今年のブログを振り返ってみる。-下半期-

2008年12月31日

師走の喧騒に巻き込まれていました・・・(・・;)

2008年も今日で最後となりました。
ブログを休んでいる間に石崎監督の就任発表があり、やっと来季も具体的になってきました。

そんな中、いきなり暗い話題ですが、箕輪、来季前半絶望か 右足を再手術(12/31 道新)とのこと。

曽田と箕輪のツインタワーを見れる日は、いつ来るのでしょうか・・・(・・;)
しかし、柴田、吉弘、堀田には、チャンスでしょう。
そして、練習が厳しいことで有名な石崎監督の下、今後も怪我人が出ることが予想されますが、
正にサバイバルレースとなりそうなキャンプを経て、
レギュラーに誰がなるのか、来季の開幕までの楽しみにしたいと思っています。



さて、今年を振り返る企画も上半期で終わっていたので、今日はその続き。


7月は、まだ勝点が全く取れないという状況ではなく、
清水に2-2で引き分け、千葉に勝ち、大分と神戸と引き分けるなど明るい兆しもありました。

しかし、惜しい試合に勝って勝点3をとれなかったことが、心配でした。
ホーム勝点3では生ぬるい。
なぜなら、無理に勝点3を取りに行って攻守のバランスを崩す心配があったからです。
そして、案の定というべきか、この頃から勝ちに行くために攻撃に若干シフトして
全体的な攻守のバランスを崩し始めた感がありました。

また、7月下旬から、秋春制導入問題を取り上げていきました。
秋春制に私は賛成です。
秋春制のまとめ -デメリット編-
秋春制のまとめ -メリット編-
今でも秋春制に賛成なのか?と問われれば、犬飼案のような短期的な移行には反対だが、
長期的にみて秋春制に移行した方が良いと思っています。
(※ちなみに、私は現状での冬開催には反対です。)

この一件に関しては、敵か味方かの二者択一になってしまっているのが、
この問題の問題なのかなと。どんなことにもメリットとデメリットがあり、
基本的にこの手の問題に正解はありません。何に価値を置くかが人によって違うため、
私にとっては重要だと思われることが、別の人には必ずしも重要ではない。
そこで、お互いが聞く耳を持たなければ、ただのなじり合いになる。
この問題に限らず、どんなことでも同じだとは思いますが・・・。

7月は、更新した日が25/31でした。


8月には、北京オリンピックがありました。
8月に入って以降は、ガンバとヴェルディに引き分けた以外は、
全て負けという散々な状況でした。
8月に気合入れて書いたのは↓くらい(笑)。
持株会は打ち出の小槌か!?

8月後半あたりから、9月は、もうだいぶ精神的に凹んでましたね。
8月は、更新した日が、17/31。
9月が、19/30と更新意欲にも反映されております(笑)。

そして、来季のJ2降格を覚悟して吹っ切れたのが、9月24日の↓の記事になるわけです。
来季も三浦監督続投希望。
ここから10月にかけて、三浦監督続投キャンペーンを勝手に始めます。

まあ、ただどう考えてもシーズン途中で解任されてもおかしくない
成績であることだけは、間違いのない事実でした。

そこで、批判の多かったクライトンのFW起用については、
クライトンと三浦監督。
そして、これまた批判の多かったゾーンディフェンについても自分なりの考察をまとめてみました。
ゾーンディフェンスを考える。 -その5-

その上で、三浦監督続投の記事を連載しました。
三浦監督が札幌で用いていた戦術については、はっきりいって私は好きではありません。
ですから、三浦監督の戦術を気に入っていたわけでも、
また、三浦監督個人を崇拝していたから続投キャンペーンをしたわけでもありません。

私が三浦監督の続投を支持した最大の理由は、
札幌が今後強くなっていくためには、それがベストではないかもしれないが、
その時点で少なくともベターな選択肢であると思えたからです。

札幌というチームが、強くなって欲しいという思いは恐らく誰しもがもっていることでしょう。
そのために、監督に全責任を押し付けて降格の原因を曖昧にしてしまうというのが、
最もやってはいけないことだとも思っていました。
だから、敢えて三浦監督を擁護したという側面はあります。

10月に、その他で個人的に印象に残っている記事は、
迷いのある選手へ
札幌とセビージャ(セビリア)FC。
札幌愛歌 -第30節 川崎F戦-
最強のスカウト。

10月の更新は、26/31でした。
来季に気持ちを切り替えることで、ちょっと、やる気復活してます(笑)。


11月は、来季や“ポスト三浦”に向けての記事が多くなっています。
石崎さんには、監督になって欲しくない。
HFC2009経営方針の雑感。
結果的に、石崎さんが監督になりましたが、この時にも書いたように
長期に渡ってチームに携わって欲しいと思います。
2008年、J2に降格したのが経営改善のタームポイントだったと
振り返る時が来ればいいのですが・・・。

11月の更新は、25/30でした。


12月は、鹿島戦もありましたが、シーズンが終わり、来季に向けた動きが具体的になってきました。
そんな中、危惧していたことが、現実になります。
骨をうずめる覚悟 -クラブに必要なもの-
ありがとう村野夫妻。
残されたものが、しっかり引き継いでいかねばなりませんね。

この他、12月で印象に残っているのは、
家本主審。 -嫌われた審判を読んで-でしょうか。

12月の更新は、21/31でした。


振り返ってみると、始めは、様子を見ながら始めたブログでしたが、
後半はかなり果敢に色々な問題に突っ込んでいったと思います。
自分らしいブログのスタイルは、まだまだ模索中です・・・(・・;)


年末年始は、更新が不定期になりそうですが、
今年一年ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


今年のブログを振り返ってみる。-上半期-

2008年12月25日

今年もあと一週間を切りました。
少し早いですが、今年のこのブログを振り返ろうと思います。

まず、日頃のご愛読ありがとうございます。
今年の1月14日に始めたこのブログも、お陰様で、もうすぐ1年を迎えます。




今年、私がブログを始めた理由は、札幌もJ1に昇格するし
何か自分も挑戦してみようという軽い気持ちと某○川さんだったのですが、
当ブログも現時点で16万アクセスを超えております。
1年の蓄積とはいえ、すごい数だと思っています。改めて、読んでくださる方に感謝です。


さて、そんな当ブログも始めたばかりの1月の更新実績は、何と8回!(笑)
1週間位一生懸命更新してしばらく更新なし・・・(・・;)
まあ、そんな書きはじめて、すぐ反応があるわきゃないのですが、
反応ないとブログって面白くないなぁと、確かこの時思っていたはずです。
それでまあ、以後コメントについては、
何でも基本的に返事は書くというスタイルはこの時からですね(笑)。

2月にはいって、自分の意見発信型ブログの片鱗を見せ始めます(笑)。
ポスト三浦
ブーイングを考える。
自分の意見をブログで表明して、どう受け止められるかという怖さもあったのですが、
そういうやりとりが楽しかったという記憶があります。
この頃から、チームカラーの醸成や監督を頻繁に代えるべきではないということを書いていたようです。
それでも、2月の更新実績も13回!少ない(笑)。

それでも3月18日には、やる気のあまり感じられない中(笑)、何とか1万アクセスを突破。
この頃から反応が多かったのが、やはりサポーター関連の話題でした。
私はアウェイゴール裏(笑)。
アウェイゴール裏って言ってますが、今年は結局1度もアウェイゴール裏に行かなかったですね(笑)。
昨年までは、アウェイゴール裏だったのですが、今年は、ブログ効果で、全部SBで見ました(笑)。
やっと3月は19更新を記録。ちょっとやる気になってきたんでしょうか(笑)。

