2007年01月30日
今日は二次キャンプ地の熊本への移動。長距離のため移動そのものにたっぷり時間が掛かったでしょうが、練習はなかったわけだからしっかりリフレッシュしてくれたものと思います。和波のブログによると沖縄最終日の午後にドライブ行った連中もいるみたいだし。最近、練習で大変なハズなのに和波は頻繁にブログを更新してくれています。我々を大事にしてくれる気持ちが伝わってきます。
さて、ネガティブキャンペーン第5回はモンテディオ山形です。コンスタントに中位に入ってくるもののいまひとつ決め手に欠けたここ数シーズンですが、ウチとの相性も含め非常に怖い相手です。 まずは補強の状況から(情報は1/30現在)。 【主な新加入選手】
レアンドロが抜けたFWには三人を補強。U-21代表歴もある豊田、同じく若い横山と、今後も見据えた補強と言えそうです。DFには鷲田が復帰。石川は左サイドの選手。ナイジェリアワールドユース準優勝メンバー、いわゆる黄金世代の一人です。山形は星大輔(現京都)など伝統的に右サイドが強いイメージがあり、今も佐々木という良い選手がいますが、これで左サイドにも飛び道具を備えたという感じです。 監督は樋口氏が留任。前任者の鈴木氏然り、柱谷氏やノブリン然り、3年程度の時間をかけてチームを熟成させるというパターンが多いこのチーム。2年目を迎えた樋口氏のもと、さらなる熟成が見込まれます。 なによりイヤなのは「札幌は4バックが苦手」ということです。これは自分たちが4バックをやる、という意味ではなくて4バックが相手だと攻めあぐねることが多い、という意味です。 確か2004年の厚別での大宮戦(柳下一年目ですね)、コンパクトに3ラインを敷く大宮を全く崩せず、初観戦の知り合いに「つまらなかった」と言われた記憶があるのをはじめ、こっちのサイドが一人だった昨年までの布陣ではMF・DFでサイドが二人になる相手の4バックをなかなか崩せなかった。もちろんサッカーはシステムでやるものではないですが、何となく苦手というイメージがあるんですよね。ちなみに件の試合、大宮の監督は三浦w
こんなところです。次回は降格組2チーム目、セレッソ大阪です。
2007年01月29日
チームは沖縄キャンプを打ち上げ。ここからは熊本に移りいよいよ実戦的な練習に入っていくようです…が、怪我人多いな。動いている選手も体はきちんとできたのだろうか?ずっと二部練習だっただけに疲労が蓄積しての怪我が怖い反面、始動が遅かった分急いで仕上げてもらいたいとも思うし…。と焦るのも、今日紹介するチームもすでに練習試合をこなしているからです。
第4節の相手は湘南ベルマーレ。中盤の佐藤が抜け、外国人もアジエルのみ残留。ここに各ポジションに粒ぞろいの補強を行いました(情報は1/29現在)。 【主な新加入選手】
ジャーン・斉藤の両CBは衰えたとはいえまだまだ働けそうです。読みの斉藤につぶしのジャーンと、組み合わせも良さそう。ただ24日の練習試合(FC琉球戦)には出場しておらず、これから既存のメンバーと合わせていくのではないでしょうか。 FWは結構な人数になっています。補強したのはいずれも昨年は出場機会に恵まれなかった選手ですが、組み合わせ次第でどうなるか分からないのがFWというもの。昨年もツボにはまれば破壊力を発揮した攻撃は要警戒といったところでしょうか。気になるのが背番号7が空いているということ。現在外国人は二人だけ。今後さらなる補強があるかも知れません。 コーチに浅野哲也氏が就任。大ベテラン加藤望とともにチームを引っ張ることが期待されます。 去年は札幌がベストゲームといえる試合で一蹴したり、後半で6点取ったり、はたまた厚別でタコ殴りにされたりと、出入りの激しい試合ばかりだった相手です。若いチームで乗せると怖いという印象があります。
こんなところです。次回はモンテディオ山形です。
2007年01月28日
