2008年07月31日
次節大宮戦は、芳賀が復帰するも、ダヴィと中山が出場停止。 オシムが、ライオンから逃げるウサギは肉離れしないだろとかつていってましたが、 怪我人含めてなかなかベストメンバーが揃わない札幌・・・(・・;) クライトンは、ボールを持ったら強いんだけど、空中戦はからっきしだめ。 FWっぽいFWではないので、やはり威力半減。かといって中盤に置くと ゾーンなのにそこにスペースがぽっかりと空いてしまうという罠・・・(・・;) 前から個人的には、4-3-3、3トップはどうでしょう? -三浦サッカー考。その6-と いってはきましたが、8月にはいるとボチボチ怪我人も復帰が期待される アンデルソン、大塚と西嶋を入れて、クライトン問題も考えて、 最近は3ボランチのやっぱり4-3-3しかない!と 勝手に妄想を膨らませているので、妄想を書いておきます(笑)。 三浦監督は、どういう布陣にするんでしょうか。 まあ、札幌にとってはJOMOカップは関係なく話題も無いので、 システムいじって遊ぶのを許してください(笑)。 (※三浦監督が採用しないなんてことはわかっています。 逆に、ど素人の意見を聞かれても困りますしね(笑)。 まあ、そういう突っ込みはなしの方向で(笑))
アンデルソン 砂川 クライトン 大塚 芳賀 鄭 西嶋 西澤 箕輪 坪内 佐藤
この間の厚別の神戸戦の時、一人退場してから4-3-2なりました。 それで、案の定、中盤の両サイドにスペースが出来るので、そこから狙われましたが、 中盤が守ることに専念していたので、それ程破綻もしなかった。 それに、CBに高さがあり安定してきたので、サイドからクロスを上げられるほうが まだ中央にスルー入れられるより安心して見ていられる!(笑) だから、もう中盤の3人は、守備職人を入れて守備に専念させてしまう。 そして、クライトンを中盤のラインに入れてしまうくらいなら、前目において、 フォローがないとお嘆きなので、3トップにしてクライトンの前に一人増やすと。 そんでもって、ボールをとったら中盤をすっ飛ばして兎に角前線にロングボール。でも、次節の大宮って中盤が横並びの4-4-2なんで、4-3-3にしたら、おもいっきりサイド攻撃をくらいそうなんで、4-3-3とかありえないか・・・(・・;)残留すれば、どんなサッカーでも正当化されそう(笑) 妄想ついでに、このコンセプトの基に、怪我人復帰ヴァージョンの4-3-3も考えてみましたー(笑)。 アンデルソン ダヴィ クライトン 中山 芳賀 大塚 西嶋 曽田 箕輪 坪内 高木 最早、カウンターしか狙ってないですけどね、この布陣(笑)。 それなら守備的な3-5-2の方がよかんべとかいわれちゃいそうな気もしますが、 あくまで4-4-2のゾーンDFをベースで考えるということで! こんなカウンター特化布陣はいかが?(笑)
2008年07月30日
秋春制に反対する人への疑問のコメント欄に、 日本の四季さんという方から、コメントを頂きました。まだまだ秋春制の議論は続きそうです(笑)。返事が長くなったので、記事にさせていただきました・・・(・・;) 日本代表を強化するためだけに、地域密着のJリーグが存在するのではない という意見も無視できません。 以下、投稿されたコメントを全文抜粋させていただきます。
「『ナショナルチームが強い=そのスポーツ全体が盛り上がる』 というのが本当に正しいのか?」というのが一つの疑問。 もしそれが正しいとするならば、それこそ「Jリーグ不要論」に つながる話だと思う。別に国内リーグなど作らず、エリートは JFA(アカデミーやトレセン)で育てて海外のリーグに送り込み、 そこで活躍した選手を集めた代表にスポンサーを付ける…みたいな やり方だってある。結局「日本代表のためにJリーグがある」という 考え方から抜け出せないから秋春制などという発想が出てくるのであり 本当に日本のサッカーを盛り上げようとするなら「Jリーグ人気と 代表人気は別物」という考え方にシフトすべきだと思うが。 今はクラブ世界選手権もあるんだし。 (イングランドがEUROで予選敗退したからと言って。イングランド国内での サッカー人気が下がったなどという話は聞いたことがない) あと、FIFAが「春秋制」を勧奨していることに加え、クラブチームの 外国人選手数を今以上に制限しようとしているから、今から日本が 秋春制を始めたところで明らかに「周回遅れ」だけどね。
以上、全文抜粋終了。 >『ナショナルチームが強い=そのスポーツ全体が盛り上がる』 この命題に疑問があるなら、反例を一つ挙げれば事足りるのではないかと思います。 ナショナルチームが世界的に強いのに、国内的に全く盛り上がっていないスポーツ。 もしかしたら、あまりよく知られていないスポーツではそういうこともあるかもしれませんが、 そのような関係が成り立っている例があるのですか? その上で、 >もしそれが正しいとするならば、それこそ「Jリーグ不要論」につながる話だと思う。 なぜ、ナショナルチームが強く、国内的に人気の高いスポーツなのに、 国内で敢えてプロスポーツ興行をしないのでしょうか? その国で人気があるスポーツならば、普通に考えてお客が入るのではないかと、 なぜ、Jリーグは不要になってしまうのでしょうか? >「日本代表のためにJリーグがある」 確かに、代表のためだけにJリーグは存在するものではないと思いますが、 車の両輪のごとく共存共栄関係にあるのではないでしょうか。 代表強化をいうと、コンサドーレがあれば代表などいらないという人が出てくる。 私はどちらかを切り捨てるというような極端な話ではないと思うのです。 どこかの野球チームのオーナーが、別リーグを立ち上げると息巻いていましたが、 ( http://ja.wikipedia.org/wiki/川淵三郎 ※VS 渡辺恒雄 参照) FIFAが、一国一リーグ一代表しか認めていないので、その構想は妄想に終わりました。 サッカーの場合、昨今の代表人気の低迷は言われていますが、W杯という絶大な権威を持つ 国際大会があるために、結局、代表に結びつかないサッカーリーグには魅力がありません。 (※この論争をみると、Jリーグが野球のように企業スポーツとしてではなく、 曲がりなりにも欧州型の地域密着型のスポーツクラブを目指せているのは、 ある意味、日本代表人気のお陰といえる面があります。) ここまでJリーグが成功したことは、各クラブの頑張りが一番でしょうが、 日本代表がW杯出場の常連となりつつあるまでに強くなったことと無縁ではないはずです。 (※メキシコオリンピックでの3位躍進の時は、日本のサッカー界はどうだったのか、 調べると面白いことが分かるかもしれないと今思ったので、ちょっと後で調べてみます(笑)。) >本当に日本のサッカーを盛り上げようとするなら「Jリーグ人気と代表人気は別物」 >という考え方にシフトすべき この根拠として挙げられているイングランドは、確かにEURO2008で予選敗退しましたが、 日本とはサッカーの歴史と伝統が違います。 W杯優勝経験もありますし、現在の世界ナンバー1プロリーグは、イングランドでしょう。 日本は代表もJリーグもトップクラスとはいえず、事情が異なります。 確かに、代表人気とリーグの人気が別物になればいいのかもしれませんが、 現状すでに日本ではそのような状況にあるのでしょうか? これから日本代表がW杯にも出場できないほどに弱くなっても、 日本におけるサッカー人気が続くのか?という危惧に明確にそれはないと言えるのでしょうか? >FIFAが「春秋制」を勧奨している 勧奨であって強制ではないですよね。 まして、それこそ各国の事情を無視してFIFAがそれを勧める理由はなんなのでしょうか? >クラブチームの外国人選手数を今以上に制限しようとしているから、 >今から日本が秋春制を始めたところで明らかに「周回遅れ」だけどね。 周回遅れだから諦めろということなのでしょうか? では、他にどうしたら日本代表は強くなるとお考えなのでしょうか? それとも、日本代表は強くなくてもいい、コンサドーレがあれば良いということなのでしょうか? この話の根底にこの考え方があるのではないかと思ってしまうのですが、 その場合は、日本代表人気という牽引車がなくても日本のサッカーが盛り上がるための 別の要素が何か無い限り、サッカーそのものの人気低迷は避けられないのではないですか?