4月に入ると、今のこのブログのスタイルっぽい記事が多いですね。
三浦サッカー考。
ディフェンスラインが下がった時にどう上げるか -その2-
4月1日には、エイプリルフール記事とか書いてますけど(笑)。
まあ、ただ、今と少し違うのは文体が軽いこと(笑)。
文体が硬くなってしまったのは、その後のブログの記事が原因だったりするわけですが・・・(・・;)
4月の更新も16日とやっと半分を超えております。

週間アクセスランキングにランクインするようになったのは、5月くらいからの様です。
サポーターの余裕。
三浦サッカー考。 -まとめ-(5~6月にかけて書いたシリーズ)
この頃から、普通になげーなと思われる記事が増えています(笑)。
まあ、書く事そのものが嫌いじゃないので、苦ではないのですが。
5月は、更新しなかったのが2日だけ!皆勤賞じゃないところが、私っぽいけど(笑)。

スペインが優勝した欧州選手権があった6月。
ユーロの事を書くとアクセス数が明らかに減るのですが、そんなの関係ねぇ(笑)。
また、この頃から、ちょっとコラムっぽいことも書き始めております。
「チーム」と「集団」の違い。-楽天の野村監督-
東芝からの遺産。
つくられた暑さ。
6月は、やる気が減退してきたか、更新していない日が5日に増加。
でも、ほぼ毎日更新するようになったのは、5月くらいからのようです。

こうやって振り返ってみると上半期は、それほど激動じゃなかったですね。
というか、下半期がすごかっただけかも?(笑)

長くなったので、続きの下半期は次回。


GK林の仙台へのレンタル延長について

2008年12月24日

昨日、矢継ぎ早に公式HPから札幌の来季のGKに関する発表がありました。

コンサドーレ札幌 林卓人選手ベガルタ仙台へ期限付き移籍 期間延長のお知らせ(札幌公式HP)

荒谷弘樹選手コンサドーレ札幌に完全移籍(札幌公式HP)

レンタル移籍していたGK林選手の仙台へのレンタル移籍の延長が発表されました。
おそらく、それに伴って、大宮からGK荒谷選手の完全移籍で獲得したのでしょう。


まず、林選手自身のコメントを各HPから。(※上が札幌、下が仙台。長いので畳みました。)



■林卓人選手のコメント:
『自分の中では非常に迷いましたが、今年一年ベガルタ仙台での悔しさを晴らしたいという思いがあります。
ベガルタで活躍できるのは札幌での自分があったからで、非常に感謝しています。
ベガルタでいいプレーを続けることが札幌で応援してくださる方々への恩返しになると思っています。
来季は対戦相手となりますが、一サッカー選手として札幌のピッチに立つのを楽しみにしているので、
暖かく見守っていただければと思います。』

林卓人選手期限付き移籍期間延長のお知らせ(仙台公式HP)
「今年、ベガルタ仙台で最後に悔しい思いを味わい、それはベガルタ仙台でしか晴らせないと感じました。
もう一度、この悔しさをみんなで晴らしたいと思い残ろうと決めました。
あれだけのサポーターの前でプレーできる喜び、入れ替え戦の声援を含め一年間応援してくれる
サポーターの前でプレーできる喜びを知ってしまったので、今年の悔しさをみんなで晴らしたいと思います。」


入れ替え戦まで行って昇格できなかった訳ですから、このコメントからも
林選手の気持ちは仙台にあったとみて間違いないでしょうね。



ただ、札幌にとっては、レンタルの3年目、同じカテゴリーのJ2で来季戦うということ、
移籍金はどうなる?といったことが問題になると思われます。

レンタルの3年目は異例とはいえ、おそらく仙台が今季J1に昇格できなかったために、
完全移籍で獲得するだけの資金がなかったのでしょう。
仙台側に資金さえあれば、来季、林選手は仙台に完全移籍していたでしょうから、
金銭的には、今後移籍することを前提として完全移籍にかかる移籍金が
今季と同額以上であれば問題ないと思われます。
そうであるなら、結果的に、敵に塩を送ることになりますが、
語源である上杉謙信が敵対国であった武田信玄に塩を送ったというこの故事成語の通り、
決着は正々堂々試合でつければ良いと私は思います。


むしろ、私は、林選手にはレンタルで出したことを
札幌に後悔させるくらいの活躍をして欲しいと思っています。

林選手は、札幌の監督交代やチーム方針の転換に巻き込まれた形ですから、
今回の件は、林選手自身よりも、HFCにも問題があったと考えるのが妥当でしょう。

林選手の出場記録を公式HPから抜粋します。

■出場記録:
<2001>広島… J1 0試合0得点 /カップ戦 0試合0得点 /天皇杯 0試合0得点
<2002>広島… J1 1試合0得点 /カップ戦 0試合0得点 /天皇杯 4試合0得点
<2003>広島… J2 1試合0得点 /天皇杯 0試合0得点
<2004>広島… J1 0試合0得点 /カップ戦 1試合0得点 /天皇杯 0試合0得点
<2005>札幌… J2 33試合0得点 /天皇杯 1試合0得点
<2006>札幌… J2 38試合0得点 /天皇杯 1試合0得点
<2007>札幌… J2 0試合0得点
<2007>仙台… J2 19試合0得点 /天皇杯 0試合0得点
<2008>仙台… J2 41試合0得点 /天皇杯 1試合0得点

出場試合数そのものは、札幌の方が多いのですが、2007年に監督が代わって、
高木選手が正GKになり、林選手は居場所を失いました。

そして、来季も監督が代わる札幌と来季も代わらない仙台。
どちらが林選手にとって試合に出られるか、いうまでもないことかと思われます。
林選手の出場機会、気持ちを考えれば仙台へのレンタル延長も仕方がない面もあります。

コロコロ監督を代えるとこういう弊害があります。
しかし、例え監督を代まくったとしても一貫した方針でチームの強化を担当する
GM職があれば別なのですが、札幌は村野GMのあとにGM職を置かないとのこと。

そうであるなら、次期監督には長期政権、
そして、その後のフロント入りも視野に入れているのではないかと勘繰ってしまいます。

しかし、フロントがそういった青写真を描くのはいいのですが、
来季、若手育成を掲げ結果が出にくい状態ですから、その計画に狂いが生じる可能性も高い。
例えそうなったとしても、フロントのぶれない姿勢監督を安易に辞めさせないことが重要になってくるのではないでしょうか。


藤田vs福島の100M走対決の感想。

2008年12月23日

昨晩のUHB・Fの炎で、札幌の藤田vs北京陸上女子代表・福島の
100メートル走対決を見ました。
見た印象は、非常に面白かった!こういう企画は、個人的に大好きです。


北海道出身ということは知っていましたが、福島選手の走りをじっくり見たのは初めてでした。
福島選手の走り方って、手の振り方が独特ですね。にしても、二人とも速い速い。
陸上用のスパイクは使っていなかったのでしょうかね。
スパイクなし、あの風のない室内の環境で11秒4と11秒5ですから、
普通に二人ともめちゃくちゃ速いです。接戦で、TV的にもおいしかったですよね(笑)。

北海道の様々なスポーツ選手をこういう形で登場させて、
知名度をあげていってもらえたらと思います。


勝負の後に、芝生で走れば勝てるとか勝てないとかいってましたが・・・
陸上で一番差が出るとすれば、スタートダッシュの技術。
そのスタートダッシュの差が出てしまったというのが印象。

クラウチングスタートの場合、少しずつ横から見て直線的に上体を伸ばしていくのが
無駄のないスタートとされていますが、藤田選手は福島選手に比べると
急激にフワッと上体が起き上がってきているのが見ていてもわかりました。

