2012年10月15日
「インスタントなチーム」 札幌が昇格した時にいつも思うことである。 そして翌年、前シーズンの主力選手(特にセンターライン)の多くが入れ替わり、別のチームとなって機能せず、結果、降格してしまう。 「もう一花咲かせたい」 札幌に移籍して来る選手の多くに感じることだ。 選手としての盛りを他チームで過ごして、衰えなどから契約満了選手になって札幌などから声がかかり、移籍してくる。 そして、中にはそれなりに活躍してくれる選手もいるけど、悲しいかなその期間は限られている。 昇格時の立役者ではあっても、降格時には引退も含めてチームを離れる。 「選手としての盛りを札幌で過ごしてほしい」 そんな場面を繰り返し見せられた私の切なる願いである。 どんな組織も新陳代謝が必要なのは確かだけど、チームの骨格(特にセンターライン)を外国人選手を含めた移籍選手で固めるのは如何なものか。 移籍選手についてもう一つ言いたいのは、「彼らは気まぐれだ」ということ。 少しでも金銭の条件が良ければ他チームに行くし、こっちがお金を出せなくて切ってしまうのも移籍選手である。 桜に戻った山下選手にはガッカリさせられたし。 この一件で、キャリア最初のチームに対する「愛情」だとか、「チームのため」か「自分のため」かとか、選手から見た札幌というクラブの思われ方とか、結構考えたものです。 砂川選手みたいな存在は、本当に希少価値だと思う。 確かに前所属の柏では「力不足」の選手と判断されたでしょうけど、彼ぐらいでないですか、選手としての盛りを札幌で過ごしてくれたのは。 あと、芳賀選手もそうでしょうね。 別の意味での移籍選手もいる。 それはヘッドハンティング的な移籍で他チームに行く選手のこと。 でも、そういった移籍は今の札幌ではほとんど無理な話。 J1クラブの多くって、中心選手が生え抜きじゃないですか。 中にはヘッドハンティング的な移籍選手が中心のクラブもありますが。 こういった選手構成を目指して欲しいんですよね。 インスタントなチームでリーグを戦うのは勘弁してください。 頭が混乱してきたので、たぶん忘れていることを次回意見します。
2012年10月11日
ここ何年も思っていることですが、札幌の選手は総じてボールが収まらない。 相手選手がプレッシャーをかけると失うことが多く、ここから失点に結びつく。 これではポゼッションしながらの攻撃は厳しいものがあり、カウンター系の攻めしかやりようがないのだと思う。 次期監督のことが話題になっているけど、結局この問題にぶち当たって、結果を出したければJ2ならなおさら誰が監督をやってもカウンター系でしょう。 ボールが収まる選手がいない限り、この問題は続きます。 スタイルがハマって勝ち点が伸びればOKかもしれませんが、昇格したらまた同じ展開を繰り返すかもしれない、というか、その可能性が高い。 では、ボールが収まる選手を獲得できるかというと、移籍選手(特に契約満了選手)に人材を求めるのは無理だと思います。 確かに今シーズンの札幌には、ボールの収まる選手はいました。 ただ、走力や判断力のスピードなどで他チームの選手より劣っていた。 これは本人の問題だけではなく、チーム戦術の問題でもありましたが。 だから、札幌のようなチームに来る移籍選手には期待しない方がいい。 チームの立ち位置や人件費のことを考えると、一芸勝負の選手しか来てもらえないでしょう。 それこそハマればいいですけどね。 ならばどうするか? 若い選手を育てていくしかないと思います。 ただし、条件があります。 育てようとする選手はユース出身か学卒で入団した選手になるでしょう。 それでも学卒の選手は高卒大卒を問わず素質的に厳しいと思う。 Sクラスの選手はもちろん、Aクラスの選手も札幌に来てくれるのは無理かな。 評価の高い選手は他クラブでも同じでしょうから、本人が選ぶとなれば、余程のことでない限り、よりレベルの高いクラブになる。 やっぱり来てくれる選手は一芸勝負の人でしょう。 そうなるといよいよユース出身の叩き上げでしょうか。 本当はクラブの理想形はこれなんですけどね。 札幌もユース出身の選手が出始めて10年以上になります。 今の北海道の高校レベルは札幌ユースが中心で動いているでしょうから、選手構成を考えるならユース選手の昇格をベースに若干名の学卒という所かな。 スカウトは確かに大事なんだけど、より素質のある選手を求めるなら、ユース選手ではないですか。 それまでしっかりしたコーチ陣の指導を受けているわけですから。 こんな話をしていると1年での昇格を求めている人には「我慢できない」ことなのでしょうが、J1定着を願うなら、現状の札幌でやれることの一つはこういった地味な作業でしょう。 移籍選手のことについては後日意見してみたいと思います。
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関東の田舎暮らしも長くなりました。 でも「住めば都」でアナログ人間の私にとってはちょうどいいのかもしれません。 正午と夕暮れの音楽が町中に流れる田舎から札幌を追いかけます。
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