オーストラリア戦展望

2009年02月10日

 明日はW杯アジア最終予選・オーストラリア戦です。
 先週のフィンランド戦、あれだけ楽になった状況での試合運びに問題があったことから明らかなように、オフ明けである事に起因する「ゲーム感の欠如」が最大のネックになるかと思われます。競った展開になったときに、ゲームの流れを読んで効率的なペース配分ができるか、力の入れ所を押さえられるか、ファウルで止めていい地域・時間帯かといったところの判断ができるか。そうした感覚が個人レベル・チーム全体双方でどれほど戻っているでしょうか。難しい試合になりそうです。
 相手は、現在首位、グループ最大の敵、アウェイということを考え、露骨に引き分け狙いの戦い方をしてくるのではないでしょうか。ボールはかなり持てそうな気がします。辛抱強くボールを動かして、守備ブロックをずらして平面での勝負に持ち込みたいところです。
 日本が非公開練習を繰り返していてネタがないせいもあり、メディアはオーストラリア監督の挑発発言を大きく取りあげていますが、裏を返せばそれだけ相手も不安を抱えているということでしょう。一般論になりますが、監督がキャンキャン吠えているときというのはメディアの目が選手に行って欲しくないとき、チームに問題を抱えているときが多い。選手をプレッシャーから守るという意味合いもあるでしょう。別段気にすることではないですね。この人には火をつけてしまったようですが。彼が危険なエリアでどれだけ突っかけて崩せるかが攻めのカギを握りそうです。あとは都築がキレないか。熱さを上手くプレーに活かしてもらいたい。


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