両者スタンディングスタートにしたら、多分もっと差が少なくなったかも知れませんね(笑)。

藤田選手を慰めるつもりもないですが、
サッカーに必要なのは、持久力ともっと短い距離の瞬発力だから、大丈夫!(笑)

福島選手も体が出来ていないので、まだタイム伸びそうですよね。
次のロンドンオリンピックが楽しみです。


あとは、ファイターズの稲葉選手と金子誠選手は、二人ともベテランですが、
札幌の選手とのトークの差を感じたので、ファンを掴むためにもトークを磨け!(笑)


post by whiteowl

14:00

Consadole Sapporo コメント(3)

世界との違い。

2008年12月22日

クラブW杯、マンチェスターUが優勝し、ガンバが3位になった。

しかし、個人的にはガンバが世界の3位だとは素直に喜べないくらい
世界のトップとの差を感じたクラブW杯だった。


今さらだが、ガンバとマンUの試合を振り返ろうと思う。

決勝のゲストで呼ばれた中田英寿さんが、ガンバ戦のマンUは6~7割だったと言っていたが、
昨日の決勝での動きと比較すれば、確かに本気度の違いがわかる。

ガンバも組織的な守備と前線からの積極的なプレスで、ある程度マンUを抑えることに成功していた。
しかし、流れでとれなければセットプレイからとってくる試合巧者振りと
日本ではほとんど競り負けないガンバの山口を抑え込むビディッチのフィジカルの強さ。

後半、ガンバのプレスが弱くなりお互いスペースが生まれてきて打ち合いになった。
1失点して、マンUがちょっと本気を出して途中出場のルーニーが立続けに2得点。
この時のルーニーのポジショニングがまず上手かった。常に、DFとDFの間にいた。
彼の動きを連続写真にしただけで、多分サッカーの教本になるだろう。
基本に忠実なだけなのだが、それをいとも簡単にやってのける。
だが、途中、ボールへの異常ともいえる執念をむき出しにして、悪童ぶりを発揮していたが・・・(・・;)


1-5になってから、遠藤の普段より速目のコロコロPKと橋本のシュートが決まり、
さすがに3失点では、GKのファン・デル・サールもポストを蹴りたくなるだろう。

3-5になって、本気になったマンUがちょっと見れました。
マンUを少しでも本気にさせたガンバに拍手を送りたいと思います。
善戦と言えるかもしれませんが、正直、この間の最終節の札幌と鹿島以上の差を感じました。

特に、世界との差を感じたのは、攻めになってからの速さとDFラインを突破してくる個人の力です。

ガンバも2列目までは回るのですが、そこからマンUのディフェンスを破れなかった。
まず、ディレイされて相手にその間に守備網を作られてしまう。
守備網を作られてしまっては、それを破るのはなかなか難しい。
守備網を作られる前の速い攻め、もしくは守備網を打ち破る個人の力。

特に、攻めは個人の力量差が出たと思いました。
まずは、相手ボールを奪ってからのファーストパスの早さと精度。
そして、そのレシーバーの素早い動き。マンUはあっという間にゴール前まで詰めてくる。

日本のFWも今までだとどフリーでも枠に行っていなかったシュートが枠に行ったり
決まるようになっていたりするのですが、ルーニーやC・ロナウドは
少しでも隙があるとシュートを打ってきます。しかも、その精度が高い。




また、ガンバは外国人選手がルーカスしかいませんから、
日本代表も同じような課題を抱えているのではないかとも思いました。
ある程度守れるが、攻め手に欠ける。

まして、十分に時間のあるクラブチームのほうが組織を作りやすいと言われている昨今。
時間のない代表チームにおいて、パスワークで相手を崩すのは難しいし時間がかかる。

その難題に敢えて挑戦したのがオシムであり、
やり方は違うもののその後を受けた岡田監督なのでしょう。

しかし、最後のところでは個人の力がものをいってしまうことも事実であり、
日本代表が強くなるためには、日本代表選手個々の更なるレベルアップが
必要なのではないかと改めて思うクラブW杯でした。


クライトン残留と彼をどこに置く?

2008年12月21日

人の出入りが多いシーズンオフ。明るい話題といえば、クライトンの残留。
クライトン選手 コンサドーレ札幌との契約更新のお知らせ(公式HP)

札幌クライトン、移籍一転残留決定!(日刊19日)
「10万ドル(約900万円)高いクラブがあっても札幌を選ぶ」と言ったほど。
希望がかない「来季もプレーできてうれしく思う」と喜びを口にした。

嬉しいことを言ってくれますね。


三浦監督の戦術では、自分のゾーンから離れたまま戻ってこず、
運動量も後半になるとがくっと落ちてしまうので、諸刃の剣になっていたのは事実ですが、
(※そのことについては以前、触れました。)
J1アシストランクでも上位に食い込むほどの実力は疑いようがありません。

そして、試合中、彼のプレイに何度思わず“うまい!”と言ったことか。
パスは勿論、キープの仕方、ボールのもらい方、体の使い方がとても上手い。

クライトンが三浦戦術に合っていなかったのは事実です。
しかし、それはシーズン途中での緊急補強であって、仕方のない面がありました。

今度は、きっちりクライトンをチームの中心として
最初から頭に入れたチーム作りが出来るわけです。
ですから、クライトンをどこに使うかが一つの焦点になるのではないでしょうか。

中盤をフラットに並べる4-4-2の場合、クライトンの守備を軽減する必要があります。
コルドバが守備的な選手らしいので、今までと同じCHで使うのか、
それともフォーメーションそのものを変更して4-2-3-1にして、トップ下で使うのか。

一方、最後のアジア枠は、CB候補を取るようです。
韓国代表DF・趙星桓獲得へ アジア枠利用、183センチのセンターバック(12/20 09:11)(道新)

そうであるなら、CB候補が、箕輪、曽田、柴田、吉弘、堀田、趙、と現時点で6人。
SB候補が少ないことを考えると、4バックではなく3バックもあるのでしょうか。

SB候補が、今までの実績から考えると西嶋、藤田、芳賀、上里、岩沼あたりでしょうか。


とりあえず、4-2-3-1で考えてみました。


   キリーノ

西 クライトン  砂川

   芳賀 コルドバ

西嶋 趙 箕輪 藤田



3-5-2でも考えてみました。


  宮澤 キリーノ

  クライトン 

西 芳賀 コルドバ 藤田

  趙 曽田 箕輪


多分、選手の配置だけ見れば、3-5-2を支持する人が多そうですね。


どちらにしても、キリーノ、クライトン、コルドバ、箕輪、趙といった補強で
チームのセンターライン・背骨の部分は、固まったと思います。
後はどう肉付けしていくかではないでしょうか。


post by whiteowl

14:31

Consadole Sapporo コメント(3)

ありがとう村野夫妻。

2008年12月19日

私が、一番恐れていたことが現実になってしまいました・・・(・・;)
コンサドーレ札幌 村野晋ゼネラルマネージャー 村野明子「しまふく寮」寮母退任のお知らせ(公式HP)


ブログで全世界発信とはいっても、
私が書いたところで、何か変わるなんて本気で思ってはいないけれど、
三浦監督の時もそうだったのですが、改めて何の影響力もないと思い知らされると
それでもやっぱり凹みます。

いちブロガーであるという立場は、辞めたかったら辞められるし、責任もない。
そんな人間が、責任ある立場でその人の苦労や苦悩も考えずに続投を支持するのも、
無責任といえば、無責任なのかもしれません。

