北海道人として

2006年05月28日

昔聴いたシャンソンの詩の一部です。

   『北国の人々』 by Enrico Macias 

  北国の人々は
  戸外にはない太陽を
  心の中にもっている

  北国の人々は
  苦しんだものたちに
  いつも扉をひらいてる

  北国の人々は
  永年地獄の中で
  生きていたことを忘れない

     (中略)

  北国の人々は
  風の強すぎる時には
  身をかがめる

昨日の試合、終了後のサポーターへのあいさつ
拍手をしていた人もいたけど、全体的には静観だった。

監督の言葉やいろいろなブログの中に、もっと選手に対して厳しくあるべきとあります。
ブーイングも一つの表現方法だし、断幕の向きを変えるのも一つの方法。
また、直接罵声を浴びせることもあるでしょうし、実際、一部のサポーターは実行していますね。

それで、冒頭にあげた詩のことなんですが、北海道の人というのは本質的に厳しくできるのかという疑問です。
北海道内にも地域差があることは十分承知しています。
しかし、大なり小なり半年の冬を越す住民の集まりです。
その冬をイメージして、冒頭の詩を読んでみてください。

おそらく、同じく冬を越す者に対する仲間意識というか、同族意識というものを感じると思います。

コンサの選手といっても、同じ北海道の仲間!
他の地域にはない、北海道独特の意識で見ているのではないでしょうか。

私はそれでいいと思っています。
北海道は北海道。オリジナリティーがあっていいと思います。
それがサッカーにとっては障害だと他地域の人からいわれても…

世界を見渡せば、北海道よりもっと自然の厳しい国や地域にもプロサッカーがあります。
選手に暖かいことが売りならば、それでいいではないですか。
半年の長い冬を越す仲間として…


この記事に対するコメント一覧

yasu

Re:北海道人として

2006-05-28 21:04

暖かいサポーターっていうのは コンサカラーの一つであり財産だと思っています サポの姿勢や応援のあり方など 色々賛否両論ありますが 他チームのスタイルや既存概念にとらわれない 北海道のチームとして 他にないカラーを持てればいいと思っています 厳しくも暖かい・・・が理想かな・・・

equip

Re:北海道人として

2006-05-29 07:01

>yasuさん おはようございます。 コンサの応援というのは、チームが北海道に来たころは他チームの見よう見まねだったんですよね。 それからだんだんとスタイルが確立されて、今のやり方に落ち着いていますよね。 コンサドールズのようなやり方はコンサが最初でしたね。アメリカンだといわれた時があったし。 厳しさの表現方法として、どういうのがふさわしいのかな? 職場などで一番使われているやり方(私にはわかりませんが)なんかがいいんですかね。 答えに窮してしまいますね。

ミルクチョコ

Re:北海道人として

2006-05-29 09:32

equipさんこのエントリー素敵です! よく他のチームの応援いいだのとかっていう人もいるんですけど、北海道らしさってもっと大切にした方がいいんじゃないかと思ったりします。 それこそだめ試合でも拍手したりしてる人もいるけど、私は今まで「拍手じゃないだろ!」って思ってたんですが、それも北海道の人らしさなのかなとこのエントリー見て思いました。

equip

Re:北海道人として

2006-05-29 14:00

>ミルクチョコさん そう言われるとちょっと照れるな… 日本全体を見渡して、地域の自己主張がしやすいのは北海道と沖縄であると思っています。 確かに日本は狭い国だけど、北から南までの距離は実はとても長いのです。 冬の長い所があれば、常夏に近い所もある。 だから、それぞれの地域性を生かした応援方法があるのではないかというのが今回のエントリーに込めた私の気持ちです。 それでも、書きながら迷いもあるんですよ。 強くなるにはどうしたらいいかということで、自分の中で結構葛藤しています。

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