2008年07月29日
オリンピック代表の壮行試合、アルゼンチン戦は雷雨のため途中までで中止に。 試合内容は、オリンピック本戦直前とはいえ、(※だからというべきか、) 親善試合のそれを越える内容ではなかったと思います。 本戦前に両チームとも支障のないように中止で良かったと思います。 残り時間も少ないこともあってか、テレビ朝日も中止とは英断しましたね!(笑) 日本が先制でもしなければ、アルゼンチンが真剣モードになることはなかったでしょうし、 オリンピック本戦を直前にして、怪我が怖いのでそこまで真剣にくる可能性も低いので、 テレ朝解説コンビがもっと気持ちを見せろ!と相変わらずでしたが、 さらにあれだけ雨降ってたら、もう試合内容云々ではなかったでしょう。 むしろ、両チームの選手たちが本番前に風邪引かないか心配になりませんか?(笑) しかし、まあテレビ朝日の報道姿勢には相変わらずというべきか疑問を感じざるを得ない。 アルゼンチン代表はものすごく強いんだと宣伝する一方で、日本代表には勝つことを強いる。 彼らの脳内では、日本は、そのアルゼンチンより強いもしくは同格という認識なんでしょうか? メダルを狙うなら、確かにアルゼンチンにも勝たないと厳しいでしょうけれど、 それって、矛盾していないのかなぁと。 それに、OA枠を使ってきたアルゼンチンとOA枠をつかえなかった日本代表の差も 何となく浮き彫りになった気もします。 リケルメが、最後まで審判にくらついて中止を訴えていて、尚更そう感じたのかもしれませんが、 やはり経験の差がありますから、厳しい試合になればなるほど精神面で違うだろうなと。 そして、キリンチャレンジカップの下に見つけたAll For 2010の文字。 これはもう一体何のための試合なんだと(笑)。オリンピックの壮行試合じゃないのかと・・・(笑) 選手以外の周囲の環境すべてが、ちぐはぐに感じたこの試合。 そして、電車も止まるような豪雨・・・(・・;)まさに、泣きっ面に蜂。 反町JAPANの不運もこの雨とともに流れ去ってしまえばいいと願わずにはいられません・・・(・・;)
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2008年07月27日
秋春制のデメリットに続いて、メリットもまとめていこうと思います。 デメリットに関しては、拙稿『秋春制のまとめ -デメリット編-』を参照してください。 (※新潟戦の敗戦をうけて、この記事を出すタイミングを失いました・・・(・・;)) 〇秋春制のメリット 1.『日本人の海外移籍がしやすくなる。』 私は、秋春制導入の最大の目的はこれだと思っています。 これによって最終的に、日本代表の強化を目指す意図があると思っています。 (※以前、前日本代表監督のオシムが今回の犬飼氏と似たような発言をして 物議を醸したこともあります。) 以前、私の記事(東芝からの遺産。)でも書きましたが、 海外のサッカーを知る人が、日本と海外の違いで口々にいうのが、 「下手だと思った選手が、試合では点数を取る」といった本番の強さ、メンタル面の強さです。 さらに、日本の選手は、テクニック面では引けをとらないといわれる一方で、 判断の遅さ、当たりの弱さを指摘されています。 そういった強さは、Jリーグにいたのでは身につけることは難しい。 また、根強い意見として、実力のある選手は放っておいても移籍するというものがあります。 それはその通りです。しかし、そんな実力のある選手が日本からポンポン出てくるなら、 日本代表の強化を真剣に考える必要はないでしょう。 現に、中田や俊輔の後に、それに続く選手は出てきていない。 確かに、日本はJリーグが出来てから強くなり続けてきましたが、この先もこのまま 強くなり続ける保障もありませんし、日本の進歩をその他の国が越えていけば意味がありません。 日本のサッカーが世界から注目されるのは国際大会、特にW杯の時だけです。 その時運良く声をかけられればいいですが、そうでなければ移籍の道は開けません。 (※従って、秋春制の導入年がW杯開催年と同一の予定になるわけです。) そして、欧州のいわゆるイングランド、スペイン、イタリア、ドイツの4大リーグに いきなり挑戦するよりも、松井のようにこれら4大トップリーグより若干下とされる フランスなどで徐々に活躍して、徐々にステップアップしていった方が、現実的で失敗も少ない。 Jリーグから、いきなり欧州でもトップのリーグに行って活躍できないのは、 ある意味当たり前ではないでしょうか? 例えていうなら、JFLで活躍した選手がJ2をすっとばして、 J1で活躍できるかと言われれば、その可能性が低くなるのは明らかだと思います。 C・ロナウドだって、いきなりイングランドで活躍したわけではありません。 また、海外に行った多くの選手をあげて、その海外移籍の効果を疑問視する声もありますが、 海外に行けば必ずその選手が成長するとは限りません。 しかし、W杯で勝つために必要な選手は、海外で成功した選手です。 成功例を増やすには、数を増やして確率を高める、または、 一度海外でダメでももう一度チャレンジしやすくするしかありません。 そのためには、海外へ移籍しやすくするというのは必要不可欠の要素です。 多くの強豪とよばれる代表チームが、いわゆる4大リーグや欧州で活躍する選手が中心です。 世界がトップリーグでしのぎを削っている時に、 Jリーグがいくら進歩するといっても絶対的なレベルが違います。 サッカーもグローバル化の時代に、世界の流れに着いていかなかったら取り残されるだけです。 海外への移籍をしやすくし、人材を流動的にする。 そのためにもJリーグが彼らがダメでも戻ってきやすいようにし、 再びチャレンジしやすい環境を整えてあげることが大切だと思います。 中田や俊輔クラスがもっと沢山居ないと代表は強くなりません。 まして、彼らクラスの選手は、天才だから出るのが稀だと諦めてしまえば、 日本代表がこれ以上強くなることはないでしょう。 彼らクラスの選手をどれだけ沢山しかも継続的にだせるかという 工夫はしていかなければいけないと思うのです。 また、やはりシーズン途中での主力級の移籍は、お互いのチームにとって難しいと考えます。 チーム戦術の理解、コンディションの面でシーズン途中の加入は、大きなハンデとなります。 従って、上記の理由から代表強化にとって、秋春制によって海外移籍をしやすくすることが、 最も効果のある強化策だと私は考えています。 2.『海外(欧州)の有力選手がJリーグに来やすくなる。』 これに関しては、あまり期待していない面もあります(笑)。 高騰する選手の年俸や移籍金の問題があるので、 一時期千葉にオーウェンの話もありましたが、欧州の一流選手が 以前のJリーグのように来る可能性は高まるでしょうが、あまり現実的ではありません。 それに、日本の外国人選手の多くはブラジル人です。 ただ、ブラジルは選手を欧州や日本に引き抜かれるのが常態になってしまっているので、 選手が引き抜かれてしまうことに諦めを感じているのかもしれません。 3.『本州のうだるような夏の暑さの中、サッカーをしなくてすむ。』 これは、札幌にとってはアウェイで気温差によるコンディション調整はしやすくなる というメリットはありますが、ホームでは比較的夏も涼しい北海道でそれほどメリットはありません。 むしろ、7月はサッカーをするにも観るにも良い季節です。 4.『夏の中断期間のキャンプ地が涼しい北海道になる可能性がある。』 例えば、夕張などのサッカー場を抱える自治体には朗報になるかもしれません。 プレシーズンマッチも北海道で見れるようになるかもしれませんね(笑)。 5.『その他。』 後は、代表が欧州に遠征に行ったり、欧州の強豪国と親善試合を組みやすくなる可能性はあります。 上記以外に何かメリットがありましたら、コメントいただければ幸いです。
文章の量を見てもらってもわかりますが(笑)、 1が、秋春制導入の唯一にして最大の理由だといっても過言ではありません。 確かに、いくらメリット、デメリットを考えてもやってみないことにはわかりません。 しかも、欧州と開催期間を同一にしたところで、移籍はしやすくなりますが、 その結果、日本人の欧州移籍の数が増える保障はありませんし、まして、欧州のトップリーグで 活躍する選手が増える保障などあろうはずもないという指摘はその通りです。 そのような不確実なことのために、秋春制導入によるデメリットで 上げたような多大な犠牲を払ってまで現行制度を改める必要性があるのか? 現状のあらゆることが、秋春制に不利に働く状況です。 それは現行制度がそのように動いていることもあり、認めざるを得ない事実です。 しかし、唯一つの出来事が起こるだけで、それは一変してバカな選択ではなくなる可能性があります。 それは、日本のW杯アジア予選での敗退です。 考えたくもないことではありますが、可能性として0ではありません。 このW杯に出場することが、半ば当たり前と認識されつつある日本で、 その出来事が起こった時の衝撃は、想像できません。 あくまで可能性の話ですが、その結果、代表強化が叫ばれあらゆるものが一気に 代表強化一色に変わる可能性があります。そして、代表強化を金科玉条として、 世論の圧倒的な後押しのもとに、数の論理で多少の犠牲を厭わなくなり 雪国を無視してなし崩し的に、秋春制の導入が決定されるというシナリオもないとはいえません。 そういう状況になる前に、札幌側から秋春制導入に譲歩を示し、 JFAおよびJリーグからの最大限の譲歩を今のうちに引き出すという戦略も成り立ちます。 脅かすつもりはありません。しかし、秋春制が選択肢としてありえないとして、 そこで思考をストップしてしまうと実際にそうなってしまった時に、慌てることになります。 現状のあらゆるものが、その実現の困難さを示していたとしても、 状況が変われば、優先順位が変わりその制度が実現されないということにはならなくなってくる。 大切なことは、どう転ぶにしても、メリット、デメリットをしっかり検討した上で、 トラバしていただいたGekiteiさんが指摘されていたように、HFCには どちらにでも対応することが出来るよう今から準備を進めておく強かさが必要であると思います。 ちょっと前のカップヌードルのCMで、SMAPの木村拓也さんが、 「変わるって、すげー勇気いると思う。 でもさ、その分変わったときって、 なんか今までにない新しい価値を手にできるときなんじゃないかな。 ちがう?」 と言っていたのを思い出しました(笑)。
2008年07月26日
