチを躊躇しちゃうのかよく分からないんですけれど、何か闘い方変えて混乱している部分あります? 【選手個人の評価】 ナシ。あ、上里。確かに復帰は喜ばしい。でも出ただけ。
相手に合わせて手を抜くなんて6億年早い。6月・横浜FC戦では「運を呼び込むに値する働きをした」と書きましたが、今回のは正真正銘のラッキー。言ってみれば「運の前借り」。どこかでこれに見合う働きをしないと取り立ては厳しいものとなるでしょう。幸い次節の相手は働きがいのある相手、首位柏。これまでの借りも返す必要があり、選手もモチベーション高く臨んでくれるでしょう。内容は次節に期待です。日程も厳しいけれど走れ走れ!
【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
2006年07月07日
明日は愛媛戦。前節、またしても「らしさ」を存分に発揮して湘南に敗れた札幌。また連敗したいなんて思っているわけはないだろうから、その気持ちを行動に移せ。明日はドームで涼しいんだから走れよオイ。ワールドカップの観すぎでフランスみたいな年寄りサッカーのマネをするのはもうカンベン。あれはフランスだからできることなんだし、少なくともマケレレとビエイラは走りまくってるからね。何にも考えずに走るのではなく、意図のある走りを、必要なときに全力で。今節の注目ジョカトーレは、
「後詰めは任せろ!」#6・西嶋博之
です。大塚の回復が遅れているとは言え、安定したプレーでスタメンに定着しつつある彼。飄々としたイメージがあるが、ここ一番では気合いの入った守備でチームを支えてくれ。見せろお前の守備力~♪
札幌の6億分の1ぐらいしか気にならない他会場のカードはこちら。(一回休み:水戸)
私自身は職場の親睦フットサルのため出場停止(1試合)。見るより蹴るを選んじゃってゴメンナサイ。っていうかこんな日にブッキングしやがって!(恨み節) 「また愛媛と柏か!」などと言われないようにきっちり勝ち点3を。でも何でこんな時期に「オフ明け3日後に練習試合→中1日でリーグ戦」なんてヘンな日程組んでんだよ。ちゃんと走れるんだろうな?走れよ。We are SAPPORO!
2006年07月05日
中田英寿が引退しました。代表からは退くのかも知れない、とは思っていましたが、すっぱり辞めてしまうとは予想外です。今日はサッカー選手としての彼ではなく、集団における振る舞い方について書いてみたいと思います。 今回のワールドカップではチームメートとの意思疎通がしばしば話題となりました。彼は「練習する・プレーする姿から何かを感じ取って欲しい」との思いがあったようです。あれこれ言葉を費やすのは自分の得意とするところではないという思いからでしょう。 確かに人に言われて気付いたことよりも自分で感じたことの方が強く印象に残ります。好意的に解釈すれば、中田はそうした効果を狙っていたのかも知れません。一方で、「態度で示しても伝わらなければ意味ないじゃないか」という見方もあると思います。「自分はキャプテンではないから自分のプレーに集中するだけだ」と殻に閉じこもってしまっては結局チームに対してプラスにならない、と。中田がそのような選手かという点について異論がある人もいるでしょうが、少なくとも一般論としてはそういうことはあると思います。 「自分の姿から何かを感じ取って欲しい」という彼の気持ちはよく分かります。が、集団が弛緩したままでは結局自分にとっても利益はないわけで。今大会、中田自身は完全燃焼したのかも知れませんが、チームは不本意な試合しかできず、結果も伴わなかった。 彼は大会前、「チームの今の雰囲気は問題。フレンドリーすぎる」と言っていました。が、「フレンドリーかつ厳しさに満ちた集団」にしていく方法はなかったのかな、と思います。でも彼は、自分はタイプではないから、と自らを「言えない立場」に置いて、言葉ではなく姿勢で引っ張る道を選んだ。「言葉」と「姿勢」と、両方を上手く使い分ける術はなかったのか…。だからといって中田が異なる態度をとったら代表はもっと行けた、などと言うつもりはありませんが。
プロフィール
性別:男 年齢:30歳代半ば 出身:兵庫県西宮市甲子園 現住地:北海道札幌市 サッカー歴:素人。たまにフットサルをやる程度 ポジション:アウェイ側B自由席 2007/12:加齢に伴い年齢を実態に即した形に書き換えました
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