さて、本日ネガ材料を書き並べるのは第3節の相手、徳島ヴォルティスです。情報集めのためにググった際に名称変更もしていないのにうっかり「ヴォルティス徳島」と打ってしまったのは秘密にしておくとして昨シーズンのメンバーから多くの戦力外通告を出しましたが、チームはかえってスリム化されたと考えるべきでしょう。まずは補強状況から(情報は1/28現在)。 【主な新加入選手】
不気味なのは新外国人です。クレベルソンはFCポルト(ポルトガル)在籍経験を持つ長身FW。去年も大きな選手が前線でくさびを受けることで全体の押し上げを図り、ポゼッションから崩して最後は再び大きなFWに合わせるという攻めを今年も継続してくると思われます。ダ・シルバはボランチの選手のようです。29歳にしてフルミネンセ、ヴァスコ・ダ・ガマ、フラメンゴと、錚々たる所属クラブ名が経歴欄に並んでいます。中盤の柱となりそうな選手です。 驚くべきは何ともう二試合も練習試合をこなしている(高校生と大学生)という立ち上がりの速さ。天皇杯・新監督就任の影響があるとは言え、成熟度という点ではウチは遅れをとっているのは間違いありません。 去年の鳴門での対戦はいずれもスコアレスドロー。逸機を繰り返すうちに上手く相手のペースに嵌められた10節なんかは大変に痛い引き分けでした。今年はさらに手強い相手になるのではないでしょうか。
こんなところです。去年は大森健作のプレーはあまり見ることができませんでしたが、今年はもっとたくさん…出るともっと怖そうだw 次回は第4節の相手、湘南ベルマーレです。
2007年01月26日
チームは順調にキャンプを消化しているようです。カミナリが落ちたことも含めて順調と言えるのではないでしょうか。今のうちにせいぜい叱られておくことですよ。いろんな経験をして成長してくれればいいさ。
さて、昨日から始まった確信犯的ネガティブキャンペーンを装った戦力分析、今回は第2節の対戦相手、サガン鳥栖です。 「ただでさえ紛らわしいのに当事者以外にはほんとにどうでもよいチーム名変更でさらに紛らわしくしてくれた」京都が落ちてきたので一刻も早くJ2を脱出したいと思っているはずの今シーズン、3年間の育夫イヤ育成期間を経て、いよいよ飛躍の時を迎えた感があります。新メンバーは下記の通り(1/26現在)ですが、ここの強さを支える要素の一つは補強ではなく「継続」です。 【主な新加入選手】
新居メンバーが千葉へ移籍した穴を埋めるのは水戸から加入のアンデルソン。前任者と異なり自分で打開するタイプですが、そっくりそのまま残った中盤(尹・山口ら)とのコンビネーションが確立すればさらに破壊力を増しそうです。去年、札幌は結構やられていたのでイヤですね。 守備についてはGKのシュナイダー潤之介が仙台へ移籍した以外は変わらず。 なにより怖いのは、昨シーズンの最終戦でもみせた戦う心・団結力。現GM・松本育夫の後を承け監督に就任した岸野氏は「熱い男」のようです。かつては考えられないほどのまとまりを見せるチームに変貌した鳥栖。数字に表れないこの力、他チームにとって脅威でしょう。 あと気になるのは清水康也の「日本人とはにわかに信じがたいルックス」でしょうか。サテの仙台戦を見たことある人は知っているはずww
こんなところです。そうそう、蛇足ですが、大型移籍、とりわけ外国人のそれが必ずしも成功するとは限らないという点については今週のサカマガ「史上最強外国人」特集参照。バルデスってもともと東芝にいたのな。知らなかった。それと選手個人にとっての移籍の意味について黄川田賢司大先生が書いてます。
2007年01月25日
2007シーズンの日程が発表になりました。実際は会場・時間まで決まっているのは31節までで、それ以降は月日のみ。 ざっと眺めてみて目を引くのは8節。西が丘とは…。関東方面のサポには朗報でしょう。
さて、これで俄然戦闘モードになったところで、今回から確信犯的ネガティブキャンペーンを開始いたします。去年も補強についていろいろメモっていましたが、今年は全部のチームについて全て悲観的にやってみようというわけです。 戦力分析を悲観的にやる理由は別に去年より後ろ向きになっているというわけではなく、単に