秋春制のメリット、デメリットがだいぶ上がってきたので、まとめてみたいと思います。 具体的なスケジュールなり導入の目的、実現への具体的対策がJFAから 示されているわけではないので、現状では推測の域を超えないことを予めご了承ください。 (※長くなったので2回に分けます。) 〇秋春制のデメリット 1.『冬期間に試合をする可能性が高くなる。』 秋春制導入で一番心配されているのは、この部分です。 札幌の場合、現状の3月下旬の開幕ですらドームの芝生の雪かきに始まり、 宮の沢の練習場も雪で埋もれ、道外でのキャンプを余儀なくされています。 12月に行われている天皇杯もトーナメントの上に行けば行くほど、決勝が元旦のために 札幌は道外でのキャンプを余儀なくされています。 札幌に限っていえば札幌ドームがあり、また、ホーム集中開催によって試合をする分には、 この冬期中断期間をより短いものにすることは、可能だとは思います。 ただ、問題は練習場の確保です。 漫画キャプテン翼の松山くん率いる富良野は、雪中サッカーで足腰が鍛えられて 強くなったことになってましたが、やったことがある人ならわかると思いますが、 雪中では、普通にドリブルすることも困難です(笑)。 そのため、最低、屋内練習場を完備する必要はあると思われます。 冬期中断を短くするならば、そこに対する雪国特有の出費を JFAなりJリーグがフォローしないなら、雪国切捨てといわれても仕方ありません。 従って、この冬期中断期間を短くすることは、 特に、練習場の面で札幌にとって大きな負担になる可能性があります。 また、冬期中断期間が現状と同じで3ヶ月とするならば、 長期間休みに入ることになり、慣れの問題や前後期制を考えるとしても 1つのリーグとしての継続性を保てるかという問題も発生します。 2.『大卒高卒新人の加入が、シーズン途中になってしまう。』 言うまでもなく、日本の学校は4月始まりの3月終わりなので、 新人の加入は前倒ししたとしても、早くて2月ということになります。 そうなると、シーズン途中での加入ということにどうしてもなってしまいます。 ただ、この問題については、 クラブのユースにいる選手は、在学中であっても登録さえしていれば、 試合に出られますし、学校に所属している選手も練習の面でユースより更に 厳しくなると思われますが、特別指定選手の枠でより早い段階で Jリーグの試合に出ることは現状でも可能です。 また、冬期中断期間が現状と同じだけあるとするならば、 新加入選手をチームにフィットさせる時間はあると考えられます。 3.『冬期間は集客が望めない。』 実は、これは様々な要素が絡んでくるので場合によってはそうともいえないと思っています。 積雪があると外出したくなくなるというのは、雪国ならわかる実感なのですが、 それを否定する要素もあるからです。 ①プロ野球の試合がないこと。 ②今まで高校サッカーや天皇杯は正月に行われてきたことあり、(日本海側を除く)関東以南では、 「サッカーは冬のスポーツ」というイメージがあること。 ③サッカーは運動量が多いスポーツなので、暑い夏より寒い冬の方がプレイしやすいので、 夏よりも質の高いサッカーができる可能性がある。 つまり、1の理由も併せて、 札幌にとって冬に試合をやることは大きなハンディキャップなのですが、 関東以南のチームにとっては、それほどデメリットを感じないという現状があります。 4.『試合スケジュールがきつくなる可能性がある。』 1で示したように、冬期中断期間を3ヶ月設定した上に、夏休みをとると、 (※その両方の中断期間をどれくらいに設定するかにもよるのですが、) 今よりも年間にこなすことができる絶対的な試合数が少なくなる可能性があります。 ここで問題になってくるのは、 ①ナビスコカップと天皇杯のカップ戦をいつするのか。 ②今後22チームにするというJ2の試合数は確保できるのか。 といった問題が浮上してきます。 繰り返しますが、夏休みと冬休みの設定期間にもよるのですが、秋春制導入によって、 J1とJ2の総チーム数や総試合数、カップ戦の開催時期や廃止なども考える必要性が出てきます。 5.『日本国内の他リーグとの整合性』 (※指摘により、追加しました。) 学校関係のリーグは、4月始まりの3月終わりの日本の学校にあわせるしかありません。 (※学年をまたぐと選手が変わってしまいます。) また、Jリーグが秋春制にするなら、将来J2とJFLとの入れ替え戦も考えられており、 そうなるとJFLも変えるのかという問題が浮上してきます。 そして、JFLを変えると地域リーグも変えることになりと・・・。 しかも、JFLのチームには流通経済大学(しかも現在18チーム中10位!)も 含まれていますから、現状でJFLを秋春制にすることは難しいということになります。 JFAで川渕前会長がキャプテンズ・ミッションというのを推進していて、 11のミッションを掲げています。 http://www.jfa.or.jp/jfa/mission/ そのミッション8に、「リーグ戦の推進と協議会の整備・充実」があります。 そして、ここに地味ながら、「年間カレンダーの整理」というのがあります。 これだけだとどう変えるのかは全く見えてきませんが、変える気だけはあることは分かります(笑)。 ただ、一ついえるのは、現行が4月始まり3月終わりで全て回っているので、 それを動かすのは難しいということです。それを言い始めると何も出来ませんが。 6.『その他。』 現在Jリーグは、外国人枠にプラスして、アジア枠の検討をしています。 そこに入ってくるであろう中国と韓国は、春秋制という問題なども考えられます。 細かい点については、まだ指摘しきれていない点もあるかもしれません。 (※他にもこんなのがあるよというのがあれば、コメントください。よろしくお願いします。)
以上の点と事の発端である、犬飼JFA新会長の早急とも思われる 「2010年に秋春制に移行したい」発言を考えると、中断期間の設定をどうするにしても、 J1とJ2のチーム数を変えたり、冬期中断期間を短くするためのインフラ整備の 準備期間が短いので、何も具体的なものが出されてはいないものの、 2010年での秋春制の導入は、現状でも十分雪国の地方チーム札幌の負担が 増える懸念は払拭されないことはわかります。 ただ、なぜ今から2年もない2010年からなのかということに実は意味があると考えます。 また、Jリーグの鬼武チェアマンも、(さっそく犬飼改革!J「秋春制」検討) >「10年になるのか14年になるのか、やらない方がいいのかも含めて考えていきたい」 と発言しています。 2010年と2014年に何があるかといえば、それはW杯しかありません。 これは、W杯によって、(出場できればですが、)日本のサッカーが注目を集め、 日本人の海外移籍が盛んになる可能性があり、その時に移籍しやすいように シーズンを欧州と同じにする。そして、日本人選手の海外移籍を活発にして、 その結果、日本代表の強化をはかるという意図があるものと考えます。 次に、この海外への移籍のしやすさを中心に秋春制のメリットについて考えていこうと思います。
2008年07月25日
これだけ毎日せっせとコンサドーレ札幌のことをブログに書いているのに、 秋春制賛成といっただけで、コンサドーレよりも日本代表の方が大切なんだと 決めつけられたwhiteowlです(笑)。 皆さん、こんにちは。 秋春制は、やっとまともな議論になってきた感じがします。 議論が落ち着いてきたので、明日にでもまたまとめて書こうと思います。 その間にすっかり時間が経ってしまって、実はもう新潟戦(笑)。 アンデルソン、微妙らしいですね。 芳賀が出られないので、またスタメン予想とかもしたかったんですが・・・。 前節退場になった高木の代わりに出ると予想される佐藤ですが、昨日の道新から GK佐藤、ヒールになる ブーイング大歓迎 まあ、GKの佐藤が活躍するような試合だとちょっとまずいのですが(笑)、 前回途中出場した時も、高木の退場でいきなりの出場であったにもかかわらず いきなりものすごい反射でシュートをブロックするなど落ち着いてプレイしていました。 佐藤の特徴でもあるキックも、今までのようにただ思いっきり蹴るのではなく、 しっかりとコントロールされて蹴られていましたし、 (※一本前線にしっかりとつながったゴールキックがあったことは覚えています。) 試合の流れを考えて時間をゆっくりとつかって蹴っていました。 ただ、試合の最後の方は、時間を使うためにも相手のゴールラインめがけて 思いっきり蹴り込んでも良かったかもとも思います。 特に神戸戦の最後は、札幌が数的不利だったために相手がおもいっきり上がってきていたので ゴール前にスペースがありました。そこに蹴れれば、よーいどんで走って ダヴィが1対1になれる可能性もあったので面白かったと思います。 (※ダヴィが感じてないとダメですけどね・・・(・・;)) それと、前に出る判断で一瞬躊躇しているように感じた場面もあったので、 そこはまだ課題かもしれませんけれど・・・。 高木が今年試合に出られないことが多いので、佐藤に出番が回ってきていますが、 チーム内の競争を激化させるためにもレギュラーを簡単に譲らせないような活躍をして欲しいです。 それに、浦和の大観衆の前に動きのおかしかった高木ですが、道新の記事にもあるように 新潟の大観衆の前でも佐藤の方がそういうプレッシャーに強いのではないでしょうか。 最後尾が落ち着かないとチームが落ち着かないので、 今まで色々と危なっかしいプレイも披露してきましたが(笑)、確実に頼もしくなってきた と感じるので、佐藤には前節のように落ち着いたプレイをして欲しいと思います!
2008年07月24日
Jリーグが秋春制の導入を検討していることに対して、北国札幌は大反対の様です。 しかし、私はこの議論に非常に噛み合ってないというか違和感があります。 (※反論のある方は、お手数ではありますが、昨日の拙稿秋春制に私は賛成です。 をお読みになってからにしていただけると助かります。) まず、反対する人に聞きたいのですが、 秋春制を導入すると冬に無理やり試合をしなければいけないのでしょうか? 反対する人の多くが、北海道で冬に試合をするのは不可能だ、若しくは、 ドームでやったとしても積雪や寒さのために観客動員が見込めないなどの反論を掲げています。 もし、冬に試合をすれば仰るとおりだと思います。 しかし、私が腑に落ちないのは、なぜ秋春制は冬に試合をすると決めつけるのでしょうか? むしろ、ヨーロッパでも積雪のある北欧、中欧の国々は、 秋春制ですが冬期中断期間が1ヶ月~3ヶ月あることの方が普通です。 昨日のブログにも書きましたが、2010年からの導入を検討するということは、 冬期間も試合をするとしても、いきなり全天候型のドームを全ての雪国 チームにつくることは不可能ですから、そもそもインフラ的に実現不可能です。 なぜ、秋春制でも中断期間を設定するという発想が頭からないのでしょうか・・・(・・;) 現行でも、3月下旬から12月上旬までリーグ戦があるので、 その日程を大幅に変えない限りは、秋春制にしても現状とさしたる違いはないと思うのですが・・・。 次に、秋春制を導入したところで海外へ移籍する日本人は少数で、 そんな少ない人のためになんで多くの人が迷惑を被らなければならないのか? という意見もよく見ます。 では、このままで日本代表は強くなるのでしょうか?虎穴に入らずんば虎児を得ずです。 欧州のトップリーグで何人活躍しているかが、現状その国のサッカーレベルを 表しているといっても過言ではありません。 そして、日本代表が強くなることは、日本のサッカー界にとってもプラスだと思います。 日本を代表する選手たちが世界的なトッププレイヤーであることは、 そのスポーツにとって大きな魅力になるはずです。 中村俊輔が海外で活躍することが、日本のサッカー人気に繋がります。 そして、残念ながら、現状、日本代表を強化する抜本的な方法が、 レベルの高い欧州でプレイする選手を増やすくらいしか考えられません。 少しでも選手を海外へ送る工夫をしなければ、南米や欧州との差は いつまでたっても埋まらず、W杯で勝てません。 日本代表のためなら何をやってもいいのか?日本代表のために 地域密着のJリーグが犠牲になる必要はないという意見もあるでしょう。 野球とサッカーの魅力の違いの一つは、世界に繋がっているかいないかです。 野球はアメリカのMLBが協力しないので、世界大会も盛り上がりません。 それに強い国が限られていて、サッカーに比べて世界的にチーム数も少ない。 (※そもそも一国の王者を決める試合をワールドシリーズと呼称したり、 その勝者がなんでワールドチャンピオンなんだと・・・(・・;)) 野球は日本代表が強かったので、アメリカがベストメンバーではなかったとはいえ、 WBCは国内的に大いに盛り上がりました。 世界的にみてトップレベルで活躍するその他のスポーツが日本にある以上、 サッカーもその水準にある必要があります。 やはりバレーボールを見てもそうですが、 代表が強くないとそのスポーツそのものが盛り上がらない。 例えば、今後もW杯に出ても1勝も出来ないとか、 もしくは、この先、W杯に出場すらできなかったとしたら、 日本のサッカー人気はどうなるでしょうか? 代表が弱いことは、サッカー界に未来がないことと同義でサッカー人気も先細りする一方です。 秋春制反対の方に、秋春制導入以上の効果のある日本代表強化策はあるのでしょうか? このままで日本は、W杯で勝てる国になるのでしょうか? そして、日本代表とJリーグの人気は本当に別物だと言い切れるのでしょうか?