ですが、私には支持することしかできなかった。支持を表明することしか手段がなかった。


私は本当のところは何も知らないのかもしれません。見えていた部分でしか知りません。
サポ集会で若手育成計画の未来予想を冗談混じりながらも熱く語っていた村野さん、
今季アルセウを早々と帰国させることに「やる気のないやつはいらない」と同意したのも村野さんでした。
周囲の反対を押し切って降格決定後サポーターと直接対話を持ったのも村野さんだし、
その後、寮メシの一時的な提供ストップを決めたのも村野さんだし、
そういえば、今の寮メシを始めたのも村野さんでしたね・・・。
その後、大きな問題もなくここまで来れたのも村野さんのお陰でしょう。

その他にも、りょうぼ。さんのブログを通じて、ご夫妻の温かくときに厳しい
しま福寮での日常を垣間見ていました。実は、もっと書けないようなこともあったのでしょう。


私は、断片的にしか知りません。会って話をしたこともありません。
でも、彼の情熱やその情熱ゆえの行動というのは、傍目から見ていてもわかりました。

私は、以前から育成型のチームには、そんな人間が不可欠だと思っていました。
そして、そういう人物が札幌にいてくれることを心強く、安心もしていました。
札幌は、まだまだ戦えると・・・。

ですから、今回の決断が非常に残念でなりません。
しかし、お二人が決めたこととはいえ、お二人も辛いのではないかと・・・。

最後になってしまいましたが、改めてお二人への感謝を表したいと思います。
今まで、ありがとうございました。


現在、私はブログをやめてしまいたいくらい凹んでいますが、
止めるのだけが責任の取り方ではないと言ってきた手前、
こんなちっぽけなブログではありますが、更新を続けていこうという想いを強くしました。

そして、人気ブログだったりょうぼ。さんの穴を、我々残された公式ブログのブロガーが、
埋めていかなければいけませんからね。我々も他力本願ではいけないのかもしれません。

私は、微力ながらこれからも頑張ろうと思います。


post by whiteowl

15:22

Consadole Sapporo コメント(4)

今日はマンUとガンバ戦。

2008年12月18日

クラブW杯は、正直、この試合以外、興味ないかも・・・(・・;)

ガンバの西野監督は、アトランタ五輪でブラジルに勝った「マイアミの奇跡」の時の五輪代表監督。
奇跡の再来なるか?

日本のサッカーが、現時点で世界にどこまで通用するのかを見てみたいと思います。


ブログ。

2008年12月17日

何があったかわかりませんが、はすえいんさんがブログをお止めになるそうです。
今までもこのような事態を何度か見てきましたが、正直、残念です。

ここのブロガーは、大げさに言えば、コンサドーレ札幌「公式」ブログという看板を背負って、
全世界に向けて自分の意見を発信しているわけですが、
所詮、HFCからお金をもらってやっているわけでもなく、完全に自発的にやっているわけです。

広告収入は、この公式ブログの運営にまわっているのでしょうから、
私的なブログを勝手に書いているだけなのではありますが、
ブログを書いて多くの方に見ていただくことが、
間接的に札幌を支援することにも繋がるのではないかと思って私は書いています。


だから、無責任でいいということにはなりませんし、
毎回かたっくるしい文章ばかり書いている私が言うのもなんですけれど、
書く方も見る方も、もっとこう気楽でいいのではないかと思うわけであります。

ただ、何事もそうですが、何かを壊すことは非常に簡単な一方で、
何かを生み出し、それを維持するというのは、非常に難しい。
だから、そこのところは、最低限考える必要があるのかなと。


まあ、私も空手をやるまでは、自他共に認めるKYな人でした(笑)。
まあ、今でもあまり空気を読める人ではないのですけれど(笑)、
空手の組手は、空気の読みあいです。それで、鍛えられました(笑)。

そんな中で、私が気づいた負けないコツというのがあります。
どんな相手であっても、相手を侮ってはいけないということ。
そのためには、まず相手を認め尊重する必要がある。

私も出来ているという自信は全くありませんけれど、
書く方も見る方も、お互いの意見を尊重してブログをやれたらいいのでしょうね。


誰も殺伐とした空気は望んでいないはずですから・・・。




まあ、今年は様々なクラブで、サポーターやクラブでの揉め事が目立った一年でもありました。

サカマガ元編集長の千野さんもそのことを感じたらしく、
第434回 UPDATE 08/12/08 クラブと選手、サポーターたちの微妙な距離を多く感じた15年目の今年
 昨今は、サポーターネタはタブーのようで、何かしら書くと物凄い反発にあうとかで、
メディアは避けて通り、腫れ物にでも触れるかのような扱いがなされているようだが、
それが本当だとしたら、それはそれで悲しい現実ではあるが。
 熱心なサポーター諸氏は、試合のたびにスタジアムに足を運び、決して安くはない入場料を払って、
まさに無償の応援を続けている。我々の頃の昔とは比べ物にならない物心両面の、
まさにサポートをしているわけだから、過激にものを言いたくなる気持ちも分からないではないが、
選手も負けたくて戦っているわけではないから、試合後、スタンドへの挨拶に行って、
悪いことをした生徒が、先生に叱られるような光景を見るのもまた忍びない。
 人は言葉の使い方も巧みで、このような状況では「可愛さあまって憎さ百倍」となるようだ。

確かに、このブログでも「サポーター」という言葉を含むタイトルの時は、
アクセス数が伸びる傾向にあります。

ただ、サポーター、クラブ、選手の関係も最低限お互いを尊重するということは、
同じなのかなと自戒の念をこめて、そう思いました。


post by whiteowl

13:47

Column コメント(7)

骨をうずめる覚悟 -クラブに必要なもの-

2008年12月16日

私は、フラッ太さんのところで知った西日本新聞のアビスパ福岡の全6回の連載記事(↓)。
【連載】どうするアビスパ<1>失望 羅針盤なき航海の先は

この記事を読む限り、今季のヴェルディとともに、アビスパも迷走しているようである。

今季、成績不振からリティを監督から解任すると言ったかと思えば、
後任がいないから止めたといい、でも結局、代えたり・・・。
この辺りから、傍目から見ても何かおかしさは感じていたが・・・(・・;)

しかし、この連載は、札幌も同じ地方クラブとして、
全く他人事とは思えないことばかりだった。


特に、気になったのはその4回目。
【連載】どうするアビスパ<4>放棄 いなくなったスカウト

この記事によればアビスパは、
「地域の指導者との連携を深めることが重要だと考えています」と掲げる一方で、
GMが「高校生をとるのはギャンブル。即戦力はそうはいない」と
クラブ理念に反する方針を打ち出し、スカウトを実質0にしたらしいのだ。

確かに、選手を育成する方が、実は金がかかる。
例えば、ユースに対して年間数億円の投資を毎年して、
トップに昇格できる選手は数人。0の年もあるだろう。
本当にクラブ経営を切り詰めるとすれば、育成にかける費用をつかって
多少年俸が高くても、出来合いの選手を連れてきた方が結果的に安くあがる。

経験のあるベテランの方が、若手より実力があることは疑いようもない。
従って、正に短期的な結果のみを重視する体制と言える。
そこまで追い込まれているともいえるだろう。

苦境ということではあまり変わらない札幌は、現時点での実力よりも
若手選手のポテンシャルに期待をかける、アビスパとは正反対の若手育成という結果が出にくく、
長期的な視点を必要とする経営方針を来季から採用する。


この連載記事の中で、J2鳥栖の松本育夫GMの言葉が特に胸に残った。

【連載】どうするアビスパ<5>願い クラブは町のシンボル
「クラブのリーダーには、骨をうずめる覚悟を持った人がいないといけない。
福岡の低迷は鳥栖にもマイナス。お互い切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」

この記事を読んで、札幌にも長期間クラブの運営に関わり、
骨をうずめる覚悟を持った人が必要だと本当に感じた。
特に、来季から若手育成を標榜するからには、長期的な視点で札幌を見る人間が絶対に必要だ。
そういう人物がいなければ、札幌も羅針盤を失った船のように迷走を始めるだろう。

