2006年04月12日
1996年シーズンの最後の生観戦は、8月29日の2回目と同じ甲府戦です。 場所は小瀬スポーツ公園陸上競技場、つまりアウェーゲームです。 甲府までは車で行きました。ちょっとした旅でしたね。 テニス合宿で賑わう山中湖、富士五湖の中で一番大きい河口湖を通って、甲府盆地までひたすら下っていきます。 左には富士山が間近なので、途中、ほんの一部しか見えなくなります。 行きがけに甲州名物の「ほうとう」(名古屋名物きしめんよりも太い煮込みうどん)を買い、別の店でそのほうとう を食べ、さらに農家がやっているスタンドに立ち寄り、「もろこし」(とうきびを山梨ではこう呼ぶ)を食べて現地へ。 小瀬スポーツ公園は何でも高校総体のために作った施設だそうで、テニスコートや武道場などもあり、駐車場は とても広いです。 甲府の選手は前回ゴールを決められたバロンの名前だけは覚えました。 実は、札幌にはチーム発足1年でJリーグ入りのチャンスがありました。 この時期、これからの成績いかんでは条件である2位以内の可能性が残されていました。 そんな中での甲府戦だったのです。 アルシンドが退団し、札幌も補強で新しいメンバーが加わっていました。 この試合のスタメンは次の通りです。 GK 1 茶木裕司 (前所属東芝サッカー部) DF 26 後藤静臣 (前所属富士通) DF 3 冨樫剛一 (前所属ヴェルディ川崎) DF 0 ペレイラ (前所属ヴェルディ川崎) ※ブラジル DF 15 村田達哉 (前所属ヴェルディ川崎) MF 9 パベル (前所属ジェフ市原) ※チェコ MF 29 浅沼達也 (前所属東芝サッカー部) MF 7 後藤義一 (前所属ジェフ市原) MF 23 木島 敦 (前所属東芝サッカー部) MF 38 吉原宏太 (前所属初芝橋本高校) FW 11 ルボシュ (前所属スロバンリベレク) ※チェコ ~交代~ 木島 → 8 加藤 剛 (前所属東芝サッカー部) ルボシュ → 24 川合孝治 (前所属東芝サッカー部) 後藤静臣 → 16 中吉裕司 (前所属東芝サッカー部) この日は木曜日。デーゲームで観客数は915人だそうです。 メインスタンドで観戦しました。 試合は終始札幌が優勢なのですが、相手GKが絶好調! パベルのFKをはじめ、枠内のシュートはことごとくファインセーブ! 逆に少ないチャンスをものにされ0-1で敗れました。 さっき、甲府の選手はバロン以外知らないと言いましたが、この日の試合でGKの坂本と塚田雄二監督の 名前を覚えて帰るハメになりました。 何か、塚田さんにしてやられたみたいな… ちなみに甲府の1点を決めたのはバロンではありません。 帰り道、ウィークデーで道路はすいていたんだけど、運転していてとにかく淋しくて… 心の中で「やられちゃったなあ…」を何回思ったことか。 翌年も甲府に行ったけど、勝てなかった。「また塚田さんにやられた」みたいな感じだった。 でも、私は塚田監督は結構好きなんですよ。ぶどう畑の農家らしいけど、面倒見がすごくいいらしい。 あの2000年シーズンの引き分けを挟んでの25連敗(公式には17連敗)の時なんか本当に気の毒に 思いました。だから、退団が決まっている中での天皇杯のFC東京戦に勝った時は塚田監督本人がテレビの 前で号泣している所で、私ももらい泣きしました。 その甲府も今はJ1でやっているんだよね。 私の1996年の生観戦はこの試合が最後。結局3試合だけの観戦でした。 いきなり札幌に出来たチームという感じが強かったですが、来年以降もしばらく付き合ってみようとこの時 は考えていました。 Jリーグを本気で目指すということが、私をその気にさせたのかもしれません。
プロフィール
関東の田舎暮らしも長くなりました。 でも「住めば都」でアナログ人間の私にとってはちょうどいいのかもしれません。 正午と夕暮れの音楽が町中に流れる田舎から札幌を追いかけます。
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