2008年07月23日
事の発端は、日本サッカー協会の犬飼基昭会長が22日、↓の発言をしたことに始まる。 Jリーグが10年から秋春制に変更を検討 >Jリーグの開催時期を現行の春から年内までの「春秋シーズン制」から欧州で一般的な秋に >開幕して翌年春に閉幕する「秋春シーズン制」に2010年秋から変更する方向で検討していることを明らかにした。 軒並み反対意見が多いので、賛成というのも気がひけるが、私は秋春制に賛成である。 大まかなメリット、デメリットは前出の記事から↓のようになる。 >Jリーグのシーズンを欧州に合わせることは、外国人選手の獲得や日本人選手の海外移籍の面で利点がある。 >当初は06年をめどに「秋春シーズン制」に移行する方針を01年に固めていたが、 >積雪地帯にあるクラブの試合会場や練習場の確保、春に卒業する高校生や大学生の受け入れ >などでの問題が解決できずに導入が見送られてきた。 早速、矢萩新社長も Jリーグ秋春制移行検討 HFC社長が会場確保など問題点を指摘 冬期間の会場と練習場所の確保が難しいという話をしている。 しかし、犬飼新会長は2002年から浦和の社長に就任しており、この問題は既知であろう。 まして、氏が冬に試合をしたいといったところで、12月から3月までは、 北国での開催は実際問題不可能である。現行のリーグは3月下旬開始の12月上旬終わりだが、 百歩譲っても札幌は12月中旬から3月下旬までは試合は無理なので、 この開催時期については動くことはないと考えます。 (※ただし、この期間をもっと短くするというのであれば、話は別。 それは断固無理だと主張するべき。) これを動かすとなると現状でもかなり厳しい上に、他のチームにも 冬も試合の出来るドームを作ることはすぐにはできない。 また、そもそも2010年開始予定であるなら、 中断期間を短くするためのインフラ整備が間に合わない。 そうなると冬に3ヶ月近い中断期間があって1シーズン制を導入すると考えるのが妥当である。 ただそうなると、長い中断期間のために1シーズンとして ちょっと分かりにくいなというのが一つの問題点だと思われます。 それについては、equipさんが、秋開幕のシーズンで、 冬期中断期間の実際の例を示してくれている。(以下抜粋)
3、冬期の中断期間の設定 ここでは3つの国の例を出します ①ドイツ・ブンデスリーガ(1部18チームの2回戦制で34試合) 2005~2006シーズン 8月5日~12月17日(17試合) 1月27日~5月13日(17試合) ②オーストリア・ブンデスリーガ(1部10チームの4回戦制で36試合) 2006~2007シーズン 7月19日~12月9日(21試合) 2月24日~5月20日(15試合) ※オシム氏はこの国のチームの監督経験があります ③チェコ・ガンブリヌス・リーガ(1部16チームの2回戦制で30試合) 2006~2007シーズン 7月29日~12月2日(17試合) 3月10日~6月15日(13試合)
チェコのように、3ヶ月近い中断期間が存在するリーグは実際にある。 equipさんが、ここで考察されているようにナビスコカップ、天皇杯などのカップ戦の見直し、 J1とJ2の総チーム数と総試合数の見直しなどが必要になってくるでしょうが、 現行の試合開催設定期間のまま、秋始まり春終わり(というか夏終わりですが(笑)) にすることは、可能だと考えます。 これから先は、秋春制を導入したとしても冬に3ヶ月近い中断期間があるという前提で話をしますが、 そうであるなら、練習場に関しては、結局、現状その期間はキャンプを張っており今と変わりません。 (※降雪地帯には、金銭的な補助があっても良いとは思いますが。) 日本は3月終わりなので新人の加入問題もありますが、これも3ヶ月間の中断期間があるなら、 現状と変わりませんし、その間にチームにフィットさせることは可能だと考えます。 ただ、前述のように3ヶ月というかなり長い中断期間を設定してしまうと 1つのシーズンとしての継続性を保てるのかといった心配もあります。 しかし、以前のJリーグがそうであったように前後期制で2つの優勝チームを出す必要はない とは思いますが、中断前と後の前後期制だと思えばいいのではないでしょうか? チェコでは、実際そうやっているのですから後は慣れの問題かと・・・。 私が秋春制に賛成する最大の理由は、日本人の海外(欧州)移籍がしやすくなるからです。 この問題については、本当に実力のある選手なら開催期間に関わらず、 移籍するはずだという声があります。 確かにそうです。ただ、移籍のしやすさは格段に違います。 卑近な例でいうと、留学があります。 欧米は、概ね学校も秋春制なので、9月頃に始まります。 日本の学校でも色々と制度面での工夫をしていますが、 この学年の始まりの問題は解決が出来ません。 日本と欧米の学校との空白の期間、語学研修をするなどしています。 また、編入するとなると、学年をまたいでしまうので、 単位の認定・評価や学習内容、途中からなので学校に慣れるのもまた大変です。 学期の始まりの違いが留学をする上で大きな障害になっていることは間違いありません。 同じようなことは、サッカー選手の海外移籍にもいえるのではないでしょうか? 日本代表を強化したいなら、もっとレベルの高い欧州で 経験を積む選手が増えないと強くならないと考えます。 やはりオファーがあっても、シーズン途中でチームを抜けることは気持ち的にも難しい。 ですから、日本代表の強化を狙うなら、秋春制にした方が良いと思います。 海外の有力選手が日本に来やすくなるということもあるでしょうが、 まじめに日本代表を強くしたかったら、秋春制は効果あると思いますね。 最近、人気の凋落がいわれる日本代表ですが、そもそも代表が強くないと サッカーそのものの人気が上がらないのではないでしょうか。 そして、本気で強くなりたいなら日本のサッカーは変革の時期に来ていると思います。
2008年07月22日
次節は、アウェイで10位の新潟戦です。 前節、清水に0-3で負けた新潟は、↓の布陣でした。
矢野 アレッサンドロ 寺川(田中) マルシオ・リシャルデス 千葉 本間 松尾 永田 千代反田 内田 北野
矢野が累積4枚目で次節札幌戦は出場停止。 前線で、いやらしい動きをするので今季3得点ではありますが、少し有利でしょうか。 でも、やはり問題は今季9得点、新潟の総得点19のほぼ半分を叩きだしている アレッサンドロですね。 ちなみに、第8節、うちのダヴィが頭突きくらわして退場して、 0-1で負けたときの両チームの布陣は↓
アレッサンドロ 矢野 ダヴィ マルシオ・リシャルデス 寺川 小暮 松尾 千葉 千代反田 内田 北野
クライトン ダヴィ 西 芳賀 マーカス 砂川 坪内 吉弘 柴田 平岡 高木
前回との新潟の違いは、CBに永田が入ったことで千葉がボランチにあがり、 今はいない新潟のダヴィに代わってボランチだった寺川が左SHに入っています。ダヴィ対決は、もう見れないんですね・・・(*ノ-;*)より守備的になった印象です。この試合も大分、神戸と似たような展開に なりそうな予感がします。 前節二人の退場者を出した札幌は、布陣の変更を余儀なくされます。 GKは、高木の代わりに佐藤でしょうけれど、CHはちょっと難問です。 後は、怪我人の復帰状況(DF・曽田、西嶋あす合流(道新))にも左右されるでしょうね。 大塚はもう全体練習に復帰して、8月上旬に試合に復帰予定だったので、 可能性はあるかもしれません。 ただ、曽田、大塚は手術明けで、無理はさせないと思うので、 次節、スタメンに入ってくるとすれば、西嶋とアンデルソンでしょうか? 相手の攻撃の起点は、右SHの10番マルシオ・リシャルデスでしょうから、 こちらの左SHは、中山で決まりでしょうね。 そう考えると次節の札幌の布陣は、
アンデルソン ダヴィ 中山 マーカス クライトン 藤田 西嶋 西澤 箕輪 坪内 佐藤
今までの三浦監督の起用を考えると↑の布陣になりそうです。 ただ、怪我人の復帰状況やコンディションの状況で変わってきそうですね。 まだ流動的だと思います。第8節と比べると、別のチームに見えるくらいメンバー変わってますが・・・(・・;)特に、アンデルソンは、このまま試合に出られないと自分のアピール的にも弱いので、 そろそろ出てきて欲しいのですが・・・(・・;)
2008年07月21日
前半22分、レアンドロのミドルがボッティに当たってあれよという間に失点。 それまで良い感じで守れていて崩されたわけではないので尚更残念。 ただ、前半は、ボッティが札幌でいうところのクライトンのように中盤で 自由に動いてチャンスメイクし、キムナミルがそこに絡んでいた。 キムナミルに前を向かせると良いパスがDFラインの裏に供給されていた。 W杯2回出場のキムナミルと比較するのはかわいそうだが、西とキムナミルの違いはここ。 【J1:第18節 札幌 vs 神戸】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ] >●西大伍選手(札幌) >「立ち上がりから、個人的にはうまく守れていたと思っていたけど失点に絡んでしまったのは残念。 西も前を向ければ何度か良いパスを相手DFラインの裏に供給していたので、 守りだけでなく攻撃面で更なる飛躍を期待したいところ。それが出来れば、日本代表だという突っ込みはなしの方向で(笑)三浦監督は、前半神戸有利だったことについて、 【J1:第18節 札幌 vs 神戸】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント [ J's GOAL ] >中盤あたりでセカンドボールを拾えなかったのが一番の原因 >Q:前半、主導権を取られた原因は連戦の疲れか? >「それはないと思います」 相手も同じ日程で試合をこなしているのに疲れが原因というのは、 それがないとは思わないが、条件が同じなのだから理由にならない。 開幕の頃に比べれば相手に厳しくいけているが、ボールホルダーに対して 何度か厳しくいけてない場面があり、ノープレッシャーだと流石に良いボールを 供給されて危ない場面を作られていた。後半、ここをどう修正するのか注目していたが、 結局、一人退場して坪内が言っている様に、 >累積警告がたまっているのでカードをもらわないように気をつけていたが、 >それを意識しすぎるとハードワークができなくなってしまうので、 >試合中は割り切ってハードにプレーすることを心掛けた。 全体がハードワークせざるを得ない状況になり、結果的に上手く守れた感じがする。 逆にいえば、連戦の疲れから体力を温存していたのかはわからないが、 後半のハードワークが出来るなら、前半からしようよということは言えるかもしれない。 そこに三浦監督が不満を抱いたのも理解できる。 相手の2トップ、大久保とレアンドロは脅威であり、11人だと下手にカウンターをくらって、 ゴール前にスペースを作りかえって危なかったかもしれない。 前半終了間際、クライトンのFKが壁に入っていたキムナミルの手に当たって PKを獲得、みんなドキドキしながらもダヴィがゴール右隅に決めて同点。 後半は、退場者を二人も出しながら1-1をキープした。 そこで注目されるのは、今回札幌に出されたカード4枚。芳賀のカードはかわいそうという印象。 1枚目は、中盤で相手にタックルに行ってもらった。まあ、これは仕方ないとしても、 2枚目のダイブしたと判定されたイエローは疑問。芳賀がラフプレーを繰り返していたとか 態度が悪かったとか、試合が荒れる原因になっていたとか言うならまだしも、 単純に「イエロー2枚=レッド」という判定で退場はあまりにも杓子定規すぎる。 審判は、ゲームが荒れないようコントロールするためにカードを出すのであって、 審判が試合の主役ではない。レッドは試合を壊す。 伝家の宝刀を抜きすぎだ、もっと慎重にレッドを出してもらいたい。 高木のレッドもレッドにするには厳しい印象はした。 まず、得点機会阻止でレッドだが、相手が高木の左から迫ってきてはいたが、 直接プレイできるほど間近だったわけではなく、 それが直接ゴールに結びつくプレーだったかはかなり疑問。 まあ、高木のバウンド時の位置取りは危なかったことも事実で。 野球のバウンド時の捕球もそうだが、イレギュラーすることを考えて、 ボールに近づく時にバウンドしてすぐかバウンドして上がりきる頂点付近が良く、 バウンドしてから上昇している間が一番危ない。 まず、バウンドしてすぐにいけなかったのは、DFとどちらが行くかで判断が一瞬遅れたから。 バウンドの頂点で行けなかったのは、相手が迫ってきていて慌てたからだ。 ユーロを見て驚いたことの一つに、GKがフィールドプレイヤー並みに上手いことだった。 この辺りは、日本と世界の差を感じる点でもありますね。 あと、少し気になった点は、やっぱり西澤にパス出しを期待しちゃいけないってことかな(笑) 何はともあれ、二人退場の数的不利の中で負けなかったことが最大の収穫。 次節に期待したいと思います。
