2010年11月06日
例えば、3年間1軍登板のないソフトバンクの斉藤和巳投手をどう考えるか。 チームの大功労者であっても、毎年数億円を払い続けた球団の姿勢はいかがなものかと私は思います。 もちろん、来シーズンの契約内容も承知しています。 別にホークスファンではありませんから、彼に対しての「思い入れ」はありません。 歴史に残る試合のいくつかに関わった選手として、彼の名前はこれからも語り継がれるでしょうが、私の中ではそこまでです。 どこのチームのサポーターをやっていても「思い入れ」の選手は必ず出てくる。 これは当然なことだと思います。 ただ、今年のような成績になった時、来シーズンに向けては大手術が必要なことも誰もが考えるはずです。 具体的には「人の入れ替え」になるのですが、出て行く選手が「思い入れ」の選手だったら、やっぱり抵抗するだろうし、葛藤も含めていろいろあるでしょう。 でも、チームの将来を優先するなら、踏ん切りも必要です。 出て行く選手の中に箕輪選手の名前がありました。 J1だった2008年シーズンの途中から移籍してくれて、気持ちを感じる選手でした。 残念ながら、数ヶ月で壊れてしまった。 その後、ピッチに立つ姿を見ることができないまま2年が経過するけれど、札幌の選手の中で手にしている年俸は3本指に入るのではなかったか。 「思い入れ」が邪魔しない所で言うと、札幌のような体力のないクラブでは昨シーズンまでの在籍が限度だと思ってました。 よく、経験豊富な選手から得るものは大きいから、ピッチに立ってなくても存在そのものが大事といいます。 こういうことは数字には現れないので、そういうものなんだと思うしかないですが、選手の本音はどうなのかとも考えるんですよ。 「ピッチに立つどころか、別メニューの練習しか見たことのない選手が多くの給料をもらっている」ことをすんなり受け入れられるのかなって。 プロスポーツは年功序列ではなく、試合に出てなんぼですよ。 同じピッチで一緒にやるからこそ、経験が生きるのではないか。 地方クラブでやってる有名選手だって、試合に出ているわけです。 箕輪選手に「思い入れ」のある人達から批判を浴びる内容だと思いますが、あくまでビジネスライクに考えたことですから、誤解しないでいただきたい。 HFCは体力がないクラブである以上、現実をしっかり見据えたチーム編成をしてほしい。 大幅に若返ってもいいですから。 わからなくなったら山形を見習えばいいではないですか! 西選手やダニルソン選手は、J2の札幌には戻ってこない選手だと思っています。 あと、ずっと昔に話題にした水戸の木山監督は清水のコーチになるそうですね。
プロフィール
関東の田舎暮らしも長くなりました。 でも「住めば都」でアナログ人間の私にとってはちょうどいいのかもしれません。 正午と夕暮れの音楽が町中に流れる田舎から札幌を追いかけます。
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