今まで、社長はHFCへ出資した企業や役所からの出向でコロコロ変わった。
そんな中で、今まで変わらずずっと札幌を見続けてきた人がいる。

一部で退任の報道もあったが、降格決定後、サポーターの居残りに
私が一番札幌のことを説明できると言い切った村野GMだ。
村野さんには、その覚悟を感じるだけに是非残っていただきたいと切に願っている。
私は、村野さんに関しては、日々の報道をおっかなびっくり眺めている毎日だ。

三浦監督と大学サッカーで同期であったなど、特に今季は辛い立場であったかもしれないが、
辞めるだけが責任の取り方ではないと私は思っている。


180°から360°へ -西の飛躍を期待-

2008年12月15日

今季、FW、両SH、CHと色々なポジションで使われた西。
今後もう一皮向けるためには、“サイドから中央へ”、“180°から360°へ”
より広い範囲の状況判断とその判断の早さを求められるだろう。


【道スポ】札幌の2選手が契約更改 西、佐藤ともに保留(12/14 07:49)
来季は中盤一本で勝負したいと考えている。「強化部にも真ん中で、と言ってもらった」と西。
ボランチは今季初めて経験したが「自分に合っている。もっと突き詰めたい」
と360度見渡せる位置でのプレーに、手応えを感じている。

通常、中盤を横に並べる4-4-2の両SHは、選手間でトライアングルを作りにくいため、
パスワークで相手を崩すというよりも、代表格としては昨季のバロンドールを取った
C・ロナウドのように縦への突破が求められる。

従って、西や中山のようなタイプの選手が本来サイドで使われたことは、
縦への突破力よりも守備力と運動量を買われての起用であったため、
三浦監督以外の監督では、可能性は低いだろう。


西は、真ん中、特にトップ下で起用されることを望んでいるようだが、
サイドはラインがあるのでラインを背後にすれば自分の周囲180°の対応でよいが、
真ん中だと360°で対応しなければならず、より多くの状況判断を求められる。

そして、中盤でも相手からのプレッシャーのまだ比較的少ない低い位置(ボランチorCH)で、
前を向いて有効な仕事が出来ないということは、
より相手陣地に近くプレッシャーの厳しいトップ下であったなら、
何も出来ないということを意味する。

今季は、SH、CHの位置で守備の対応に追われ、J1の速い寄せにいっぱいいっぱいかと思えば、
相手のプレッシャーの無いところでも、余裕のない対応をしてボールを失ったりしていた。

そして、守備に余裕がないから、ボールを奪っても次の攻撃への判断が遅れ、有効なパスが出せない。
その意味では、来季、J2ではJ1でのプレッシャーを想定して敢えてトップ下起用もありかもしれない。

自分が得意な攻撃面を発揮したいようだが、そのためにも守備力をもっと磨く必要があるだろう。
川崎Fの中村憲剛など、日本を代表するボランチは、むしろ守備力を磨いてきた。


あとは、三浦監督からも散々言われたようだが、ボールを持っていないところでの動き
オフザボールの動きが、サッカーでは圧倒的に長いのだが、
言ってしまえば何がしたいのかよくわからない位置にいることが多かった。

J1の試合への対応でいっぱいいっぱいだったのかもしれないし、
我々は“上から”見ているので状況がよくわかるのだが、
その位置だとパスをもらえないだろうという位置にいることが多く、
実際もらえなかったし、もらっても相手がすぐ傍にいるので、ボールを奪われることが多かった。
(※試合中の動きをクライトンと比較するとよくわかる。
しかも、あの位置取りだとボールを積極的にもらいたくないかのようにすら思える。)

西は、相手陣地でボールをもって前を向いた時に
攻撃のアイディアを感じるし、ワクワクする選手の一人だ。

本人も大好きな攻撃をするために、相手からボールを奪って自分のものにし、
そして、たくさん攻撃できるように味方からのボールをもらいやすいポジショニングに磨きをかけて、
我々をもっと攻撃でワクワクさせて欲しい。


ボランチ(CH)の位置は、日本人で誰か出てこないときついし、J1で通用しない。
芳賀には本来彼が持っている攻撃センスをもっと発揮して欲しいし、
西、上里、には更なる来季の飛躍を期待している。


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14:58

Consadole Sapporo コメント(2)

点差以上の実力差を感じた試合。 -第34節 鹿島戦-

2008年12月13日

1週間遅れのレビューとなりますが、
最終節くらいは書かないと今季もちゃんと〆られないと思い書くことにしました。


タイトルにも書いたように結果を見れば0-1の接戦も、内容は鹿島の圧勝でした。
運良く1-1になる可能性もありましたが、名古屋の結果次第ではありましたが、
優勝する可能性の高かった鹿島は慌てなかったでしょうね。

今季21得点でJ1得点王のマルキーニョスが、この試合では大ブレーキ。
マルキーニョスの不調にも助けられました。
彼が決めていれば、開幕と同じ0-4くらいで負けていてもおかしくなかった。


序盤の15分くらいまでは、札幌が前線から積極的にプレッシャーをかけ
ペースを握りましたが、鹿島は慌てずこれを受けとめた。

鹿島と札幌の違いは、一つにクロスの質の違いがあると感じました。

FIFA技術委の報告書で、得点になりやすいゴール前に入ってくる
ボールの方向のベスト3というのがあるそうです。

①マイナス方向 ②後方から ③真横から

①は、ゴールライン際から自陣方向に出される、マイナス方向のパスとクロスです。
シュートをうつ選手にとって、ボールとゴールとGKを同一視野に入れやすいので、
比較的ゴールしやすいといわれています。

ただ、真横からのクロスは、簡単に入る割には成功率が低いということ。
(※後ろからのパスは、ボールがゴール方向にすでに飛んでいるので、
合わせるだけで入ることが多いということらしいです。)

そして、この試合を通じて、真横からのクロスや背後からのクロスが多く、
マイナス方向のクロスがほとんど無かったのが札幌。
逆に、マイナス方向のクロスが多く、真横からのクロスがほとんど無かったのが鹿島。

この一点だけ見ても、鹿島の優位とチャンスメイクの差がわかります。

前半、積極的な上がりを見せた右SHの藤田ですが、その点では非常に物足りなかったですし、
前半の最後に見せたゴールライン際のシュートのように、ゴールももっと積極的に
狙っていかないとボールを持っても、怖さがあまり感じられません。


この試合は、CHに西と上里の先発でしたが、ボールの落ち着きという点で、
やはりクライトンには敵わなかった。
そして、そこから有効な攻撃につながるパスを出せずに自陣に戻すようなパスが多かった。
CHでの落ち着いたパス回しと、精度の高いパス出しはまだまだと感じました。
そして、守備に追われていた西とは違って、上里は攻撃面を期待されているのだから、
もっと前に飛び出して、ゴール前でボールに絡んでいかないと。


DF面では、だいぶ良くはなっているのですが、
やはり相手との間を開けるという悪癖は最後まで治らず。
不用意に飛び込んで交わされるのが怖いのでしょうが、寄せないとミドルを打たれます。

あとは、特に後ろの選手のパス出しの能力差を感じましたね。
もう少し最終ラインや自陣では、安心してボールを回せないと
攻めがカウンター一辺倒で単調になってしまう。
そして、一つ一つのパスが雑なので、少しずつパスの質が悪くなり、
余裕がどんどんなくなっていって、結局相手に取られてしまう。