2008年07月20日
監督、選手のコメントやもうちょっとプレイも見直したいので、 レビュー的なことはまた明日にでも書こうと思います。 ちょっと試合を見て思ったことをつらつらと書いてみようと思います・・・(・・;) レアンドロと大久保の2トップは怖いですね。隙あらば1点とろうとして来る。 FWだから当たり前なのですが、DFラインの裏やDFの間にスルスルっと 本当にいつの間にか上手くはいってチャンスを作ってましたね。 神戸の中盤は、特に10番ボッティが流動的に動いてチャンスメイクしていました。 あとは、CHの6番金南一(キムナミル)、前を向かせると良いパスをDFラインの裏に出してきます。 前半、このキムナミルへのプレッシャーが甘かったので、かなりチャンスをつくられていました。 前半は、ボッティとキムナミルを自由にしたことが札幌が押された原因だったと思うので、 後半どう修正してくるのかなと思った矢先に高木退場!!(笑)ガチャポンで高木あたったんで、頑張ってくださいよ!!(笑)私は、今年4回スタジアムに行ってますが、高木退場率50%です(笑)。前回はGK曽田というエイプリルフールのネタよりもびっくりな事件を目撃できましたが(笑)ただ、今回は明らかに手を使っていたので、フォローのしようもないです。 まして、得点機会阻止で赤をもらって退場してますが、まだ相手との距離があったので 手を使わなければどうしても得点を防げなかったという印象はないですね。 DFラインが今日も高めにはってましたから、DFラインの裏のスペースをカバーするためにも GKだって手を使ってはいけない時の技術も磨かないとね! 代わって入った佐藤は、あの非常時で落ち着きを感じました。頼もしくなったなぁという印象です。 入ってすぐ、ものすごい反射でゴールを阻止してましたね。 その後、システムを4-3-2にしたんですよ。クライトンを下げて、4-4-1にするものだと 思っていたので、ここ意外でした。カウンターの起点となるべくクライトンを前に残したんでしょう。 しかし、4-3-2にした結果、中盤の両サイドにスペースが出来てそこを突かれて苦しい展開に。 ただ、この中盤の3人、中山、芳賀、マーカスが体を張って止めてました。 今日のマーカスに文句を言う人は少ないのでは?(笑) この辺から、もう防戦一方。チャンスはカウンターとセットプレイくらい。 でも、カウンターが怖いからキッカーはいないし、誰もゴール前に上がらないという状況に(笑)寒い時代だとは思わんか?(※注:ガ〇ダムネタ)そんな後半残り10分ごろ、芳賀がおそらくシミレーションで2枚目のイエローをもらって退場。 (゜ロ゜;)エェッ!?って感じでしたよ、まじで(笑) そして陣形は4-3-1に(笑) もうね、笑うしかないですよ、ほんとこの辺にきたら(笑)。 あとは、残り時間を常に気にしながら試合を見てました。 終わった時は、勝ったような喜びようでしたが、引き分けの勝点1なんですよね、これ。 まあ、でも今日の試合は、価値ある勝点1だったと思います。 人数が減ったおかげで、最後まで集中力を切らさずに守ることも出来ましたし、 結果オーライということで!私が珍しくスタジアムに行くと、GK居なくなるから来るなとか言わないでくださいね・・・(・・;)
2008年07月19日
システムがお互いに4-4-2なので、普通に考えれば局面局面で個の強いチームが勝つ。 つまり、相手よりハードワークした方が勝つというのが妥当な見方だろう。 神戸の4バックも札幌同様、両SBは180センチ前後あり高い。 その前の位置にW杯2回出場の金南一が構える。札幌同様守備は堅そうだ。 まして、札幌は2試合連続完封。神戸は3試合連続で1-0で勝利となれば、 神戸はアウェイということもあり、お互い守備をベースとした戦い方になる。 札幌の基本布陣は、マーカスが累積明けとなるが 守備が上手くいっているので大分戦とおそらく変わらない。 そうなると、ダヴィの突破に賭けて、CHからスルーパスを狙うのも面白いが、 互いに自陣にスペースを作らないだろうからスルーパスを通すのは難しい、 サイドアタックをしても、お互いのDFラインが高いのでクロスを上げられたとしても 早々チャンスにはならない。どれも決め手に欠ける・・・(・・;) 従って、現時点でやっぱりセットプレイ頼みのところが大きい。 両チームともサイドを起点に攻めるので、そこでどれだけチャレンジして、 札幌の場合ならば相手ゴール付近でファールをもらえるかではないか。 前節、藤田がクロスをあげまくっていたが、DFラインの背が高いので クロスを上げるよりも、積極的にサイドから中に切れ込んでドリブルや シュートを狙うことの方が相手は嫌がる。難しいがチャレンジして欲しい。 明日は、両サイドの攻防に期待したいと思います!
2008年07月18日
最初から引き分け狙いであわよくばセットプレイで勝ちをという、 おそらく三浦監督のゲームプラン通りだった大分戦の結果を受けて、 ホームでは勝点3を!という声があった。 今から焦っても仕方ないとも思うが、この声にも一理あると思う。 しかも、この先を考えるなら、実はホームで勝てばいいという程度の生易しいものではない。 早めに降格圏を抜け出さないと札幌は間違いなく窮地に立たされるからだ。 (※早くても遅くても降格圏を抜け出せなかったら終わりだろ!という突っ込みはなしの方向で(笑)) 理由は、この札幌の戦い方そのものにある。 ローリスクで陣形をほとんど崩さずセットプレイ狙いでは、 大分戦のように相手が亀のように手も足も出さずに守備を固めてきたら、 勝ちきれない試合が増えることはほぼ間違いない。 それは引き分けが多くなることを意味する。この引き分けというのがやっかいで、 確かに勝点は1増えるものの、リーグも佳境での降格付近チームの引き分けは、負けにも等しい。 特に、札幌が降格圏に居た場合、札幌より勝点で上回るチームは、 引き分けでも立場が入れ替わることはない。 つまり、向こうは最低引き分けでも良いが、こちらは最低勝たねば降格圏を脱出できず、 いきなり勝ちに行かねばならない。それは、リスクを負って攻めることを意味し、 最も札幌の苦手とするパターンでもある。 (※試合をひっくりかえすことそのものが難しいが、昨季も先制された試合の勝率は低かった。) そして、相手も引き分けを狙ってくることが多くなるだろう。 逆にいえば、勝点で相手より上に居れば、今の札幌のサッカーがしやすくなるともいえる。 札幌がこのまま降格圏に居たとしてリーグ終盤になっても勝ちに変な色気を出さずに 着実に勝点をもぎ取っていくような大分戦で見せたような試合を 図太く継続できているようなら、私はそれでいいと思っている。 しかし、J1リーグも半分が終わりこれから後半戦に入るわけだが、 これからマスコミも「がけっぷち」などと煽るし、終盤戦降格ライン付近のチームの (特に降格圏内のチームの)精神的なプレッシャーははかり知れない。 (※中途半端に中位に居るより注目は集めるんですけどね(笑)) 周囲がチームに勝利をより強く求めてくるのは目に見えている。 そこで周囲に煽られて勝ちにいくようになると、却ってドツボにはまって危ういと私は思っている。 だから、特に札幌は、(それができれば苦労しないという批判は置いておいて(笑))、 リーグ終盤で相手が攻めてくる札幌にとって優位な状況を作り出すためにも、 より早い時期に勝点を奪って上に行く必要がある。 正直、ホームだアウェイだとか言っている場合ではなく、チーム状態の良いときに勝っておかないと、 またいつ怪我などで誰かが戦列を離れチーム状態が悪くなるかわからない。 「残留には連勝が必要だ」とは三浦監督の言。 今さら監督には私が言うまでもないことでしょうが(笑)、 チームが乗って来た今がその好機と思いますので、一気呵成に行って欲しいと思います。 7、8月で、どこまで上にいけるかが一つの残留への正念場ではないでしょうか。 (※まあ、札幌にとっては常に正念場だろ!という突っ込みはなしの方向で・・・(笑))
2008年07月17日
前回の記事FWクライトン復活。が、計らずもこの試合のプレビューに。 単に、クライトンのポジションをどうするか考えた結果だったのだが、 それ程クライトンをどこに配するかが今の札幌にとって重要だともいえるだろう。 >前半はリスクを犯さずセットプレイで点数を取れれば儲け物といった感じか。 >リスクを嫌う三浦監督のことだから、後半も負けていなければ、 >前半と同じ感じで一見引き分け狙いとも思える試合運びをするのではないか。 と予想したが大体その通りの展開になった。 攻撃も厚い中央をお互いに崩せずほとんどサイドからだった。 ただ、後半途中で交代したものの右SHの藤田がいい意味でどうした?(笑) 【J1:第17節 札幌 vs 大分】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ] >●藤田征也選手(札幌) >「突破してクロスまで持っていく回数を増やすことができたので、 >個人的には良かったと思っている。左MFに中山さんが入って、 >逆サイドもヘディングが強くなってので、クロスの選択肢は増えたと感じている」 何か掴んだか、吹っ切れたか、CBとボランチで守備が堅くなって前に飛びやすくなった という守備安定効果が藤田の思い切りの良さにも波及したか。 ただ、攻撃に関しては監督も 【J1:第17節 札幌 vs 大分】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント[ J's GOAL ] >セットプレー絡みからでなければチャンスを作らせてもらえないほど守備の強い相手でした。 攻め手に人数をかけないので、セットプレイと比較的人の薄いサイド攻撃か 前にスペースのある相手のボールを奪ってからのカウンターしかないだろう。 だが、札幌は基本的にこの戦い方で行くしかない。 そして、これは昨季の札幌が得意とした1-0の戦い方だ。 また三浦監督は、 >得点はなかなか入らないだろうなという感じはしましたので、こちらもできるだけ粘って、 >どこかで1点取れるところまで無失点でいけるかというところがゲームのポイントだったと思います。 >今日の内容くらいのゲームを続けていけば、勝ったり負けたりという形で、 >前半戦よりは勝点を稼げるのかなという印象は持ちました。 リスクをかけずに攻めて、セットプレイでとれれば儲けもの。 一見引き分け狙いにも見える堅守をベースにしたローリスクな戦いを目指すのだろう。 そして、昨季の1-0での勝ちパターンをJ1でも実践しつつある。 確かに、このままいければ前半よりは勝てそうだし、引き分けも増えて、勝ち点を稼げるだろう。 >Q:2試合続けて無失点だが? >後ろの8人の頑張りとセンターバックの安定感というところがこの2試合で証明されたのかと思います。 >このくらい安定しなければリーグ戦を戦っていけないということでもあると思います。 >ただ、これで1枚ケガ人が出るとまた厳しくなるかな、とも思っています 中央が固まったので、チームに一本背骨が通った感じがする。 しかし、確かに、札幌は選手層が厚くないのでこれを維持するのは厳しいだろう。 だから、途中交代した柴田を今後も使って!でも書いたが、若手もつかっていかねばならない。 ただ、どういうタイミングで使うかは、非常に難しい判断だし、 上手くいっているものを崩す必要はないから余計に難しい(笑)。 後は、不用意にカードをもらって累積警告ででられなくなることと、 札幌のセットプレイにとって良い場所でファールを取ってくれる審判に 当たるかどうかも重要になってくるかもしれません(笑)。 まあ、昨日は、あの家本主審でしたけどね・・・(・・;) 昨日の試合はイエロー5枚も(ちょっと減ったかなぁ(笑))出てますが、 イエローの種類が、ラフプレーが3枚(大分2札幌1)なんですが、 異議で西が、繰り返しの違反でクライトンが1枚もらってます。 無駄なカードをもらうなといいたいところですが・・・、家本だから仕方ないか・・・(・・;)結果的に2試合連続CHにクライトンを置かずに完封。 やっぱりCHにクライトンは置けないということになると、 アンデルソンとクライトンをどう共存させる?という問題になります。 一番良いと思われる解決方法は、クライトンに攻撃より守備を重視してもらって CHの位置にクライトンが入ることなのでしょうが、 後は、クライトンをFWにあげて4-3-3や、3-4-3など システムそのものを変えるかだと思います。 これについては、また機会があれば書こうと思います。
