「がんがれ! 海鳴楼」帰省道中記①

2007年08月14日

景気の悪い話です。
小樽駅から運河に向かう下り坂、人の流れが本当に少ない。
観光客は北一硝子を中心に回るし、しかも貸切バスで乗り付けるからなのでしょう。

帰省するとたいていは小樽を散歩します。
途中、必ず寄る店が数軒。
その中の一つがオルゴール店の「海鳴楼」です。

このお店の社長は小樽のオルゴールを流行らせた人物。
精神科医の香山リカさん風の女性社長で、石屋製菓の社長とも親交があります。
私も顔を覚えられていて「大晦日の関東からの帰省客」で通っています。

社長からいろいろとレクチャーを受けましたが、中でも
「日本のオルゴールの売り上げの3分の1は小樽なんです」
という所は印象が深い。
「また、3分の1はディズニーリゾート、残りの3分の1がそれ以外の場所です」

ところが今回顔を出した時、売り場の陳列が変わっただけでなく、2階への階段が閉鎖さ
れていた。
アンティークオルゴールの演奏会の会場やテディベアがあったフロアです。
レジの係員に聞いたらこんな返事が…

「経営が苦しくなって、例のオルゴールは部屋にないんです」
「1月に来た時はあったよ!」
「はい、2月からです」
「残念ですね。北海道へ行く人にはコマーシャルしているのに…」
「ありがとうございます」

数年前、社長と「出抜小路が出来たら観光客が流れてくるから少しの辛抱だ」なんて会話
をしたんだけど、大分苦戦しているようですね。

海鳴楼は口コミで知って以来、小樽に寄った時は必ず顔を出しています。
演奏会を聴いたり(有料)、オルゴールを買ったりと付き合わせてもらいました。
これからどうなるかはわかりませんが、元のスタイルに復活することを願っています。



この他、小樽では、
「西川ぱんぢゅう」と「喫茶 光」に寄っています。

ぱんぢゅう屋のマスターは相変わらず元気でしたし、光は昔のフロアでコーヒーを飲んで
いました。


この記事に対するコメント一覧

ちなつ

Re:「がんがれ! 海鳴楼」帰省道中記①

2007-08-15 06:52

海鳴楼に今度寄ってみます。ちなつも応援します。 ぱんじゅうも光も知ってます。

rocket2号

Re:「がんがれ! 海鳴楼」帰省道中記①

2007-08-15 13:42

「光」のトイレはすごいですよね。 あれだけでも一見の価値あり、 と言ったら失礼ですけども。

equip

Re:「がんがれ! 海鳴楼」帰省道中記①

2007-08-15 20:44

>ちなつさん もし寄ることができたら、社長と話をしてみて下さい。 すごくいい人ですよ! >rocket2号さん あのトイレに行くのに長い廊下を歩くんですよね。 あんなに奥行きがある建物だなんて、わからないものですね。

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