最後、一番鹿島との差を感じたのは、ゲーム展開にあわせたプレー。
鹿島は、2連覇するだけの実力のあるチームだなと思うような非常に上手いゲーム運びでした。

後半、札幌は負けているにもかかわらず、最終ラインでボールを回してくる鹿島に対して、
前線から積極的にプレスに行かなかった。0-1で負けようが、0-5で負けようが、
もっと言えば、勝ったとしても残留できるわけではない。失うものなんて何もない。
そんな状況なのに、後半開始早々、前線から積極的にプレッシャーに行かず、
鹿島に悠々と最終ラインでボール回しをさせていた。

こういう時、ブーイングすべきは、鹿島の最終ラインに対してではなくて、
負けているのにボールを積極的に取りに行こうとしない札幌の選手でしょうね。

三浦監督の選手交代で、やっと前線が活性化されて札幌の流れになってきましたが、
相手に合わせるのではなく、もっと状況にあわせて選手が動かないといけない。
しかも、それが一人では意味がなくて、チームとして統一して動かなければ意味がない。


タイトルの通り様々なところで鹿島との実力差を改めて思い知らされる試合となりました。

しかし、2002年に、まだ前後期制だったJリーグを完全制覇した磐田が、
あれだけ強かった磐田が、それから10年も経たずに、今日、運命の入れ替え戦。

札幌と一緒にJ2から昇格した浦和は、その間に
今季は色々とゴタゴタもありましたが、それでも今や常勝軍団に。

変わろうと思えば、短期間で良くもなれるし、
悪くなるのもあっという間、ということでしょうか。

札幌も今季の経験を、ただの失敗で終わらせるのではなく、
今後の糧となるようにしなければいけませんね。


来季の戦力まとめ。

2008年12月11日

他のブログでも、今までの報道から来季の戦力の整理をされている方もいますが、
私も自分の頭の整理のために書いておこうと思います。

降格札幌決断、レンタル4選手を構想外(日刊12月11日)


GK(2) 佐藤 高原 
  (2) 曳地(?)林(?)

DF(6) 箕輪 曽田 西嶋 柴田 吉弘 堀田  

MF(7) 砂川 芳賀 上里 藤田 西 岡本 岩沼 
  (1) コルドバ(?)

FW(5) 中山 石井 宮澤 横野 上原 
  (1) キリーノ(?)

外国人枠(1)

アジア枠(1)


契約更新すればですが、現在決まっているのは、20人。
(34人体制だったわけですから、かなり減りましたね・・・(・・;))

さらに、来季の加入や復帰が報道されているのが、4人。
外国人枠が、アジア枠を含めて@2つ残っています。
これで全員加入したとして、26人。

来季は、28~29人体制らしいので、残りは2~3人の補強があるということでしょうか。
この枠は現有戦力を見て監督の意向で採って行くのでしょうね。


こうやって見てみると、本当に必要な選手だけを残した感じがします。
今のところ新人選手が上原だけというのも寂しいですが・・・(・・;)
(足が速いという上原は、FWにしましたが、どこでつかうつもりなんでしょうか?)

それと4バック前提ですが、やはりSBが足りない気がしますね。ここは、アジア枠で埋めたいですね。
あとは、キリーノがはずれという可能性もあるので、もう一人の外国人枠で
アタッカーの保険はかけておきたいところです。

残りの2~3人の補強の行方も気になりますね。数のバランスから言って、SBか中盤の選手。
どちらにしても縦への突破力と運動量のある選手と、私はみていますが、さてどうなるか。
新監督の色も出るでしょうから、この残りの補強も楽しみです。


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14:48

Consadole Sapporo コメント(4)

ダヴィの移籍と札幌縁の人たち。

2008年12月10日

まずは、早々に発表されたダヴィの移籍。

コンサドーレ札幌 ダヴィ選手 名古屋グランパスに完全移籍(公式HP)
2007年シーズンからコンサドーレ札幌で活躍したダヴィ選手が
来季から完全移籍で名古屋グランパスへ加入することが決定いたしました。

シーズン中に、新潟戦で頭突きして退場して、カタールのクラブへの移籍話もあって抜けながらも、
16得点でランク2位は堂々としたもの。

来季は、J1で羽ばたいてくれ!3億円ありがとう!


ちなみに、シーズン開幕前、ダヴィとノナトで20点という強化部の話だったのですが、
ノナトではなくアンデルソン(4得点)となら、実は目標だった20点ぴったりです(笑)。

そうなると、やはり、失点数の多さがネックだったわけですね。
この件については、また、改めて書きたいと思います。




今季オフシーズン、札幌に縁のある人の名前が目に付きます。


まずは、17位で自動降格が決定し、親会社の日テレも経営不振で迷走するヴェルディ。

J2降格の東京V柱谷監督今季限り退任(日刊)
J2降格が決まった東京Vは8日、柱谷哲二監督(44)の今季限りでの退任を発表した。

J1での監督経験は、チームは違えど、どちらも降格という結果に終わってしまった同監督・・・(・・;)


高木氏が東京V監督受諾へ条件は2つ(日刊)
まずは選手の確保。主力選手を含む11選手を解雇しているが、
それ以外の選手も移籍となれば戦力ダウンは計り知れない。
さらに強化部門の充実。「イニシアチブはどこにあるのか。強化部門はしっかりと確立してほしいね」。

イニシアチブはどこにあるのか?というのは事態の深刻さを表しています。
損失補填してくれる親会社があっても、必ずしもいいことばかりではないという例ですね。



そして、誰かが投げ出した後、2年連続監督をすることになってしまった張さんが再び日本に。

大宮が張外龍新監督を発表(日刊)
大宮は10日、来季の新監督にV川崎(現東京V)と札幌で監督経験のある
韓国出身の張外龍氏(49)が就任すると発表した。

来季から導入されるアジア枠という点では、張さんはもってこいの人選ですね。
札幌にも韓国Kリーグの良い選手紹介してくれないかな・・・(・・;)


これだけオフシーズンに札幌関係者の名前が出るということは、
曲がりなりにも札幌も色々とJリーグで経験してきたということですね...( = =) トオイメ


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13:56

J-league コメント(3)

犬飼さんが提唱し、金子達仁さんが賛成するバックパス禁止ルールはやっぱりおかしい

2008年12月09日

最近、特に、どうよそれ?と思う記事が多い金子達仁さんに噛みついてみます(笑)。

まず、今回、問題とする文章はこれ。(※下記青字が引用。一部中略あり。)
「ベスト布陣」協会が決めることじゃない【金子達仁】2008年11月28日
犬飼日本サッカー協会会長の発言には納得させられることが多い。

中でも、若年層の試合でバックパス禁止ルールを盛り込もうというアイデアには
諸手(もろて)を挙げて賛成したくなった。

オフサイドしかり、ラグビーのスローフォワードしかり。
英国で生まれたフットボールの本質は、前に行きたがる本能をいかに理性的にコントロールするか、でもある。

だが、最近の日本の場合はいささか状況が違う。前に行くということは、
同時にリスクを背負うことでもあるが、ボールを奪われた責任者になるのを嫌がってか、
異様にバックパスが目立つようになってしまった。

言うまでもなく、ここでいうバックパスとはGKに対するものに限ったことではない。
全エリア、全選手が自分の背後に戻すパスのことである。

本来、このバックパス禁止という発想はドイツから生まれたようだが、
彼らがやろうとするのであれば、日本はもっとやらなければいけない。
そういう意味でも、犬飼会長のアイデアには大賛成だったのだ。


まず、サッカーを少しでもやったことがある人なら分かることなのだが、
バックパスなしでどうやって試合をするのか?という単純な疑問がある。
パスコースがないからと前へ突進するのは、様々な選択肢があって、より有効になる。
日本サッカーの問題点として、積極性のなさも指摘されるが、判断の遅さも指摘されている。

