豊浦歩き vol.5

2009年01月24日

その後、「しおさい」の先にある堤防に向かった。
道路には雪はなかったが、堤防に入る所から足場が少し悪かった。
堤防は2つあって、そのうち遠くまで伸びている奥のほうに行った。
堤防の間には人工の砂浜がある。
昔の感覚だったら海の上を歩いているわけで、なんか不思議な感覚を覚えながら進んでい
る。
手すりの所をよく見ると、釣り竿を固定するための溝が等間隔にある。
10人ぐらいの釣り客がいた。
声は掛けなかったが、あのマスターの息子さんもいるのだろう。

歩き終えて対岸を見たが、曇っているせいで駒ヶ岳は見えなかった。
陸側のほうは本当に静かなたたずまい。
新しい建物も増えているが、劇的な変化がないので昔の感覚とあまり変わらない。
と思いながら上を見ると、洞爺湖サミットの会場のホテルが目に入った。
あそこの「ミシェル・ブラス」にはいつか行ってみたいと思う。
あと、社員寮がこの町にあることも付け加えておく。

15分程いてから駅に向かう。
途中、役場の前を通ったら、玄関に貼り紙が。
「強いぞ! 真の王者! 内藤大助選手 防衛成功V4 おめでとう!」
他では見なかったな。
見落としているかもしれないけど…

回り道をして駅横の緑色の跨線橋にも行ってみる。
小さい頃、手すりの途中にカラスが止まって、こっちを見ている目が怖くて通り抜けでき
なかったことがあった。
鉄道を追いかけて、ここに1~2時間じっとしていることも平気だった。
走ればグラグラ揺れたし…
私にとって、見納めをするのにふさわしい場所だと改めて思った。

約3時間の散歩を終えて、列車で豊浦を後にしました。
名刺をくれた運転手さん、ごめんなさい。
列車だと洞爺まで200円なもので…


この記事に対するコメント一覧

コメントする