ハードルが高い方が燃えるし萌える
ってだけですww さて、開幕戦の相手は京都サンガF.C.。当事者以外にはほとんどどうでも良い名称変更を経たこのチーム、攻撃陣は去年の核を残しつつ、DFラインに強力な補強を行いました(情報は1/25現在)。 【主な新加入選手】
最終ラインは一新されるのではないでしょうか。ただバックアップが薄く(角田が名古屋に移籍)、長いシーズンを秋田・森岡らベテランが健康に過ごすことが必須となります。ここ一番で引き分けたりと勝負弱さを見せていたチームに、精神的支柱ができてしまったのも痛いですね。 FWは林が抜けたもののパウリーニョ・アンドレが残留。これに西野・徳重ら出場機会に飢えている選手が加入し、競争による相乗効果が見込まれます。個人的に一番イヤなのは倉貫ですね。正直「外人2トップ逝ってこい!」なサッカーだったら怖くはないのですが、「人もボールも動く甲府サッカーの権化」倉貫が絡むことで破壊力が増すのではないでしょうか。 監督も続投。J1で結果こそ出なかったものの選手との信頼関係など半年かけて積み上げてきたものがプラスに出るとより手強くなるでしょう。気持ちよ~く開幕勝利を、とはとても言えない貧乏くじを引いてしまったので、心配だから見に行くことにしました。 あ、中長期的に見て大きな補強もやってます。
こんな感じです。次回はホーム開幕戦の相手、鳥栖です。また第2土曜日かよ、遅刻じゃねーか。
2007年01月22日
キックオフイベントには今年は残念ながら不参加。新加入含め選手達を見るのは開幕戦までおあずけということになりました。チームは今日から沖縄に入ってキャンプがスタート。最初の一週間は練習場所に恵まれない環境みたいですが、ビーチサッカーなど、工夫して乗り切るようです。しっかりと体を作ることに専念してもらいたいと思います。 今年のユニフォームデザインもオフィシャルで確認。実物見たかった… よそも続々始動。これから40日ほど、期待と不安の入り混じった時間を過ごすことになりますが、これが結構楽しかったりするから不思議ですね。シーズン後に「楽しかったのはプレシーズンだけだったな」などとならないようにしっかりとトレーニングに励んでもらいたいと思います。こっちはこっちでシーズンを乗り切るため、資金面での補強をしなければ(苦笑 おお、書き忘れましたが今年の御神籤、「コレ、『ホームゲームは全勝!』ってことか?」という意味合いのがでました。幸先良いぞ。
2007年01月15日
金子達仁・戸塚啓・木崎伸也『敗因と』(光文社、ISBN:4334975127) サッカーW杯2006・ドイツ大会における日本代表の「内部崩壊」、その真相に迫ったノンフィクション。 まず断っておかなければならないのは、この本は「チームの内情」に焦点を絞った内容になっているため、ドイツにおける代表の戦いぶり、とりわけ戦術的な部分についてはほとんどページを割いていません。だからピッチ上での代表について読みたい人にはお薦めしません。が、それを差し引いても読む価値はあると思います。些か「ゴシップ記事集成」めいたところはありますが。
(ここから先は内容に触れています)
本書は三人のライターによる分筆形式をとっており、関係者に対するインタビューを基に構成されています。一見するとそれぞれバラバラのことを言っているように見えますが、よく読むと何となく一本の線が引かれているように見えます。私なりにその線を手繰りながら各章の内容を簡単に紹介し、併せて感想も書いてみます。