そして、ドイツで実際にバックパス禁止のルールが適用されているというような説明が、
その根拠としてなされているが、これがどうもうそ臭いのだ。

Number12月号P115に、木崎伸也さんがこの件について記事を書いている。
(※下記、赤字が引用)
在独5年になるが、そんなルールは聞いたことがない。
ドイツサッカー協会育成担当は、失笑しながら答えた。
「私たちは前に速い攻めを目指すというコンセプトは通達しています。
しかし、バックパスは禁止していません。だって、そんなことは不可能でしょう。」

同じようなことを訊いて、ドイツの現場の指導者からも笑われている。
前に速い攻めを目指すというコンセプトは打ち出しているが、
その実現は各クラブに任されているというのが実情らしい。

木崎さんは、このことを通じて、
日本サッカーの「全体のサッカー像が明確になってないのに、
細かいルールだけを取り入れようとする姿勢」を批判している。

私は、木崎さんのこの論に全面的に賛成である。


金子さんは、導入の意図に気づいており、犬飼さんの場合も気づいているのかもしれない。
しかし、特に、犬飼さんは、秋春制もそうなのだが、JFAの会長であるのに
何のためにそうするのかという大目標を言わずに、
良いと思ったことを計画性もなしに思いつきで発言する傾向がある。
(※もしくは、その意図をマスコミが敢えて報道していないのか・・・(・_・;)

清王朝末期、中体西用の失敗の歴史を紐解くまでもなく、何でもそうなのだが、
大事なことは、良い結果を招いた枝葉末節の具体策を導入することではなく、
そのコンセプトも同時に導入しなくては意味がないということだろう。




ちなみに、金子さんのこの後に続く、
天皇杯のベストメンバーは協会が決めることではない
というこの記事の本論の方は、賛成です(笑)。



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14:44

Column コメント(3)

箕輪選手、札幌へ完全移籍。

2008年12月08日

週末、体調を崩しておりまして、今日もまだ若干だるいです・・・(・・;
というわけで、鹿島戦は、ダイジェストは見ましたが、試合はまだちゃんと見てません。
上里が、惜しいミドルを打ったみたいですね。


さて、箕輪義信選手 コンサドーレ札幌に完全移籍(公式HP)
川崎フロンターレから期限付き移籍中だった箕輪義信選手が
来季から完全移籍でコンサドーレ札幌へ加入することが決定いたしました。

Good Job!
今季実現しなかった、箕輪、曽田のツインタワーが早く見たい!


天皇杯が残っていますが、リーグ戦が終わったので、次期監督の発表も正式にされるでしょうし、
しばらくは人の出入りの発表が続きそうです。

それにしても、今まで報道で知らされてやっと知ったことが多かったHFCですが、
矢萩さんが社長になってから、公式HPできちんと報告されることが多くなりましたね。
良いことだと思います。


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12:30

Consadole Sapporo コメント(3)

家本主審。 -嫌われた審判を読んで-

2008年12月05日

オシム目当て買ったNumberに、思いがけず興味深い記事があった。

それは、今年始めのゼロックススーパーカップで、警告11枚、退場者3人を出して
そのジャッジが問題視された家本政明SR(スペシャルレフェリー)のノンフィクション記事だ。


家本SRの真面目さと研究熱心さ、
レフェリー間で彼のジャッジチングに対する評価が高いことが書いてあった。

例えば、無期限停止の処分を受け、その間に、人の動きを解析することに没頭し、
そのフィジカル理論を大体大のサッカー部に伝え、
その大体大が、2部でありながら全日本大学トーナメントで優勝したこと。
家本氏のレフェリングに対して、仲間内だけではなく海外からの評価も高く、
海外からの審判の依頼が多いことなどが書かれていた。

また、今回の無期限停止期間中にも、様々な嫌がらせがあり、
婚約していたフィアンセとの結婚も延期になったことも書いてあった。


しかし、これを読んで私の家本SRへの評価は変わらなかったし、
むしろ、やっぱりそうかという思いのほうが強かった。

私の今までの家本SRのジャッジに対する印象は、真面目すぎるというものであった。
今回の記事は、そのことを示している。彼の判定は、杓子定規すぎる。
2枚目のイエローを、1枚目と同じ基準で出す。
今年のゼロックススーパーカップは、警告11枚、退場者3人を出さねば、
試合ができないほど荒れていたという印象はない。
それが、今季初めての試合で、今季のレフェリングの基準になる試合であったとしても多すぎる。
カードの数が多いということは、すなわち、試合をコントロールできなかったことを意味する。

審判は、試合の統治者であり絶大な権力を持っているが、舞台(ピッチ)の主役ではない。
我々は、審判のカードショーを見に行っているわけではない。サッカーを見に行っている。
選手に一人でも退場者を出すとゲームのバランスが崩れ、試合そのものの面白さをそがれる。
審判は試合をコントロールする一方で、積極的に退場者を出さないようにしなければならない。
審判が、目立ってはいけない。


家本SRの問題は、選手とのコミュニケーション不足にあると感じていた。
それは、以前にも指摘した。ゼロックススーパーカップ-審判考-(3月2日)

彼が真面目すぎるので、毅然というよりかは高飛車な印象を与えて
選手に反感を買っている節があった。
(※それを裏付けるような内容が、該当記事には書いてあった。)

私もアマチュアの遊びに近い試合ではあるが、審判をしたことがある。
人間だから、ミスもあるし瞬時の判断には迷いも生じる。
審判に完璧さを求める人が多いが、それは無理だ。断言できる(笑)。
だから、大事なことは自分の判断を相手に納得させることであり、
そのためには、迷っていると悟られずに自分の判断に自信を持たなければいけないし、
選手とコミュニケーションをとらねばならない。
語弊を恐れずに表現するなら、審判に求められているのは正しいジャッジをすることではなく、
選手や観衆に自分のジャッジを納得させることなのではないか。

例えば、岩政を2枚目のイエローで退場させたシーン。
その前に、家本SRは、岩政のハードコンタクトに気づいていて目をつけていたらしい。
それで、やったからしてやったりではいけない。
しかも、この時、目をつけて待ち構えていて出した判定であるにもかかわらず、
副審に意見を求めた。これでは、選手からの信頼を失う。

この例でいうなら、一言、本人に言えば良い。
「君のプレーには目をつけている、次やったら退場だぞ」と。
このような一言があるかないかで、選手の納得の度合いが違ってくる。
選手が納得した態度を示せば、観客が必要以上に騒ぐこともない。


Numberの記事の後半を読むと、家本SR本人が、
「以前の自分はプロレフェリーとして常に完璧でなくてはならないという意識が強すぎたように思います。
(中略)柔らかい対応を必要とする場面もあると思うし、
目の前の選手たちとどうやって今日の試合を運営していくか、を考えるようになりました。」
と語っている。


延期になっていた結婚式も決まったようであるし、一度の失敗に厳しい日本社会であるが、
失敗から多くのことを学んだ姿を示せれば、失った信頼もいつか取り戻せるだろう。


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15:41

J-league コメント(4)

エジソン。

2008年12月04日

数日前、エジソンも来季いなくなるのか?と心配していたら、
エジソン選手 帰国について12月03日(公式HP)との発表。

今日の報道は、各紙揃ってエジソン。
【道スポ】FWエジソン緊急帰国 U-20ブラジル選手権出場のため(12/04 10:45)
エジソンは4月28日から練習参加。5月に3カ月のC契約を結び、7月に再契約した。
公式戦出場は、ナビスコ杯川崎戦(5月31日)での途中出場1試合だけ。

