2012年01月23日
土曜日、職場に出て昼まで仕事をした後、とある民家でのピアノトリオ(バイオリンとチェロ)コンサートに行って来ました。 3人とも女性(しかも全員すごい美形である)で、ふだんは小ホールのステージで演奏することがほとんどなのですが、民家なので客席との隔たりがなく、技術で勝負の細かい音がしっかり聞こえてきます。 休憩時間で演奏者が席を外している間、置いてあった楽譜を覗き込むと書き込みがびっしり! 元からの書き込みと、前回の演奏での反省事項を記したものがさらに付箋で貼られていました。 このトリオ、2月にオーストリアのグラーツで行われるコンクールに出るのだそうで、プログラムの中にその課題曲が含まれていました。 このコンサートの楽しみの一つは、演奏が終わった後に出演者との懇談ができること。 私の席の隣にチェロの方が来たので、小1時間ぐらい話したのかな。 広島出身で20代前半だそうで、私が札幌出身だというと、札幌と北海道には良いイメージしかないとのこと。 昔、札幌のキタラで行われたチェロコンクールに出場して賞を取ったそうです。 その時が初めての北海道で、終わった後家族と旅行しながら美味しい物をたくさん食べたとか。 キタラもべた褒めでした。 世間話をして面白かったのは、広島にいた時は巨人ファンだったけど、東京に移ってからはカープファンになり、外野席で応援することがあるということ。 あと、日ハムに対しては好印象を持っていました。 ただ、ついにサッカーの話は出なかった。 オシムさんがコンクールのあるグラーツにいたことを触れようと思ったけど、きっかけがなかったな。 本人にとってオーストリアは初めてだそうで、結構緊張すると言ってました。 私は仲間の2人は初めてどころかウィーンに留学していた人もいるみたいだから、自分の庭だと思ってリラックスしてくださいとエールを送りました。 もう一つ、初めて行った札幌で勝ったのだから、グラーツでもいいことがありますよとも。 とにかく朗報を期待しています。 この日の聴衆は15人、費用は1人4000円でした。 まさしく、サロンコンサートにふさわしいサロンコンサート。
プロフィール
関東の田舎暮らしも長くなりました。 でも「住めば都」でアナログ人間の私にとってはちょうどいいのかもしれません。 正午と夕暮れの音楽が町中に流れる田舎から札幌を追いかけます。
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