ブラジル戦終了後の「900秒」と、中田英寿のチームメイトであったアドリアーノのインタビューを中心に構成されています。読み返すたびに、あの時のやり場のない怒りが蘇ってきます。「こんなハズじゃなかったのに…」という言葉も。 ピッチにひっくり返っている中田英寿のもとに宮本を除いて代表の選手達が行こうとしなかったこと、これが今大会の代表を象徴していたことが示されています。 導入としてはまずまずだと思います。ただ、ここで中田英寿を巡るエピソードを中心に据えてしまったのは、読者の誤読を招く元になってしまっているのではないでしょうか。実際ネットを泳いでみるとこの本を「ヒデ批判」あるいは逆に「ヒデ擁護」と捉えたレビューが多く見られました。そうしたステレオタイプのチーム批判に抗いたい、という構想があったとすれば(実際そうだと思うのですが)、もう少し書きようがあったのではないでしょうか。
フェネルバフチェ監督となってからのジーコへのインタビュー及びオーストラリア戦のレビュー。本人の理想と日本サッカー、代表選手とのズレが語られています。 ジーコがいかに日本サッカーを想っているのかは分かりました。でも、やはりタイミングが悪かったな、と思います。ジーコが思うほど日本は成熟していなかった…
藤田俊哉・三浦淳宏・土肥洋一へのインタビュー。ベテランのサブメンバーから見たチームと、「リーダーの不在」がチーム崩壊の一つの要因であったことが示されています。 個人的に一番胸に迫るモノがあったのはこの章です。
「海外組」と「国内組」の溝が形成されていく過程が述べられています。 リーダー不在による「グループ」の形成、ケガによる長期離脱が招いた中田英寿の孤立、中田浩二の役回りなどに加えて、ジーコへの不満からスケープゴートにされていく中田英寿・宮本恒靖・アレックス。アレックスはプレーでも孤立していたのでそうではないかとうすうす感じていましたが、宮本については僕は知りませんでした。
ヒディンクへのインタビュー。監督としてのジーコとの器の違いを語りたいようですが、ちょっとインタビュアーの存在が勝ちすぎている嫌いがあります。「自分が彼の本音を引き出した」と、感じても書いてはいけないと思います。
クロアチア戦3日前の日本料理屋での出来事と、大会後のエピソード。 「例の『日の丸サイン事件』が起きた日」とされていますが、これが誤解であることは、僕は『サッカー批評』で土肥が語っているのを読んで知っていましたから、さしたる驚きはありませんでした。むしろ、「どうしようもなくなってなお何とかしようとする中田英寿」と「一般のファンを平気でシカトする中田英寿」のコントラストというか、この人の特殊さが印象的です。念のために付け加えておきますが、それが良いとか悪いとかが言いたいのではありません。
「DFラインの高さ」をめぐる対立について書かれています。 守備の基礎的な約束事ができていたトルシエのチームで大会中に起きた対立が、「高いラインを要求する監督と必要以上に上げたくないDFライン」の間で起こったものであり、従ってピッチ上ではディフェンダー同士の微調整で済むレベルであったのに対し、今大会の対立が「前と後ろ」という、文字通りチームを二分するレベルでの話になってしまったため容易に解決できなかったという指摘は非常に明快で説得力があります。余談ですがこの点を指摘しているのは中田浩二で、オシムが彼を招集してくれる日を僕は心待ちにしています。
クロアチア戦。この「クソゲーム」を伝えたクロアチアとドイツの実況ブースを中心に、「アタッカーの不在」という戦術的な敗因のひとつを挙げています。
ブラジル戦。あらためてこうして文字にされてみてみると、いかに絶望的な戦いをしていたかを思い知らされます。
