首の皮一枚。 -HFCの経営問題-

2010年01月29日

様々な他クラブの経営危機も伝えられていますが、
コンサドーレにとっても、まったく他人事ではありません。


営業赤字1億3千万円 コンサ運営会社HFC 09年12月期決算見通し(01/28 道新)

>1億3千万円余りの赤字を見込んでいる。

>これに札幌市の補助金約8100万円を加えるなどした純損益は、
4400万円のマイナスで2年連続の赤字となる見通し


正直、4400万の赤字でよく納まったなという印象です。

しかし、確かに、過去と比べて大した赤字額ではないかもしれませんが、
この報道が意味するHFCの経営状態は、首の皮一枚繋がっている状態です。


以前、HFCの経営問題を考えるのまとめ。 -その1- 2009年11月23日で指摘しましたが、

HFCの2008年の減増資後の資本金は、7億9千万円になりましたが、
なお7億3千万円の累積赤字を残していました。

(※減増資によって、借金がなくなっていたわけではありません!)


つまり、2009年時点で、

資本金(7億9千万円)-累積赤字(7億3千万円)=@6000万円

昨年、6千万円を越える赤字額を出すと、再び債務超過に陥るところでした。


この報道が事実であるとすれば、昨季の赤字が4400万円なので、
債務超過まで残り@1千万強ということになります。


したがって、新聞報道では軽く流しておりますが、

今年、黒字にならなければ、再び債務超過に陥る可能性が高い。

ということは、明らかです。
(※ちなみに、債務超過に陥ると財務状況を理由に、3位以内に入ってもJ1に昇格できません。←建前的にはですが・・・) 






さきほどの道新では、

>観客数が目標とした30万人を大きく下回る26万5千人にとどまり、
興行収入で1億2500万円の減。

と昨年の赤字の理由を書いていますが、この目標とされた30万人という観客動員は、
2007年の昇格時の観客動員数を元に出された数値です。

つまり、昨年は、昇格前提の予算を組み、それを実現できなかったために、
赤字にならざるを得なかったということになります。


こういった身を滅ぼしかねない博打的な予算を組んできた構造的な原因は、

結果を出さなければサポーターもスポンサーも付いてこないからという理由で、
本来的には、経営責任の所在がはっきりせず赤字ができない経営体質でありながら、
毎年、HFCは博打的な予算を組むことを強いられていること。

と指摘してきました。


この背景には、クラブの収入(2007年)は、上から5、6番目で昇格圏にない事実より、
観客動員数(2007年)は、仙台に次ぐ2位の昇格圏にある事実が過大評価され、
これだけ他のチームよりたくさんの人が応援しているのになぜ強くならないのか?
という一般的な不満があることも指摘してきました。


2008年のJ1昇格と共に減資、増資をして債務超過を何とか解消したものの、
それからたったの2年で再び経営危機を迎えつつあるというのが現実です。

その間、経営の改善は見られますが、再びまったなしの状態です。


繰り返しになりますが、更なる経営改善のために、
北海道フットボールクラブ 中期経営計画2009-2011の継続と
この計画の昨年段階での反省を早期に出して欲しいと思います。



「札幌は、攻守のバランスが悪かった」 by ハンジェ

2010年01月28日

広島から新加入のハンジェが、昨年の札幌の印象を

[2010コンサドーレ新鮮力](上)昇格請負人・李漢宰(2010年1月28日 スポーツ報知)

>「札幌は、攻守のバランスが悪かったと思う。」

と評していた。


以前、“チャレンジ&カバー”と“ゾーンディフェンス”。で、

札幌の課題は、ボールホルダーへのプレスによって生じるスペースへのカバーリング、
パスコースを消すなど、状況にあわせたポジショニングにあると書いた。

ハンジェの言っているのは、おそらく相手に利用されるスペースをつくってしまう
布陣のバランスの悪さのことを言っていたのだと思う。






ヤンツー時代は、カバーリングなんていいって感じだったし(苦笑)、
三浦さんの時は、機械的に動いていた。

J1昇格、その後の残留を目指すなら、ポジショニングの精度をあげていかないといけないだろう。


ただ、三浦監督時代、主に用いられていた4-4-2のフラット型が、
世界中の多くのチームで採用されるようになったのには訳がある。

現イングランド代表監督のカペッロによれば、ピッチのサイズにあわせて
選手を合理的に配置すればこうなるしかないと自信たっぷりにいっていた(笑)。




◎図1(4-4-2の並びとゾーンの意識)
(●・・・選手)

       ●    ●
━━━━━━━━━━━━━━━
┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┃ ● ┃ ● ┃ ● ┃ ● ┃
━━━━━━━━━━━━━━━
┃    ┃    ┃    ┃    ┃
┃ ● ┃ ● ┃ ● ┃ ● ┃
━━━━━━━━━━━━━━━
          ●



わかりやすい上に、基本的に穴がない。

積極的にプレスをかけるとしても選手の配置のバランスが良いのでかけやすい。
守備は、積極的にプレスに行くかどうかの違いで、動きそのものにはあまり違いはない。


問題は、こっから攻めに行く時で、バランスを崩さないように攻めるとすると、
サイド攻撃かカウンターしかなくなる(-"-;A ...(←コレ三浦時代。)

だからといって、攻める時に、あまり布陣のバランスを考えずに攻めると、
今度は、攻守が逆転した瞬間に、そのバランスの悪さを引きずる(←コレ去年。)


これを解決するには、全員のカバーリングの意識を高めるか、
カバーリング専門の人員を配置するくらいしか思いつかない。頑張れ!ノブリン!

あとは、攻められたときに、引かない守り。で書いたように、
ボールを取られた時に、安易に下がらずに潰しにいくとか、シュートで終わるとかか・・・。


今年は、4バックと2トップが前提ということなら、中盤の4人の配置は、
フラット型の4-4-2にして、全員のカバーリングの意識を高めるか、
4-1-3-2のように、できるだけ2ラインを維持したまま、
バイタルエリアにカバーリング専門の人員を配置するのがいいのかなぁと

相互リンク先のはげおさんの一連の『妄想③を楽しむ(で苦しむ?)!』
を読みながら今年の布陣について考えていたことを書いてみました。



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14:00

Tactics (戦術) コメント(6)

おじさん。

2010年01月27日

先日、大河で今、坂本竜馬役をやっている福山雅治のラジオを聞いていたら、

おじさんの定義は、

“今あるものを昔のものに例えて理解したり表現したりすることだ”

みたいなことを言っていて、やけに納得した(苦笑)。


例えば、

“AKB48のことを、おニャン子クラブと一緒だろ?とか、モーニング娘と一緒だろ?”

