2012年12月02日
まだ契約満了選手とかが発表されてないので、今のうちに言いそびれたことなどを。 チームは生き物なので、適度な新陳代謝は必要だと思います。 昨日、G大阪の降格が決まってしまいましたが、長期にわたって同じ指揮官が続くとマンネリ化する事は確かで、そうすると指揮官が変わるか、選手が変わるかということになります。 ただ、何をするにもクラブの方向性が明確でないと大怪我をしてしまう。 札幌にとっては、そのことを再確認させられたのではないでしょうか。 以前紹介した城福さんの本に、この時期に監督が変わっても選手構成に関わることができないとありました。 ということは、これから新監督が発表になっても、選手構成は監督の意向に沿っていないことになります。 城福さんによると、11月中旬までに就任が決まらないと選手のリクエストはできないと言ってました。 監督が変わるたびに目指すサッカーも変わるので、選手構成が大きく変わる。 あと、監督自身のカリスマ性から選手が集まるというのもあります。 今までの札幌の動きには、こうしたことが目立っていたように思うのです。 一番印象にあるのは播戸選手ですね。 岡田さんが監督だから札幌に来てくれたけど、いなくなったら移籍してしまいました。 何でも次の監督が就任した時に一番引き留めて欲しい選手だったらしいのですが、クラブの努力も虚しかったようです。 ヤンツーさんだから、石さんだから、 そういう流れで札幌に来てくれた選手でも、監督がいなくなれば札幌を離れていってしまう。 ならば、クラブ主導で選手構成を行ったほうがいいのではないかと思う。 もちろん、そこからクラブの明確な意思表示がないと困ります。 監督はそれに賛同してくれる人に就いてもらえればいい。 S級ライセンスを持っている人はたくさんいるんですから。 いま一度、札幌は体力のないクラブなんだということを認識するべきです。 若手中心の選手構成になる来シーズンの札幌に必要なのは、ガッシリしたチームの幹を作ることです。 そのために移籍選手の力を借りたいならそれはいいと思います。 ただ、移籍選手はほとんどの場合、前チームから「力不足」と認識されています。 怪我だとか、人間性だとか、プレーの劣化だとか、獲得を考えるのであればしっかり確かめて欲しい。 面接した時に、足下を見ようと他チームとの駆け引きをするような人は見送って結構です。 そういった所にもクラブの意思が反映されます。 来シーズンに期待を持たせてくれるのか、そうでないかはその結果で見てみたい。 予算が限られているのはわかりきっているのですから。 プレーが上手くても、酒に溺れる人、タバコが離せない人、ギャンブルに走る人など、若手の手本にならない移籍選手はもちろん必要ありません。 生え抜きの選手でそんな選手がいるのであれば、とんでもない話です。
プロフィール
関東の田舎暮らしも長くなりました。 でも「住めば都」でアナログ人間の私にとってはちょうどいいのかもしれません。 正午と夕暮れの音楽が町中に流れる田舎から札幌を追いかけます。
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