三上部長は「18歳で、しかもこの予算で、これだけの能力を持った選手はまずいない。
来年の戦力になる可能性はある」と期待しているだけに、緊急帰国が今後どう影響するのか。


レンタル元のヴィトーリアの意向で、ブラジルの国内大会出場のためという。
エジソンは、今季、公式戦1試合出場。しかも、リーグ戦は不出場。

これに対して、エジソンの価値が下がることを恐れ、業を煮やしたヴィトーリアが、
ブラジル国内の大会へ参加させ、再び移籍先を探そうとしているのではないか。

札幌としては、まだ18歳ということもありフィジカル面も考慮して、
大事に育てる予定だったのかもしれないが、プロとは結果を出してナンボというのを
再び違う形で突きつけられた格好になった。


こういうことをするというのは、ヴィトーリア側が、エジソンに関して焦っているともとれるので、
札幌側がエジソンに対して評価をしていて長期的に考えていることを伝え、
誠意を示してパスを持つ(※要は、金を出す)と言えればいいのかもしれないが、
それは資金的に厳しいのかもしれない・・・(・・;)

資金的に余裕がないということは、外国人の育成よりも、
来季の試合に出すという前提で、外国人の補強をしなければならない。

次期監督の意向次第だが、来季の戦力となり得るなら資金をかけても獲得すべきだが、
ならないのなら、冷たいかもしれないが仕方がない。
寮母さんのブログなどで、エジソンの素の様子も知っているが、
来季の札幌に、即戦力にならない外国人を保有する金銭的な余裕はないだろう。

1年近く彼を見てきたわけなのだから、そこのところの見極めは出来ているはずだ。
必要な選手と感じるなら、それに見合った対価を出す。シビアだが、そういうことだろう。


来季の陣容、見えてきた?

2008年12月03日

1日の契約満了選手の発表に引き続き、
来季の陣容が、続々と報道されています。

箕輪が札幌完全移籍 堅守復活目指す2008年12月3日(日刊)
川崎Fからコンサドーレ札幌に期限付き移籍中の元日本代表DF箕輪義信(32)が、
来季札幌に完全移籍することが2日、決定的となった。

札幌、坪内らレンタル3選手も退団へ2008年12月03日(スポニチ)
札幌が、期限付き移籍中のMFディビッドソン純マーカス(25=新潟)、
DF坪内秀介(25=神戸)、DF平岡康裕(22=清水)の移籍期間を延長しない


今までの報道が、概ね正確であるという前提での話になりますが、
監督に有力視されている石崎さんが柏で使っていた主なフォーメーションは、4-2-3-1。

フォーメーションだけでいうなら、三浦監督の4-4-2はオーソドックスな布陣なので、
ゾーンディフェンスをどうするかという問題は残りますが、
4-2-3-1への変更はそれほど問題ないはず。

そうなると、曽田、箕輪というJ2レベルでは最強と思えるCB(言いすぎ?(笑))を
揃えられることになるので、レンタルの平岡、坪内を返却したこともあり問題はSBなのかなと。
ただ、両者とも怪我をしており開幕に微妙なため計算できない面もありますが・・・(・・;)

アジア枠で縦方向に運動量のあるSBを探すのが良いのではないでしょうか?
まあ、どこのクラブも同じ事を考えてそうですが・・・(・・;)
SBの補強が急務のような気がします。あくまで、4バック仕様という話ならですが・・・(・・;)

ドイスボランチも重要ですが、ここにはコルドバが来る予定。

1トップには、キリーノが入るとして、その下の3にアタッカーを補強すれば、
ちょっとGKが心配だけど、いけるかなぁ(笑)。GKには、ベテランを補強した方がいいかも。

まあ、外国人が額面通りの活躍をするとは限りませんけれどもね・・・(・・;)
当たりであることを祈りましょう。


紆余曲折ありましたが、何となく来季が見えてきたかなぁ。
その前に、6日は鹿島に勝って景気づけと行きましょう。


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11:28

Consadole Sapporo コメント(3)

大量解雇を良い契機に

2008年12月02日

今シーズンもこの時期がやってきた。契約提示である。
HFCから0円提示を受けた選手は、来季札幌とは契約を結ばないことになる。

今季は、10人とスタッフ1人がクラブから0円提示を受けた。
(※日刊に外国人4人も退団するとあったので、エジソンもいなくなる?)

コンサドーレ札幌 契約満了選手について2008年12月01日(公式HP)

DF西澤 淳二(34歳)
DF池内 友彦(31歳)   
MF鈴木 智樹(23歳)
MF大塚 真司(32歳)
MF西谷 正也(30歳)
GK富永 康博(28歳)
MF鄭 容臺(30歳)
FW相川 進也(25歳)
DF吉瀬 広志(25歳)
DF上田 常幸(23歳) 

コンサドーレ札幌 契約満了スタッフについて2008年12月01日(公式HP)

コーチ 松井 清隆


札幌とは来季の契約を結ばないということであって、引退ではない。
新天地での活躍を願ってやまない。



さて、今回の解雇では比較的ベテランが多いので、
心配されるのは、今季も課題であったリーダー不在が、
さらに深刻になるのではないかという懸念だ。

早速、藤田が、自分がもっとがんばらねばというような殊勝なコメントを残しており、
若手の精神的な成長にも期待したいが、それだけでは18チーム51試合の
長丁場になったJ2を生き残ることは厳しいだろう。
箕輪が来てくれれば、起爆剤になるかもしれないが・・・(・・;)
選手一人一人が、意識を変えていく必要があるだろう。

オシムの見出しに魅かれて、Numberを買った。
オシム曰く、「チームのキャプテンは、日本では監督が決めるが、選手たち自身で決めるもの。」
リハビリをしていても、相変わらずその言葉には、唸らされる。

その心は、日本では、上のものが責任をとるが、試合に出た選手が、まず責任を持たねばならない。
つまり、若手育成をしているから、結果に拘らなくてもいいということにはならないということだろう。
無責任な環境から、責任感は生まれない。

そして、選手一人一人が当事者意識を持つことで、サッカーについて選手全員が常に考え、
意見を言い合いやすい環境を作ることが大事であるということだろう。


J2に降格するとはこういうことだ!というのを改めて思い知らされた今回の大量解雇であるが、
チームの雰囲気を変える良い転機ととらえて、ポジティブに考えたい。


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13:52

Consadole Sapporo コメント(2)

山形のJ1昇格。

2008年12月01日

山形がJ2の2位を決め、来季のJ1昇格を決めた。
まず、昇格への賛辞を呈したい。

山形は、チーム創設10年目にして、
それまで一度も昇格を果たせなかった悲願を達成。

毎年、J2で上位に顔を出すが、これまた毎年のように札幌が大塚選手を引き抜いたように
主力選手を引き抜かれ、昇格まで後一歩という状況まで進んでは、何度も後退してきた。

東北地方も積雪地帯、練習場やスタジアムの環境も札幌に比べると良くない。
そして、運営費はJ2でも下から3番目の5億円弱。先発選手のほぼ半数が、レンタル選手。

客観的に見て、山形の現状は札幌よりも厳しい。まだ札幌は恵まれているとすら感じてしまう。
来季も運営費が大幅に増加することはないだろう。

しかし、今年の大分のナビスコ杯優勝のように、多くの地方クラブを勇気付ける出来事だった。

今年、札幌は降格してしまうが、J1には新潟がいて、
山形と仙台がJ1にあがれば雪国の意見もさらに反映されるようになるだろう。

来季、山形には、札幌が果たせなかったJ1残留を果たしてもらい、
再びJ1の舞台で山形と戦えることを望みつつ、
来季の山形の挑戦を好意的に見守りたいと思っている。


post by whiteowl

14:16

J-league コメント(4)