とか言いはじめたら、もうおじさんだそうです(苦笑)。


そんな福山雅治も、40歳。

ちょっと寂しそうに、もう誰からも“おじさん臭いから止めなさい!”と注意されなくなったのは、
自分がもうきっとおじさんだからなんだと嘆いていたのが印象的・・・。



さて、そのさらに2歳上のゴン中山。


今年、コンサと同じJ2で戦うことになる柏の井原コーチとゴン中山が、
筑波大学で同期だったことは紹介されることもありますが、

今年から、岡山の監督になった影山雅永さんも筑波で同期だったようです。


それぞれ選手、コーチ、監督という立場も違えば、それまでの経歴もほとんどバラバラ。
そんな3人が、今年同じリーグで再び顔をあわせることになるとは、本当にすごい巡り合わせ。


きっと彼らは、誰もまだおじさんだなんて思ってないくらい
駆け抜けてきたのでしょうけれどね!



ちなみに、私は、アレだろ?モーニング娘みたいなもんだろ?って言った人です(笑)。




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17:00

Column コメント(5)

石崎監督の拘りとイメージの共有。

2010年01月26日

少し前の記事になりますが、西部さんが世界の標準は、↓だと。

W杯のスタンダード【西部謙司】2010年01月13日

>4-4-2のゾーンディフェンス、サイドアタック、長身FW

世界のサッカー界の流行は、近年イングランドのプレミアリーグが
チャンピオンズリーグで頭一つ抜けた実力を示したこともあり、この傾向が加速。

が、ここ最近、スペイン代表、バルサが圧倒的な力を見せ、
世界の流れが変わるかもといわれている。


ただ、あのサッカーをコピーするところが出てこないのは、
多分、簡単には真似出来ないからだと思う(笑)。

特にバルサの場合、普通に考えて、相手はメッシをマークしてくるだろう。
が、後ろからスルスルあがってくるメッシをマークしきれない。
そして、そこにピンポイントでパスが来る。
(※アルゼンチン代表では、潰されているシーンが多いのが対照的。)

選手が同じイメージをもって、それをものすごい視野の広さと精緻な技術で実現させている。
(※当然、今まで受け継がれてきたクライフの影響もあるだろうし。)


昨日のフジの『すぽると』のインタビューで、岡田日本代表監督が、
去年の欧州遠征での日本のクロスの成功率は10%だが、
他の強豪チームは、40~50%の確率で通してきたと。

その差の原因は、ゴールまでのイメージが共有されていないからだと。
まあ、今さら何を言ってんだというのは置いておいて(苦笑)。

それが意識されるようになって、その後の試合で得点力が上がってきたと。






さて、コンサの話。


昨年一年間で、得点パターンといえるようなパターンは確立されなかったと思う。
敢えて言えば、サイドからのカットインとキリノがDFラインの裏に抜けるくらいだろうか。

昨年は、それも強力な武器になっていたとはいえない。


“重戦車”近藤ポスト役OK…札幌(2010年1月26日10時32分  スポーツ報知)

>石崎信弘監督(51)も「(当初)近藤にはポストプレーは要求していなかったのに、
いいところ(ポジション)に入っている」と期待大。

敢えて、ポストプレーヤーをとらなかったとも思える発言。

“維持でも縦ポンはしねぇ!後ろから繋いでくんだ!”という意思表示の表れともとれる(笑)。

“電柱”を入れると、苦しくなるとどうしてもそこばかりに頼ってしまう。
確かに、楽だし“電柱”の効果は高いが、J2でつなぎに苦戦してるようじゃ、
J1じゃ通用せんということなのだろう。


であるなら、今年は、昨年あまり見られなかった中央からの崩しが必要になってくる。
それが、もう少し見られれば、サイドも活きるし、得点力も増すか。

石崎監督がこだわる意図のある“つなぎ”が見られれば、今年は面白いことになりそう。
あとは、選手がどれくらい同じイメージを抱けるかに
かかってくるんじゃないかと思うわけです。




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17:30

Consadole Sapporo コメント(2)

“政治と金”とJALの再建。

2010年01月25日

先日、札幌のスポンサーを継続することになったJALさんは、
会社更生法が適用され、事実上、一回倒産することになった。

その一方、かつて親会社であった清水からは、スポンサーを撤退するよう。

清水エスパルス「JALワッペンどうしよう?」(2010年1月23日 読売新聞)

こっちは一応、競争の激しい新千歳ー羽田間の宣伝のためという名目が立ったのかな・・・。






最近の“政治と金”とJALの再建で思いつくのは、『沈まぬ太陽』。

作家、山崎豊子さんのノンフィクションっぽいフィクションのスタイルは、
どれが事実でどれが創作かわかりにくいので、紛らわしいという批判もある。

が、先日映画化された『沈まぬ太陽』の内容が全てフィクションだとも思えない。
であるとすれば、JALがつぶれた原因をJALだけの責任とするには疑問が残る。

時の政権与党であった自民党が、地元への利益誘導の象徴として
採算度外視で地方空港をつくりまくった。飛行機の飛ばない空港など存在価値はない。
そして、言われるままに国内路線を野放図に拡大した結果、
赤字路線を多数抱えることになりJALがつぶれる原因の一つとなった。

その反省がなければ、“政治と金”の問題などいくら議論しても無駄だと思っている。

自民党の民主党への批判が空々しく聞こえるのは、その反省がないからだろう。



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12:52

Column コメント(4)

期待の裏腹。

2010年01月24日

人間、期待されないよりは、期待された方がいいだろう。

でも、過剰な期待は時にプレッシャーになる。


別メニュー調整で、本人も動けていない以上、
面白いこともいえないのに、毎日の行動を逐一報道されるゴン中山。

マスコミによって、動けないことを印象付けられているようで、
本人が復帰を焦るプレッシャーにならなければと危惧中。



もう一人心配なのは、箕輪。


全く期待していないといえば嘘になるが、今は期待しないことにしている。

期待する方は大した労力を使わないのに、その期待に応える方は大変。

まあ、それがプロサッカー選手という職業なのかもしれませんが(-"-;A ...



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22:47

Consadole Sapporo コメント(4)

脱ゆとり。

2010年01月22日

キャンプ前に体調管理メニュー渡しておいただろ!ってことで(笑)、
体脂肪率が12%を越える選手に対して、
容赦なく追加メニューが実施されているグアムキャンプ。


報知によれば、その選手とは、

(※地獄の4部練習、体脂肪率12%超過9選手に罰…札幌(2010年1月22日 スポーツ報知))

>GK佐藤、DF趙、岩沼、吉弘、MF宮沢、古田、FWキリノ、内村、近藤の9選手


“普通の人”なら、体脂肪率13%でも十分少ない。

しかも、体は少ない体脂肪をつけようとするので、
食事まで気をつかわないとそっから減らすのは想像以上に過酷。

しかし、例えば、わかりやすい例でいえば、
体重60Kgの人が体脂肪20%なら、単純計算で12Kgが脂肪ということになる。
それが10%まで減れば、6Kgの重石が取れて体が軽くなる。
そして、減った分筋力をつければ、体重を増やさずに強いフィジカルも手に入る。


