2006年09月21日
今日発売の『Number』 オシム監督の記事の影で目を引いたのが、Jチームの2人の監督の記事である。 一人は川崎の関塚監督。3年前、コンサの監督就任を断った人物である。 もう一人は横浜FCの高木琢也監督。 言うまでもなく、岡田監督時代のコンサに在籍し、J1昇格を経験している。 高木監督は前任者が開幕戦の1試合で解任され、急遽監督に就任した。 知っての通り、現在J2の首位争いを堂々としている。 記事を読んでて「なるほど」と思う部分もある。 ・J2は失点の少ないチームが上位に行っている ・攻撃は実は手が付けにくく形になるまで時間がかかる ・守備は11人全員が意識すればできる 確かにそうである。 自身も岡田監督の下でそういうサッカーを経験しているのだから。 だからといって、それを今のコンサと比較する必要はない。 今のコンサは2番目をテーマに「札幌スタイル」を構築中である。 しかし、私の胸にグサッときたのはアウェー札幌戦のミーティングの一言である。 今日、会場に集まっている札幌のサポーターたちは、 札幌の試合を観に来ているんじゃない。 俺たちが勝つ試合を観に来ているんだ。 その結果はコンサの逆転負けだった。 元札幌に在籍し、若手選手の手本として高評価だった高木監督である。 でも、この言葉から見られるように、勝負に情けは無用である。 札幌サポの多くは元札幌にいた選手や監督をスタンドから歓迎の反応をしている。 それは他チームでも元気でやっていることへの応援の意味があると思う。 今シーズンで言えば、水戸にいる桑原や権東、鳥栖の村主(ひょっとしたらAも)、 徳島の大森、草津の鳥居塚も当てはまるかな。 だけど、高木監督のこの言葉から、そんなスタンスで応援していいのだろうかという ことも考えてしまう。 先日の水戸戦関係のエントリーの中に、 「コンサには勝ってほしいけど、桑原や権東にも頑張ってほしい」 というのをいくつも見かけた。 勝負事にそんなお人好しでいいのか? 最後はサポーター自身にまかせるとしか言えないのだけど…
プロフィール
関東の田舎暮らしも長くなりました。 でも「住めば都」でアナログ人間の私にとってはちょうどいいのかもしれません。 正午と夕暮れの音楽が町中に流れる田舎から札幌を追いかけます。
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