2008年07月16日
最近のオリンピック報道のヒートアップを見るにつけ日本人のオリンピック好きを感じる今日この頃。 U23日本代表のメンバーが発表された。 【U23日本代表】北京五輪メンバー発表! 北京で戦う18名はこの選手たち! [ J's GOAL ]
U23日本代表メンバー ■GK 山本海人/清水エスパルス 西川周作/大分トリニータ ■DF 水本裕貴/京都サンガF.C. 森重真人/大分トリニータ 安田理大/ガンバ大阪 内田篤人/鹿島アントラーズ 吉田麻也/名古屋グランパス 長友佑都/FC東京 ■MF 本田拓也/清水エスパルス 谷口博之/川崎フロンターレ 梶山陽平/FC東京 本田圭佑/VVVヘンロ(オランダ) 細貝萌/浦和レッズ 香川真司/セレッソ大阪 ■FW 豊田陽平/モンテディオ山形 李忠成/柏レイソル 岡崎慎司/清水エスパルス 森本貴幸/カターニャ(イタリア) ■監督 反町康治
「アスリートの最高峰の戦い」などと喧伝されているが、サッカーに限っていえば、 改めていうまでもなくオリンピックは規模、質ともに最高峰の大会ではない。 この辺りが、OA(オーバーエイジ)枠が議論の種になる原因なのだが・・・ 結局、日本のOA枠での召集はなかった。 OAの招集と協会の役割【山内雄司】2008年07月11日 というか、協会が全面協力を約束していたにもかかわらず、クラブ側に 協力を要請したが受け入れられなかったというのが正しいか。 この流れは、世界的に見られることで、 五輪OA枠全廃検討の日は近い【金子達仁】2008年07月10日 選手の移籍金が高騰する中、W杯やユーロならば選手の市場価値を高めることもあり、 クラブ側も協力するが、オリンピックのOA枠の派遣は、OA枠の人物が 助っ人なのは明白で、彼らが活躍するのは当たり前。それはつまり、彼らの 価値を上げることにはつながらない上に、怪我や調子を落とす可能性、大会期間がリーグ戦と 重なる場合もあり、リスクだけが高くクラブ側も派遣には二の足を踏むというのが金子さんの意見。 その前に、予選は年齢制限がありながら、本戦では3人まで誰が出てもいいですよ という制度そのものがおかしいという考え方はあるだろう。 だから、OA枠にオリンピックの「客寄せパンダ」的な印象も持ってしまうし、 どうしても、とってつけたような印象を拭えない。 そして、予選リーグの相手もアメリカ、ナイジェリア、オランダと強豪国ばかりで、 オリンピックに選ばれた日本代表選手は、口々にメダルと言うが、 予選突破や1勝することすらも難しいだろう。 そうなった時に、当然、なぜOA枠でもっと協力しなかったのか?という声があがるだろうが、 正直なところ、大久保と遠藤が入ったとしてもチームが劇的に変わるとも思えない。 それに、遠藤と大久保はそれぞれのクラブチームの中心選手で、 なぜうちだけ?というクラブの考えもわかる。 現在ルールとして認められているので、OA枠を使うことそのものに反論はないが、 U23以下の大会としてオリンピックを格付けたほうが、 何よりわかりやすいし、若手選手のアピールの場として割り切った方が良いと思うので、 私はOA枠はいらないのではないかと思う。 セルティックの水野が落選し、オリンピックのためにガンバから京都に 移籍した水本の元千葉組は、明暗を分ける形になった。 結果的に、OA枠というハンデを抱え前途多難な船出ではあるが、 選ばれた選手には、オリンピックに出て良かったと思える経験をして欲しいと願って止まない。
2008年07月15日
次節の大分は、浦和(15点)や鹿島(14点)よりも少ないJ1最少失点の13失点。 大分に先制されると苦しい展開になる。先制した方が有利なことはどの試合でもそうだが、 守備の堅いチームの場合は、圧倒的に有利になる。これは昨年の札幌の例を見れば顕著だ。 点数を決められると決められた方は、引き分けを狙うとしても攻めなければいけなくなる。 そして、それはリスクを負って攻めることを意味する。 勝っている方は、退いて守ってカウンターを狙えばいい。 ゲームプランとして相手に先制されるのが嫌なら、守備を固める方がいい。 そこで、千葉戦で機能した日本人ボランチ2枚で、今回アンデルソンが怪我で×らしいので、 再び、批判の強かったFWクライトン起用濃厚 大分戦ということに なる可能性は私も高いと思う。 前回のFWクライトンとの違いは、CBが安定したということ。クラッシャー二人が 対人で相手を完全に潰している。柴田と吉弘は、おそらくゾーンが頭にあるために 出足が遅れるなど対人の対応が箕輪、西澤と違うと感じた。 ベテランの二人は、人に付くのが早くしかも相手に最後まで付いて離さない。 柴田も吉弘もゾーンを意識しすぎて、守備が後手になっていて積極性が必要だ という記事(ゾーンディフェンスをゆるくすべき -三浦サッカー考。その4-) は以前書いた。 あと、クライトンをFWで起用するために必要なのは、ボランチの位置で 球をキープできて前線に配球できる選手の存在だろう。 そうでなければ、クライトンが球をもらいに下がってきてしまい、 前線で攻める人数が足りなくなって、防戦一方の悪い流れになる。 現時点で、そういう役割でいえばボランチに西が適任だと思う。 従って、次節はFWクライトン、ボランチ西の可能性が高いのではないだろうか。 クライトンがFWだとすれば、お互いに中央は硬いので、 サイドの攻防が鍵になるが、リスクをかけてサイドを崩そうとすれば、 そのスペースを使われてカウンターを喰らう可能性がある。 しかし、札幌はセットプレイという武器があるので、ある程度退いて守っても 決定機をつくれるチャンスがある。前半はリスクを犯さずセットプレイで 点数を取れれば儲け物といった感じか。 リスクを嫌う三浦監督のことだから、後半も負けていなければ、 前半と同じ感じで一見引き分け狙いとも思える試合運びをするのではないか。 この辺りのシャムスカ監督と三浦監督の駆け引きも面白そう。 そして、先制点がどっちにはいるかが試合を大きく左右しそうだ。 ただ、先制点を奪われまいとして守備にばかり気をとられると消極的になって あっさり失点ということもあるので、特にFWと両SHに関しては積極的に仕掛けていって欲しい。
先週は、ちょっと風邪気味で咳が酷く更新ができなかったので、 今日のアクセスランキングには載れませんでしたが、 7月8日号 週間アクセスランキング には、載ることが出来ました。(※さっき気づきました・・・(・・;)) 毎度、ありがとうございます! 風邪も良くなってきたので、更新がんばろうと思います・・・(・・;)
2008年07月14日
負けたチームが最下位になる裏天王山だった千葉戦。 前半早々に中山が藤田のFKのこぼれ球を押し込み先制。 ダヴィがDF二人を交わしてゴール右隅に低い弾道で決めて前半のうちに追加点。 後半、逆襲を受けるも再びダヴィが駄目押しの3点目を決め勝利! 中山のJ1初得点と中山が得点を決めた試合の不敗記録も17試合と更新中。 相手を0に抑える今季初めて完封試合。 そして、なかなか2点の壁を破れなかったが、今季初の3得点。 【J1:第16節 千葉 vs 札幌】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント [ J's GOAL ] ↑が、普段より多いことが、監督の喜びを表していますね(笑)。 最後の >Q:アンデルソン選手の交代時、いくつか選択肢もあったと思うが、マーカス選手を入れたのは? >「どういう選択肢があったと思いますか? >(記者:砂川選手を入れるとか…)2-0で勝っていた。それがいちばんのポイントだったと思います」 この辺なんか、去年の調子が良かった頃の余裕を感じさせます(笑)。 まあ、マーカス入れた理由は、守備固め以外の何ものでもないと思います。 (これは記者の質問の仕方も悪いと思うんですよ。自分の考えを言わずに質問を投げるから、 逆質問されることになる。もっと監督に自分の意見ぶつければいいんじゃないですかね? 記者の目が肥えないと情報を受け取る我々も不幸なので、是非記者にも頑張って欲しいです。) まあ、相変わらずその交代して入ったマーカスの守備は不安が一杯でしたが、 >クライトンが真ん中にいるほうがもしかしたらリスクがあったかもしれない。 結局、この部分に尽きたかもしれません。 【J1:第16節 千葉 vs 札幌】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ] GK高木が、 >「うちの真ん中の守備は強いので、ロングボールやクロスボールが入ってくるだけでは、 >それほど怖さはなかった。中盤で前にスルーパスが入ってきて攻められるという形は >ほとんどなかったと思う。うちの守備の戦術にうまくはまった試合だと思う。 と語っていますが、正にクライトン不在で守備的MFが2枚になり、中央の守備が安定し、 相手がサイドに逃げてそこからクロスをあげるも、札幌の高いCBに跳ね返されるという 昨年の堅守復活といった印象です。攻められいても今までより脆さは感じませんでした。 ただ、相手が最下位の千葉なのでこれがJ1の他のチーム全てに通用するとまだ楽観できません。 それに、これでクライトンの起用をどうするかという問題も出てきました。 三浦監督は、 >今日はあまり(クライトンの穴は)なかったように思う。 >また違うやり方のチームとの対戦では彼のキープ力やセットプレーのボールが必要な時が当然あるだろう と語っていますが、中央にクライトンがいない方が守備が安定します。 まあ、クライトンがボランチにいない時も守備が崩壊していた時期もあるので、 その頃との比較でいうなら、箕輪と西澤の最終ラインの安定というのはあるでしょう。 一番の違いは、ボランチとCBの間のスペースである所謂危険とされる バイタルエリアの守り方ですが、今はボランチとCBの2ラインでこのスペースを消している。 これは堅守速攻の三浦スタイルとしては必須条件なので、クライトンの起用方法をどうするのか? せっかく珍しく勝った余韻を1週間感じたいところですが、 また次すぐ試合があるので、その辺りを注目したいと思っています。 あとは、アンデルソンの怪我の具合はどうなんでしょうか・・・。 本当に怪我人が多いですね・・・(・・;)
2008年07月10日
まあ、縁起でもないんですが、今年のJ2はどうなってんだろうと思って順位表を確認してみました。 第25節 終了時点 2008 J2 順位表 1 サンフレッチェ広島 52 2 モンテディオ山形 41 3 セレッソ大阪 41 4 ベガルタ仙台 40 5 サガン鳥栖 39 6 ザスパ草津 37 7 湘南ベルマーレ 34 8 横浜FC 30 9 FC岐阜 30 10 アビスパ福岡 29 11 ヴァンフォーレ甲府 26 12 水戸ホーリーホック 25 13 愛媛FC 24 14 徳島ヴォルティス 19 15 ロアッソ熊本 18