>「自己管理は選手生命にかかわる。特に若い選手には身をもって感じてほしい」
と石栗フィジカルコーチ。

チーム屈指の7%台をキープする中山は
「脂肪が増えると、動きにキレがなくなるだけでなく、けがにもつながる」と証言。
飲み物は水かお茶。間食もしない。改めて、ゴンのプロ意識の高さが際立った。


そして、徹底した自己管理が選手生命を延ばすという一番のお手本が、
今年は身近にいるので、ものすごい説得力がある(笑)。






さて、こっからは少し堅い話・・・。


一見、↑の行為は、良いことのように思える。

でも、見方を変えれば、いい大人、しかも、プロアスリートに対して、
体脂肪率の管理まで言わなければならないのか?という見方も出来る。

体脂肪率が高くなって、体の切れがなくなったり、スタミナがなくなったり、
例えば、それが原因で怪我をしたり、試合に出られなくなって
選手生命が短くなっても自己責任ともいえる。

そもそも、個人に体調管理をするというプロとしての自覚があれば、
フィジカルコーチというコストを払わなくても済むという話にもなる。


クラブが選手にそこまで介入する必要があるのか?






ここで、少し話を変えて・・・


いわゆる“ゆとり教育”は、今では非常に評判が悪く批判の的だが、
一昔前は国民全体の悲願であったといって良い。

マスコミは、こぞって“受験戦争”、“詰め込み教育”と批判を繰り返した。
(※多くの国民もこれに追随したから、マスコミだけが悪いとは言えないが。)

そして、いざ“ゆとり教育”が望みどおり実現すると、今度はそれはダメだ、
学力が低下すると“詰め込み教育”への回帰を望み始めた。


この一連の流れから見える“大人たちの本音”は何かと考えたら。

確かに、行きすぎは良くないかもしれないが、
結局、子供は勉強しないとダメ、勉強させないとダメという、ごく当たり前の事実に行き着く。

(※まあ、単に“ゆとり”が悪いとは思っていません。
ただ、教育の問題は、内容じゃなくて方法論だったり、何のために勉強するのかといった目的の問題じゃないかと。)






確かに、選手はもう子供ではないので同じとはいえないかもしれない。


しかし、札幌は育成を掲げ、高卒、大卒新人、生え抜きの若手主体のチーム構成を目指す以上、

彼らはまだプロになりたてであり、

彼らのプロとしての自覚を促すシステムをある程度HFCが用意する

必要があるのではないだろうか。


その意味で、今回の試みは大変良いことではないかと思うわけです。







さて、最後に、私事ではありますが、お陰様で昨日、40万アクセスを突破しました。

なんか、アクセス数がマイナスになっている方もいるらしく、
この累計アクセス数も信頼できる数値なのかはわかりませんが・・・、
個人的には、気持ち的に区切りになりますね。

そして、当ブログも14日で、3年目に突入いたしました。

これまでに確立したスタイルといえば、文章が長いことくらいでしょうか(笑)。

たまに、以前の自分の文章を読み返してみて恥ずかしくなる時がありますが(苦笑)。


区切りのたびに書いていますが、アクセス数とコメントがなかったら、
ブログなんてとっとと止めていたことでしょう(笑)。

3年もやっていることに自分でもびっくりです。


これからもご愛顧頂ければ幸いですm(_ _"m)ペコリ




ベンチ枠、5人→7人に増加。

2010年01月21日

グアムキャンプ始まりましたね。

各紙、ゴン中山が別メニューでも存在感を示していることを報道していますが、
今年は、J's GOALでも、キャンプの取材をするようです。


さっそく、斉藤宏則さんのレポートが出ています。

【2010シーズンスタート!:札幌キャンプレポート】1月20日(水)明るい雰囲気の中、初日からボールを使ったトレーニングを実施。 [ J's GOAL ](10.01.20)


個人的には、これが一番現地の雰囲気が伝わってくる記事でした。






さて、今年からベンチ入りメンバーが、5→7人と二人増加することが決定(?)

J2ベンチ入り選手 5人→7人に[ 2010年01月17日 スポニチ]

J1同様、スタメン、リザーブ含めて18人登録できるようになるようです。

背景には、サテライト中止によるリザーブメンバーのモチベーション低下防止の意味もあるらしい。


海外では、交代できる選手数を3→4人にしようって話もあるようです。

(※バレンシアのエメリ監督「1試合4人の選手交代枠を認めるべき」1月19日 スポーツナビ)


ベンチの1枠はGKなので、実質4枠だった交代枠が6枠になることで、
様々な状況に対応できるようになり、選手の出場機会も増える。

今季は、クラブの総合力がより問われることになりそうです。


しかし、今年は、25人と少数。

大分は、22人らしいですが・・・。

すでに、キャンプに二人不参加、怪我人が4人で、通常練習しているのが19人(-"-;A ...


やっぱり、25人少ないなぁ(-"-;A ...







昨日、育成を標榜する札幌は、メンタルトレーニングも導入すべきだって書いたんですが・・・

札幌石崎監督がゴン効果実感「空気違う」[2010年1月21日 日刊]

>クラブが期待していた「メンタルトレーナー」としての効果が早くも発揮され始めている。
昨オフ、チームの精神的若さを解消するため専門のメンタルトレーナー招聘(しょうへい)プランもあったが、
ゴン獲得で方針転換した。中山加入なら戦力兼、精神的操縦役も担えると獲得に動いた。
その答えは、キャンプ初日でいきなり表れた。


この先、ずっとゴンがいてくれるわけではないでしょうし、
ベテランがいなくなった時のことも考えて、動いた方がいいと思うんだけど・・・。

根性主義だったり、自己啓発まがいのメントレもあるらしいので、
まずは講習とかで呼んでみりゃ、費用もそれ程かからずに済む話。




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12:50

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今年は、“負けない”強さを。

2010年01月20日

今季、J1に昇格できるかは、当然、“勝つ”ことが重要だろう。

もし、全試合に勝つことができれば、無条件で昇格できる。


もちろん、選手監督は、全ての試合に勝つつもりで臨むだろうが、
(※リーグ戦開幕カード決定に関するコメント 2010年01月19日)
現実問題として全勝することは難しい。


だから、“負けない”ことが重要になってくる。

勝ち続けることは難しいが、
負けないことは勝ち続けることより現実的だからだ。


先制された、ロスタイムで失点、逆転された、大差で負けている・・・。


昨季よく見たこれらの状況から、どれだけ粘れるか。
勝点をより積み上げられるか。

また、こういった状況でも粘れる精神的な強さがあれば、勝ちきれるようにもなるだろう。






他のチームから札幌に移籍してきた選手がよくいうのは、
“選手が大人しいこと”と、その一方で、“技術は高いこと”。


その典型は、おそらく征也。

昨季の第41節岡山戦で見せた、右足で大きく左に切り替えして、
シュートコースをつくってからの左足でのゴールは本当に素晴らしかった。

が、そうかと思えば、その3試合後の第44節セレッソ戦。
ファーストトラップに失敗して、GKとの1対1を外した(-"-;A ...