「敗因は、ひとつではない。」 さまざま挙げてきた敗因と思しき要素を前にして、それでも敗因を一つに求めるべきではない、という主張ののちに、「彼らの戦いが胸に響かなかった理由」の一つとして「目標と負荷」の欠如を、前園真聖の回想から指摘しています。 全体を読み終えて。本としては好き嫌いが分かれるでしょうね。さっきも書きましたが基本的に「ゴシップ本」ですから。でも、代表選手だろうが何だろうがサッカーやるのは所詮人間であり、人の絆を結べないチームは絶対に勝てない、ということがよく分かる一冊です。 最後の指摘は確かにそうかなと思います。何となく「前よりはいけるでしょ」と僕も思っていたふしがある。そして、そういう温い(ぬるい)雰囲気が、彼らだけでなく協会にも、周囲にも蔓延していたという指摘は、札幌をサポートする我々も耳を傾けるべきなのかも知れません。だからといって選手を手厳しく批判しろとか殺気立った応援をしろとか、そういうわけではありませんが、「うねり」みたいなものを生み出していかないと、ですね。 札幌も、ある意味で代表と同じような経験をしたチームと言えます。「こんなハズじゃなかった」で終わらないように、今年はいい年にしたいものです。
2007年01月06日
監督就任会見、各紙の報道スクラップ。
--監督就任を受けた理由は
三浦新監督「私自身が大宮で長い時間やって、新しい刺激を欲しいときに、札幌が声を掛けてくれた」
--札幌の印象は
三浦新監督「天皇杯2試合しか見ていないが、J1のチームに勝って大きなまとまりがあることを見せていた。ポテンシャルも悪くない」
--昨季のチームの課題は
三浦新監督「得点は日本人、新外国人で埋められるか。その作業が必要になる。失点は多いのかな。何かしらのやり方で減らしていければ」
--三浦監督のサッカーを一言で言うと
三浦新監督「一言では言い表せない(笑い)。全員が昇格、勝利を目指してチームを大切にする。ファミリーとなってやっていければいい」
--3バック、4バックのどちらを採用するか
三浦新監督「サッカーはシステムだけでは勝てない。フォーメーションが一番重要なことではない」
--どんな性格か
三浦新監督「岩手県出身で北の人間なので、どちらかというと我慢強いかなあと」
◇昨年のリーグ戦、天皇杯を踏まえ、札幌というチームの印象は。
「実際に試合を見たのは天皇杯の2試合。J1チームに勝ち、自信を持って戦っていた。大きなまとまりも見せ、選手のポテンシャルも悪くない良いチームだと思った」
◇どんなチームづくりを目指すのか。
「今までの良いところを消さないで、足りないところを補いたい。今の勢いで十分やれる部分も多いが、プラスアルファは必要。私なりの良さを出せたらいい」
◇良さとはどんな点か。
「対戦相手をしっかり分析して戦略を考える。勝利へ一丸となる強いメンタリティーを植えつけて戦うこと」
◇札幌の課題は。
「得点では上位と遜色(そんしょく)ないが、大半は(残留が絶望的となっている)フッキが絡むもの。フッキがいなくなって、そこを埋めることが必要だ。失点は多いと思う。何がしかのやり方で失点は減るだろう。それができれば上位争いに食い込める」
◇J1昇格への勝算は。
「日本人選手についてはクオリティーもポテンシャルも年齢バランスもいい。そこに外国人選手を加えてどれだけフィットしてやれるかが、昇格争いのポイントになる」
◇三浦サッカーを一言でいうと。
「心がけているのは、勝利を目指す上でチームを一番大切にするということです」
◇大宮では4バックだったが、フォーメーションにこだわりはあるか。
「特にない。監督をやる上でシステムに興味はあるが、システムだけではサッカーはやれない」
道新の「課題は?」「勝算は?」の部分を日刊は一つにしちゃってる。日刊の書き方だと「フッキが抜けて(とは直接は言っていないが)落ちた得点力をカバーする役割を新外国人に期待する」というニュアンスに聞こえるけれど、道新の方を見ると攻撃面のみではなくてチーム全体の問題として新外国人のことを言っているように読めますね。こういう微妙なニュアンスが結構大事なので正確に伝えて欲しいんですが…。ちなみにJ's GOALでは「フッキ云々」あるいは「課題云々」のくだりはバッサリ。 で、スポニチにしかなかった最後のくだり。
――チーム始動は。
「天皇杯で(先月)29日までやって、22日から沖縄キャンプはちょうどいい。戦術もどんどん入れていきたい」