広島が2位以下に勝ち点10以上離して独走態勢。 主力の流出がウェズレイと駒野くらいだったので、順当といえば順当か。 その下、山形、セレッソ、仙台、鳥栖が勝ち点2の間で団子状態。 まだ半分残ってますが、入れ替え戦も気になってくるなぁ・・・(・・;) 草津が頑張っていて、福岡と甲府の低迷が目に付きます。 降格と同時に戦力の大幅な移動があったチームは、下に沈んでますね。 J2に降格してそこから這い上がってくるのは、容易ではないということ。 散々、札幌は骨身に染みていることだとは思いますが・・・。 千葉に勝たないとね・・・(・・;)
2008年07月09日
個人的には大事だと思うし、経費節約にもなるエコロジーは大事だと思うが、 わざわざ練習見に行ってエコ、エコとサッカーと全く関係ない記事が並ぶ中、 今日の北海道新聞↓ クライトン警告累積で出場停止 鄭、ディビッドソン、西“代打”任せろ >鄭容臺(30)、ディビッドソン純マーカス(25)、西大伍(20)の3選手が“代打先発”へスタンバイ中 クライトンの代役は、どうもこの3人みたいです。 上里のスタメン希望もあるようですが、私がサテの試合で見た限りでは、 パスやキックという攻撃面で良さがあってつかってほしいという気持ちはわかります。 ただ、運動量はあるものの、簡単に相手に抜かれたりと守備面で脆さがあり、 守備重視で考えるならまだまだきつい印象でした。 ただ、彼の攻撃力はもったいないので、札幌が三浦監督であるかぎりもっと守備が出来ないと スタメンは厳しいでしょうが、そこまで守備を求めないJ2のチームなら 十分スタメンでもいけると思うので、移籍を含めて考え時かも知れません。 (※水本の移籍に対する批判が強かったことから考えると、 札幌でもっと守備をがんばれという意見が多いのでしょうか?) 最近、すっかりサポからの信頼を失ってしまったマーカスですが、鄭もそうですが、 本来はもっと相手を積極的に潰しにいく選手なので、チームとして相手に当たりにくタイミングが まだ統一されていないと見るべきだと個人的には思っています。 将来的に、西のボランチというのは可能性を感じます。ただ、ユーティリティプレイヤーといえば 聞こえはいいですが、現状だとFWやらされたりとただの便利屋になりつつあるので(笑)、 何かコレ!というものがなければ、レギュラーが帰ってきた時に自分の居場所が なくなる可能性があります。現状だと自分の対面の対応で一杯一杯なので、 早く自分のコレというものを試合に出して欲しいと思って見ています。 >長期離脱していた昨季のボランチMF大塚真司(32)が完全合流したが、 >「完全復帰は予定どおり8月上旬」と三浦俊也監督(44)。 待望の大塚復帰ですか! でも、焦って再発させると元も子もないですから、じっくり治して下さい。 >「攻撃面でダウンしても、組織的に守ることはできるはず」と鄭。 クライトンが守備面で機能していなかった分、守ることに関してはしっかりできるようになるはずです。 本来のゾーンからのカウンターという三浦サッカーを発揮しやすいのではないでしょうか。 次節は最下位決定戦。相手も絶対に負けられない気持ちでくるでしょう。 唯一の下位チームに負けられないと消極的になったり守備的にいこうとすると 相手に飲まれる可能性があるので、浦和やガンバと戦っていると思って、 前半からガンガン積極的にいくのが吉だと個人的には思います。 札幌にとって、J1で格下はいないのですから。(※今まで勝った試合もそうでしたし。)
2008年07月07日
【J1:第15節 札幌 vs 清水】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント [ J's GOAL ] >Q:柴田選手を代えた理由は? >「失点に絡んだということですね」 まず断っておきますが、私は特別柴田選手のファンではないし、 肩入れしているわけではありません。 ですが、ミス絡みで前半で途中交代した柴田を、私は使い続けるべきだと思います。 後半、柴田に代わって池内を右SBに入れ、 前半右SBだった西澤をCBにしたことで、結果的に無失点。 素人考えかもしれませんが、後半のようにCBにベテランを並べた方が、 今後守備が安定するだろうことは想像できます。 しかも、今までは怪我によるDF不足によって代えたくても代わりがおらず、 ミスをしても使い続けなければならなかった。 ですが、今は怪我人の復帰や箕輪の加入である程度ポジション争いが生まれてきています。 だから、厳しいプロの世界、ミスをすれば代えられてしまう今の姿が 本来だと思うのですが、それでも敢えて、私は柴田をCBで使い続けて欲しいと思います。 まず一つの理由は、守備の安定だけを求めて箕輪、西澤とCBをベテランで固めてしまうと 札幌にとって次代を担うCBが育成されず、DFの将来性がなくなってしまうからです。 残留のためには勝たなければならず、若手だベテランだという理由で 起用するべきではないのかもしれませんが、元々選手層は厚くない札幌ですから、 選手層を厚くしていく工夫はしていかなければいけません。 それに箕輪は川崎Fからのレンタル移籍で、 箕輪が居るうちに試合で彼の技術を若手に吸収して欲しいとも思います。 当然、CBのポジション争いがもっと熾烈であることが前提で、 仏の顔も三度までではないですが、同じミスを繰り返すようなら、 (※どこまで我慢して使い続けるかは、難しい判断でしょうけれど・・・) そこまで温くする必要はないしレギュラーが代わることは当たり前だと思います。 さらに、もう一つミスをして途中交代させても 次の試合で柴田を使い続けることには意味があると思うのです。 これには、「今回なぜ途中交代させられたのか」ということを柴田自身が その理由を把握して、失敗を繰り返さないよう反省するということが大前提なのですが、 ミスをしても使い続けることで、若手がミスを恐れずに 積極的なプレーをすることが出来るきっかけになるからです。 レギュラーに抜擢された若手選手というのは、往々にして監督の指示を忠実に実行して せっかく勝ち取った監督の信頼を失わないように慎重にプレイしようとします。 しかし、その結果、プレーがミスをしまいとして消極的なものになってしまいがちです。 今まで、当ブログで何度か指摘してきましたが、 個で劣る札幌が積極性まで失ってしまっては勝てる試合も勝てません。 したがって、若手が積極的にプレーできる状況を作り出すことが必要だと思うからです。 平均年齢が若い札幌は、トップチームであっても人材を育てながら 試合を戦っていかねばなりません。ミスをして交代させることはいいのですが、 (※今までのミスをしても代えられない状況が異常であって、これが本来の姿だと思うので。) それで結果的に選手が萎縮してしまっては、選手の成長につながりません。 三浦監督は、若手を我慢してつかっているし選手のモチベーションの管理は 上手い監督だと思いますが、この降格の危機という余裕のない緊急事態であればこそ、 ミスをしても使い続ける起用が必要だと思います。 現メジャーリーガーの福留選手が、以前インタビューで自分が新人の頃ミスをたくさんしたのは、 ミスをすると分かっていて起用する監督が悪いと言っていました(笑)。 (※今は名外野手ですが、彼は新人の頃、ショートでエラーを重ねていました。) 選手にもそれくらいの図太さは必要なのかもしれませんけれど(笑)。
2008年07月06日
前半先制され、セットプレイからダヴィが頭で同点、前半終了間際追加点を許し1-2で折り返し、 後半、池内のまたもセットプレイで追いついて2-2の引き分け。 気になったところをいくつか。 【J1:第15節 札幌 vs 清水】レポート:今季初めて厚別競技場で行なわれた試合は白熱のドローゲーム。双方がレベルアップを印象づけた。 [ J's GOAL ] で、中山の左SH起用は、ロングボールのターゲットとしてサイドでの 攻撃の起点になる意図があったと書いているが、 中山の左SHでの先発は、相手の右サイドのマルコス・アウレリオとマルコス・パウロの 両外国人の攻撃力を封じるための起用であったと思う。 中山のSH起用は守備面で効果はあるが、フォローがないと一人でどうにかできる選手ではないので、 やはりサイドから縦への突破が弱く攻撃面でつらい印象。 ただ、クライトンのざる守備をカバーするために守備力のある中盤を3人並べるというシステムが、 機能しそうな気はしたかも(笑)。 また、クライトンはセットプレイから2アシストも、守備で穴をあけて「諸刃の剣」である事態には変化なし。 さらに、運動量も少なくなってきており、次節、累積で出場停止も良い休暇になれば・・・(・・;) また、CHを含めたゾーンディフェンスの守備の連携の確認をするには、 クライトン抜きで試合をした方が良いとプラス思考に考えたいところ。 【J1:第15節 札幌 vs 清水】三浦俊也監督(札幌)記者会見コメント [ J's GOAL ] >Q:流れの中での攻撃の質についてはどう評価しているか。 >「まあクロスは上がっていましたし、相手もセンターバックは強いですから、 >鹿島を相手に引き分けられるという相手から2点取ったということは評価できると思います。 >それを、流れの中から点が取れないと言ってしまえば、 >日本代表にも同じことが言えることになってしまいますし」 この日本代表にも同じことが言えるというのは、個人的には全く納得できないですね(笑) 相手のCBが強いのにアイデアなしにクロスをいくら入れたって得点の可能性は低いでしょう。 流れの中で攻撃して得点を取るアイデアがないは、「監督の無能さ」を自ら 立証してるだけだと私は思うのですが・・・(・・;) 確かに、流れの中の1点もセットプレイの1点も1点には変わらないのですが、 得点チャンスになり得る相手ゴール近くでのセットプレイを多くするためにも、 相手のゴール前までボールを運ぶ方法論というものは必要になってくるはずだと思うので。
2008年07月04日
ヨーロッパから極東に位置するこの国では、どうもサッカーに関しては 世界のトレンドから乗り遅れている。初出場のフランス大会はまだしも、 トルシエのフラット3(※彼はもうフラット3はやっていない(笑))にはじまって、 ジーコの中盤にタレントをただ並べただけのサッカー。 黄金のカルテットってあなたの現役時代じゃないですかと・・・(・・;) 札幌のHFCの運営もそうだが、前の代の総括をちゃんとしないと それが生かされずに後任が選ばれることになる。 そして、やっとまともな人選だったオシムだったが・・・。 以前、当ブログでもちょろっと紹介したサッカーマガジン元編集長の千野圭一さんのコラム↓。 スペイン、ロシア!日本では活かされないEUROの教訓 まあ、今回もかなり辛口ですが面白かったので、ちょっと抜粋します。 >「日本にはフェルナンド・トーレスがいない」では >お馬鹿指導者の発言になってしまうから気をつけたほうがいい。 ジーコ、かわいそう(笑)。 2006年ドイツW杯のグループリーグ敗退後に、 「日本にロナウドがいれば勝てた」と発言したのは有名な話。そんな化け物が、最初からいたら苦労しねーよ(笑)。そんなジーコもトルコでは、フェネルバフチェのチャンピオンズリーグの活躍によって 多分、名監督なんだろうな(笑)。 >やっぱり、守り倒す、岡田流で、きわどく最終予選を戦っていくのか、 >初秋から晩秋、そして真冬と続く、今回の予選では季節はずれの汗をたくさんかきそうだ。 >それも冷や汗だが。 き、きついw >さて、では欧州選手権の教訓は? これまでもずっと、大会ごとのテクニカル・スタディは示されるが、 >いつも結論を導くことを避け、いつの間にかうやむや。これだから日本には優秀な指導者が育たない、で幕引き。 千野さんは、優勝したスペインもヒディングもオシムも「走る」ことが共通点であるとしている。 スペインは違うが個で勝る選手がいなければ、相手より走らなければ勝てるはずはない。 スペインの場合にしても、パスを無意味に回すのではなく有機的に回すには、 常に良いポジションにいるために走らなければならない。 オシム時代の千葉が強かったのは、相手よりも走り倒したからだ。 (やはり個で劣る札幌も相手より走り倒さねば勝てないだろう。 札幌が現状でハードワークしていないというつもりはない。だが、もっともっとやって欲しい。) >で、結局、ロシアやスペインが良いサッカーを見せて、 >日本にも教訓になりそうなのにと周りが促しても、それだけで終わる。だから進歩などありえない。 良いところは、何でも学ぶべき。 >オシムさんもEURO08を視察されたようだ。その話を聞いてみたいし、 >本当に回復を祈って、代表監督に戻って欲しいという思いが強くなっている。 オシムは稀有で得がたい監督だ。 結果的にではあるが、90年代のユーゴの民族紛争が、 今の彼を生み出してしまったとすれば、それは歴史の皮肉でしかない。 そして、オシムのような経験をした監督を2度と出してはいけない。 彼を引き継ぐ監督は、多分誰であっても難しいだろう。 世界のトップの監督と日本のトップの監督のサッカーの違いを嘆いても それが現実なのだから仕方がないのかもしれない・・・(・・;) しかし、オシム復帰待望論があるのはわかるが、彼が復帰したとしても、 岡田さんにも意地があるだろうから、それこそ予選敗退の危機にでもならない限りは、 監督をすんなり譲るとも思えないのです・・・(笑)。