どんな状況でも自分の力を常に発揮できれば、結果は自然と付いてくるはず。



ゴン中山や藤山などの経験豊富なベテランの加入もチームの刺激になるだろうが、
育成を掲げる札幌としては、若い選手の頑張りがチーム浮上の鍵。

とすれば、HFCには、今季は、若手へのプロとしての自覚を促すと共に、
フィジカル同様、メンタルトレーニングにも力を入れて欲しいと思っています。





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16:05

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背番号と新ユニフォーム。

2010年01月18日

まず、今年の背番号から。

2010コンサドーレ札幌 背番号決定のお知らせ 2010年01月17日

特に注目したのは、チームの中心として期待される宮澤の10番。

そして、守備の要、ミスターと呼ばれた男の背番号を引き継ぐ石川の4番。


正に、今季の札幌はこの二人の出来次第という期待を込めた背番号だなぁと。

新加入ながら、11番を与えられたFW近藤への期待も感じます。



後は、今季は欠番となった14番と22番今季、レンタルで他のチームに移籍するダニルソンと西大伍の背番号ですが。

HFCにしては、珍しく気の利いた粋なはからいじゃないですかっ!(笑)。


以前も書きましたが、始めからそういうことを言うのは適切ではないと思いますが、
個人的には、ダメでも戻ってくればいいんだからと思います。


“可愛い子には、旅をさせよ”ってことで、そのまま羽ばたいてゆくもよし、
一回り成長して戻ってきてもよし、J1の厚い壁に阻まれて帰ってくるもよし。


そういう様々な背景の人間を受け入れてきた懐の深さは、
北海道の良さとしてあるんじゃないでしょうか。


良い試みだと思うので、HFCには続けて欲しいと思います。






さて、昨日のイベントでは、中山隊長の札幌のユニフォーム姿も公開されたわけですが、
(※一番大きな写真は、↓か。)

ゴン「似合うでしょ」背番9…札幌(2010年1月18日 スポーツ報知)


(-ω-;)ウーン


今までのイメージが強すぎて、目の当たりにしても、

未だにコラージュにしか見えない自分がいる(-"-;A ...


今年は、自他共に“札幌のゴン”といわれる様な活躍を期待しております。



あと、新ユニフォームに関しては、完全に個人の趣味ですけど、
私は色のバランス的に、ソックスも赤い方が好きですね。

また、ユニのスポンサーとして、JAL様も継続ということで、
今後も支援していただくためにも、しっかり経営再建することを願っております。


昔のアウェイのユニフォームにも白基調で赤黒が入ったデザインもあったと思いますが、
アウェイのユニに赤黒を入れるのは良い試みですよね。


ユニフォームのデザインに関しては、
スポンサー、フロント、選手監督、サポーターの間で良い関係が出来てるのかなと。

中でも、その中心となってユニを製作するKappaさまの影響が大きいと思います。
これは、クラブと他のスポンサーとの良い関係をつくるモデルにもなりそうですね。



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17:10

Consadole Sapporo コメント(0)

ゴン、先発あり?

2010年01月16日

今年もそろそろキャンプが始まりますね。そんな楽しみや期待が膨らんできました。


キャンプは、長期間道外で行われるので、マスコミ(特に、スポーツ紙)の報道が頼りです。
報道量に関しては、札幌はJリーグの中で恵まれている方でしょう。

ただ、その質について、ここでは常に問題にしてきたつもりです。

マスコミが世の中に影響力があると思っているのなら、
選手の身近で記事を書く、記者の目が肥えることが大事でしょう。

現在、今季もマスコミを批判していくか、褒めて伸ばすかで葛藤中(笑)。

考えてみれば、ネットが普及するまで、マスコミに意見を表明できる
不特定多数に向けた有効なメディアってなかったわけですから、
これもブログの有効活用、存在意義の一つかもしれません。






さて、スポーツ報知が、話題性重視のセンセーショナリズムを発揮して、

ゴン先発!J1昇格切り札!…札幌(2010年1月16日  スポーツ報知)

とタイトルにしています。


普通に考えれば、報知、正気か!?と思うわけです。

ですが、それについて、もう少し考えてみようと思います。


日刊も、札幌石崎監督「ゴンは貴重な得点源だ」[2010年1月16日 日刊]と書いています。

>「最初から42歳として考えたら失礼。PRも大事だが1選手として考えている」

監督としては、“ゴンを客寄せでとったんじゃない、戦力でとったんだ!”
というゴンへの配慮から、そう言ったんだろうという面もあると思います。


が、その先に、

>重点補強したFWについては「キリノ、近藤が中心か。内村はサイドハーフもできるので、
うまく組み合わせながら」と2トップ構想を描いていることを明かした。
スーパーサブ的起用が濃厚な中山だが、グアムキャンプでのアピール次第で
「先発でいってもらうという場合もある」とスタメン候補に入れていることも明かした。

と書いてなかったら、試合の終盤にスーパーサブとして起用するのが濃厚で、
先発もあるというのは、ゴンへの配慮だと思ったのですが、

このくだりを見て、石崎監督、まじでゴンを先発起用するかもと思いなおしました。


そう思った理由は、まず、

>(FWは、) キリノ、近藤が中心~と2トップ構想を描いている

2トップの場合、その組合せの王道は、色々な状況に対応できる
ポスト役とDFラインの裏に抜ける選手の組合せです。


FWの軸と考えられるキリノが、ポストも出来ますが裏に抜けるタイプですから、
もう一人のFWのチョイスは、ポストプレーヤーということになる。

だから、石崎監督の“キリノと近藤が中心”という発言になったと想像できます。


今季補強した内村も裏に抜けるタイプですから、
近藤以外で高いレベルでポスト役をこなせそうな選手が実はいない。

だから、
ゴン中山をポストプレーヤーとして使おうとしているのではないか
と思ったわけです。

さすがベテランというべきか、中山はポストプレーも上手い。
経験もありますから、相方に合わせるノウハウ、引き出しも多いでしょう。


90分、毎試合はきついかもしれませんが、累積警告や怪我などの非常事態の時や
攻撃のオプションとして、石崎監督の頭の中に、そういう発想があるのかなと思ったわけです。



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14:19

Consadole Sapporo コメント(3)

3D映画『アバター』を観てきた。

2010年01月15日

先日、3D映画として話題になっている『アバター』を観てきました。

まず、3D映像についてですが、専用のメガネを映画館から借りてそれをつけます。
(※観賞後、映画館へ返却します。)

