2007年04月14日
やっぱりメンバーが揃わないというのは辛い。 ふだんいない人が急に来ても、余程の上手い人は別として、勝負にこだわると厳しい。 でも、その人がいないと試合が成立しないことも事実で、捨て石役が必要になる。 それが私だったわけですが… 確かに昨日は勝負にこだわらないで気楽にやると言いました。 でも、いざ当日を迎えると気持ちはそれのはずでも、体は別の方向を向いている。 それで、負けた後に自分の中で騒ぎ始めます。 やっぱり悔しい! そればかりではなく、これからもメンバー不足の展開が続いた時に、捨て石役が続くのか と思うと、納得のできない自分がいる。 そういえば、何年か前に練習中に知り合った、ソフトテニスをやっていた高校生のI君。 高校からテニスを始めて真面目に練習したせいか、メキメキ上達していった。 ところがその彼が長い間続いた悩み事がある。 それは部員が奇数しかいなかったので、I君のパートナーがいないのだ。 だから試合の度に、1日助っ人を頼んで出場していた。 でも、1日助っ人に多くは期待できない。練習していないのだから。 当然のように「出ると負け」が続いた。 彼にとっては常に納得のいかない負けがついて回る。力がついているのに… それでも彼はやめなかった。 そんな彼を、誰かが見放さなかったんでしょうね。半年後、部員数が増えて、いいパート ナーと組めるようになった。 そうしたら、彼はちゃんと地区予選を突破して、県大会に進んだ。 さらに、その学校が関東大会の団体戦に県代表で出場することになって、I君はベンチ入 りはしなかったものの、帯同メンバーに選ばれた。 I君は今大学生のはずだけど、実力がついたにもかかわらず、不遇の日々を過ごした彼の 気持ちがやっとわかったような気がする。 私もここで投げ出すつもりはないし、どんな相手と組もうと勝てる力をつける努力を続け ることが大切なんだろうな。 投げちゃったらI君に顔向けできないよね。 今日の試合、勝てるチャンスはあったんだ!
プロフィール
関東の田舎暮らしも長くなりました。 でも「住めば都」でアナログ人間の私にとってはちょうどいいのかもしれません。 正午と夕暮れの音楽が町中に流れる田舎から札幌を追いかけます。
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