去年のキックオフイベントは1月15日。翌日から道内で一週間練習、その後キャンプに入ったようです(『月刊コンサドーレ』vol.60柳下インタ参照)。ですからキャンプイン自体は去年と同じで、ドームでの準備期間がそっくりそのまま無い、ということになります。「戦術もどんどん」と言っていますので、天皇杯後のオーバーホールが上手く行っていない選手、オフの期間の準備がちゃんとできていない選手は置いていかれる可能性大。というかそんな選手が多かったら練習にならんのじゃないだろうか、今年の人数では。去年にも増して万全な準備が求められます。 ともあれおぼろげながら形の見えてきた2007年のチーム。21日のお披露目の日が楽しみです。私は出場停止ですけど。
2007年01月05日
キャンプも始まっていないし、「ストーブリーグ」も終わっていない今、言うことは何もありません。とりあえず会見の内容をスクラップ。 【コンサドーレ札幌 三浦俊也 新監督発表会見コメント】今の勢いで充分やれることは多い。プラスアルファで私なりに良さを出していきたい。(J's GOAL)
2007年01月01日
明けましておめでとうございます。本年も本ブログをご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。 さて、本当はこんな形で迎えたくはなかった天皇杯決勝。今年は浦和とG大阪という、現在のJリーグを引っ張る両チームの対戦となりましたが、浦和が二連覇を達成しました。 立ち上がりからG大阪が中盤を支配。圧倒的に攻め立てます。放送でも言われていた「前線からの守備とセカンドボールへの意識の強さ」に加えて、私はマグノアウベスに感心しきりでした。より正確にはマグノの動き出しと受け方、それに合わせた播戸の動き、なわけですが。 マグノアウベスは、浦和の3バックの前、両ボランチの後ろのスペースをフラフラと浮遊し、タイミング良く中盤からのボールを受けていました。そしてマグノが引けば必ず播戸がウラのスペースを狙う。縦の関係にあったこの2トップのコンビネーションは抜群でした。 対する浦和は小野とポンテが絡むと良いチャンスができかけるものの片方だけではなかなかゴール前まで行けず。試合終了後に本人も言っていたように永井は全く仕事をさせてもらえませんでした。 しかし前半はG大阪が何度も決定機を外し0-0で終了。後半もこの流れは変わらず、決めるべきところを決めきれなかったことで自ら首を絞める結果となりました。 決勝点は、縦に出たボールを受けて岡野が突破。クロスにスライディングした宮本の背中に当たってコースが変わったところに詰めた永井が合わせてゴール。良いところにボールが転がったことに加えて、宮本とともに岡野にいった山口のディフェンスが若干軽かったことも得点を生む要因となりました。 それにしても満身創痍の中で勝ちを拾った浦和の勝負強さと選手層の厚さは素晴らしいものがあると思います。ほとんど2軍ですからね。逆にあれだけの選手を揃えておきながらサッカーの質ではG大阪にかなり劣っているのは勿体ない、とイチャモンの一つでもつけたくなる(笑)。イヤ、それぐらい充実している、とは思います。 対するG大阪。今日の試合で中盤が前から積極的にディフェンスに行けたのは宮本の「高いディフェンスラインと読み」の賜物だと思います。それだけに来シーズンのG大阪は誰が真ん中をやるかがカギだと思います。たぶんシジクレイだと思いますが。宮本個人に関して言えば、対人の弱さ、とりわけ体を密着されたときの応対の拙さが海外でどう出るか、非常に心配です。 まぁしかし、サッカーって怖いな、と思いましたよハイ。
プロフィール
性別:男 年齢:30歳代半ば 出身:兵庫県西宮市甲子園 現住地:北海道札幌市 サッカー歴:素人。たまにフットサルをやる程度 ポジション:アウェイ側B自由席 2007/12:加齢に伴い年齢を実態に即した形に書き換えました
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