ちなみに、このメガネは、普段かけているメガネやコンタクトを装着した上からもかけられます。

原理そのものは昔から知られてきたもので、
子供雑誌の付録なんかにもよくついてたアレです。

左右に違う色のセロファンを貼ったメガネをかけて、
二重に見える絵を見たら、その絵が飛び出てくるという。


で、この映画の3D映像ですが、飛び出してきて迫力があります。
一見の価値はあると思います。

ただ、難点は、映画そのものも3時間弱あって長めなのですが、目が非常に疲れます。

私の場合は、軽く酔ったような感じになりました。

あまりやったことがある人はいないと思いますが、
でっかい画面の方が迫力あるだろうとホームプロジェクターを使って、
3Dポリゴンを多用したゲームをしてみたら気持ち悪くなるのと似た感覚です(笑)。


3Dじゃないヴァージョンもありますので、
乗り物酔いに弱い方は、そっちの方がいいかもしれません。


さて、この映画の話のモチーフは、この映画の監督で、
『タイタニック』で有名なジェームズ・キャメロン監督が、
インタビューで言ってましたが、アメリカの開拓時代。

ヨーロッパからの移民が、アメリカ大陸の原住民であった
ネイティブアメリカンを追い出した歴史だと。


以下、映画のネタバレを含みますので、
観に行く気がある方は、見ないことをお勧めします。






まあ、簡単に筋をいうと太陽系外の惑星パンドラって星に
稀少鉱物があって、人類はその鉱物を採掘したい。
でも、その上に未開の文化を持った“人間に似たエイリアン”が住んでて、
最初は、教育を施して、そのエイリアンをそっからどけようとしたが、
エイリアンが言うことをきかない。

言うことをきかないなら、実力行使あるのみということで破壊する。
んで、最終的に“人間vsエイリアンの全面戦争”が始まるって話です。


まあ、話し合いはするけど、最終的に言うこときかないなら話し合いではなく、
実力行使ってのが、アメリカ人の感覚が出てるなと(-"-;A ...


ただ、未開の文化は、劣った文化で学ぶところはないという近代の反省は感じます。

特に、惑星パンドラのエイリアン、自然を尊重し共存する文化を持つナヴィ族と
自然破壊を繰り返して自らの生存環境を危うくしている人間を対比しております。

そして、最後の人間vsエイリアンの全面戦争は、エイリアン側が勝ちます。

先ほどのモチーフの図式でいうと、
ネイティブアメリカン側が勝つって話ですから、よくつくったなぁと。



ただ、まあ、結構、突っ込みどころ満載の映画です。


さっきの全面戦争の話でいえば、恒星間移動を可能とした人類の方が、弓矢に負ける(笑)。

それが映画とはいえども(-"-;A ...


他は、教育を施してたからとはいっても、
なんで、エイリアンが英語を喋るんだってところ(笑)。


あとは、ジェームズ・キャメロンって、映画『エイリアン2』の監督もやってるんですが、
もし、エイリアンが、『エイリアン2』に出てくるような造形だったら、
多分、そんなにぶち殺すことに罪悪感は感じないと思いますね(笑)。

監督自身、人間が感情移入できるように、
『アバター』のエイリアンは造形するのに苦労したって言ってましたけど。



最後に、井筒監督なら多分こう突っ込むだろうなと・・・

『なんで、エイリアンと人間が恋に落ちるって話なのに、
エイリアン同士のSEXのシーンがないねん!』

と(苦笑)。

それを見たいやつがいるかどうかはさておき(笑)。



観終わった後の話としては、近くの女性がボソっと、

“この二人、別れたら大変だね!”って言ってたのが、

まず、そういう発想をするあなたが心配だ!と思ったんですけど(苦笑)。






家庭に大型テレビが普及し始め、映画館も3D映画で生き残りを模索しているようです。

まあ、ごちゃごちゃいいましたが、『アバター』は3Dの可能性を感じる映画で、
よくできてますので興味を持った方は観てはいかがでしょうか。




秋春制導入の目的。

2010年01月14日

日本サッカー協会、JFA会長がこだわる秋春制導入の大きな目的の一つは、
“日本代表の強化”にあることは明白でしょう。

よく、秋春制のメリットとしていわれる
“本州のうだるような夏の暑さの中、サッカーをしなくてすむ”
というのは、おそらく“副次的な理由”だと思います。


秋春制導入が、犬飼会長個人の希望であったとしても、
それは“日本サッカー協会の会長”として、
“日本代表強化”につながるなら、十分な大義名分になるでしょう。


また、会長が日本代表の強化にこだわる理由は、
昨今の日本でのサッカー人気の低迷が背景にあることも容易に想像できます。

最近の代表戦の観客動員、視聴率の低下。

また、一時期、サッカー選手が1位だった子供の将来なりたい職業ランキングでは、
1位にプロ野球選手が返り咲き、その差は開く傾向にあります。


さらに、日本のプロ野球との関係でいうなら、野球のオフにあたる冬期間に
サッカーを開催することで、放送時期をずらすことでサッカーの報道量を
増やせるのではないかという意図もあるでしょう。


他に、日本のプロ野球がWBCを2連覇してしまったこともあり、
以前は、サッカー日本代表は、W杯に出場することが目標でしたが、
もはやW杯に出ることは当たり前とされ、
W杯本戦で勝つことが求められるようになってきています。






つまり、


① 日本でのサッカー人気を回復するためには、日本代表を強くしなければならない。



② 日本代表を強くするには、欧州のトップリーグで活躍する選手をたくさん輩出する必要がある

③ 欧州のトップリーグで活躍する選手を増やすには、日本の選手が移籍しやすいように、
ヨーロッパのトップリーグと同じ開催時期の秋春制を導入する方が良い。


という理屈だと思われます。


そして、おそらく、本人は“日本サッカー界のためになる改革”だと思っていますから、
そのためには、“一部の反対”を抑えても実現しようとするでしょう。


まあ、この理屈に反論することは簡単です。

一部に多大な不利益を被らせてまで達成する全体の利益にそこまでの価値があるのか?
と問えばいい。


ただ、おそらく、本人は“日本サッカーのため、日本代表強化のため”と思っていますから、

少なくとも秋春制の導入が、そのためにならないとか、効果が薄いとか、
もっと他に良い方法があるという説得力のある選択肢を示さない限りは、
強引に秋春制を導入しようとする行為をやめないと思っています。






ちなみに、会長が日本代表強化のために雪国を切り捨てるなら、
独立リーグを作ればよいという案には、私は賛成しかねます。

なぜなら、FIFAが、1国1リーグ制しか認めていないからです。
JFAから独立した時点で、そのリーグから日本代表は出せません。


また、秋春制を導入しても、良い選手は勝手に海外移籍するはずだから、
移籍する人数は増えないだろうという反論がよくされます。

これは実際やってみないとどうなるかわからない面が大きいと思いますが、
これまでの海外移籍の実情を見ると全く効果がないとも思えません。

あとは、導入する場合、秋春制のデメリットをどこまで少なくする工夫をするのかと、
この効果がデメリットを上回るだけの価値があるかどうかの判断は、
個人によっても変わってくることかと思います。



秋春制に反対するよりも、冬期開催に反対すべき。

2010年01月13日

秋春制については、ここのブログでも討論してきました。

(※過去の議論に興味のある方は、右のカテゴリにある“秋春制について”を見てください。)