2008年07月03日
クライトンのトップ下起用や3-5-2支持の多さを見るにつけ、 日本では、キャプテン翼の影響もあってか、未だにトップ下信仰が強いのだなと感じます。 しかし、トップ下は世界的に見ると過去の遺物になりつつあります。 前目の中央というのは、相手のプレッシャーを最もうけやすい場所なので、 ボールをもらっても相手のプレッシャーにあって上手く機能しないことが多いのです。 従って、現在は相手のプレッシャーの少ないサイドや守備的MFが 攻撃の起点になっているわけです。 ロナウジーニョは、バルセロナで3トップの左ウイング、C・ロナウドは、 マンチェスターUで、中盤の両SH、ACミランのピルロは、ボランチ(レジスタ)、 リバプールのジェラードは、CHなどなど・・・。 そして、昨今のバルセロナ凋落の一因が、 ロナウジーニョの守備の貢献不足が原因であったと言われています。 本来3トップは、高めにそして両翼にワイド張ることで 相手の両SBが上がるのをけん制するのですが、 ロナウジーニョは、左サイドから中央に流れてきて左サイドにスペースができます。 そうなると、相手の右SBはノープレッシャーになり上がり放題の状況になるのです。 サイドで数的不利を作ると必ずそこからサイド攻撃されます。 例え、ロナウジーニョであっても、守備はしなければいけないということです。 また、トップ下の選手は、「ファンタジスタ」とか「司令塔」とか「ゲームメーカー」といわれ、 試合をつくっているように日本では言われますが、実際の彼らは得点感覚にも優れています。 事実、ロベルト・バッジョ、ルイ・コスタ、ジダンなどは、優秀なストライカーでもありました。 (おそらくジダンが、最後の典型的なトップ下だと思うのですが、 彼は強烈なプレッシャーを跳ね除けるだけのフィジカルも強かった。 2002年W杯は怪我の影響で活躍できなかったのも道理だったのかもしれません。) 日本は、中盤の選手が得点をとらなくてもあまり批判を受けませんが、 クライトンのゲームメイク力は評価しますが、ストライカーとしては?です。 よって、クライトンに得点よりもゲームメイクに期待するなら、 やはりCHかサイドの方が起点としては、より機能するはずです。 これまでの理由から、クライトンのトップ下の起用も そこまで上手くいくと私は思っていません。 日本人として、クライトンがトップ下が合うと判断する感覚はわかりますが、 機能するかどうかは、また別の問題です。 現実的な解決策は、やはり、彼にもCHの位置でもっと守備を求めるべきです。 そうでなければ、残念ながらチームにフィットすることはないし、常に クライトンのフォローを誰かがしなければならないというリスクを負うことになります。 (※思いつきですが、箕輪を芳賀の代わりに入れるというのもありかもしれませんね(笑)。) それに、アンデルソンが加入したことで、課題であった前でタメを作ることが出来るようになったので、 今までのようにクライトンに自由にしてもらってボールをキープすることから チームのバランスを見直す時期に来ているのかもしれません。 いずれにせよ、現状だと、クライトンが諸刃の剣になっています。 (※ちなみに中山のSH起用は、勝っている時の逃げ切り策としては理解できますが、 根本的な解決策としてはあまり良いと思えません・・・(・・;))
2008年07月02日
相互リンクをしていますフラッ太さんが、 みうみう頑固とわかっちゃいるが それでも書かずば落ち着けぬ。 というシステムの記事を書いていたので、対抗して書きます(笑)。コメント書くと長くなりそうだったので、こっちに書いたという(笑)。まあ、そもそもシステムは、強いチームならばそんな拘らなくていい。 なぜなら、選手が優秀ならどうやっても強いから(笑)。 だから、弱いチームこそシステムや戦術を工夫することで、 強いチームに対抗していかねばならない。 これこそ、監督の存在意義。ですから、戦術で勝つことは監督冥利に尽きるでしょうね。 で、現在札幌は4-4-2で中盤をフラットに並べて、この3ラインで 均等に自陣を分割したエリアを守るという徹底したゾーンディフェンスをしています。 この戦術でキーになるのは、CH(セントラルハーフ)(=ボランチ)の二人です。 現状、クライトンが守備面では機能していないので、守備は芳賀がほとんどしています。 なので、芳賀の攻撃参加が少ないという記事も散見しますが、今の状態で芳賀が 攻撃参加すると守備がもっとざるになるか、運動量が多すぎて芳賀が死にます(笑)。 このクライトンのCHをどう考えるかです。札幌のバイタルエリアおよび中央からの攻めに脆いのは、 ボランチのところでうまく止められていないことが大きな原因だからです。 芳賀は運動量はありますが、決して当たりが強い選手ではありません。 屈強なJ1のFWにぶっ飛ばされているのを散見しています・・・(・・;) ただ、芳賀が悪いというわけではなくて、真ん中を一人でカバーするのは、 よっぽどすごい選手じゃないと無理です。 昨季のJ2では、ここに守備的なCH(ボランチ)を2枚置いたので崩壊しませんでしたが、 今季は、J1に上がって相手の攻撃力が増したのに、 実質CHが1枚に減ったので、そこが弱くなっているのだと思うのです。 なので、クライトンをどうするかなのだと思うのです。 クライトンの攻撃面での貢献を疑問視する気はありませんが、守備面での貢献は疑問です。 アンデルソンが、トップである程度球を収めることができると判明したので、 このままクライトンをCHで使い続けるなら、もっとクライトンも守備をする必要があります。 もしくは、クライトンはあくまで守備より攻撃重視なら、芳賀よりもフィジカルの強いCH、 マーカス、大塚あたりをいれるか、クライトンが現状このまま、たまに守備の攻撃メインなら いっそのこと前にあげるかサイドに置くかして、CHからははずすべきです。 そうしないと中央から崩されたりバイタルエリアが危険な状況は、 ボランチが止めきれていないことが原因なのでこのままだと改善されない。 以上の現状分析を踏まえてシステム変更を考えると、クライトンに 今より守備を求めるならそのまま4-4-2でいいことになる(笑)。 また、クライトンを前にあげるなら4-3-3ということになります。 ただ、4-3-3にして、中盤の3が真ん中に絞って中を固めると 今度は両サイドが薄くなるのが心配なら、4-2-3-1or4-4-1-1にするとします。 ただ、4-2-3-1or4-4-1-1だとクライトンは2列目から飛び出すとか 突破するのに優れた選手ではないので、中盤のサイドに置くのは疑問なので、トップ下。 トップの1は、ポストプレイのできるアンデルソンで決まり。 となると、今度はダヴィが問題になってきます。 ダヴィにサイドで守備をしろということになります。これもかなり疑問ですが(笑)、 ダヴィがサイドで守備をするというなら、4-2-3-1もありだと思います。 で、結局、選手の適正を考えると4-4-2がベストかもしれないという堂々巡りに終わったかも(笑)。 クライトンに守備をもっとさせるか、CH(=ボランチ)にいい選手を補強するか、大塚の復帰を待つか、 芳賀とマーカスでターンオーバーにして持ちこたえてもらうか・・・。 この辺りが、妥当かつ現実的なのでは?(笑)
2008年07月01日
早速、箕輪がDFラインで話し合ったようですね。(今日の道新↓) 箕輪サミットで守備立て直し 5日、厚別初戦 彼のDFとしての能力に疑う余地はありませんが、彼の加入効果は、他にもありそうです。 >G大阪戦のハーフタイムも箕輪が守り方や自らの特徴を生かすための提案を行い、修正できた面もあった。 札幌にこういう選手がもっと増えると、 三浦式ゾーンディフェンスももっと機能すると思うのですが・・・(・・;) そもそも、入りたての箕輪選手にアドバイスされているということは、 彼もすごいですけど、今までのDFラインは何をしてきたのかと思いたくもなります。 まあ、そこが経験のある選手とない選手の違いでもあるのでしょう。 オシムの言葉で、「アイデアのない人はサッカーはできるが、サッカー選手にはなれない。」 と語っていたのを思い出します。自分で考えて動けない選手は、プロにはなれない。 三浦式ゾーンは、おそらく監督から言われたことをやっていただけでは、 臨機応変に対応できないのだと思うのです。どのタイミングで選手に付き どこまでマークして、どこで相手を放すか、相手が二人来たらどうするかなどなど・・・ そして、監督の要求を100%満たそうと思えば、自分で相手の意図を考えて見抜くか、 自分から質問することが必要です。そうでもしないとサッカーに限らず何でもそうですが、 言葉はコミュニケーションのツールとしては不完全なので、お互いがニュータイプにでもならない限りは、お互いの理解は深まりません(笑)。 箕輪選手の加入によって、コミュニケーションが増えお互いの共通理解が増えるといいのですが・・・。 それにしても、プレー以外でも本当にいい選手を獲得しましたね。 レンタルといわずこのまま居てチームにいい影響を与えて欲しい・・・(・・;)
〇今日の気になるニュース 東京Vがトリノ退団の元日本代表大黒獲得 大黒がJリーグに戻ってきますか。 札幌に一時在籍したこともある選手なだけに、動向が気になっていました。 で、緑ですかっ。でも、緑は前で3人外国人を使ってますし、どこで使う気なんですかね・・・(・・;) 控え候補に4000万も使うわきゃないだろうし、かといって あのブラジル人トリオから誰かを外すとなると起用を巡って一悶着ありそうだし・・・(・・;) まあ、こっちとしては迷走してもらった方が助かりますが!(笑)
プロフィール
当ブログは、ただのサッカー好きが、地元北海道のプロサッカーチームであるコンサドーレ札幌の情報を中心に、サッカーの話やそうでないものをチラシの裏的に書いたものです。 “whiteowl”の由来は、“ドーレくん”から何となく。 特に、サッカーの戦術やプレーに興味があり、他のスポーツも観ます。空手は、黒帯。 最近は、気分転換も含めて、スタジアムの色々なこところで観てます。 始めは純粋にサッカーだけに興味があったのですが、このチームは経営がもっとしっかりしないと強くならないと感じるようになってからは、HFCの経営に関する記事も書いてます。 尚、記事が長いのはデフォルトです(-"-;A ... コメントについて: 当ブログでは、長文コメント大歓迎です。 頂いたコメントに、すぐ反応できない場合が多くて申し訳ないのですが、極力返事をする方針です。 ただし、感情的なコメント、悪意が感じられるものについては、スルーするかブログ主権限において削除する場合があります。 ※当ブログはリンクフリーですが、コメント欄にでもこそっと書き込んで頂けると嬉しいです。
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