さて、以前は、「秋春制=冬期開催」ということで、
雪国の人たちは大反対していたわけですし、
JFAの会長もそういうつもりで言っていたようですから、議論の余地もありませんでした。


なぜなら、冬期開催は、現状の環境では不可能と考えるべきだからです。

降雪地帯の全てのクラブのスタジアムと練習場に、
最低限、“屋根”をJFAからプレゼントしてくれるとかでもしない限り無理です。

もし、札幌ドームでやるとしても、公式試合でつかえる人工芝はあるのか、
それは誰が用意するのかという話になります。


冬期開催を前提とした秋春制は、議論の余地もありません。

無理です。

したがって、私は冬期開催については反対です。







しかし、色々とハードルはありますが、
冬期休業(ウインターブレイク)を挟んだ秋春制については、議論の余地がある。
したがって、現状の秋春制反対運動に私はずっと違和感を持ってきました。


なぜなら、現状の春秋制でも、3月上旬開幕、12月上旬閉幕。
今でも、天皇杯を入れると12月下旬までサッカーをやっている。

という既成事実を笠に着て、現状でもやれているのだから、
試合期間は変えずに、開幕と閉幕の時期をずらして1、2月を冬期休業にして、
秋春制を導入すると言ってきたら、今もやっているので無理とはいえない。


したがって、もし、JFA側がそう主張してきた時に、“秋春制反対”では、
一方的に札幌が不利益を被る可能性があります。


なぜなら、JFA側は、3月と12月は今でも試合がやれているのだから
問題ないと考えている可能性がありますが、
札幌の場合、実際は、かなり無理矢理3月と12月は開催しています。

一番の問題は、秋春制の導入ではなく、冬期にサッカーの試合をするということが、
雪国のクラブにとって大きな負担になるということのはずです。


おそらく、ここをJFA側が認識しない限りは、“秋春制反対”というなら、
春秋制でシーズンの開催期間を出来るだけ延長して、
(※実際、開催は早くなって、閉幕は遅くなっています。)
冬期休業期間を短くするという既成事実をつくった上で、
同じ開催期間で開幕と閉幕の時期だけずらすという荒技を繰り出す可能性があります。

(※というか、私が協会の人間ならそうします(苦笑)。)



現行の春秋制であっても、既成事実を盾にして冬期開催期間を延ばされる可能性がある。

しかし、冬期に試合を開催されることが、雪国クラブにとって大きな負担になるわけですから、
“秋春制導入反対”ではその最も大事な主張が隠されてしまう可能性がある。

実際、今までの春秋制でシーズンを延長する場合は、それほど大きな反対はなかった。


したがって、私は“秋春制”にこだわるよりも
雪国のクラブは↓を主張すべきと考えています。


まず前提として、巨額の設備投資をしない限り、

積雪期間はサッカーをやることが不可能であるということ。


その上で、


①冬期休業期間をできるだけ長くすること。

②どうしても、冬期休業を短くするor冬期に試合を開催する場合は、
 何らかの補償をすること。


争点は、秋春制導入に賛成か反対かではなく、
冬期開催に賛成か反対かではないかと思うのです。



高校サッカー決勝。

2010年01月11日

高校サッカーの決勝、青森山田と山梨学院大学附。

山梨は、前半、味方ボールホルダーに対するサポートが早かった。

あのサポートの早さは、札幌も見習って欲しいくらいだ!(笑)

後は、普通に、皆上手かった!


ただ、あまりちゃんと観ていたわけではないけれど、
決勝進出したチーム以外も含めて、良いCBがいないなぁという印象。

最終ラインでボールを繋げないし、回せない。
だから、最終ラインに余裕がなく、自分のチームが勝っていても負けていても、
試合の状況に関わりなく、常にゲーム展開が早い。

どこのチームも良い選手は、ボールタッチの多い中盤の選手、そして次にFWという感じ。



あと、日本人って、なんでこんなにトーナメント好きなんだろうと思う。

トーナメントは、負けると終わりで次がない。
だから、失敗すると次がないので、リスクの低いプレーが多くなる。

W杯みたいに予選だけでもリーグ戦を導入した方が、実力がより反映されるし、
あんなに大泣きするやつぁは少なくなると思うんだけどなぁ・・・。



post by whiteowl

18:27

Column コメント(2)

頑張れ、82年生まれ!

2010年01月08日

今年は、25歳以上の選手の加入が多いなぁと思ったので、
どういう年齢分布になるのか、ちょっと調べてみました。

生まれた年(今年誕生日を迎えた時の年齢)、選手名の順です。




67(43歳)  中山
 ・
 ・
 ・
73(37歳)  藤山
74
75
76(34歳)  箕輪
77(33歳)  砂川
78
79
80(30歳)  高原
81 
82(28歳)  西嶋・趙・芳賀・李
83 
84(26歳)  内村・近藤
85(25歳)  キリノ・吉弘・石川
86(24歳)  上原・佐藤・上里
87(23歳)  藤田
88(22歳)  岩沼・岡本
89(21歳)  横野・宮澤・堀田
90(20歳)  曳地
91(19歳)  古田





札幌は25歳未満の選手が多く、それが精神的に脆い原因の一つといわれているわけですが、
今季加入した選手を加えて改めて並べてみても、やっぱり25歳~30歳前後、
選手として心身ともに脂の乗る頃といわれる選手が少ないんですよね。

その年齢帯だけ、スカスカ!(笑)


その少ない20台後半の選手の中で、82年生まれが4人!
その前後の年生まれの選手がいない(笑)

なぜか、固まってます(笑)。

名前を見ても、チームの中心となって活躍して欲しい選手ばかりなので、
札幌だと上が少ないので、ベテランと言われてしまう年齢かもしれませんが(笑)、
上の年齢が思いっきり上がったので、数少ない“中堅”として頑張って欲しいと思います。


今年、年男でもなんでもないけど!






まあ、なんでこんなエントリでお茶を濁しているかといえば・・・、

妄想フォーメーション、考えてみたんですが、
まず、4-4-2にするか4-2-3-1にするかで悩み、
DFラインとサイドの選手はけっこうイメージできるんですが、真ん中の選手が悩む(-"-;A ...

新加入選手の特徴も詳しくはわからないので、イメージしにくい。


まあ、でも真ん中に誰が来るか楽しみでもあり、不安でもありますね。




post by whiteowl

15:11

Consadole Sapporo コメント(3)

SB自由席を廃止or縮小して、B自由席を拡大してみては?

2010年01月07日

抜群の知名度を誇るゴン中山効果を活かすためにも、
スタジアムのホスピタリティ(快適度?)の向上も課題という話を前回しました。
(※2010年01月06日 観客動員増加とスタジアムの席種と料金。)


その中でも特に心配なのが、
現状、ホームゴール裏(B自由席)に観客が密集しているのに、
さらにそこに新たな観客が集中する可能性が高いことだと書きました。


この問題を解決する具体的な策を考えた場合、
まず札幌は、ほとんとがホームの観客なので、スタジアム全体をホームと捉えて、
観客をスタジアム全体に分散させることが、基本的な試合の観やすさや、快適さにつながります。


座席の料金設定の需要と供給があっていないのだから、
ゴール裏の値段を上げるという選択肢もあるでしょう。

ですが、安易な発想かもしれませんが、
ホームゴール裏が一杯なら、ホームゴール裏の席を増やせばいいのではないでしょうか。


しかし、物理的にホームゴール裏の席だけを増設することは現実的ではないので、
B自由席の範囲をバックスタンド側に拡大する。

SB自由席を廃止or縮小して、B自由席の範囲を拡大する

というのが、1つの現実的な解決策になりそうです。


横方向に広がっていけば、ホームゴール裏からバックスタンドにかけて
切れ目なく横に繋がった大応援団が出来ます。

(※S指定席をどうするかという問題と、
厚別の場合は、物理的に途切れてしまう空間がありますが・・・。)






確かに、安易な考えかもしれませんが、良い参考事例があります。

前回のコメントで、oatesさんがFC東京の事例を挙げくれました。

リンク先を見ていただければわかりますが、
FC東京は、ホームゴール裏からバックスタンド側にかけて連続的にB自由席を確保しています。

特に興味深いのが、国立よりも味スタの席の配置です。

バックスタンド側を“縦ではなく横”に仕切っています。

バックスタンドの下段をB自由席とすることで、
応援をリードしてくれるサポーターを横に長く配列して、
ホームゴール裏とバックスタンドで大応援団を形成することが出来る。


ホームゴール裏の人気の高い理由は、
①料金設定で安いこと②応援の中心になっていることでしょう。

であるとすれば、SAやSBが人気のない理由は、料金設定が高いことと
応援をリードする存在がないことでしょう。

(※試合の観やすさが、席を選ぶ重要なポイントになっていない可能性があり、
それが料金設定のミスマッチに繋がっている可能性があります。) 

バックスタンドの下段をB自由席にすることで、応援に巻き込める観客の数、
スタジアムの応援の雰囲気を間近に感じられる人は増える。

そういう意図で配列したのかどうかは、
FC東京に聞いたわけではないのでわかりませんが(笑)、上手い配置だと思いました。


実際、ナビスコ杯決勝では、ゴール裏からバックスタンドにかけて
連続的にFC東京の大応援団が出来ていましたね。

スタジアム全体の雰囲気という点では、効果が期待できそうです。






ただ、この案の最大のデメリットは、
B自由席より500円高く設定されているSB席の収入がなくなるか減少すること。
(※既に、シーズンチケットの販売開始の告知もされています。)

この収入減をカバーするには、さらに観客動員数を増やす必要がある。

そして、B自由席の拡大が、SB席を縮小することで生じる収入減をカバーできるほど、
観客増加効果があるかはわかりません。


ただ、その場合は、FC東京のようにバックスタンドの下段だけ、B自由席にしてみるとか、
S指定を残したまま、バックスタンドのホーム側だけ、B自由席にしてみるとか、
仕切りがちょっと大変になりますが、そういう対応は可能ではないでしょうか。


現在のホームゴール裏のB自由席が飽和状態であることを考えれば、
SB自由席を廃止or縮小して、B自由席をバックスタンド側に拡大することは、
ホームゴール裏に観客が集中する問題を
抜本的に解決する有効な手段の一つとなるかもしれません。



観客動員増加とスタジアムの席種と料金。

2010年01月06日

ちょっと気になる記事があったので、予定を変更して(-"-;A ...

【道スポ】ゴン効果で観客20万人動員作戦 (01/06)

以前、矢萩社長は、試合数が減っても前年度並の26万人の観客動員を目指すと
ぶち上げられておりましたが、どうやら20万人に下方修正したようです。


さて、2009Jリーグ ディビジョン2 クラブ別入場者数によれば、

昨年の札幌の1試合あたりの平均観客動員数は、10,207人。


ということは、昨年同様の観客動員の場合、今年のホームが18試合なので、
18万人ちょっとということになります。

昨季は全く昇格に絡めなかったので、来季、昇格に絡むことさえ出来れば、
20万人はクリアできる数字と思います。


また、昇格に絡む云々を抜きにしても、今オフには、元日本代表ゴン中山選手が加入し、
今年はW杯もあり、サッカー熱は高まりそうなので、
日本代表の予選グループの結果如何にもよりますけれど・・・、
集客に関しては、この機に乗じさえすれば、ある程度伸ばすことは可能だと思います。


それよりも、心配なことがあります。

それは、“スタジアムのホスピタリティ”です。






昨年は、確かに、以前に比べればスタジアムの環境やサービスが
良くなったなぁという実感はありましたが、
それは、以前の状態を知っているから、それと比較して良くなったという相対的な話で、
例えば、ファイターズと比べてどうかとか、他のJのクラブと比べてどうなのかという
絶対的な尺度で考えるとまだまだという感じがします。

今までのHFCによるサービスが普通と思っていた既存の観客とは違う、
来季は、新しい観客層による厳しい目に晒されることになる。

ここで、その新たな観客層に、やっぱり北海道のド田舎クラブと思われるのか、
HFCもやるじゃんと思われるかで、その後のリピーター率に跳ね返ってくると思うんです。

集客も大事なんですが、この盛り上がりを一過性のものにしないためにも、
来た人を放さないホスピタリティの向上も課題ではないでしょうか。

HFCには、景気よく目標をぶち上げるのもいいですが、
昨季の検証をしっかりして今年につなげて欲しいと思います。






中でも、現時点で特に心配な点が、
ホームゴール裏が混雑するんじゃないかという危惧です。

あまり観戦に来たことのない人が、ホーム側に偏ることが予想されます。
そして、値段的、雰囲気的に、ゴール裏に集中する可能性が高い。

人が密集すると警備の点でも大変になります。
試合の見やすさ、快適さから考えても、出来るだけ分散した方がいい。


前から思っていたんですが、札幌は地理的にアウェイサポが
ホームのサポを上回るようなことは考えられませんから、
スタジアムをホームとアウェイに分けること自体がナンセンスだと思います。

アウェイのサポが、全く居ないわけではありませんが、その部分を確保すれば、
(※現在、アウェイサポの入り口含めて範囲は限られています。)
あとは、スタジアム全体をホームとして一体的に活用した方がいい。


要は、札幌のサポーターをもっとアウェイ側の席に誘導する必要があるのではないでしょうか。

HFCにもそういう意図があることは、以前より感じています。


例えば、S席を止めて、バックスタンド側の仕切りを全て取り払って
SB席としてバックスタンド全てをホームとして扱うとか。
アウェイゴール裏を一番低い料金設定にするとか。
アウェイ側専用の回数券をつくるとか・・・。

試合の見やすさだけでいえば、スタンド側、バックスタンド側の方がいいですし、
SBとSAのアウェイ側に新しい観客層を誘導できれば、まんべんなく埋まる感じになります。
(※現在も、アウェイ側のSA席は、夢プランファミリーシートになっていますが。)


いつもホームゴール裏が一杯になっているので、
これ以上増えると入れない人が出たりするでしょうし、来季はU自由席を廃止するようですが、
料金、席種含めて、もう少し均等に散らばるように思い切って工夫するか、
案内や告知を徹底して、観客をアウェイ側に誘導する方が良いのではないでしょうか。




来季への補強完了(?)。

2010年01月05日

公式HPから、決まっていなかった外国籍選手の去就が発表されました。


2010コンサドーレ札幌 契約合意選手について(1/4現在)

ソンファンとキリノの残留が決定。


ダニルソン選手 名古屋グランパスへ期限付き移籍のお知らせ

コンサドーレ札幌 ハファエル選手 契約満了のお知らせ

ダニルソンは、J1の名古屋へレンタル移籍。

ハファエルは、契約満了となりました。


さらに、広島からリハンジェが加入。

李漢宰選手 コンサドーレ札幌へ新加入のお知らせ

ただし、ハンジェ選手は、以前札幌にいたヨンデ選手同様、↓に引用した特別枠扱いとなるため、
外国籍枠の3名にも、アジア枠1名の対象にもなりません。

(※プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則(JFA))

>⑨ 本協会基本規程第69条に該当する選手の登録
(1) 日本で生まれ、次のいずれかに該当する選手は、日本国籍を有しない場合でも、
外国籍選手とはみなさない。ただし、1チームにつき1名に限る。
イ. 学校教育法第1条に定める学校において、教育基本法第4条に定める義務教育中の者または義務教育を終了した者
ロ. 学校教育法第1条に定める高等学校または大学を卒業した者


日刊によれば、来季はこの25名で臨むようです。

札幌が李を完全移籍で獲得[2010年1月5日 日刊]

>矢萩社長は「これ(李)で補強は完了です」と明言。
新加入選手はDF藤山、FW中山、内村、近藤に李を加えた5人で、選手計25人でシーズンを迎える。






さて、昨年、移籍ルールの変更があり、国際標準の移籍ルールの適用と
今まで日本だけの国内ルールとして存在した若ければ若いほど多くかかる移籍金が撤廃され、
その代替として23歳以下の選手が移籍する場合にのみトレーニング費用が、
2つ前の所属チームに支払われることになりました。

(※トレーニング費用の金額は、1チームにつき約数百万円。
プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則(JFA))

要は、24歳以上で所属チームとの契約が満了した選手については、
移籍金はかからなくなりました。

今回の5名の補強された選手は、全員24歳以上ですから、
おそらく移籍金はかかっていないはずです。


今回の補強では、チームの年齢構成が若手に偏っていたこともあるでしょうが、
このような移籍ルールの変更にあわせて、
少ないコストで20台後半の選手を多く採ったことが考えられます。

その意味では、お金をかけずに上手い補強をしたといえそうです。

しかし、今回の移籍ルールの変更は、基本的に弱肉強食の競争を助長する変更ですから、
HFCには、より魅力的なチーム作りが求められることになります。






また、来季は、昨季の51試合から36試合に試合数が減るとはいえ、
25名の少数で臨むことが不安視されています。

ただ、年俸に上限のないA契約選手は1チーム25名までという枠があるので、
2枠残っている外国籍枠選手を含めて、今年はW杯による中断もありますし、
秋春制の国のリーグ終了後に必要であれば補強をするという前提であれば、

まあ、そういう前提で残したのか、単にお金がなかったのかはわかりませんが(笑)

A契約選手は、そろそろ一杯のはずです。


しかし、人数制限のないB、C契約の選手でも、ユース以外の23歳以下は、
トレーニング費用がかかってしまうので、避けた可能性があります。


というのが、“HFC的事情”という感じでしょうか。


欲を言えば限がありませんが、来季は監督の交代もないですから、
的確な補強が出来たのではないでしょうか。


これで補強も一区切りらしいので、シーズンオフの楽しみ、
次から妄想フォーメーションでもするとしましょうか(笑)。




post by whiteowl

12:35

Consadole Sapporo コメント(0)

“サッカーって、何が楽しいの?”

2010年01月02日

明けまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。(←気の利いた挨拶が何も思いつかなかった(-"-;A ...)

個人的には、今年は“福山竜馬”の行方が楽しみです(笑)。



さて、今年は、元日本代表、ゴン中山こと中山雅史選手が札幌に加入、
話題に魅かれて観客動員が増えることが予想されます。

その時、


“サッカーって、何が楽しいの?”


コレ、結構、今年は皆さんも聞かれることが多くなる質問かもしれません。






サッカーの何を楽しいと感じるかは、人それぞれでしょう。


ただ、私がサッカーの楽しいところを聞かれたら、
それは“自由なところ”と答えます。


オフサイドがちょっと厄介ですが、ルールがそもそもシンプル。

手を使わずに相手のゴールにより多く叩き込んだ方が勝ち。

道具もほとんど必要ない。ボールと簡単なゴールがあればそれでいい。

しかし、このシンプルさなのに、次のプレーには無限の可能性がある。



例えば、野球は決められたポジションから大きく外れません。

一点もやれない時に、センターが内野の守備につくときもありますが。

でも、サッカーは、基本的にどこに誰が居ても自由。
極端な話、キーパーが相手のゴール前にあがってもいい。


また、野球は投げるところも決まっている。

ピッチャーはバッター目がけて。
そして、バッターが打った球を取ったらランナーの向かう塁へ投げる。

でも、サッカーは、どこに蹴ってもいい。
極端な話、自分のゴールに向かってシュートをしてもいい(笑)。



私は野球も好きですが、野球の場合は、次の球種を予測したり、
次のプレーは限られた選択肢の中から何を選ぶかという判断の問題で、後は、確率。

それでも、可能性の低いプレーが出たり、ミスをしたりするので楽しいのですが。

でも、サッカーは選手がボールを持った時に、
野球よりも次の選択肢の自由度が高い分、

次、何をやってくれんだろうという期待感がある。


そして、そのワクワクの連続が、バルセロナであり、メッシであり、イニエスタなんだと思う。
だから、バルサのサッカーは人を魅了するのだろう。






昨年は、札幌の選手がボールを持っても、シュートをうたない、勝負をしない。
こっちがワクワクするようなプレーは少なかった。


今年の私の希望は、もっと楽しいプレーを観たいということ。

実際問題、引いた相手を崩すには、イマジネーション溢れるプレーが求められるだろうし、
それがたくさん観られれば、チームが好調な証ともいえる。


それに、観た人が楽しいと感じれば、
話のネタに一回観に来ようと思った人も、またスタジアムに来るかもしれない。

それが、“最大の営業”にもなるでしょうから。




post by whiteowl

14:12

Column コメント(2)